2023/04/28 - 2023/04/28
221位(同エリア307件中)
まりも母さん
先週のクマガイソウに引き続き 今週も山野草のお花に会いに出かけました。
花の咲くタイミングに出かけられてラッキーです。
でもねぇ「これが見たかった!」と言う状態のお花に会えるかどうか?は・・・。
大好きな花に会えた幸せと ダメか~もあった
南会津遠征の一日です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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-
4月末。明日からはゴールデンウィークと言う金曜日。
目指すのは福島県南会津町
進むのは国道121号。去年の秋も来たよね・・・。
半年ぶりの南会津となります。
お山はまだ枯れ木が目立つ様子。
やはり みちのくの春は遅いのですね。 -
自宅から目的地まで3時間はかかるんよ~。遠いわ~。
関東ではとっくのとうに終わってしまっているコブシの花が満開でした。 -
目的地直前では桜の花まで!
多分、ヤマザクラでしょうが まだまだたくさん咲いています。
4月末から5月初旬 東北地方や少し標高の高い所に来ると
もう一回お花見が出来ちゃうのは ちょっと得した気分です。 -
道路脇に看板が見えました。
「シラネアオイ園」
個人で整備された手作りの植物園です。
この看板の所から坂道を登ると 駐車場が用意されています。
(駐車場はP1~3まであります。混雑していなければP1へ) -
小屋の建物が見えたので そこにいらっしゃった方にお声を掛けると
「受付はあちらの小さい小屋になります」と。
手前の小屋は窯のある 陶芸教室の小屋でした。 -
屋根に苔がびっしり生えた 風景に溶け込むかわいい小屋が受付。
柵や小屋 全て園内の間伐材で手作りされているそうです。
小屋の女性に 入園料一人500円を払い 園内マップを頂きます。
ざっと 今咲いているお花、特にシラネアオイの状況など説明を聞きます。 -
後は 園内自由に散策し 植物を観察・・・する訳です。
小屋の脇に さっそくシラネアオイ発見!
なにせ、名前にある通り ここ一番の「ウリ」ですからね。
まだそんなに大きくない株だけど きれいにいくつもの花が咲いています! -
園内はこんな感じ。
大きな木の根元あたりに山野草が植えてある感じ。
間伐材のフェンスで散策路が作られています。
頂いた 園内マップを見ながら 今見られるお花を探します。 -
受付に近い「山の花園」エリアに まずシラネアオイの群生があります。
ただ、今年は 直前に霜が降りて
このエリアのお花は痛んでしまったモノもあると 聞きました。
いやいや 十分きれいに咲いているのがいっぱいありましたよ。
山で野生のシラネアオイを見たこともありますが
野生ではもっとお花が少なかったり、葉っぱばかりだったりも。 -
と、白いお花が咲いているのが見えます。
あれは!私が大好きな ヤマシャクヤクでは!?
野生のヤマシャクヤクは まだ出会ったことがありません。
初めて見たのは赤城自然園でした。
一目で好きになっちゃいましたよ。
久しぶりの再会。手前はまだ日影になっていたので 写真は後で撮ることにしよう。 -
ヤマシャクヤクが咲いていたのはこの休憩所前あたり。
休憩所にはお茶の用意があり 好きに使えるようになっていました。
(花の種なども売られています)
建物の前には売店コーナー。 -
売店コーナーの前あたり 小川が流れ 色々な花がみつかります。
イカリソウ。
これは、うっすらピンクがかっているとてもかわいい花でした。 -
極小のお花もありました。
多分 セントウソウ。
今日は忘れずにレンズも持参しました。
レンズで拡大して見ると 小さいなお花のかわいさに見惚れます。 -
お花を探しつつ歩きます。
ヒトリシズカが 一人ではなく~沢山集まってました。 -
そして シラネアオイはあちこちに。
これはきれいな一輪。
いやぁ~実は 同じような写真 撮りまくりで どれを選んでいいのか判らない位。
近所のお庭に咲くような花ではないから
めったに会えないのもあり 撮りまくっちゃうよね~。 -
そんな ちーとも先に行けない 牛歩ペースで道を進み 斜面を小川が流れるエリアに入って来ました。
「沢の小道」と名付けられたエリア。
そこにありました!見たかったお花サンカヨウ!
流れの脇 大きな葉っぱの真ん中から小さな白いお花がいくつも咲いています。
花びらの白さと形 楚々とした美しさ。
会いたかったお花です。 -
これはまだ葉っぱが開ききっていないサンカヨウ。
お花が先に開いていくみたいですね。
サンカヨウは、水に濡れると 花びらが ガラス細工みたいに透明になるのが知られた
不思議な花です。
探してみましたよ。そんな透明になっているお花を。
でもねぇ ありませんでした。
霧吹きで水をかければ そうなるのなら 霧吹きを持参しますけど
そんなんじゃダメです。
雨や深い霧が数日続き ゆっくり水分が浸透するのと 短い開花期があう と言った
条件が揃わないと 透明な花弁の美しい状態は見られないのだそう。
水辺に咲いてる位じゃ~全然ダメなんですね。
あ~見たかった~~。
残念だけど・・・これはいつか見られる事を願う 宿題のひとつとしよう。 -
この小さな白い花はワサビ。
この沢にはサンカヨウとワサビ 白いお花が沢山咲いていましたよ。 -
水辺の好きなリュウキンカも。
尾瀬で沢山見た花ですね。 -
サンカヨウが咲く沢の場所は こんなV字谷状の場所でした。
今日は連休前の平日で園内 かなり空いています。
周りにはほぼ人も居なくて 居ても2.3人のグループがひとつって感じ。
この空いてて ゆっくり~じっくり~見て歩けるのも良かったです。 -
谷の奥まで歩くと今度は急な道を登り返し。
山歩きの格好で来たので問題ない。
その斜面にユキワリソウ。
ユキワリソウも不思議な花ですね。
色や花びら(正しくはガク片)が丸いとか長細いとか 色々あるんですよね。
園芸種で交配した物も多いそうですが
山野で見るのも 様々ですもんね。 -
園内で一番高所になるあたり。
この斜面にもたくさんのシラネアオイ。
柵で園内と外の林が分けられています。
和名のシラネアオイは 日光白根山に多くあった事からの名です。
でも、日光白根山のシラネアオイの多くは鹿の食害によって失われてしまったそう。
ここでも鹿に食べられないように 間伐材の柵がぐるっと外周を囲ってあるのです。 -
シラネアオイ 初めて見たのは確か尾瀬。
赤城自然園にも 手入れされ 増やしたシラネアオイの群落を見に行ったことがあります。
少しムラサキがかったブルーが美しい花。
受付で 霜にあたって痛んだ苗もありますが 奥の杉林の方にはきれいなのがあります。と
言われた通り
杉林の東屋近くに 沢山 咲き始めの株がありました。 -
このシラネアオイ園 現園長の星さんのお父様が長い時間をかけて作られたものだそう。
4月から7月に開園していて 入園料は季節ごとに500円から無料。
秋にはキノコ狩りもできるそうです。
写真撮影や飲食も 個人の良識的な判断で許されています。
つまりは、マナー以上に充分注意して 利用させて頂くつもり。
先週訪ねた 佐野市の植物園も こちらも 大変な管理のお手間の上で成り立っています。
こうして すばらしい植物を見せて頂ける事に感謝です。 -
最後の「杉林」のエリアに入って来ました。
杉林をいくらか間引いて その下に色々な植物が植えられています。
名札表記のあるものも多くあります。
この面白い形の葉っぱは・・・
モミジガサ。まさに傘みたいな葉っぱ。
これはずっとこの形なのではなく、出始めの時だけ こんな風だとか。
とても良く似たヤブレガサと言うのもあり まりも母には違いが判らないのだけど~。
ここには表記があったので、 モミジガサなのだと思う。 -
杉林を切り開いて作られたエリア。切株も多数。
高低差のある散策路を縫うように地面ガン見で歩けば
様々な植物とお花が出迎えてくれます。 -
これは見たこと無いぞー!と 観察していたら
他のお客さんが「オサバグサだって。あそこに書いてありますよ」と教えてくれた。
ありました名札。中にはかわいいイラスト付きの名札もありましたね。
筬葉草 って書くのだそう。オサって??と思ったら
シダ状の葉っぱが 機織機の筬に似ているからの名だって。
なるほど~。和名って面白いですよね。
今 朝ドラ 牧野富太郎先生がモデルのお話ですが、
和名の由来も 面白かったりしますね。 -
杉林のエリア 真ん中あたりにこの植物が。
これは トガクシソウ。 -
朝ドラ「らんまん」でも 実話からのエピソードとして登場した
日本植物学会の黎明期 学名をめぐって 事件があった いわくつきの植物。
そんな 人間のいざこざは植物には関係なく
トガクシソウは木立の下に静かに咲いていましたよ。 -
小さな水の流れに たまに ししおどしの音も。
この湿った場所にはクリンソウが咲く予定。 -
ツバメオモト。
葉っぱの緑がすがすがしい。 -
これは、先週見てきた クマガイソウの咲き始め。
まだ扇形の葉はプリーツみたいに畳まれて開く前。
ふっくらしたお花もこれから丸くなっていくのですね。
クマガイソウ 一斉に咲くのか?先週はこんな状態のものは ひとつも見ませんでしたねぇ。 -
一番奥まで行ったので 歩いていない道を通りつつ戻ります。
「山の花園」エリア 高い場所に小屋がありました。
畳敷の座敷のある小屋。
縁側にお茶の支度があり、 来園者が休憩できる場所になっています。
ありがたい心遣いです。 -
敷地は高低差があり 高い場所から見ると
桜の枝越しに南会津の山々が。
下の桜は 花いっぱいの様子。 -
ヤマシャクヤクの沢山咲く場所もありました。
美しく咲いた一輪。
この丸い花びら なんともかわいらしい。
黄色のオシベも開ききった様子。
ヤマシャクヤクが見られたのも 遠くまで来た甲斐があったと うれしくなりました。 -
ヤマシャクヤクのつぼみ。
赤城自然園より沢山見られたかも。
開花シーズンはもっと遅くて6月以降らしいですが ここにはベニバナヤマシャクヤクってのも咲くそう。
ピンクのヤマシャクヤク。
絶滅危惧種で出会うのは難しそう。 そんな花も見に来てみたいです。 -
そして、ここには白いシラネアオイもあるのです。
シロバナシラネアオイ。
「山の花園」エリアに白花群生として囲われた中に咲いていました。
ちょっと遠くて 写真は良く撮れなかったけど。
白もあるんだ~。珍しいそうで、初めて見ました。
ここでも売られているようですが、
帰りに道の駅でも苗を売っているのを見ましたよ。
青いシラネアオイより白の方がお値段高かったですね。 -
入口近くの休憩所まで戻ってきました。
休憩所前の株の販売コーナー。
かわいい花の苗を買いたくなりますが~。
うちの庭の環境だと 山野草はすぐダメになりそうで手が出ませんわ・・・。 -
朝 最初に見たヤマシャクヤク。
こんなに沢山咲いてました。
シラネアオイは大満足。
ヤマシャクヤクもいっぱい見られて 大大満足。
サンカヨウは・・・透明化してるのが見られなくて残念でした。
これは、又いつかに取っておく。
自生のものは 盗掘もあったり 探すのも大変で そうそうお目にかかれないですから
こうして見せて頂けて 今週も有難く楽しませて頂きました。 -
駐車場に戻ると車も結構いっぱい。
来た時は~まだ1台しか停まっていなかったような。
この後、 道路の所に山野草観察会 みたいな札のあるバスも来ていましたよ。
この植物園 山野草好きには かなり楽しめる所ですね。 -
お昼時間も過ぎたので、近くの飲食店を検索。
戻る途中田島で 「こまつや珈琲店」というお店を見つけて行ってみました。 -
2008年にご夫婦で始めたという小さなお店。
お店の前に車はなんとか 2.3台停められる感じ。
2019年リニューアルオープンしたのだそう。 -
私はエビピラフとコーヒーのセット。
ダンナはドライカレーとコーヒーのセット。
ちょっと昔の喫茶店ランチっぽいメニューがエモい?
御年輩のご夫婦の手作り感あるお店で のんびりランチが過ごせました。 -
国道121号から見える 山王川橋梁 昭和28年(1953)完成
9連アーチの 会津鉄道のめがね橋。
おまけに レトロな橋梁もチェック。
今日も大好きなお花 はじめましてのお花に会う事が出来ました。
特に 山野草は自然にあるものに出会うのは難しい事もあるので
植物園でしょ?なんて考えは私は持っていません。
有難く見せて頂ける事に感謝です。
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