2021/10/20 - 2021/10/26
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piglet2017さん
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この旅行記のスケジュール
2021/10/21
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コロナ禍の2年目は、奈良の世界遺産巡りをしました。
2日目に訪れた世界遺産、薬師寺は、皇后讃良皇女の病気が治りますようにと、天武天皇が発願、その後、女帝として即位した持統天皇が造営を引き継ぎ、完成させたものです。境内の東院堂は、女帝元正天皇の妹で、長屋王の妃だった吉備内親王が母の元明天皇の冥福を祈って建立したものでした。続いて訪れた世界遺産、唐招提寺の入口、南大門には、女帝、孝謙天皇直筆の扁額が掲げられていました。
先日発表された男女平等ランキング 2023では、125位にまで順位を落とした日本が、急速に変化していく世界にどんどん取り残されていく不都合な現状が鮮明となりました。古代の女帝たちの時代なら、どんな結果になったのでしょうか。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
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興福寺が監修した粕汁が朝食でいただけるということで、ホテル日航奈良に宿泊しました。「柿の葉すし本舗たなか」の柿の葉寿司もありました。
レストラン セリーナ グルメ・レストラン
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近鉄橿原線で、西の京へ向かいます。
近鉄橿原線 乗り物
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薬師寺参拝前に、古来からの作法に則って、薬師寺を守護している鎮守神が鎮座する休ケ岡八幡宮を、お参りします。
休ケ岡八幡宮 寺・神社・教会
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旅行前の予習として、『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』というドキュメント動画を視聴しました。西岡氏が棟梁として再建した回廊と西塔が見えてきました。
薬師寺 寺・神社・教会
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東塔は天武天皇と持統天皇の永遠のパートナーシップを象徴。
頂上では飛天が舞い、大小の屋根の重なりが拍子を取るかのようにリズミカル。薬師寺 寺・神社・教会
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西僧坊に、東塔を千年以上、災いから守ってきた水煙が展示されていました。
薬師寺 寺・神社・教会
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花かごや蓮の蕾を持って、頭を下にして降りてくる飛天たち。
塔のてっぺんにあり、地上からはなかなか見えない場所に、古代の人々の祈りがこめられた装飾が施されていることに驚きました。薬師寺 寺・神社・教会
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天武天皇が発願、持統天皇が事業を引き継いで完成させたという薬師寺の記録。漢字だけで書かれています。
薬師寺 寺・神社・教会
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1981年に再建された西塔。
宮大工の西岡氏によれば、木材が乾燥して次第に収縮していく点を考慮、500年後には二つの塔が同じ高さになるよう、東塔より30センチ高くしてあるそうです。薬師寺 寺・神社・教会
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白鳳時代の塔を復元、目にも鮮やかな仕上がりです。
薬師寺 寺・神社・教会
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金色の飾り金具は、小鳥の休憩所にもなっています。
薬師寺 寺・神社・教会
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1976年に復元再現された金堂。
その後、西塔、中門、回廊、大講堂、食堂と、白鳳伽藍が次々に再建され、白鳳時代の雰囲気が追体験できる見所の多いお寺となっていました。薬師寺 寺・神社・教会
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薬師如来坐像台座のレプリカも展示されていました。
国宝である本物の台座は隅々まで見ることは難しいので、レプリカ展示は歓迎です。薬師寺 寺・神社・教会
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一見したところでは、青龍かと見間違えてしまうほど、首や胴が長い白虎
薬師寺 寺・神社・教会
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薬師如来を下から支えているインドの鬼神たち
薬師寺 寺・神社・教会
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西ノ京を訪れた木曜日は定休日の食事処が多く、線路の向こう側の「薬膳カフェ奈里」に行ってみましたが、貸切で入店できませんでした。仕方なく、墨の資料館から再びお寺側へ線路を渡ろうと歩いていた時に、境内を通り抜けることになった神社です。境内から入口の鳥居に向かうことになりましたが、鳥居のすぐ前が線路で、びっくりしました。
養天満神社 寺・神社・教会
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唐招提寺方面へ向かっていると、営業しているレストラン「大納言」がありました。メニューは英語でも表記されていて、コロナ前はインバウンド客で賑わっていたのかもしれません。
天ぷらうどん。レストラン 大納言 グルメ・レストラン
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にぎわいうどん
Topped with mixed Vegetable tempura, kitsune, seeweedとなっていました。レストラン 大納言 グルメ・レストラン
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食後のデザートに、ミニわらび餅もいただきました。
レストラン 大納言 グルメ・レストラン
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長屋王が唐の僧に贈った仏教への信仰を示す漢詩を刺繍した袈裟を見て、日本に行くことを決意した鑑真ゆかりのお寺、唐招提寺。
『天平の甍』に出てきた鴟尾が屋根を飾る金堂です。唐招提寺 寺・神社・教会
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唐招提寺の入口、南大門には、古代の最後の女帝、孝謙天皇直筆の扁額が掲げられていました。本物の奈良時代の扁額と、本物の金堂の鴟尾は、新宝蔵で見ることができました。新宝蔵には、「唐招提寺のトルソー」と呼ばれている如来形立像もありました。
唐招提寺 寺・神社・教会
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苔が生えた林の中にある鑑真の御廟まで足をのばしてから帰ってくると、国宝・金亀舎利塔が、礼堂の東側の廊下に運ばれてきました。鑑真が唐から持参した仏舎利が、嵐で海に落ちてしまったのを亀が拾い上げ、甲羅にのせて無事に鑑真に手渡したというエピソードを表現したものです。
最初に僧侶たちが一列に並んで、一人ずつ舎利塔を拝んでから、興味深そうに舎利壺を眺めている様子を、次に、礼堂の特別公開先着10人限定に参加した一般参拝者が、僧侶から説明を受けながら、やはり興味深そうに舎利壺を眺める様子を、地上から拝見しました。複数のテレビ局が盛んに撮影を行っているので、記念に一枚撮影、拡大してみると、確かに亀の背中に白瑠璃舎利壺らしきものがのせられているのが見えました。白瑠璃舎利壺は、鑑真和上が唐から持ってこられたペルシャ製ガラス壺なんだそうです。困難な航海で、割れることなく日本に到着したのは、本当に奇跡です。唐招提寺 寺・神社・教会
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2日目の世界遺産見学を終え、近鉄奈良駅まで戻ります。駅構内にあった「たまうさぎ」で、きなこだんごを購入、夕食後にホテルでいただきました。食べ始めると2本3本と魔法みたいに食べ進んでしまう、極上きなこだんごでした。
きなこだんご たまうさぎ 近鉄奈良駅 グルメ・レストラン
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東向商店街にあった「奈良小鹿」で、小鹿モチーフのゴーフルのようなおせんべいをお土産に購入。
奈良小鹿 グルメ・レストラン
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夕食は、釜めし専門店「志津香」へ。
奈良七種釜めし(海老、蟹、穴子、鶏肉、ゴボウ、人参、竹の子)。
穴子は、conger eel、メニューで英語の勉強もできます。志津香 大宮店 グルメ・レストラン
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秋のおすすめ、栗しめじ釜めし。
お手頃な価格で、夕食がいただけるおすすめのお店です。
帰り道の夜空には、丸い月が浮かんでいました。夕方に買っておいた、たまうさぎのお団子を食べるのにぴったりの日でした。志津香 大宮店 グルメ・レストラン
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