2023年初夏　阿蘇・桜島2つの活火山を巡る３日間（1日目：震災復興中の熊本城）

2023/05/23 - 2023/05/25

この春にリニューアルし、一度行ってみたかった熊本空港。
ちょうど、ANAの国内線片道7,000円セールが実施されたので、とりあえず往復の航空券を予約してしまいました（笑）

当初、熊本市内・阿蘇・天草を巡ろうかと思ったけど、天草は日程的に難しいので断念。
その代わり、乗ってみたかった九州新幹線で鹿児島の桜島に行ってみることにしました。

結果、思いがけず九州の2大活火山を巡る旅となったけど、迫力ある雄大な自然を堪能することができ、
大満足の3日間となりました。

ANA国内線片道7,000円セール
往路：5/23 NH643便 羽田09:45発→熊本11:30着
復路：5/25 NH650便 熊本20:35発→羽田22:15着

１日目：熊本城
２日目：阿蘇山
３日目：桜島

エリア 熊本市(熊本)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

出発当日、東京は雨。
羽田空港第2ターミナル到着後、いつもは展望デッキから眺める景色も、今回は屋内から。

平日の朝8時過ぎ、空港はそこそこ混雑。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

今回は、出発が9:45なので、ラウンジでのんびり朝ごはん。
ドリンクは、トマトジュースで健康的に。
出発が早いとラウンジでもバタバタしてしまうけど、今回はゆっくりできてよかった。

定刻よりも若干遅れて、羽田を出発！
地上は雨でも、上空は青空なのが、飛行機旅の良いところ。

四国の辺りまでは、眼下は雲に覆われていたけど、九州上空に来たら、雲が途切れ眼下の景色が見えるようになってきました。

熊本空港へは、一旦熊本市街地上空を通過し、有明海に出てUターン。
眼下には、綺麗に区画整理された畑が広がっていました。

そして、熊本城の上空を通過し、熊本空港に着陸！

荷物を受け取り、熊本空港の到着ロビーに出てきました。
つくりはシンプルだけど、天井も高く、白と黒を基調にしたシックなデザイン。

熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港

熊本空港からは空港リムジンバスに乗って、熊本桜町バスターミナルへ。
こちらも新しく、斬新なデザインの外観。
ショッピングモールやホテルも併設しており、これまでのバスターミナルのイメージとはまるで違う！

熊本桜町バスターミナル 乗り物

バスターミナル前の通りからは、早速熊本のシンボル熊本城が見え、期待値アップ！

熊本城を見に行く前に、腹ごしらえを。
市電の通る大通りをわたり、下通のアーケード街へ。

かなり広くて開放的な下通のアーケード街。
両サイドのお店は、チェーン店が多いかな。

今回ランチを食べたのは、紅蘭亭。
建物も新しく、板張りの外観がとてもオシャレ。
受付で番号を引き、30分ぐらい待ったかな。

紅蘭亭で有名なのは、熊本名物の太平燕（タイピーエン）。
春雨の麺で野菜もたっぷりと入っており、あっさりとして美味しかったです。

紅蘭亭 下通本店 グルメ・レストラン

さて、お腹もいっぱいになったし、いよいよ熊本城の見学へ。
まずは、坪井川に面して整備された遊歩道へ。

ここから眺められるのは、シンプルで美しい「長塀」。
国指定の重要文化財です。

熊本城の石垣。
2016年に起きた熊本地震の爪痕もまだまだ残っており、完全復旧までは時間がかかりそう。

天然のおほりにもなっている坪井川を渡り、熊本城内へ。

こちらもシートとモルタルで覆われた石垣の一部。
被害の大きさが分かります。

熊本城の入口までは、行幸坂を登っていきます。
Googleマップだと、平坦なように見えていたけど、さすがお城のある場所だけあり、高低差がかなりあります。

復興途中にある熊本城の見学は、このような空中遊歩道を歩いて天守閣まで向かいます。
平日は、南口から入る特別公開南ルート。

こちらも地震によって崩れた石垣とヒビが入った漆喰の壁が、生々しい。

完全復旧までは、まだまだ時間もお金もかかるな。

遊歩道から見えた熊本城天守閣の勇姿。
こちらは、いち早く復旧が終わり、もとの凛々しい姿を取り戻していました。

遊歩道は、こんな感じで高低差のある敷地の上にかけられています。

こちらの石垣は、地震で被害を受けなかったのかな。

崩れた石垣と階段。
その先に見える、熊本の市街地。

天守閣手前にある、本丸御殿の屋根。
外壁上部はシートに覆われ、全容が見られるは、もう少し先かな？

本丸御殿のちょうど真下にある「闇がり通路」。
太い梁により、しっかりと本丸御殿が支えられているのが分かります。
柱は、取り替えて新しそう。

熊本城本丸御殿 グルメ・レストラン

本丸御殿の「闇がり通路」を抜けると、目の前に現れた熊本城の天守閣！
漆黒の外壁がかっこいい！

熊本城 名所・史跡

天守閣に入る手前、こちらはかなり広範囲の石垣が崩れており、痛々しいです。

天守閣内部に入ると、かなりゴツい制振ダンパーがあったことに驚き。
最新の耐震技術で天守閣が守られていることが分かります。

天守閣内部は、プロジェクションマッピングを使った展示など、お城の内部とは思えない現代的なつくり。
こちらは、天守閣6階の展望フロア。
床も普通のフローリングなので、無垢板などの床だったらもう少し雰囲気があったと思いました。

展望フロアから熊本の街を一望。

天守閣の屋根瓦を入れて、もう一枚。

先程、真下を歩いた本丸御殿。
屋根だけ見ても、かなり希望の大きな建物であることが分かります。

こちらは、西側の熊本市街地と有明海の間にある金峰山方面。
写真奥の芝生の広場は、二の丸広場。

場内の見学を終えて、天守閣の外に出てきました。
熊本城は、どこから見てもかっこいい。

場内では、見学者が歩いているすぐそばでも、このように崩れたままの場所もあり。
一日も早く復興してほしい。

さて、再び空中遊歩道を通って、南口に向かいます。

堀割りのところには、樹木が生い茂り緑が綺麗。

熊本城の見学を終え、今度は熊本城の外周を散策。
先程、天守閣の展望フロアから見えた二の丸広場の方に行ってみます。
こちらの櫓は、未申櫓。

てくてく坂道を登り、二の丸広場までやってきました。
広場の中には立派なクスノキの大木。

二の丸広場は、熊本城が一望できる撮影スポット。
二の丸広場までは、観光客はあまり来ないせいか、穴場の撮影スポットでした。

二の丸広場から、熊本城の外周をぐるっと歩いて、加藤神社へ。
御祭神は加藤清正公。
通常なら、熊本城の北側にあるので、すぐに来られると思うけど、今は立ち入り規制の関係上、ちょっと遠回りしないといけない。

しめ縄がまわされた大木には、小さなお社が。
こういうところには、必ず神様がいる気がする。

加藤神社は、熊本城が綺麗に見える穴場スポット。
この姿を見られただけでも来た甲斐があった。

せっかく来たので、ご本尊もお参り。

加藤神社 寺・神社・教会

行きは気づかなかったけど、二の丸広場から加藤神社までの近道があり、帰りはそちらを通って。

広大な二の丸広場に戻ってきました。

さて、熊本城見学の後は、熊本城のすぐ横にあるお土産屋や飲食店が軒を連ねた「桜の馬場　城彩苑」へ。
城下町の町並みが再現されています。

桜の馬場 城彩苑 名所・史跡

とりあえず、暑さで冷たいものを欲していたため、お茶屋さんで販売していた抹茶ソフトを購入。
濃厚で美味でした。

城彩苑の中央には、イベントができるような屋根付きの広場も。

城彩苑の後、やってきたこちらの建物は、熊本市役所。
14階の展望ロビーから、熊本城が一望できるとのこと。
熊本城の公式ホームページにも載っていました。

確かに天守閣から本丸御殿まで一望できました。
それにしても、見学に来ていたのは自分1人のみ。
あまり知られていないのかな？

熊本市役所本庁舎 名所・史跡

さて、本日の観光は一通り終わったので、一旦ホテルに向かいます。

桜町バスターミナルから市電に乗って、熊本駅前へ。
熊本駅は、中心部から少し離れているけど、再開発されて、駅前にはこんな立派なモールが整備されています。
本日のホテルは、このモールの上階にある「ザ ブラッサム 熊本」。
じゃらんの割引クーポンと全国旅行支援でかなりお得に予約できました。

９階にあるホテルのフロントまでは、専用のエレベーターで。
モールのすぐ横にある、重厚感のある扉を進むとあります。

９階のフロントで、椅子に座りながら優雅にチェックイン。
こちらは、フロント同じ階にある大浴場の入口。
木製の格子がとても洒落ている。

部屋は1つ上の階の10階。
客室は、9階から12階にあります。
まだ新しいせいか、白木の壁面や絨毯などどれも綺麗。

今回宿泊する部屋は、1040号室。
部屋ナンバーのプレートも木製で、とても凝っている。

部屋は、モデレートダブル。
22～25㎡とのことなので、すごく広いというわけではないけど、狭くもないし十分な広さ。

トイレは独立式なのがいい。

変わっているのは、仕切りのないオープンな洗面台が客室に向かってあること。
洗面台のすぐ横には、シャワールーム。
部屋に浴室はないけど、大浴場があるので、問題ないかな。

10階にある部屋からの眺めもいい。

部屋で少しくつろいだ後は、熊本駅へ。
熊本駅も新幹線開通を機にリニューアルされ、シックな外観に。
建築家の安藤忠雄氏が外観のデザインコンセプトを設計、熊本城の石垣をイメージしているそう。

熊本駅 駅

駅構内も落ち着いたデザインで、洗練された雰囲気に。
事前にオンライン予約している、明日と明後日の特急券も忘れないうちに受け取っておきます。
最近、リニューアルが続く地方駅の方が、どんどん綺麗に垢抜けていっている気がする。

夕食は、熊本駅構内のよかもん市場にある「天外天」で熊本ラーメンをいただきます。
あっさりしていて美味しかったけど、ローストガーリックがたっぷりかかっているので、食後のブレスケアは必要です（笑）

ラーメン 天外天 熊本駅店 グルメ・レストラン

食事の後は、熊本城のライトアップを見に、再び市電に乗って「長塀」のところまでやってきました。

こちらは、ライトアップされた加藤清正公の銅像。
そういえば、昼間はちゃんと見ていなかったかも。

坪井川沿いの夜景も綺麗。

城彩苑もライトアップされていましたが、観光客もほとんどおらず、少し寂しげでした。

さて、再びこの建物の写真を撮ったということは、、、
熊本市役所14階の展望ロビーに行ってみます。
夜の10時まで入れるそう。

ライトアップされて、夜空に浮かび上がる熊本城が見えました。
ただし、展望ロビーの照明が窓ガラスに反射するので、写真撮るのは一苦労でした（苦笑）
それにしても、ライトアップを見に来ていたのも自分1人・・・
もっと積極的にPRすれば良いのに。

熊本市役所本庁舎 名所・史跡

熊本市役所から桜町バスターミナルまで散策。
照明が美しい。

熊本桜町バスターミナル 乗り物

桜町バスターミナル前の通りからも、ライトアップされた熊本城が綺麗に見えました。

ホテルの部屋に戻ってからは、銘菓　誉の陣太鼓を夜食がわりに。

明日は、終日阿蘇山を堪能します。