福岡を歩く　大濠公園、福岡城址、天神

2023/03/19 - 2023/03/19

　現在昨年６月に行った北東北秘湯行シリーズを順にアップしているが、この旅行記を作成していたら先にアップしたくなり割り込ませた。

　本旅行記は今年３月に福岡の街歩きをした記録だが、その中で半世紀以上昔の西鉄ライオンズの下りを書いていたら当時の思い出が蘇り胸が高揚したためである。拙記が西鉄ライオンズを知るシニアの目に留まり、共感でも頂けたら望外の幸せである。

エリア 博多(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　地下鉄大濠公園駅で下車。すぐに大濠公園の北入口。

大濠公園駅 駅

　入口近くに建つ能楽堂。

大濠公園能楽堂 名所・史跡

　能楽堂前から見た大濠公園。大濠公園の面積は３９．８万ｍ２で池の面積は２２．６ｍ２。

大濠公園 公園・植物園

　循環水路。大濠公園には池水浄化施設があり上澄水を流しています。

　大濠公園の中には３つの島が造られ、これらを４つの橋が結びます。

　ボートハウス。

ボートハウス大濠公園 名所・史跡

　池に浮かぶ白鳥ボート。
　大学の教養部がこの近くにあり、ここで女子学生とボートに乗ることを夢見てたなぁ（結局夢のまま終わったが…）。

　浮見堂

　柳島

　観月橋

　鴨

　松月橋。

　大濠公園は昭和２年ここで開かれた東亜勧業博覧会を機に造園工事が行われ、昭和４年県営公園として開園しました。　

大濠公園 公園・植物園

　松島。名前の通り多くの松が植えられています。

　落花盛ん。

　茶村橋

　南岸から歩いてきた島々と橋を眺めています。大濠公園は中国の西湖をモデルにしたと言われています。

　大濠公園の周囲は２ｋｍのジョギングロード。夕方に来ると、高校駅伝の名門・筑紫女学園高校の部員が声をかけながら練習しています。

　日本庭園。大濠公園開園５０周年を記念して築庭し、昭和５９年に開園した築山林泉廻遊式の庭園です。

大濠公園日本庭園 公園・植物園

　入口から１枚。

　福岡市美術館。大規模な改修工事を終えて３年前にリニューアルオープン。

福岡市美術館 美術館・博物館

　大濠公園から道路を隔てた福岡城址へ。一帯は舞鶴公園になっています。

　関ヶ原合戦で戦功のあった黒田長政が、筑前一国５０万石を拝領しこの地に城を築きました。

舞鶴公園 (福岡城跡) 名所・史跡

　福岡城は東西１km、南北７００ｍと日本有数の規模。美しい石垣の総延長は３ｋｍに及びます。

　二の丸梅園

　天守閣のない天守台。官兵衛（如水）、長政親子は幕府に遠慮して最初から天守閣を建てなかったそうです。

舞鶴公園 (福岡城跡) 名所・史跡

　天守台は福岡の街を眺める展望台

　天守台からの眺め。大濠公園が見えます。

舞鶴公園 (福岡城跡) 名所・史跡

　天守台からの眺め。

　名島門から三の丸跡へ

名島門 名所・史跡

　三の丸広場の桜

福岡城さくらまつり 祭り・イベント

　チラホラ咲き始めています。

　黒田如水隠居地跡。黒田如水は初代藩主黒田長政の父。豊臣秀吉の軍師として活躍し、築城の名手としても知られています。

　旧母里太兵衛邸長屋門。母里太兵衛は大杯の酒を一気に飲み干し、福島正則から名槍「日本号」を飲みとったという豪傑。その逸話は民謡「黒田節」に歌われています。

旧母里太兵衛邸長屋門 名所・史跡

　下之橋御門から出て、

　振り返ると美しい潮見櫓が見えます。

　大濠公園と福岡城址の案内板。

　お堀と石垣と潮見櫓

　天神に向かって歩きます。お堀の睡蓮は今は枯れていますが、夏には清々しい花を咲かせます。

　お堀端に平和台野球場の記念モニュメント。
　平和台球場は西鉄ライオンズの本拠地。中西、豊田、大下の豪打と鉄腕稲尾を擁した野武士軍団は、知将三原監督の下で昭和３１年から３３年まで巨人を下して３連覇を遂げたました。
　つい先日には、野武士軍団の最後の生き残りである中西太さんがお亡くなりになりました。合掌。

　当時の球団応援歌。この歌を聞くと今も胸が高鳴ります。
　https://www.youtube.com/watch?v=KLTkh0nSlOM

　しかしその後は長い低迷の時代へ。特に１９７０年に発覚した八百長事件（黒い霧事件）で、西鉄は主力選手数名が永久追放になり戦力はガタガタになりました。１９７２年には西鉄は球団を太平洋クラブに売却、更に１９７６年にクラウンライターへと身売りが続き、万歩計が関西に出て間もない１９７８年、ついに西武ライオンズとなって福岡の地を去りまた。

　その時期のファンのややり場のない怒りや悲しみを代弁して、福岡の巷にこんな歌が流れていたそうです。
　https://www.youtube.com/watch?v=FoBjRP-Qmlw

　ライオンズが福岡を去った１０年後の１９８８年にライオンズの長年のライバルだった南海ホークスが福岡ダイエーホークスとして福岡に来ることが決定。１９９５年に王監督を迎えてからは、強豪球団としてパリーグに君臨し現在に至っています。なお平和台球場は１９９２年をもって閉鎖となり、本拠地は福岡ドーム（現在のPayPayドーム）に移りました。

　解体前の平和台球場（日本野球機構（NPB）HPより）。

　以上、福岡のプロ野球史です。万歩計は全盛時代の西鉄を知りませんが、その後の弱小時代を一生懸命応援しました。小学生の頃、父に連れられて年に一度草深い田舎から大都会福岡に行き、西鉄の試合を見るのが最大の楽しみでした。
　昔の熱い記憶が蘇り、ついつい長文になってしまいました。

　平和台球場外野席の改修工事で鴻臚館（こうろかん）の遺構が発見されたため球場は解体撤去され、現在は歴史公園として調査が続けられています。鴻臚館は飛鳥・奈良・平安時代に中国大陸や朝鮮半島からの使節団の迎賓館として建てられた外交施設です。

鴻臚館跡展示館 名所・史跡

　天神の中心に近づくと再開発された新しい高層ビルが目立ちます。

　その代表が福岡大名ガーデンシティ。旧大名小学校の跡地がガーデンシティ・タワーを核とした複合商業施設に生まれ変わっています。

　中に入ってみると、

　旧大名小学校の校庭が中央広場に。奥にはまだ旧校舎が残っています。

　右手は福岡大名ガーデンシティ・テラス。クリニックや公民館、創業支援施設、保育施設など、地域住民の暮らしをサポートするさまざまな施設が入居するそうです。上層階は高級レジデンスだとか。
　～福岡大名ガーデンシティＨＰより

　振り向くと福岡大名ガーデンシティ・タワー。ショップ、高級レストラン、ハイグレードオフィスに。５つ星ホテル「リッツ・カールトン」も入居しています。
　～福岡大名ガーデンシティＨＰより

ザ リッツ カールトン福岡 宿・ホテル

　面白いのはビルのデザイン。左右２つに分割され、明治通りからの人の流れを呼び込み、敷地中央にある広場へと誘導するように、前後に雁行（雁が列をなして飛ぶ様子）しています。
　江戸時代にはこの一帯は武家屋敷が並び、鉤型の路地が多かったことをヒントにしたそうです（ようわからんが…）
　～福岡大名ガーデンシティＨＰより

　西鉄天神駅に向かって通りを歩いていくと、

　懐かしいラーメン屋「赤のれん」。「赤のれん」は万歩計が通った大学の近くで終戦直後から店を開いていた博多ラーメンの老舗。学生時代に実験の合間によく行ったものです。

元祖赤のれん 節ちゃんラーメン 天神本店 グルメ・レストラン

　じっくり煮込んだ豚骨醤油味は昔のまま。現在は福岡のみならず東京にも複数店舗を出しているとか。

　西鉄福岡駅西口一帯は昔から若者天国。まだ昔の雰囲気が残っています。

　万歩計が学生の頃はこの近くにスポーツセンターがあり、大相撲九州場所が開催されていました。チューリップ、海援隊、井上陽水を輩出した伝説のライブハウス「照和」もこの近くで今も健在らしい。

　渡辺通りから見た西鉄福岡駅。駅ビルは再開発され「ソラリアステージ」になっています。

ソラリアステージ ショッピングモール

　渡辺通りから一筋入ると福岡市役所

　市役所前のふれあい広場の近くには新しいビルが並んでいます。
　現在天神では「天神ビッグバン」というプロジェクトが進行中。２０２４年までの１０年間で３０棟のビルを建て替えるそうです。

福岡市役所前ふれあい広場 公園・植物園

　それらの中で特に個性的なビルがアクロス福岡。万歩計がいた頃はここに福岡県庁がありました。

アクロス福岡 名所・史跡

　天神中央公園から見たアクロス福岡。
　アクロス福岡は自然との共生、心潤う空間づくりをテーマにした複合施設で、１９９５年に開業しました。建物を都会の中の一つの山と見立て、全面緑化されたステップガーデンには四季折々の植物が生い茂り都会のオアシスとなっています。

　４トラベラーcheriko330さん の旅行記を見て、一度上ろうと思って訪れました。
cheriko330さん の旅行記はここ→　https://4travel.jp/travelogue/11756173

アクロス福岡 名所・史跡

　オフィスグリーン賞を受賞。

　ここが「アクロス山」の上り口

　ステップガーデンの階段は８０９段。

　植栽は７６種３７０００本。

　アクロス山

　滝に見立てた場所も

アクロス福岡 名所・史跡

　アクロス山

　２７年を過ぎ木々も成長し、この辺りは自然の山のよう。

アクロス福岡 名所・史跡

　アクロス山

　アクロス山

アクロス福岡 名所・史跡

　屋上まで上ってきましたが、展望台入口は開園時刻を過ぎて既に閉鎖。

アクロス福岡 名所・史跡

　ここから展望写真を一枚。

　アクロス山を下りて南エントランスから建物の中へ。

　吹き抜けの開放的なホール。

アクロス福岡 名所・史跡

　建物は地下２階、地上１２階。

　ここには福岡シンフォニーホールや国際会議場などがありました。

　アクロス福岡から明治通りに出ました。今日の街歩きはここまで。

アクロス福岡 名所・史跡

この旅行記へのコメント （12）

• cheriko330さん 2023/07/19 01:17:44

  今年の3月に福岡へ☆･ﾟ:*

  万歩計さん、こんばんは♪
  
  いつもありがとうございます。なんとこの3月に福岡へいらしていたのですね。
  うっかり、この旅行記を見逃していました。
  タイムラインで気付けば、大体すぐに伺っていたのに、申し訳ありませんでした。
  しかも以前からお気にされていたアクロス山へも行かれて、上まで
  上られたのですね。街中に、このような場所があるところはそうそうに
  ないですよね。私の旅行記までご紹介くださっていたのですね……すみません。
  ありがとうございました。
  
  天神は今「天神ビッグバン」でどんどん変わって、色んなビルが建て
  替わっています。
  
  大濠公園は子供の頃からよく遊びに行っていて、懐かしい場所です。
  今でもこの辺りの雰囲気好きです。
  
  リッツ・カールトンも先月オープンしました。20日は友人とお茶に
  行く予定です。
  取り急ぎのお礼まで。
  
  　cheriko330

  万歩計さん からの返信 2023/07/20 00:58:08

  Re: 今年の3月に福岡へ☆･ﾟ:*

  cheriko330さん、こんにちは。
  
  　コメント頂きありがとうございました。老母の様子を見に福岡にはしばしば帰省しています。その度に懐かしい福岡の町を歩いてます。半世紀を過ぎ中心部は大変貌ですね。西新は一部に昔の姿が残っていますが、箱崎は大学が更地になり周辺は多くのマンション群が建っています。その中に昔の下宿の建物が50年前の姿で奇跡的に残っていたのには驚きました。隣接した大家さんの家には人が住んでいる様子はなく、その内に取り壊しになるのでしょう。
  
  　冒頭に「こんにちは」と書きましたが、実は今スコットランドを旅行中です。4年振りの海外で、今回はスコットランドを2週間間かけて回り、最後にちょこっとフランスに寄り道して帰国します。
  　昨日からピトロッホリーに来ていて2泊します。cheriko330さんも訪れられましたよね。
  　昨日街歩きして夏目漱石が静養したホテルも見てきました。「日本から見に来て」と言ったら漱石が泊まった部屋を見せてくれました。驚くほど広く立派な部屋でした。ロビーには漱石と皇太子時代の昭和天皇の写真がありました。
  　今日は朝からブレア城とブレアの滝に行って今戻って来ました。連日の2万歩越えでさすがに疲れたので、今からホテルのスパでリラックスします。明日はエジンバラに移動します。
  
  　　万歩計

  cheriko330さん からの返信 2023/07/20 02:07:54

  Re: 今年の3月に福岡へ☆･ﾟ:*

  万歩計さん、こんにちは～ですね♪
  
  ビックリしました。渡英中なのですね。良いなぁ～良いなぁ～☆･ﾟ:*
  そんな中で、ご返信いただいて嬉しくありがとうございました。
  
  ピトロッホリ―懐かしです。可愛い街で気に入っています。
  お食事がとっても美味しかった「オールド・アマリー」や宿泊の
  ホテル「フィッシャーズ」の前にあるバス停と公園にあったアイアンの
  花飾りのお人形。数年前にグーグルマップで見たら、年数が経って
  悲惨な？姿になっていました。今もあるのかしら？
  夏目漱石さんが宿泊されたお部屋を見られたとか。それは良かったですね。
  ブレア城も良いところでした。エジンバラへ移動されて最後はフランスへ。
  スコットランドは少しは涼しいと良いですね。
  どうぞお気をつけて、引き続き旅を楽しんでください。
  はるばる遠くから、ありがとうございました。
  
  　cheriko330

  万歩計さん からの返信 2023/07/20 03:47:20

  Re: 今年の3月に福岡へ☆･ﾟ:*

  　cheriko330さん、こちらは現在19:20、こんばんはと言いたいがまだ日は高いです。陽が沈むのは22時近く。
  
  　漱石が泊まったのはバンバラホテル。観光案内所で聞いたら即座に教えてくれました。ホテルのスタッフも親切であちこち写真を撮らせてくれました。数年前に日本のTVの旅番組でピトロッホリーが紹介されこのホテルも出て来たと話したら、UTubeのURLが分かれば教えて欲しいと言われました。帰国したら調べて御礼と合わせてメールするつもりです。
  
  　ホテル「フィッシャーズ」に泊られたのですね。当方はスコットランズスパホテルです。両方ともピトロッホリーを代表するクラシックホテルで尖塔にはスコットランド国旗が翻っています。4ヶ月前に予約したのですが驚くほど安かったです。一昨日まで3泊したインバネスの食事無しのゲストハウスとほぼ同じ。ただインフレと1￡＝190円近い為替レートは痛いです。
  　昨夜の食事はホテル「フィッシャーズ」の裏にあるオールドミルで頂きました。店の前に大きな水車が回っていてなかなかロマンチックでした。今夜はどこにしようかな。そろそろ醤油の味が恋しいです。
  　ピトロッホリーは本当に可愛らしい町ですね。
  
  　　万歩計
  

  万歩計さん からの返信 2023/07/20 04:38:24

  Re: 今年の3月に福岡へ☆･ﾟ:*

  　夕食はcheriko330さんの旅行記の写真にもあったRestaurant Victoria’ｓにしました。緑のオーニングと花いっぱいのハンギングバスケットがおしゃれですよね。料理も店内の雰囲気も良かったです。「オールド・アマリー」を調べたら今はセルフケータリングのゲストハウスになって、レストランはやっていないようです。
  　夕食が終わったら散歩がてら見て来ます。
  　　万歩計

  cheriko330さん からの返信 2023/07/20 10:04:54

  RE: Re: 今年の3月に福岡へ☆･ﾟ:*

  
  万歩計さん、度々のご連絡ありがとうございます。ちょうどタイミング良く情報をいただいて嬉しいです。
  オールド・アマリーは変わっていたのですね。
  行かれたRestaurant Victoria’ｓが良かったそうで何よりです。
  あの辺りの光景が目に浮かびます♪
  ツアーじゃなくて自分達で行った旅行は、なおさらですね。
  
  かえって色々と申し訳ありません。エジンバラへもお気をつけて行かれてくださいね。見どころも多くて忙しいかもですね。遅くまで明るいので、その点は良いですね。目一杯、旅を楽しんで来てください。
  真夜中に失礼しました。
  
  cheriko330
  

• ポテのお散歩さん 2023/06/27 20:32:20

  西鉄ライオンズ

  万歩計さん　こんばんは。
  
  夫は長崎出身なので、西鉄ライオンズのファンです(^^)
  義兄(夫の兄)は長崎に住んでいるので、今ではダイエーフォークスのファンです。
  夫は『なんや、兄貴はダイエーファンに成り下がったんか』と思っています。
  九州に住んでいたら自然とダイエーファンになりますよね♪
  夫は西鉄ファンだった流れで西武ライオンズを応援していますが
  心の中では　わだかまっている様です(^-^;
  
  今夜、二本のビデオを夫に観せたのですが、一本目の球団応援歌は
  知らないそうで、二本目の歌は知っていました。
  万歩計さんの年代より少し遅いですが、『西鉄』という言葉を
  夫からよく聞かされます(*^-^*)
  
  　　ポテ

  万歩計さん からの返信 2023/06/27 22:59:48

  Re: 西鉄ライオンズ

  　ポテさん、こんばんわ。
  
  　嬉しいコメントを有難うございます。間接的とはいえ西鉄をご存知の方からのコメントは嬉しい限りです。御主人によろしくお伝えください。
  
  　私が野球を理解でき応援を始めたのは小学校低学年の昭和３４年頃から。三原監督が太洋に移り中西は怪我で休みがちという低迷時代が始まる頃でした。その頃どういうルートだったか西鉄選手の直筆サインをもらい、すっかりファンになりました。野球放送のある時はラジオを風呂場やトイレに持ち込みんで応援。空想のスコアブックを作っては遊んでいました。
  
  　南海　０　０　０　０　１　０　０　０　９　１
  　西鉄　０　１　０　３　０　２　１　３　×　９
  　　勝利投手　稲尾２８勝９敗　敗戦投手　杉浦１９勝１１敗
  　　ＨＲ　中西３０号（１）、３１号（３）、豊田２１号（１）
  　１番、高倉　５打数１安打１四球
  　２番、玉造　５打数１安打１盗塁
  　３番、豊田　５打数２安打２打点１ＨＲ
  　４番、中西　５打数３安打４打点２ＨＲ
  　…
  　ピッチャー、稲尾　９回完投、被安打２、奪三振１２
  　てな具合にね。
  
  　二本目の歌は当時の西鉄ファンの気持ちを見事に代弁してます。他の方のコメントに返事している通り、西鉄消滅をリアルに体験した自分としては何とも胸に沁みます。一本目の歌は西鉄が強かった時期によく歌われていました。西鉄ベンチの上で私設応援団が大旗を振りながら、今の「六甲おろし」みたいな感じでしたね。ところでこの歌の２番は藤山一郎さんが唄ってますが、作曲も藤山一郎さんだったんですね。作詞はサトウハチロー。名曲です。
  
  　私も西武ライオンズになってからも２０年くらいは応援していました。積極的な補強で確か４年目でリーグ優勝し、それからはしばらく黄金時代が続きました。嬉しかったけどこれが福岡の球団であったら感激は２，３倍だったと思います。やはり強いチームにするには資金力が必要と痛感しました。５０年前にはそれだけ財力のある企業は九州にはありませんでした。
  
  　ポテさんの旅行記には毎回多くのコメントが寄せられていますね。いつも素晴らしいと思って読んでいます。当方の海外旅行シリーズも順に見て頂き有難うございます。
  
  　　万歩計

• おくさん 2023/06/27 12:46:54

  九州は未踏の地

  万歩計さんこんにちは。
  秋に五島列島を計画していますが、福岡のカミーノ友達が「長崎に来るのなら福岡で一杯どうですか」と誘ってくれました。
  福岡どころか九州は未踏の地なので、屋台以外何があるのかさっぱりです。
  まだ先の話なのでこれから色々考えて行きます。
  

  万歩計さん からの返信 2023/06/27 18:09:31

  Re: 九州は未踏の地

  　おくさん、こんにちは。カミーノを通してお知り合いも増えたようですね。
  
  　福岡のオススメは先ず魚ですが五島列島に行くならそちらが更に上。アラの鍋は絶品です。
  
  　となるとやはりうどんですね。博多はラーメンが有名ですが、実はうどんの店の数が多いのです。博多うどんの特長はコシのないベロベロの柔らか麺。讃岐うどんの対極ですが、これにイリコで取った上品な味がよく合うのです。トッピングはゴボ天の一択。オススメの店は「因幡うどん」で天神や博多駅にあります。
  
  　博多ラーメンは全国で食べれますが、博多うどんはこちらに来ないとなかなか食べれない。
  　武田鉄矢がよく言ってます。
  「うどんにこしゃーいらん！」
  
  　　万歩計

• Decoさん 2023/06/26 21:00:00

  西鉄ライオンズ、そして福岡今昔

  万歩計さん、こんばんは。
  
  いつも穏やかな語り口の万歩計さんですが、今回の旅行記は熱い思いが込められているように感じました。
  私が野球を意識して見る（理解する）ようになった頃、既にライオンズは太平洋クラブでした。当時は弱かったけど、亡くなった父から全盛期の西鉄ライオンズの話をよく聞いていました（父は西鉄電車に乗って、はるばる平和台まで見に行っていたそうです）。
  その後我が家は父の転勤で東京の西武線沿線に引っ越し…西武ライオンズの黎明期から全盛期を目にしました。短期間でみるみるうちに覇者となった西武ライオンズのファンとなりました。この頃はまだ福岡時代の選手も活躍していたと思います。
  
  私も数年間福岡市で過ごしました。ちょうどその頃、西鉄福岡駅が再開発され（昔の福岡駅が懐かしいです）、アクロスができて、キャナルシティが開業しました。赤のれんもよく行きましたよ。アクロスは当時は木を植えたばかりで…今のアクロス山にびっくりです（この頃、稲尾さんを今はなきエレデ寿屋の裏で見たこともあります）。
  先日久しぶりに天神に行きましたが、ビッグバンですっかり景色が変わって、浦島太郎状態でした…。こちらの旅行記で西口付近の変わらぬ姿を見て、ちょっとほっとした次第です。でもガーデンシティができて、これから変わっていくのかも知れませんね。
  今回の旅行記、万歩計さんとは少し時代がずれていると思いますが、私もとても懐かしかったです。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Deco

  万歩計さん からの返信 2023/06/27 08:19:55

  Re: 西鉄ライオンズ、そして福岡今昔

  　Decoさん、おはようございます。コメントありがとうございます。今回は特に嬉しいです。
  
  　万歩計が大学に入った年、球団は黒い霧事件のお詫びとして平和台球場の外野席を無料開放しました。下宿が近くだったので夕食後によく友達と歩いて応援に行きました。滅多に勝つことはなかったが、久々に勝った時には興奮したファンが外野席からフェンスを乗り越えグランドになだれ込みました。万歩計もその一人でしたがグラウンドに着地した瞬間に下駄（バンカラを気取っていた？）が割れたのを思い出しました。
  　西鉄が太平洋クラブになったのも大学在学時。買収先がなかなか決まらず、一時はパリーグが５球団になるか１リーグになるのではと噂されました。ペプシコーラも確か買収先の候補に挙がっていました。黒い霧事件の引責で中西監督が退任し稲尾が新監督になりました。当時のメンバーはピッチャーでは東尾や加藤初、野手は基に竹ノ内・東田のタケトンコンビ、助っ人はビュフォードにレポーズといったところ。若い力が伸びたとはいえ、選手層は他球団に比べ圧倒的に薄かったです。
  
  　定年直前から年老いた両親の様子を見に時々福岡に変えるようになって１０年以上が経ちました。この間の福岡の変貌には目を見張ります。先日昔の市電が通っていたルートを歩いてみました。殆ど変わっていますが電停の駅名だけはそのままバス停名に引き継がれていました。歩いていて昔の記憶のままの風景を見付けた時にはホッとしました。
  
  　　万歩計