スペイン巡礼の旅2023　11　フィステーラの道、森の道が続く

2023/05/20 - 2023/05/22

スペイン巡礼の旅2023　その１１
フィステーラの道が始まる
ガリシアの大西洋岸に向けて、田園地帯、森を行く
途中のNegreiraは大きな街だが、他は小さな集落が点々と続く
Alto de Vento からA Penaが 20km
A Pena からPonte Olveiraが 22km
２泊ともポツンと一軒家アルベルゲで食事付き

・・・・・
日程
５月８日　羽田→ソウル
５月９日　仁川→ワルシャワ
５月10日　ワルシャワ→ブリュッセル
５月11日　ブリュッセル→リスボン
5月12日　リスボン→ポルト
5月13日　ポルト→バレンサ
ポルトガル人の道　歩き巡礼開始
５月14日　Valenca→（day1) →O Porrino 18.3km
５月15日　O Porrino→（day2) →Arcade 22.3km
５月16日　Arcade→（day3) →Pontevedra 12.7km
５月17日　Pontevedra→（day4) →Caldas de Reis 21.1km
５月18日　Caldas de Reis→（day5) →A Picarana 28.3km
５月19日　A Picarana→（day6) →Santiago de Compostela 15.4km
フィステーラへの道　歩き巡礼開始
５月20日　Santiago de Compostela→（day7) →Alto do Vento 8.6km
★５月21日　Alto do Vento→（day8) →A Pena 20.4km
★５月22日　A Pena→（day9) →Ponte Olveira 22.7km
５月23日　Ponte Olveira→（day10) →Corcubion 22.0km
５月24日　Corcubion→（day11) →Fisterra 13.8km
５月25日　フィステーラ→ムシア→サンチアゴ
５月26日　サンチアゴ→トレド
５月27日　トレド→セゴビア
５月28日　セゴビア→マドリード
５月29日　マドリード
５月30日　マドリード→ブリュッセル
５月31日　ブリュッセル→ワルシャワ→ソウル
6月1日　 ソウル→東京
★　今回の旅行記

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ガリシア語でfisterra、スペイン語でfinisterraの表記のようだが、ここではフィステーラと書く。
フィステーラの道専用の巡礼手帳クレデンシャルがある
通常のクレデンシャルでもよいが、専用手帳は記念になりうれしい

こちらは前回の巡礼旅の時、同宿の人からもらったもの
サンチアゴからでなくネグレイラからとなっている

昨日の宿で無料でもらったフィステーラの道のクレデンシャル
こちらもおしゃれでよい、追加の手帳として最後に使用

Alto do Vento　を出て森の中を行く

２時間ほど歩き山道を降りてPonte Maceiraの街に
Pazo de Baladrón

古い石橋　歴史的な橋だそうですが

１３世紀に建てられたという石の橋

川の水量は多く、水は澄んでいる
ガリシアはこの景色が多い

２時間くらい歩いてNegreiraの街に到着

パブでビール休憩
トイレに駆け込み
cervecería A Chancela

Negreiraの街に入った

Estatua á Vaca

街の中の果物店
Froitas Katuxa
ここで今が旬のビワを買って、途中で食べる
見栄えはよくないが日本のビワと同じ味で甘くておいしい

Negreiraはサンチアゴからフィステーラの間の最大の街
アルベルゲなど宿泊施設は多い、急ぐならサンチアゴからここまでバスで来て、ここから歩き旅を開始するという手もある

プルぺリア（タコ屋台）
こういうところでタコと焼肉を食べるとおいしいのは前回の旅で知ったが、まだ１２時過ぎで準備中で営業していないのが残念

Negreiraの街を出るところにある中世の遺跡
Pazo do Cotón

今日の歩きはさらに森の中のアップダウンを繰り返し
Alto de Pena に
アルベルゲが２軒だけある小さな集落

まずは、Albergue Cafetería Alto da Penaでビール休憩

今日、泊まるのはこちら
Albergue Rectoral San Mamede da Pena
隣に教会があるだけで何もない
外に洗濯干し場がある昔ながらのアルベルゲ

隣は教会
高原で涼しく上着が必要

建物は古いが、部屋はきれいでカーテン、コンセント付きで便利
今回、初めて上段のベッドになった
上り下りが面倒

食事は隣の宿Albergue Cafetería Alto da Penaで全員で同じものを大皿で取り分けるスタイル
以前の旅では、何度かあり、アルベルゲの基本スタイルだが、まだ繁忙期でもないので、今回はこれまでは個別注文方式だったが、この旅では初めて

一応、ベジタリアン向けとそれ以外の２種類はある。
こちらはスープ

ミートソース付きパスタを分け合う
ワインは飲み放題
これで１２ユーロ
テーブルを宿泊者が囲んで適宜おしゃべり
隣のドイツ人が言うにはスペイン巡礼はこうやって泊まり食べるととても安上がり。
まったく同感
こういう宿に泊まって歩いているだけなら一日５０ユーロでおつりが出る

フィステーラの道でもバックパック、スーツケースの宅配便サービスあり
こちらは昔からのスタイルで、現金をこの袋にいれて、荷物につけておけば、次の宿まで送ってくれる。
最近は、スマホで決済するスタイルもあり

この夜は、久しぶりに近くの人のイビキで目が覚めた

明けて５月２２日　朝食はトーストとコーヒーで

今日は、Ponte　Olveiraまで２２キロ

田舎の街のネコさん、巡礼者を見送り

ガリシア州の山のどこにでもある花
ホタルブクロとかジキタリスという園芸種が日本でもあるが、その野生種

草原を一本道が続く
ただ歩くだけの一日
人は何のために巡礼を続けるのだろう

パン屋で休憩タイム

オレンジソーダとミートパイ

さらに畑と林の中を巡礼路は続く

歩き続けて　Albergue Monte Aroで休憩

ビールとスペインオムレツで軽いランチ

さらに歩き続けて、今日の宿の　Albergue-Pensión Ponte Olveira　に到着
石造りの古い建物
まわりに何もない小さな集落

中はシンプルな宿
昔ながらのカーテンなしの２段ベッド
以前はこうしたベッドが主流、今も公営アルベルゲはこのスタイル
使い捨てのシーツとまくらカバーは付いていた

今回の旅では、まだ寝袋は使用していない、それほど寒くなさそうなので、寝袋インナーシーツだけで寝た

まわりには店がないが、食事は昨日のようなみんなで一斉に食べるスタイルでなく、好きな時に巡礼定食を個別オーダーするスタイル。宿泊者が少ないからこのスタイルかもしれない。

前菜はガリシア野菜スープ
豚骨スープでおいしい

メインはミートボールにした
ワインは一人一本、わざわざボトルを開けてくれる
その後、スーパーで見ると安いワインは、１本１ユーロ台からあることがわかった

デザートまで付いてます
ワインを一本近く飲んだので、カーテンのないベッドでも熟睡できた

さあ、翌日はいよいよ大西洋岸に到達