豊橋から渥美半島を経由して浜松までの旅 PART3（新居宿～浜名湖～浜松城編）

2021/11/10 - 2021/11/10

「豊橋から渥美半島を経由して浜松までの旅 PART3」
レンタカーで渥美半島から県境を越えて静岡県へ。「新居宿」「弁天島公園」「舘山寺」を経て浜松市へ。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

愛知県から県境を越えて最初に訪れたのが「新居宿」。東海道五十三次の宿場のひとつで、日本橋から数えると31番目の宿場です。
国道301号線沿いには「新居関所跡」「新居関所史料館」などがあり、国から特別史跡に指定されています。全国で唯一現存する関所建物で、往時の雰囲気を伺い知ることが出来、とても見ごたえがありました。

新居宿 名所・史跡

新居関は、慶長5年（1600）に徳川家康によって創設された関所です。全国で唯一現存する関所建物で、国の特別史跡に指定されています。「大御門」や、それに隣接する「高札場跡」などは、当時の関所や関所を通る人々をうかがい知れる貴重な史跡だと感じました。

新居関跡 名所・史跡

新居関の「大御門」の脇には「高札場跡」がありました。

新居関跡 名所・史跡

「新居関所史料館」では興味深い展示品を見ることが出来たものの、残念ながら館内の撮影は禁止でした。

新居関所史料館 美術館・博物館

「新居宿」の一画に「旅籠紀伊国屋資料館」があります。
かつて紀州藩の御用宿として活用されていた建物が資料館として公開されているものです。建物自体は明治初期に再建されたものですが、内部はかつての模様を復元しており、特に客間、風呂場などは大変興味深く感じました。

旅籠紀伊国屋資料館 名所・史跡

新居関所跡から50メートルほどの場所に「小松楼まちづくり交流館」があります。江戸時代に栄えた置屋のひとつで、関所が廃止されてからは小料理屋としても賑わった場所です。現在は交流館として、建物が公開されているほか、かつて芸者が使った楽器や鏡台、ミシン、履物などが展示されています。当時の姿のままの展示品が多く興味深いです。

小松楼まちづくり交流館 名所・史跡

新居関所跡を訪れたのち「弁天島海浜公園」に立ち寄ってみました。11月の平日だったので人も車もまばらでしたが、素晴らしい光景で印象的な公園でした。
海の中に立つ鳥居やその先に見える浜名大橋、岸には椰子の木の姿があり、南国のような雰囲気すら感じられました。海から吹く風も心地よくすがすがしい気分になりました。

弁天島海浜公園 自然・景勝地

弁天島海浜公園から南側（海側）を見ると、海の中に聳えるように立つのが「舞阪町観光シンボルタワー」で、1973年に建てられた比較的新しいものです。公園からの眺めは最高で、鳥居の先には浜名大橋が控えるダイナミックな光景です。訪れたのが13時半頃だったので、もろに逆光だったのが悔やまれます。次回は夕陽を見てみたいと思いました。

舞阪町観光シンボルタワー 名所・史跡

弁天島海浜公園の一画には美しい砂浜の「弁天島海水浴場」があります。

弁天島海水浴場 ビーチ

1976年に竣工した全長630メートルの浜名大橋。弁天島海浜公園からは迫力ある姿を見ることが出来ました。

浜名湖の北東岸・庄内半島にある舘山は、舘山寺を中心に見どころがたくさんあります。

曹洞宗寺院の舘山寺は、弘法大師が810年に創建した古刹で、浜松湖岸88箇所霊場第27番になります。本堂は思ったよりも小ぶりで比較的新しいものでした。

舘山寺 寺・神社・教会

舘山寺の本堂に隣接する「愛宕神社」の本殿は、歴史を感じさせる外観が印象的でした。

舘山は山全体がパワースポットになっています。遊歩道沿いには「聖観音菩薩」「弘法穴古墳（舘山寺穴大師）」を始め数多くの見どころがありました。

「浜名湖パルパル」は、浜名湖畔にある遊園地で、観覧車やジェットコースターなど、25種類ほどのアトラクションがあります。残念なことに足を運んだ日は休園日でした。

浜名湖パルパル テーマパーク

かんざんじロープウェイは、日本で唯一の湖上を渡るロープウェイということです。山頂駅近くには「浜名湖オルゴールミュージアム」や「展望広場」があります。展望広場からは浜名湖や浜名湖橋の姿を見ることが出来ました。

浜名湖畔をあとにして浜松市に入り、最初に訪れたのが「浜松城公園」です。浜松城を中心に10ヘクタールの広さを持つ公園で、公園内には日本庭園や浜松市美術館などもあります。11月初旬だったので、日本庭園はやや彩りが乏しく感じましたが、見ごたえある浜松城や模擬天守からの眺めは特筆に値します。夕刻の散策が楽しかったです。

浜松城公園 紅葉

浜松城公園の一画に「浜松城」があります。徳川家康が17年間居城し、また歴代城主の多くが後に江戸幕府の要職に就いたことから「出世城」の異名を持ちます。現在の天守はコンクリート造りの再現されたものですが、ここからの眺めは良いです。また石垣は、自然石や割石をほとんど加工せずにそのまま積み上げていく野面積みで、とても見ごたえのあるものでした。

浜松城 名所・史跡

浜松城の中には甲冑を始め、数々の展示物がありました。建物自体は新しく面白味はありませんが、展示物は興味深かったです。

浜松城 名所・史跡

浜松城の天守門は、明治初期に取り壊され、2014年に復元されました。快晴の青空を背景に、漆喰の白壁が映えていました。

浜松城天守門 寺・神社・教会

「浜松市美術館」は、浜松市制60周年を記念して、1971年7月に浜松城内公園の一画に開館しました。周囲を緑に囲まれたレンガ造りの建物が印象に残りました。

浜松市美術館 美術館・博物館

浜松城公園の南、浜松市役所庁舎脇に「家康公鎧掛松」があります。三方ヶ原の戦いに敗れ、浜松城に戻った家康が、鎧を脱いでこの松に掛けたという伝説があるそうです。

家康公鎧掛松 名所・史跡

この日のゴールは、宿泊先となる「オークラアクトシティホテル浜松」です。JR浜松駅近くの複合商業施設「アクトシティ浜松」の一画を占める高層ホテルで、眺めも素晴らしくとても快適でした。

オークラアクトシティホテル浜松 宿・ホテル