2023/05/01 - 2023/05/01
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ミズ旅撮る人さん
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2023年のGWは南九州を周遊しました。以前から何度か周っているコースですが、見られなかったSLを訪ねました。
日向のD51541と延岡のD51485、そして高千穂の48647です。
高千穂峡という有名観光地のそばに、「高千穂あまてらす鉄道」が運行しています。
延岡から高千穂までを結ぶ鉄道でしたが、2005年の台風の被害で復興することが出来ず廃線。
その線路の一部を使って2012年からスーパーカートの運行が開始されました。
沿線の風景の美しさと目玉の「高千穂橋梁」は、予想以上に素晴らしかったです。
そして駅にいる関係者の誰もが話しやすく、この鉄道を大切に思っていることが感じられて良かったです。
高千穂町中心部から国道325号線を北上した所にある48647は以前も訪れていますが、今回はドローンによる空撮をしてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 船 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
愛媛県の八幡浜から西に伸びる佐多岬半島のほぼ突端から国道九四フェリーで大分県に渡ります。半島がとても長いので、八幡浜から出ている他のフェリーよりも航行時間が短く安価になります。半島を走る国道197号線にはメロディーラインが設置され「瀬戸の花嫁」を聞くことが出来ます。
九四フェリーは、ネットで予約・決済が出来るので、手続きはQRコードを専用の機械にかざすだけ。
愛媛県三崎港から大分県佐賀関間を70分で結び、1時間に1本(四国発は毎正時発)のダイヤで運行しています。GWだったので、バイクの予約枠は既に満席でした(乗用車はOK)。
大分からやって来た船は、湾の中でくるりと方向転換をして、お尻をこちらに向けると逆進を掛けて着岸します。大きな船が軽やかに方向転換する様を間近で見ることが出来るのが楽しい港です。 -
大分に渡り、日向灘を南下して日向市に来ました。
日向市役所の北側にD51がいます。
写真の背景は幼稚園。手前側には放送大学、右側が市役所です。 -
D51541。昭和15年12月国鉄小倉工場製造。
日豊本線・鹿児島本線で活用。走行距離243万㎞
昭和45年10月に南延岡機関区に配属、49年4月に廃車。 -
本町児童遊園に保存されています。
かつてのナンバープレートは赤色に塗られていましたが、今は緑色になっています。 -
L D51541。個体番号をはっきり見ることが出来ます。
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真ん中に番号があるのは簡単に見つけられますが、そのうえの閂部品にも刻印されています。
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この刻印は、なんだか最近付けられたような気がします。
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機関車の車体について詳しい人は多いでしょうが、あまりそちらには興味が無いので、何故か個体番号マニアになっています。
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よく整備されている車体は、周りの景色を反射して、とても綺麗に見えます。
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ところが、この機関車の整備は現在進行形なのです。
この状態を、前半分のように綺麗にしたのなら、その努力には敬意を払います。 -
運転室には入れないので、外から覗き見です。綺麗にされてはいますが、多くの計器が失われています。
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炭水車の縁には苔が生えていて、それが緑のラインになっています。
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周囲が緑に囲まれた機関車は、晴れた日に撮ると、とても綺麗です。
機関車は黒く撮る方が好きなのですが、こういう環境では緑が映えるように撮ります。 -
運転席側も覗いて見ます。
ひょっとしてブレーキレバーもない?傷ましいなあ。 -
窓枠は、もうちょっと何とかならないかな?ここも機関車の顔だから。
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機関車は錆との戦い。次の整備が早からんことを。
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運転室の前扉が開いています。中は黄緑色に塗られているんですね。
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これだけ綺麗に塗られているのに、あれ?一カ所塗り残し?早く塗ってね。
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刻印マニアが好きなのは、こういう隠れアイテムのような刻印。
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そしてもう一つ。シリンダーの所に付いている覗き窓ですが、何故か年輪のような模様が付いています。これはかなり珍しいです。
普通は金一色で、たまに個体番号が付いています。 -
本町児童遊園の入口にある日向市役所バス停。
ぷらっとバスの停留所なのですが、見事な剥げっぷり!!!
なかなかに芸術的だったのでパチリ。 -
日向市から北上して延岡市に来ました。
延岡市役所の前の道を南下して大瀬川を渡り、県立延岡病院に近い
大瀬町児童公園にD51がいます。 -
こちらの機関車はナンバープレート以外のものも見られます。
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炭水車の後部もしっかりしています。
特にナンバープレートの下のミニプレートがあるのは嬉しい。 -
D51485。昭和15年4月1日国鉄小倉工場製造。
走行距離272万㎞。昭和49年廃車。 -
この機関車も運転室には入れないので、覗き見です。
日向のD51よりは部品の保存状態はいいようです。 -
でもねえ。どこでも一番手の込んだ塗りを披露している足回りがこれなのはいただけない。
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塗りがないから一応個体番号が見えます。
しかし、アップにすると尚更悲惨な状態が目立ちます。 -
ここの個体番号は、あったり無かったりするのですが、日向もここ延岡もハッキリ刻印されていました。
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シリンダーの数値表示も無し。これもしっかりプレートになっている機関車もあれば、まったく何もなかったり、直に車体に書かれていたりします。
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近くに住む女性に話を聞くと、ここに機関車が運ばれてきた当初は、
「延岡市蒸気機関車保存会」があって、整備もされたのだそうです。
「でも、それっきり!」なのだそうです。看板を立てて網を張って終わり。悲しいなあ。 -
保存会の人達が機関車を大事に思うあまり、一般に開放しないでいると、やがて会が維持できなくなり、機関車は放置されてしまいます。
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一つ一つの部品がすべて手作りの機関車をもっと身近な存在に出来るといいな。
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「鉄道省」。1920年に鉄道院から省に昇格。第二次世界大戦中の
1943年に逓信省と統合して運輸通信省となり廃止。更に運輸省に改編されました。
2001年に建設省・国土庁・北海道開発庁と統合されて現在の「国土交通省」となりました。 -
あや~、やっぱりダメか。残っている計器は1つだけ。
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保存会が製作したD51の部位の名称解説です。
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高千穂に来ました。有名観光地、高千穂峡がすぐそばです(高千穂峡には以前訪れて旅行記を書いています)が、街の中心部に程近い場所に高千穂あまてらす鉄道の高千穂駅があります。
かつて延岡と高千穂を結ぶ鉄道があり、廃線となった後の線路を利用してトロッコ列車が運行されています。 -
駅は県道から急な坂道を下った先にあり、駐車場が狭いのが難点です。
県道沿いのバス停付近にも車は停められるのですが、GWはそこも満車でした。
そういう時のために、第二駐車場があります。国道325号線沿いの高千穂町自然休養村管理センターの駐車場に停めるのですが、土地勘のない人間には駅への道がわからず、ちょっと困りました。しかも、駅までの道はずっと上り坂で結構キツイです。高千穂あまてらす鉄道 乗り物
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あまてらす鉄道で使用しているのはトロッコ型の「グランドスーパーカート」という2輌連結の車輛でディーゼルエンジンで動きます。
時刻表の表記は「グランドーパーカート」になっていますが、スーパーカートが正式名称です。
一日に10往復します。最後の臨時便は、多客期に運行されます。直前にHPで確認する必要があります。
往復30分ですが、実際に乗って見ると30分より長く感じます。 -
乗車券です。右端が緑色になっているのは2号車です。
料金は大人1,800円、小中学生1,100円、未就学児600円。
鉄道ではなく、ミニテーマパークといったお値段ですね。 -
構内に入って左方向に走って行きます。すぐにトンネルに入るようですね。片道2カ所にトンネルがありました。
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こちらのホームが乗り場になっています。
GWで訪問客が多いせいか、鉄道関係者がたくさんいて、気軽に案内をしてくれます。普通の鉄道会社とは違い、とても気さくに、親切に話しかけてくれます。鉄道の話をすると、話が弾むので、是非ともおしゃべりを楽しんでください。 -
線路の先には車庫があり、2輌の列車が停車しています。
「高千穂あまてらす鉄道」は、かつては延岡までこれらの車輛が走っていました。当初は、宮崎県と熊本県を結ぶ九州横断鉄道(国鉄)として計画されました。1972年に延岡から高千穂まで開通して「高千穂線」となりました。その後、熊本県まで延伸されることなく、1989年に第三セクター高千穂鉄道となりました。2003年に「トロッコ神楽号」で観光列車として知られるようになりました。
しかし、2005年9月6日、台風14号によって「第一五ヶ瀬川橋梁」 「第二五ヶ瀬川橋梁」が押し流されて倒壊しました。被害総額26億円では存続が出来ず、廃線となりました。 -
2006年3月に神話高千穂トロッコ鉄道株式会社が設立されたものの、翌年解散。
2008年4月「高千穂あまてらす鉄道」として再スタートします。
ところが同年12月に高千穂鉄道時の休止届の期限を迎え、鉄道の廃線が決定しました。旧高千穂鉄道の資産(線路、駅舎等)が沿線自治体(高千穂町等)に無償譲渡されました。高千穂駅構内が鉄道ミニ公園として開放されました。
2012年からは、休日に高千穂あまてらす鉄道オリジナルの車両「スーパーカート」(定員18名)を走らせるようになり、やがて現在運行中の「グランドスーパーカート」は定員が60名まで増えました。
往復5km、約30分の運行を続けています。 -
そのグランドスーパーカートが帰って来ました。
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手前が2号車です。別々の出入口があるので、改札を受けて乗り込みます。
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第9便15:00発が高千穂駅を出発しました。
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乗客も駅員さんも手を振り合って、出発進行!
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屋根のないトロッコ列車は、風が気持ちいいです。自然と気分が高揚します。
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沿線で手を振ってくれると、嬉しくて、手を振り返します。
トロッコなので、立ち上がったり歩いたりは禁止です。 -
最初のトンネルに入りました。おお!天井が光っています。
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これぞまさしくテーマパーク。景色の見えないトンネルは工夫次第で感動シーンとなります。
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鉄橋の脇に荒立神社の鳥居が見えます。
天孫降臨神話で有名な高千穂にある荒立神社は、猿田彦命(さるたひこのみこと)と天鈿女命(あめのうずめのみこと) が住まわった地で、縁結びで知られています。 -
2つ目のトンネルに入ります。このトンネルの上に荒立神社があります。
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1つ目のトンネルが綺麗だったので、2つ目では入る前からカメラを構えて待ちます。
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イチオシ
イルミネーションはもちろん綺麗ですが、トンネルの半円が続く様もスペーストリップの雰囲気を出しています。
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トンネルの先の光が入ったら、ボケました。難しいなあ。
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トンネルを出た先は、緑が輝いて見える神々しい場所でした。
さすがは、天孫降臨神話の一画です。 -
緑のトンネルを抜けると、山々の風景が広がります。
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国道218号線(手前)を跨ぎ越して、県道7号線(奥)も跨いで行きます。
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国道218号線の岩戸川に架かる雲海橋が見えます。
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緑豊かな高千穂の風景は、歓声を上げたくなるほど素晴らしくて、ワクワクします。
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切通しの中のカーブを曲がって行きます。
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木立が茂っている中にホームが見えて来ました。
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天岩戸駅です。
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天岩戸駅のホームが終わるとすぐにトロッコは停車します。
この先に一番の名所「高千穂橋梁」があります。ここの風速計が一定の値以下でないと、この先に進むことは出来ません。先頭の運転手さんが確認する間、ここで待ちます。 -
風速は基準値以下です。トロッコがそろそろと進んで行きます。
橋梁の入り口には鉄の門があります。
廃線になった時に設けられた物でしょうが、なんとなく特別な場所に行くのだと言う感じがいや増して、いい舞台装置になっています。 -
門をくぐって行きます。
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風速計と雲海橋。
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雲海橋と反対側には、県道237号線の橋が見えます。
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高千穂橋梁の真ん中まで来ました。真下は岩戸川です。
ここでトロッコは停車し、乗客は立つことが出来ます。 -
雲海橋とも隣同士になりました。
ここの眺めはなんと素晴らしいことか。はるか下を川が流れている他は、どこを見ても木々に覆われています。
観光地の高千穂峡は、雲海橋の向こうで岩戸川が合流する五ヶ瀬川にあります。 -
トロッコの中央部分の床はガラス張りになっており、下の様子を見ることが出来ます。
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県道237号線の橋。後でここに行きます。
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立ち上がっていいという事なので、精一杯手を伸ばして空撮のように撮ってみました。
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あれ?シャボン玉が飛んで来ました。
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うわあ!青空に吸い込まれるようにシャボン玉が流れて行く。
シャボン玉を見て感動するなんて、幼児期以来だなあ。 -
2号車のシャボン玉おじさんです。
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こんな隠しアイテムがあったなんて。これは子供だけでなく大人も喜びます。短い停車時間の間、みんな一生懸命シャボン玉を撮影していました。
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特徴ある形の山々の斜面に広がる農村風景。豊かな気持ちになれます。
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青空に輝くシャボン玉の、なんと煌びやかな眺めでしょう。
青空だけでは「いい天気」で終わってしまうのに、シャボン玉が特別な夢を見せてくれます。 -
シャボン玉は、こう撮ろうと思っても期待通りには行かないので、数打ちゃ当たる方式でシャッターを切ります。
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シャボン玉おじさんが着席しました。乗客も座ります。
もうこれで帰るのか、と思いきや、再び前進を始めました。(写真の手前方向です) -
高千穂橋梁を渡り切り、その先のトンネルの手前まで行きました。
トンネルの先には深角(ふかすみ)駅がありました。
そして2005年の台風で破壊された2つの五ヶ瀬川橋梁がありました。「第3五ヶ瀬川橋梁」は現在遊歩道として整備されています。 -
再びシャボン玉を見ながら、高千穂駅へと戻って行きます。
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岩戸川の小さな流れ。台風で橋梁を破壊したのは五ヶ瀬川ですが、ここが無事で良かったです。
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橋梁の門を通過します。
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天岩戸駅です。
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天岩戸駅の時刻表(平成16年3月13日改正)。
延岡方面行の列車は、宮崎空港・西都城・別府・南宮崎・博多などへのJR日豊本線と接続していました。まるで今でも運行しているようです。 -
この狭い線路を、普通の気動車が走っていたなんて、ちょっと不思議。
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再びトンネルのイルミネーションを楽しみます。
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トンネルに仕掛けがあるのではなく、グランドスーパーカートが多芸なんですね。帰り道はすいっと戻って来てしまいました。でも30分しかなかったなんて思えないほど、満足しました。
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高千穂駅の車庫です。現役当時のままの車輛が停車しています。
左の運転席に「本日、運転体験できます」と書かれています。
定期運転体験と臨時開催運転体験(駅構内)があり、
それぞれ12,000円と18,000円です。
TR-202を、往復900m、30分運転することが出来ます。 -
気動車の下を歩くことが出来ます。
この車輪が錆びついてしまわないように、運転体験者がたくさん来ますように。 -
平成元年、新潟鉄工所製造。もったいないなあ。
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映画のワンシーンのように、若者たちが線路の上を歩いて行きます。
こういう観光客がどんどん訪れて、高千穂橋梁の先の駅まで延長されるといいですね。 -
高千穂駅を後にして、県道237号線の岩戸川に架かる橋に来ました。
高千穂橋梁が良く見えます。
今日は最終便の後の臨時便が出ると聞いたので、この光景を撮りにやって来たのです。 -
狙いはドンピシャでしたが、逆光でしたね。
シャボン玉が飛んでいます。 -
高千穂の中心部から北に国道325号線を走って行くと「トンネルの駅」があります。
既に閉園の時間で中には入れませんでしたが、目的はこちらのSLです。 -
48647。1921年汽車製造。1973年廃車。
2003年にここに移設されました。国道からは良く見えるのですが、柵があって近寄ることが出来ません。 -
金網の脇から撮ってこの程度です。
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そこで今回はドローンによる空撮をしてみました。
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SLは、かつての線路の上にいて、その下を車道がくぐっています。
この先にトンネルがあって、神楽酒造の焼酎の醸造所となっています。
それでは今回はここまで。
次回は2024年春に引退が決定したSL人吉に乗車します。
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