東日本大震災を辿る旅【気仙沼・陸前高田】⑥（旧・下宿定住促進住宅／高田松原津波復興祈念公園）

2022/10/21 - 2022/10/21

【1日目】
名古屋駅 ～(新幹線)～ 東京駅 ～(新幹線)～ 一ノ関駅～(電車)～気仙沼駅～(ホテル送迎)～［泊］網元の宿 磯村

【2日目】
網元の宿 磯村 ～(徒歩すぐ)～ ニッポンレンタカー ～(以降レンタカー)～ 東日本大震災遺構・伝承館 ～ 3.11仮設住宅体験館～ 高田松原津波復興祈念公園 ～ ニッポンレンタカー(レンタカー返却) ～(徒歩すぐ)～ 南気仙沼駅 ～(BRT)～ 大谷海岸駅 ～(徒歩すぐ)～［泊］はまなす海洋館

【3日目】
はまなす海洋館 ～(徒歩すぐ)～ 大谷海岸駅 ～(高速バス)～ 仙台駅 ～(電車)～ 仙台空港～(飛行機)～ 中部国際空港(セントレア名古屋)～ 名古屋駅

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

「旧・下宿定住促進住宅」

こちらも東日本大震災の遺構の一つで、仮設住宅体験館から高田松原津波復興祈念公園へ向かう途中に建っていました。

海側から見て裏に駐車場があったので、レンタカーを停めて見学しました。

震災遺構 旧下宿定住促進住宅 名所・史跡

こちらの建物は中に入ることはできず、外から見るだけですが、津波がどれだけ高い場所まで来たのかが よくわかります。

「高田松原津波復興祈念公園 」

先ほどは立ち寄っただけだったので、気仙沼に戻る前に再度こちらを訪問しました。

高田松原津波復興祈念公園 公園・植物園

とても芸術的な正面入口の向こうには、海へとまっすぐ続く一本道があります。

正面から入ってまっすぐ行くと献花台がありました。

献花台に向かって右手に奇跡の一本松とユースホステル、左手にタピック45があります。

「タピック45（旧：道の駅）」

事前に予約をすれば中に入って説明が聞けるようですが、時間切れで今回は外から見るだけになりました。津波到達地点は14.5ｍ。

旧 道の駅高田松原　タピック45 名所・史跡

後ろから見るとこんな感じ。

階段を登れるようなデザインになっていますが、津波到達地点から考えると、上の数段しか逃れることができなかったのでしょう。

「ユースホステル」

震災直前の2011年1月から長期休館していたため人的被害はなかったようですが、柱が崩壊して建物が崩れています。

「奇跡の一本松」

津波に耐えた大きな松。

震災後2012年5月に枯死し、現在は奇跡の一本松から型どって作られたレプリカがその場所に立っています。

こちらに訪問して、良い意味で意外だったのが、大学生くらいの人がチラホラ見られたことです。

とくにこちらの一本松を見ているときには、平日の夕方にもかかわらず人が居たので、まだこの震災が人の記憶に残っているのだと実感しました。

よく言う「震災を忘れない」という言葉、個人的には、当事者の方々においては忘れることで精神的にラクになれるなら 忘れてもいいと思っています。

その分、被災していない私たちが 震災の事実を知って、それを忘れず教訓として活かしていく。そして、いざという時にその知恵で 誰かの助けになることができればと思っています。

ちなみに、こちらの公園にも震災について学べる資料館があります。

今回は閉館間際になってしまったので断念しましたが、次回は訪問したいと思います。

さて、日も暮れてきたので、気仙沼方面へ戻りましょう。

＊BRTを使う人はバスの時間にご注意ください

ちなみにレンタカーは 燃費が良くてガソリンが全然減りませんでした。
早割使ってたので、1日使って5,000円でおつりが来ました◎

「南気仙沼駅」

レンタカーを返却して徒歩すぐの南気仙沼駅へ。

ここから本日のホテルの最寄り「大谷海岸駅」へ向かいます。

＊BRT利用の人は「奇跡の一本松」～「気仙沼」～（南気仙沼）～「大谷海岸」のルートです。

南気仙沼駅 駅

この駅は、朝ドラ「おかえりモネ」の撮影でも使われた場所らしいです。

朝ドラを見ていなかったことが悔やまれます…（＞△＜）

BRT専用の道路。

普通の車やバイクはこの道を使うことができません。

東日本大震災後、被災したJR路線は 以前からの乗車率の減少等も考慮した結果、電車としての復旧ではなくバス専用道路として生まれ変わりました。

線路ではなく道路に対して遮断機があるというのは、全国で見ても珍しい光景なのでは ないでしょうか。

「大谷海岸駅」

大谷海岸駅 駅

光りすぎてて何だかわからなくなっていますが、左右に見える変な形のものは「まんぼう」です（笑）

道の駅 大谷海岸 道の駅

「はまなす海洋館」

大谷海岸駅から徒歩すぐ、２日目の宿は「はまなす海洋館」さん。

1日目が和系統のホテルだったので、２日目は洋系統のホテルにしてみました。

はまなす海洋館 宿・ホテル

夕飯は気仙沼の特産品と ホテルがお庭で作っている自家製野菜などを使った創作料理。

ウェイターの男性も適度に愉快で、おひとりさまでも楽しく食事できました（＾＾）

南三陸の幸盛

どれも美味しいけれど、とくにフカヒレのゼリー（左の黄色いヤツ）美味しかった～。

メカジキ香草焼き

白身魚と季節野菜～自家製パプリカのソースを添えて～

パプリカのソースが美味しくて、ポタージュにして飲みたいレベルでした！

ふかひれ の変わり揚げ

海鮮カルパッチョ

ふかひれ姿煮。

気仙沼と言えば「ふかひれ」ということもあり、やはり ふかひれの姿煮は出てきますね。

この二日間で、一生分の ふかひれ 食べてる気がする（笑）

仙台牛のステーキ

湯葉と三つ葉のお吸い物

蟹とホタテの釜めし

ふかひれ・仙台牛・蟹・ほたて

もう、夕飯が豪華すぎて 幸せすぎる～

大吟醸酒粕入りの、気仙沼のゆるキャラ「ほやぼーや」をイメージした茄子のアイスクリーム。

茄子と聞いたときは「え！？」って思いましたが、普通に美味しかったです（＾▽＾）

コロナの影響もあってか、２１時３０分までは貸し切り風呂だったので、夕飯後は暇つぶしにフロント横にある読書スペースでゆっくりしてみる。

なぜかスタッフと勘違いされ、知らないおじさん（お客さん）に話しかけられました。

こういう予期せぬ交流も面白いものですね（笑）

本日の お部屋。

夜なので真っ暗ですが、窓の向こうはオーシャンビューです。

この日は流星群が見れるチャンスの日だったので、ベッドに寝転がって暗い部屋から天体観測なんてのもいいかな～と思っていたのですが、みごとに爆睡して天体観測どころでは なかったです（笑）