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2023年5月16日(火)朝、京都御苑で京都御所建礼門前からスタートする葵祭の路頭の儀の行列を観覧した。本来は前日の15日に毎年行われるものだが、天候不良で16日に延期になっていた。<br /><br />16日に延期されたのは2012年以来、11年振り。その前に延期されたのは1997年だった。ちなみにこの日は暑いくらいの快晴だったが、16日も雨だった場合は中止になるそうで、1995年が戦後唯一雨天中止だったそうだ。全く覚えがない。気にしてなかったもんな~<br /><br />葵祭は祇園祭、時代祭と共に京都三大祭に数えられる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭。正式には賀茂祭と云い、平安時代には「祭」と云えばこの祭を指した。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。<br /><br />石清水祭、春日祭と共に三勅祭の一つであり、庶民の祭りである祇園祭に対して、賀茂氏と朝廷の行事として行っていたのを貴族たちが見物に訪れる貴族の祭となった。平安時代以来、国家的な行事として行われてきた歴史があり、日本の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残されている。<br /><br />祭の起源は古墳時代の567年。凶作が続いていたので、賀茂皇大神の崇敬者であった卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)を勅使として、4月の中酉(なかとり)の日に馬に鈴を付け、人に猪頭を被らせて走らしたところ、風雨が収まり、五穀は豊かに実り、国民も安泰になったことに由来する。<br /><br />平安時代の819年には、朝廷の律令制度として最も重要な恒例祭祀に準じて行う国家的行事になった。源氏物語にも、葵祭の行列を見物しようと、光源氏の妻、葵の上と六条御息所が、車争いを演じた場面などが登場する。<br /><br />室町時代の応仁の乱(1467年から1477年)から江戸中期の1693年までの200余年、1871年(明治4年)から1883年(明治16年)までの13年間、1943年(昭和18年)から1952年(昭和27年)までの10年間の中断や行列の中止があった。1884年に再興された際に祭日が5月15日と定められた。コロナ禍の発生した2020年からも行列は中止されていたので、今回は4年振りの行列となる。<br /><br />賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年に祭が再興されて後。行列当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬に至るまで、すべて葵の葉で飾るところからこの名があるとされる。使用される葵はフタバアオイで、2つの神社から御所に納められる。<br /><br />葵祭の祭儀は様々な儀式からなっており、まずは祭当日の前に様々な前儀が行われる。3日に糺の森で行われる流鏑馬(やぶさめ)神事、4日に下賀茂神社で行われる斎王代・女人列御禊神事、5日には上賀茂神社で行われる競馬会神事(くらべうまえじんじ)と下鴨神社で行われる歩射神事、そして12日に下鴨中通から下鴨神社まで行われる御蔭祭に上賀茂神社で行われる御阿礼(みあれ)神事など。<br /><br />15日の祭当日の儀式は宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀から成るが、宮中の儀は東京遷都により、京都御所に天皇が不在となったことから1869年(明治2年)以降は行われていない。<br /><br />社頭の儀は予定通り15日に上賀茂神社と下鴨神社で行われ、この日16日に行われたのは路頭の儀のみ。天皇からの使者・勅使が上賀茂、下鴨の両神社に参向する道中を再現するもので、京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで、約8㎞を行列は進む。葵祭と云えば、この行列をイメージする人が多いと思う。<br /><br />行列のスタートは10時半の予定だが、有料観覧席で見ることにしており、10時までに受付を済ますようにとのことだったので、9時45分頃に建礼門前苑路の南に到着。有料観覧席はここと下鴨神社参道に設けられている(上賀茂神社の境内の芝生拝観席も有料)。1列目だけ1000円高く、2列目以降は同じ値段で、席は選べない。<br /><br />この祭りに限らず、こう云う野外イベントを有料席で見るのは初めてだと思う。有料席以外でもほとんど祭りのイベントを見に行ったことはないのだが、この葵祭の路頭の儀行列は学生の時に、一度だけ友人たちと北大路通と御園橋の間の加茂街道で見たことがある。ただ、何を見たかというような記憶はない(確か学校から思い付きで行ったので、写真もない。携帯ない時代だし、だれもカメラを持ってなかった)。<br /><br />ちなみに有料観覧席以外のコースでの観覧は交通のじゃまにならない限りは自由で無料。後で知ったのだが、親しい友人もこの日、初めての観覧を御苑の南の丸太町通でしてたとのこと。偶然にびっくり。同い年の友人なので、彼も元気なうちに見に行こうって思ったのかな?<br /><br />結構建礼門に近いブロックだったので、指定の8ブロックの指定席に着席するともう10時だった。この時点ではまだ30分前なので来てない方も多かったが、最終的にも結構空席が多かった。チケットは売り切れだったそうなので、1日延期になったことで来られなかった人が多かったんだろうな。前日、確かにパラパラはあったらしいが、大した雨じゃなかったので、そのままやっても良かったんじゃない?と思ってしまう。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9552476854822253&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />いよいよ路頭の儀が始まるが続く

京都御苑 葵祭2023(Aoi Festival 2023,Kyoto Imperial Garden,Kyoto,Japan)

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2023/05/16 - 2023/05/16

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旅行記グループ 葵祭

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ちふゆ

ちふゆさん

2023年5月16日(火)朝、京都御苑で京都御所建礼門前からスタートする葵祭の路頭の儀の行列を観覧した。本来は前日の15日に毎年行われるものだが、天候不良で16日に延期になっていた。

16日に延期されたのは2012年以来、11年振り。その前に延期されたのは1997年だった。ちなみにこの日は暑いくらいの快晴だったが、16日も雨だった場合は中止になるそうで、1995年が戦後唯一雨天中止だったそうだ。全く覚えがない。気にしてなかったもんな~

葵祭は祇園祭、時代祭と共に京都三大祭に数えられる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭。正式には賀茂祭と云い、平安時代には「祭」と云えばこの祭を指した。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。

石清水祭、春日祭と共に三勅祭の一つであり、庶民の祭りである祇園祭に対して、賀茂氏と朝廷の行事として行っていたのを貴族たちが見物に訪れる貴族の祭となった。平安時代以来、国家的な行事として行われてきた歴史があり、日本の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残されている。

祭の起源は古墳時代の567年。凶作が続いていたので、賀茂皇大神の崇敬者であった卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)を勅使として、4月の中酉(なかとり)の日に馬に鈴を付け、人に猪頭を被らせて走らしたところ、風雨が収まり、五穀は豊かに実り、国民も安泰になったことに由来する。

平安時代の819年には、朝廷の律令制度として最も重要な恒例祭祀に準じて行う国家的行事になった。源氏物語にも、葵祭の行列を見物しようと、光源氏の妻、葵の上と六条御息所が、車争いを演じた場面などが登場する。

室町時代の応仁の乱(1467年から1477年)から江戸中期の1693年までの200余年、1871年(明治4年)から1883年(明治16年)までの13年間、1943年(昭和18年)から1952年(昭和27年)までの10年間の中断や行列の中止があった。1884年に再興された際に祭日が5月15日と定められた。コロナ禍の発生した2020年からも行列は中止されていたので、今回は4年振りの行列となる。

賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年に祭が再興されて後。行列当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬に至るまで、すべて葵の葉で飾るところからこの名があるとされる。使用される葵はフタバアオイで、2つの神社から御所に納められる。

葵祭の祭儀は様々な儀式からなっており、まずは祭当日の前に様々な前儀が行われる。3日に糺の森で行われる流鏑馬(やぶさめ)神事、4日に下賀茂神社で行われる斎王代・女人列御禊神事、5日には上賀茂神社で行われる競馬会神事(くらべうまえじんじ)と下鴨神社で行われる歩射神事、そして12日に下鴨中通から下鴨神社まで行われる御蔭祭に上賀茂神社で行われる御阿礼(みあれ)神事など。

15日の祭当日の儀式は宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀から成るが、宮中の儀は東京遷都により、京都御所に天皇が不在となったことから1869年(明治2年)以降は行われていない。

社頭の儀は予定通り15日に上賀茂神社と下鴨神社で行われ、この日16日に行われたのは路頭の儀のみ。天皇からの使者・勅使が上賀茂、下鴨の両神社に参向する道中を再現するもので、京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで、約8㎞を行列は進む。葵祭と云えば、この行列をイメージする人が多いと思う。

行列のスタートは10時半の予定だが、有料観覧席で見ることにしており、10時までに受付を済ますようにとのことだったので、9時45分頃に建礼門前苑路の南に到着。有料観覧席はここと下鴨神社参道に設けられている(上賀茂神社の境内の芝生拝観席も有料)。1列目だけ1000円高く、2列目以降は同じ値段で、席は選べない。

この祭りに限らず、こう云う野外イベントを有料席で見るのは初めてだと思う。有料席以外でもほとんど祭りのイベントを見に行ったことはないのだが、この葵祭の路頭の儀行列は学生の時に、一度だけ友人たちと北大路通と御園橋の間の加茂街道で見たことがある。ただ、何を見たかというような記憶はない(確か学校から思い付きで行ったので、写真もない。携帯ない時代だし、だれもカメラを持ってなかった)。

ちなみに有料観覧席以外のコースでの観覧は交通のじゃまにならない限りは自由で無料。後で知ったのだが、親しい友人もこの日、初めての観覧を御苑の南の丸太町通でしてたとのこと。偶然にびっくり。同い年の友人なので、彼も元気なうちに見に行こうって思ったのかな?

結構建礼門に近いブロックだったので、指定の8ブロックの指定席に着席するともう10時だった。この時点ではまだ30分前なので来てない方も多かったが、最終的にも結構空席が多かった。チケットは売り切れだったそうなので、1日延期になったことで来られなかった人が多かったんだろうな。前日、確かにパラパラはあったらしいが、大した雨じゃなかったので、そのままやっても良かったんじゃない?と思ってしまう。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9552476854822253&type=1&l=223fe1adec


いよいよ路頭の儀が始まるが続く

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