2023/05/12 - 2023/05/12
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たびたびさん
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三ノ宮駅近くの宿を出発して、フラワーロード辺りから相楽園、兵庫県公館、諏訪山公園といった神戸の山の手を散策。その後は西宮に移動して、大谷記念美術館、御前浜、白鹿記念酒造博物館、宮水ほかというコースです。
これからしばらくは何度か機会を設けて神戸市や摂津エリアの探索をするつもりなので、その一環なんですが、ここで改めて前提を整理すると。。
兵庫県には、摂津、播磨、但馬、丹波、淡路という5つの特色ある地域があって、神戸市は摂津。摂津は、神戸市のほか尼崎市・西宮市・芦屋市・伊丹市・宝塚市・川西市・三田市・猪名川町という範囲ですが、阪急・阪神電鉄による交通の便から言うと尼崎市・西宮市・芦屋市・伊丹市辺りは結びつきが強いし、特に、西宮市・芦屋市は都会的な風土が似ていて神戸と一体のようなイメージがありますね。播磨、但馬、丹波、淡路はこの地域に比べるとやっぱり明らかに田舎です。一方で、摂津国全体で考えると兵庫の摂津エリアもあくまで摂津国の一部でしかなくて、大阪府の北中部の大半を合わせたものが摂津国。摂津国と言えば、古来、淀川水系と大和川水系の結節点、難波津があって、聖徳太子が四天王寺を建てたほか、大化の改新後の難波宮に至っては聖武天皇が平城京の副都とした輝かしい歴史があり、その中心部はなんばや天王寺の辺り。兵庫の摂津エリアも大和田の泊りとか古い歴史がなくはないですが、摂津国の視点で考えると一地方という感じは否めません。やっぱり、神戸が京都や大阪に比較される都市として認知されるようになった歴史は幕末の神戸港の開港辺りからでしょう。その神戸市の発展についていく形で芦屋市や西宮市も発展して行ったという感じでしょうか。その辺りのことがこれから見えて来るのかどうか。そういう問題意識で、しばらくは探索を続けて行こうかなと思います。
ちなみに、今回のコースで感じたのは、摂津エリアにおける西宮は江戸期においてはむしろ神戸よりも先進地だったのではないかということ。宮水の酒造りは伏見と並ぶ隆盛を誇っていてその積出港は西宮港や今津港だったし、西国街道の宿場町として賑わっていたのも西宮宿。西宮神社がえびす神社の総本社というのもちょっとした驚きでした。予想していたところとは少し違う点もありましたが、そんなことは普通のこと。展望が開けていく感じは確かにあって、まずはそんなところが収穫だったのかなと思います。
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新神戸駅の南側。二宮町の宿を出発して、まずは相楽園を目指しながらの神戸市街散策です。
ところで、神戸の中心地は三宮ですが、三宮には三宮神社という神社があります。生田神社の八柱の裔神を祀った一宮から八宮までの神社があって、その一つ。二宮町にはこの二宮神社があるんですよね。 -
朝方はビルの影になっていましたが、社殿はやっぱり立派だし、濃い紅色が印象的です。
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まあ、急ぐこともないので、まずは朝めし。
カフェ・バール こうべっこは、フラワーロード沿いの喫茶店。 -
ここでモーニングをいただきます。
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イチオシ
おじいちゃんのマスターが切り盛りしていますが、食器とか繊細なデザインだし、サンドイッチも映えてますね。常連さんも多いので、店内は落ち着いた雰囲気。神戸の朝はこんなイケてるお店で是非どうぞ。
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生田神社の八柱の裔神を祀った一宮から八宮までの神社は、神功皇后が三韓からの帰途巡拝されたという由来なんだそうですが、今度は一宮神社。
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福岡県沖ノ島の宗像大社から勧請した田心姫命を祀っていて、シックな濃い茶褐色の社殿に金の飾り細工が印象的です。
二宮神社の雰囲気も悪くなかったですが、こちらも負けていませんね。 -
さらに西に進んで
神戸ムスリムモスクは、パールストリート沿いのイスラーム教寺院。昭和10年、神戸在住のトルコ人等の寄付で建てられた日本で最初のモスクだそう。通り側の正面から見ると屋根の上に立つ二つの尖塔しか見えませんが、少し離れた場所からだと中央部にモスグリーンと濃紺のドームが見えて格好がいいと思います。 -
南に下がって、これはNHK神戸放送会館。異人館街トアロードと山手幹線の交差点角に建っていて、高い電波塔や外光を目いっぱいに取り入れる明るい全面ガラス窓のデザインとかも含めてとてもよく目立ちます。フリースペースでのイベントとかを積極的に行っていて、NHKの地方局の中でも開かれた施設だと思います。
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さらに南側の神戸基督教改革宗長老会。
始まりは、終戦後の昭和24年。米国人宣教師ウィルフレッド C.マクラクリン牧師が日本にいる中国人にもキリスト教を広めるために伝道館を開いたというもの。現在の礼拝堂は、昭和26年に建てられたもの。鉄骨3階建の近代的な建物で、堂々とした威容を誇っています。 -
山手幹線を西に進むと通り沿いに見事なバラ園
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山手バラ園と標識が出ていましたが、名前は山手街園とも。
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イチオシ
こんな場所ですが、日当たりのいい場所ですからバラには環境的によかったんでしょうね。これ以上ないくらいに元気に花を咲かせていました。
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そのはす向かいに見えるのは、神戸聖ミカエル大聖堂。
英国国教会の大本山、カンタベリー大主教座と連なる教会で、組織としては日本聖公会というようですが、神戸教区には28の教会があり、ほか立教大学や聖路加国際病院、神戸だと神戸松蔭女子学院大学など幅広い活動。なかなかですね。この教会は、四角い鐘塔がちょっと印象的です。 -
そのまま山手幹線を少し進むと四宮神社。宗像三女神の市杵島姫命を祀ります。
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通りから一段高い場所にあって、鳥居や社殿の若々しい明るい赤色が印象的です。
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イチオシ
では、いよいよ相楽園へ。
旧三田藩士であり、神戸で事業を起こし実業家として成功を収めた小寺泰次郎の私邸だった庭園ということですが、武家屋敷のような威厳のある構えの入り口がすごいですね。 -
入り口を入ると緩やかな上り道。
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ソテツの林も立派です。
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その先に現れたのは旧小寺家厩舎。
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イチオシ
戦災も潜り抜けて残った明治40年代の建物です。設計はドイツ派の河合浩蔵。ドイツの民家風の洋式厩舎建築だそうですが、円形の尖塔のような塔屋とか物語にでも出てくるような建物。どこかの貴族の館にでも来たみたいな気持ちになる姿だと思います。
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その隣りは、移築されてきたという旧ハッサム住宅。インド系イギリス人貿易商ハッサム氏の自宅として、明治35年に建てられたもの。木造2階建、寄棟造桟瓦葺の洋館は、白地に濃いモスグリーンのツートンカラー。
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イチオシ
正面に設けられたベランダは、一階から二階を柱頭部にはアカンサスの葉をかたどった柱が貫いていて、開放感抜群のすっきりした構造ですね。背後にレンガ造りの煙突も見えますが、正面から見上げたデザインは見た瞬間からインパクト大だと思います。
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この小さな門の中が中心部の日本庭園は池泉回遊式。
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なるほど、これは大名庭園のような堂々とした造りですよ~
つまり、相楽園はこの日本庭園のエリアを囲んで、西洋風の旧小寺家厩舎や移築した旧ハッサム住宅があったり、ソテツの林、芝生の広場があるという多重構造となっているんですね。 -
現在は神戸市に寄付されて都市公園となっているのですが、この日本庭園は、私邸の面影がそのまま残っている感じ。
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神戸の市街にあっても
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優雅なものですねえ。
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この変わった建物は船屋形。
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イチオシ
姫路藩主が河川での遊覧用に使っていた川御座船の屋形部分を使って建てた二階建ての建物で、桧皮葺の屋根に金の飾り金具が煌びやか。池のほとりにあって、日本庭園全体の景観の中でも独特のアクセントとなっていますが、なかなかのセンスだと思います。
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池に臨んだ建物はもう一つあって、これは浣心亭。小寺邸内にあったという茶室で、いったんは神戸大空襲で焼失してしまいましたが、戦後、日本庭園の池のほとりに復興されました。通常は公開されていませんが、いずれにしても、日本庭園の景色の中に溶け込んで、これも風景の一部をなしている存在。白い障子も美しい日本建築です。
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池の周りを一周しましたが、
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こうしたレベルの庭園は作庭を直接担った専門家だけではなく、施主である小寺泰次郎が並々ならぬ美意識の持ち主でもあったということ。ただ、任せるだけではいいものはできません。
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最後に芝生の広場も確認して終了です。
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相楽園からは北に向かって諏訪山を目指します。諏訪山の麓について諏訪山公園の方に行こうと思ったのですが、グーグルの地図を見ても道がよく分からない。仕方がないので諏訪神社の方を先にすることにしました。
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諏訪神社は、仁徳天皇の皇后、八田皇后の離宮鎮護神として創建されたと伝えられ、源平合戦の際には源義経が武運を祈ったとも。諏訪山公園の脇の長い階段を登っていくのですが、ちょっとした山登りの感覚でけっこうしんどいですねえ。
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こういう感じからしても、神戸の人は坂道をあんまり苦にしていないような気がします。
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諏訪神社の境内から諏訪山公園の方に抜け道があって、公園の最上部の広場に入ることができました。
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特に眺めがいいというほどでもないですが、まあまあの広さがあって、それなりの公園。しかし、こんな山の上になくてもという感じはなくはないかな。ここも神戸市内の幼稚園の子供たちとかにとっては当たり前に上ってしまう公園なのでしょうね~
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公園の中に建つ金星観測記念碑は、大きな円柱形の石碑で、ローマ字のような字で何やら書いてあります。明治の始め、1874年、太陽と金星、地球が一直線に並ぶ金星の太陽面通過をフランス人が観測し、日本人も最先端の技術を学んだという場所なのだそうです。
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諏訪山公園を降りてきて、また市街に戻ってきました。今度は兵庫県公館を訪ねるのですが、その途中。
兵庫県民会館の中にある -
兵庫県民アートギャラリーは、市民のためのギャラリー。この日は、池坊芦屋支部の方々による生け花の展示会の準備の真っ最中。先生らしき人とそのお弟子さんたちが一生懸命作業をしていました。
池坊の歴史を紹介するパネルなんかもあって、ちょっと拝見。仏教伝来とともに仏前供花が伝わったところから生け花の歴史が解説されていました。京都には池坊の資料館があって、また行ってみる予定です。 -
イチオシ
そして、これは兵庫県公館の北側の神戸栄光教会。現在の建物は、阪神・淡路大震災で倒壊した先代の教会堂を踏襲し、平成16年に再建されたもの。ゴシック様式の外観は神戸の教会群の中でもかなり存在感を放っていて、県の景観形成重要建造物に指定されたのも納得です。
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さて、では兵庫県公館へ。こちらは、明治35年に建てられた兵庫県庁本庁舎。北側から敷地内に入ります。
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ぐるりと回って
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これが正門の方。
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イチオシ
うーん、なかなか立派ですよ~
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ただ、入り口はこちらではない。
また北側に回って、そこから中に入ります。 -
かつての県本庁舎の建物は、昭和60年から迎賓館および県政資料館となっています。外観からして堂々としたルネサンス建築でしたが、内部の方も悠々とした広さ。
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兵庫県の歴史や産業・文化を幅広く紹介する展示室がいくつもあって、かなり見応えありですね。
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兵庫が一つの塊となったのは明治以降なので、
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兵庫県の歴史としてはそれ以降の解説なのですが、
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摂津、播磨、但馬、丹波、淡路という5つの特色ある地域をそれぞれに紹介したり、
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阪神淡路大震災についても一部屋まるまるが展示室となっていたり。
博物館ほどではないですが、それなりにがんばった展示内容だなと感心しました。 -
この辺りで昼飯です。
劉家荘は、元町商店街から少しわき道を入ったところ。 -
定番の焼鶏定食をいただきました。蒸した鶏肉をまた揚げたものですが、小骨がけっこうあって、根気強く食べないといけませんね。まあ、その分、鳥のうまみはしっかりあって、これが人気ナンバーワンなのは納得かな。あんまり濃い味ではないのもいいと思います。ごちそうさまでした。
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JR元町駅からさくら夙川駅に向かいます。
元町商店街から元町駅まではすぐ。 -
元町駅交番も渋いですよね。
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西宮の散策はさくら夙川駅から。
駅からすぐにある夙川公園の正式名称は、夙川河川敷緑地。夙川の河川敷ではあるのですが、大きく育って歴史を感じさせる松並木に挟まれるような形で広場が確保されていて、あんまり河川敷という感じではないですね。 -
児童向けの遊具もそこそこ。豊かな緑に覆われるというか囲まれたような雰囲気がとてもいいと思います。
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イチオシ
ここから南に下って、大谷記念美術館へ。
こちらは、実業家、大谷竹次郎から提供されたフランス・日本の近代絵画とその邸宅を美術館としたもの。 -
会社の保養所のような外観ですが、
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館内に入ると正面には全面ガラス窓の向こうに端正な日本庭園の眺めがあったりして、さすが老舗美術館といった品の良さが際立っていますね。
拝見した展覧会は、「生誕100年 秦森康屯展 館蔵品の作家とともに巡るその時代」
秦森康屯は、三原市出身で西宮を拠点に制作活動を行った画家。大谷記念美術館の所蔵品となった作品も多いようで、氏の生涯における画業の変遷を辿るという内容。若いころの悶々とした精神状態から苦しみを越えて、最後はそれでもやっと希望の光が見えてくるといったところでしょうか。ちょっと鴨居玲の凄味に似た画風が印象的で、こうした画家にちゃんと目が行っていることも素晴らしいなと思います。 -
また少し歩いて
西宮市立郷土資料館は、西宮市立中央図書館の建物内。 -
展示の中心は、
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西国街道と中国街道の交流地として賑わったかつての西宮宿のあれこれや
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灘五郷の酒造り、
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名塩の紙すきなど。
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摂津エリアは海岸にそって、神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市と並んだ配置ですが、西宮市はこうして古くからの産業もあるし、文化都市のイメージもある。その背景がよく分かる展示内容だと思います。
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ただ、その後、旧西宮宿のことをもう少し調べたかったのですが、ネットの情報なんかでも具体的な場所とかよく分からない。それだけ開発が進んだのかもしれませんが、ちょっともやもやが残っているところです。
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西宮市立中央図書館内にはもう一つ、西宮市平和資料館というのもありまして。
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つまり、西宮でも、昭和20年3月から8月に10回の空襲があり、多くの方が亡くなったのだとか。空襲を行う爆撃機の姿や被害を受けた街の写真とかが展示されていて、悲惨な戦争の記憶を風化させないようにとの思いが伝わってきます。とにかく戦争はダメ。日本のあちこちにはそうした平和への願いを込めた施設は意外にあって、日本の平和主義を底辺で支えているような気がします。
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さらに南へ。
海岸部に向かって御前浜を訪ねます。
高い堤防があって、それに設置された階段で乗り越えると -
またここは別世界。夙川の河口付近に広がる砂浜は、見通しの良い砂浜を貫く遊歩道が整備されていたり、姿の良い松林があったりと長閑な浜ですよ~
ただ、先ほども触れましたが住宅地の方に波風が来ないよう高い防波堤で囲まれていて、陸地側から浜に出るには限られた経路からしか入ることができないので、それがちょっと難点と言えば難点ですね。 -
イチオシ
その一角に建つのは西宮砲台。
一見すると貯水タンクのような円柱型のコンクリートの建造物は、高さ12m、周囲53mと途方もなく巨大なものですが、これは、幕末、黒船の来襲に備えて幕府の軍艦奉行、勝海舟の勧めで造られた砲台なんだとか。実際に役に立つものだったかどうかは疑わしいのですが、こうして朽ちずに残っていることを考えるとそれなりにちゃんと造った質のいいもののように思います。 -
住宅地区に戻って、これは住吉神社。神社の前には神社の由来について大きな説明板がありました。
ひとつは、御前浜が豊かな漁場であり、その進んだ漁法が房総半島に移った人々によって彼の地の業業発展に資したこと。
もうひとつは、西宮の米穀商、當舎屋金兵衛が、享和年間(1801~1803)に、酒の積出港でもあった西宮港を守るための築洲を造成する工事の成就を祈念し、住吉大神を勧請したということ。 -
神社は石垣でしっかり固められた一段高い場所。落ち着いた雰囲気のいい神社です。
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ここまで来たら、白鹿記念酒造博物館へも足を延ばします。
ほ~
これは想像を超える立派な建物ですよ~ -
入り口を入って
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中は美術館のような雰囲気ですが、
つまり、白鹿記念酒造博物館は、日本酒に関連する美術品や文献資料を常設展示する「記念館」と酒造りの道具や資料を展示し、酒造りの遺構を公開する「酒蔵館」の二つの建物があるんですね。で、こちらは「記念館」。 -
”桜を描く”の企画展が行われていて、数多くの桜の絵を拝見しました。笹部さくら資料室も含めて、桜に相当のこだわりがあるようですね。
ただ、これでもかというほどの展示のボリュームで、正直言うとさすがにちょっと疲れたような気はします(笑) -
「記念館」から「酒蔵館」の方へ。
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入り口を入って
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奥に進むと木造の建物。
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見慣れた一般的な酒蔵の建物ですが、
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それでもしっかりした規模があって
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展示の方も見せる工夫がちゃんとしています。
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これはレンガの遺構のようですが、
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とにかく
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この悠々としたスケール感と
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保存状態がいい道具類の
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丁寧な展示の
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美しさは
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やっぱりほかの酒蔵とは
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格が違うような。
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伏見と並ぶ日本トップの酒どころ、西宮の酒蔵の底力を感じるような施設だと思います。
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この後、西宮の酒造りを支えた宮水の方に向かいましたが、その途中。
白鷹禄水苑は、これも西宮の大手の酒蔵、白鷹酒造が運営するアンテナショップのような迎賓館のような施設。 -
白壁の塀に囲まれた立派な建物なので入るのにちょっと気後れするような感じがありましたが、それはそれ。思い切って入ってみると中ではお得意さんを招いての試飲会みたいなのをやっていました。
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私はスルーして奥に進んで、
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酒造りの資料館のようなエリアを拝見。
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さすがに白鹿記念酒造博物館のようなスケールではないですが、
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施設内は上質な雰囲気があって、
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展示も美しい。
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こういう歴史と文化の香りがするのは好きですねえ。
ほどよい感じも嫌味がなくて、こちらもなかなか良い施設だと思います。 -
参考までということで、灘五郷と言われる酒どころのブランドを整理すると以下の通り。
<西郷>
沢の鶴
<御影郷>
白鶴、菊正宗、剣菱、戎面、福寿、仙介・琥泉、大黒正宗
<魚崎郷>
千代田蔵、松竹梅、浜福鶴、櫻正宗
<西宮郷>
日本盛、灘自慢、喜一、金鷹、白鷹、白鹿、灘一、寳娘、島美人、德若
<今津郷>
大関、扇正宗
このうち、<魚崎郷>、<西宮郷>、<今津郷>が西宮市。<西郷>、<御影郷>が神戸市です。範囲がとても広いので、回るのは容易ではない。10年前にちょっとチャレンジしましたが、とてもとても。怖気づいてしまって、それ以来、近づいていませんでしたからね(https://4travel.jp/travelogue/10842204) -
そして、宮水です。
宮水発祥之地の碑は、灘・伏見と表される日本トップの酒どころ、灘五郷を象徴する碑。男酒と言われる辛口で知られる灘の酒造りに適した名水「宮水」は灘の酒の品質の大きなバックボーンとなりました。さりげない感じで建っていますが、とても重要な碑だと思います。 -
もうひとつの宮水庭園は、宮水の管理地。宮水は六甲の伏流水のようですが、大関、白鹿、白鷹の3社が整備した一角。一面に砂利が敷かれた中に黒いドームのような形の覆いがいくつかあって、見るからに厳重に守られている一角です。
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これで、西宮駅に向かいます。
西宮神社は、駅の手前にある「西宮のえべっさん」。全国に3.5千社あまりあるえびす神社の総本社です。 -
境内は想像もしていなかった広さ。
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奥が深いですね~
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これが拝殿ですが、
赤い表大門やこの拝殿に本殿は、慶長9年(1604年)、豊臣秀頼によって再建されたもの。華麗かつ規模もある豪壮な意匠で、なんだかスカッとする気分になりますね。
また最後に西宮の底力を感じたように思います。 -
阪神西宮駅の駅ビルはエビスタ西宮。阪神百貨店がキーテナントのショッピングセンターです。駅の入り口でもあるのですが、エントランスの大きな赤いアーチが華やかな印象ですね。
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ただ、改札に向かう通路沿いに並ぶ専門店はマツモトキヨシとか実用的なショップが目立っていて、まあなんということはありません。
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西宮駅から武庫之荘駅へ向かいますが、阪急今津線経由。
この阪急今津線は、宝塚駅から西宮北口駅を経由し、今津駅までを結ぶ路線。この地域を東西に走る阪神線、JR線、阪急線を南北に結んでいて、けっこう貴重。阪神線、JR線、阪急線はさほど距離はないのですが、坂道というか勾配が急で歩いて行き来するのは意外にしんどいですからね。 -
晩飯はグリル小川。武庫之荘駅から少し歩きますが、この辺りだとやっぱり一番人気の洋食屋さん。定番のハンバーグをいただきましたが、しっかりした肉の味わいがあって、期待通りけっこうな満足感。ただ、もう少し店内が広いということなしなんですけどね。
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武庫之荘駅からはそのまま阪急線で京都の四条河原町駅まで。
今夜の宿は、R&Bホテル京都四条河原町。明日は京都市内。天気がイマイチのようで、それが心配です。
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