美味いものを求めて逗子へ。住んだらどうだろ？という目線で海辺の街を食べ歩く。

2023/05/05 - 2023/05/05

このところ訪問頻度が高い逗子。

旅の目的って、名所訪問やその土地のグルメ等々様々だけれど最近、目的が一つ増えた。
それは、引っ越し先探し。


暮らすなら、海があり、山があり食べ物がおいしい場所がいい。
候補として漠然と考えている場所は、北から仙台、熱海、神戸、福岡あたり。
そして、神奈川の逗子・葉山。
まあ、地震のニュースが流れる度に心は揺れるのだけれど。

前回は昼にアジフライを求めて逗子を散策。
今回の目的は逗子の夜。
逗子のレストランチェックに赴いた。

住んだらどうだろう？という目線で逗子を散策２。

散策1はこちら
アジフライを求めて逗子へ。住んだらどうだろ？という目線で海辺の街を歩く。
https://4travel.jp/travelogue/11814636

エリア 逗子・葉山(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

コロナってなんにも良いことがなかったけれど、近場に目を向けるきっかけになったことは良かったな。

というこでこのところお気に入りの逗子へ。横浜からは約30分。

点々の場所が気になる“ずし”

逗子駅 駅

手前の鎌倉駅で乗客のほとんどは降りてしまう。

先日絶品のアジフライを頂いた、つく志さん。
https://zushi-tsukushi.com/

15:30という中途半端な時間にもかかわらず、驚くことに７-８人客が並んでいた。
この前、並ばずに入ることができたのはラッキーだったのかもしれない。

つく志 グルメ・レストラン

亀岡八幡宮

逗子の鎮守
https://www.yoritomo-japan.com/kamegaoka-hatiman.htm

鎌倉は鶴で逗子は亀、ということらしい。

亀岡八幡宮 寺・神社・教会

本日は田越川に沿って海まで出てみようと思っていたが、いきなり歴史を感じさせられるものが。

三浦胤義遺孤碑

承久の乱で敗れた三浦胤義は自害し、子供たちはここ田越川の河原で処刑されたそうな・・・

人が並んでいるのに出くわしたが、何屋さんか不明。
カフェですかね？

何か碑があるので近づいてみると・・・

六代御前の墓

六代御前の墓 名所・史跡

六代御前とは、平清盛の曾孫の平高清のことだそうな。
最後の将軍ならぬ、最後の平家的な人物らしい。

まあ、この辺りにも血なまぐさい歴史があることは認知しておきゃなきゃね。
鎌倉はすぐ隣だし。

田越川に沿って歩いてきたが海が見て来た。

蘆花記念公園

逗子は、明治の文豪徳富蘆花のゆかりの地であるらしい。
徳富蘆花は逗子で4年を過ごし、代表作の不如帰を書いたらしい。

読んだことが無いのでなんとも。

公園もご近所さんの憩いの場と化してました。

蘆花記念公園 公園・植物園

うっすらと富士山が見える。

写真を拡大してもらったら見えるかな。

海沿いを逗子駅方面へ。

さてさて、一杯ひっかけようと向かったのは、たこ焼き缶詰バー THEという立ち飲み店。
逗子のたこ焼きの実力拝見と勇んで赴く。

が、
店頭にはビーチパラソルと簡易椅子が出され、座りきれない客でいっぱい。
反対側にはたこ焼きの焼き上がりを待つ女子中学生軍団。

中学生の圧に怯む。
たこ焼きは諦めて、もう一軒チェックしておいた店へ。

酒という漢字が顔に見えるな。
シミュラクラ現象ってヤツですかね。

ひがんしがん グルメ・レストラン

おや、ネット情報によると16時間店となってましたが、休日は14時オープンの様ですね。

もっと早く来ればよかった。

入店すると10席ほどのカウンターは満席。
数名立てる場所がありそこで一杯ひっかけることに。

この店、驚いたことが二つ。

一つは客に二組赤ん坊連れが居たこと。

逗子スタイルなんですかね、ちょっとびっくり。

チューハイにレバーを焼いてもらう。

次いでてっぽう

なぜてっぽうと呼ばれるかは、内緒だ。
酢の小瓶と共に出てきた。
お酢をかけて食べるのは初めてだ。

ホワイトボードにあったレアものを追加。
動脈だって。

さてさて、こちらのお店、驚いたこと二つ目はその値段。
サッポロラガー大瓶880円。
大瓶400円台の大阪の立ち飲み屋と比べちゃぁかわいそうだが、
先に帰ったカップルの支払いは軽く1万越え。

逗子の物価は高い、とは聞いていたが・・・

こちらがもつ焼き屋に求めるものとはちょっとベクトルが違うな。
もつ焼き主体の昼から飲める居酒屋と考えた方が良いのかもしれません。
いい酒置いてるし。

近くの店に貼ってあったポスター

花火大会だって。久々の開催なんだろうなあ。

逗子プロレス祭り2023

ほぉ。

CREMAHOP

良い時間になったので、
逗子銀座通り商店街のアイスクリーム店でお連れさんをピックアップ。

CREMAHOP 逗子店 グルメ・レストラン

本日予約を入れておいたのは、ONという名のビストロ

https://www.on-zushi.com/

店はこじんまりしており、カウンター4席に二人用テーブル５卓。

そのテーブルを我々と、もう一組で使う。

まずは、メニューをチェック。
メニューからその店の方向性を読み取るのはなかなか面白い作業でもある。

前菜・炭水化物・メイン・デザートと別れており、前菜の数が多い。
アルコールの種類も豊富。

細かいことは気にせず、好きなものを食べてくれ、という考えであるんだろう、と理解し気になったものをオーダーすることに。

グラスワインは栃木のココ・ファーム・ワイナリーの農民ロッソと、山形の高畠ワイナリーのものが用意されていた。

高畠のクラッシックシャルドネでスタート

グラスは各800円

800円のグラスワインは軽く流すのに、もつ焼き屋のビール大瓶880円にひっかかるのってどうなのよ？と自問自答する。

気になった皿一品目

鯖ハムとマスカルポーネのムース　金柑とマーマレード

スタートの一皿として最適でした。
鯖の塩気と金柑とマーマレードの甘さをマスカルポーネが下支え。
へぇ～え。

気になった皿二品目

天然 活〆真鯛のカルパッチョ　カブと甘夏　ジューシーフルーツ
甘夏っていいネーミングだなぁ、と今更に。

これも面白い。カブが甘くて主役の鯛を食っている。

気になった皿三品目

20種以上のお野菜を使ったon..(温)野菜　八丁味噌赤ワインソース

これ、メニューの一番上に書かれていた。
自信作なんだろう。

10種くらいまでは数えたけれど、最後は美味しけりゃいいな、と。
メインと考えてもおかしくない見事な皿でした。

味噌と赤ワインを合わせるのって最近よく見かけるけれどこの皿は素晴らしかった。
特にゴボウが秀逸。

気になった皿四品目

足利マール牛　赤ワインで炊き上げたパエリア　1/2

炭水化物は、パスタとパエリアが用意されていた。
パンがあったか否かは不明。

足利マール牛という牛肉は初めて食べたんだけれどサシのない鰹のようにも見えるさっぱりとした牛肉でした。栃木の長谷川農場で飼育される日本国産交雑種だそうな。

取り皿も洒落てる。

シェフは栃木出身の様でその縁から、足利マール牛なんだろうけれどここは逗子。
場所柄、葉山牛を出せ！なんて客もいるだろうねえ。

この足利マール牛、ココ・ファーム・ワイナリーのぶどうの果皮や種を発酵させた飼料を食べているそうなので、ココ・ファーム・ワイナリーの農民ロッソと共に。

一応メインもチェック。
岩中豚の肩ロースグリル。

付け合わせのマッシュポテトが美味しく、メニューにも単品として載せられていたので次回は真っ先に頼むことになるだろう。

珈琲で〆。

込み合って来ると料理の提供スピードにやや難ありだったけれど、丁寧で満足度の高いビストロでした。
機会があればまたお邪魔させていただきましょう。
次回は麦わら帽子にサビーチンダルで。(これが逗子スタイルみたいでした。)


ところでこの店のそばにカツズという石原慎太郎や逗子、葉山に住むそれなりの方々が贔屓にしている老舗イタリアンがあることを後から知った。
こちらも気になる。

逗子、なかなか奥が深い。

引っ越し先探しという建前で次はどこ行こ？