アジフライを求めて逗子へ。住んだらどうだろ？という目線で海辺の街を歩く。

2023/03/11 - 2023/03/11

先週、三浦半島の田浦梅林から三浦アルプス経由で逗子まで歩いた。
今週も足を向けたのは逗子。

旅の目的って、名所訪問やその土地のグルメ等々様々だけれど最近、目的が一つ増えた。
それは、引っ越し先探し。


暮らすなら、海があり、山があり食べ物がおいしい場所がいい。
候補として漠然と考えている場所は、北から仙台、熱海、神戸、福岡あたり。
そして、神奈川の逗子・葉山。

ということで、今回の目的は先週食べ損ねたアジフライを食べることと、逗子の町チェック。
住んだらどうだろう？という目線で逗子を散策。

エリア 逗子・葉山(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

逗子駅までは横浜から30分弱。
大船、北鎌倉、鎌倉、逗子と繋がっていくのだけれど大船駅を出るときにちょっとしたハプニングがあった。

なんだか、あぶないな、と座席から注意して見ていたのだけれど、向かいのドアに寄りかかっていた若い男性が朽ち木のように倒れた。そして痙攣。

横を向かせようとしたときに誰かが緊急ボタンを押してくれたようで、列車が発車することはなく、男性もすぐに起き上がったのでほっとした。

男性は大丈夫と言って車内を歩き出したけれど、再び悲鳴が聞こえたところを見るとまた倒れたようだった。
無理にでもホームに降ろすべきだったな。

その後、走り出した列車からは、ホームで駅員が介護しているのが見えた。
てんかんかと思うが、ちょっとびっくり。

北鎌倉駅で多くの乗客が降り、鎌倉駅でいっそう多くの乗客が降り、車内に残されたはわずかな人々と共に逗子へ。

まず駅前で迎えてくれるのは魚屋 魚佐次。
逗子駅駅前の魚屋は先週予習済み。

しかし駅前に魚屋があるのっていいなぁ。

和食 魚佐次 グルメ・レストラン

めばるは二尾550円。

一応鯵もチェック。

千葉産・地あじ　とはどういうことだろう？

鯵は2尾で400円。

魚屋はここと銀座通り商店街にもう一軒。
駅前にＯＫストアもあったし問題なし。

さて、本日の目的の一つが逗子銀座商店街入り口のはら田という店でアジフライを食べること。

先週、通りがかった時に行列が出来ていたので気になっていた。

逗子銀座商店街 市場・商店街

今回アジフライの候補に選んだのは、
さかな食堂
まるわ食堂
とこちら、日本料理はらだ

ところで、カキフライは和食店以外にもとんかつ店や洋食店で出す店もあるが、アジフライは和食店でしかお目にかからないのはなぜなんですかね？

日本料理 はら田 グルメ・レストラン

生しらすは獲れなかったようだが、今日の目的はアジフライ。

しらすは、取っちゃいかんな。

11:30の開店と同時に入店。

日本料理って書かれていたので、割烹っぽい店内を想像していたのだけれど居酒屋ですねえ。
厨房には昔やんちゃしてました、といった感じのお兄さん。

日本料理 はら田 グルメ・レストラン

まぐろ漬け丼や刺身も魅力的。
ちょと気持ちが揺れる。

初志貫徹、鯵フライを頼むと定食ですか？
と聞かれたところを見ると、飲みたそうな顔をしていたのかもしれない。

蛸かき揚げも食べてみたいなあ。

さて、念願(というほどでもないが)のアジフライ。

半身が４ピース。
鯵二尾分ですねえ。

こちらのお店、やはり名物のかき揚げを多くの人が頼んでいた。
もっともかき揚げはアジフライの皿くらいの大きさだったので、頼まなくて良かったぞ、と。

みそ汁のワカメがめっぽう美味しかったのは海辺ならでは。
ワカメは今が旬だ。
アジフライよりもそのワカメのインパクト大。

ただちょっと困ったのは写真の左上の白いパック。
実は納豆がちょっと苦手。

納豆と共にちょっと閉口したのが、席が空くのを待つ人々の圧。

入り口に一番近い席だったこともあって落ち着かなかった。

５分おきにまだ？って感じで覗かれるし。

アジフライも無事食べることが出来たので、街ぶら。
まずは逗子生産直売所を冷やかす。

菜の花が出ていた。春だねえ。
お約束の三浦大根も。

八百屋は何軒かあったので困ることはないな。

三河屋

次いで酒屋チェック。
古い酒屋は街のへそみたいなもんだからねえ。

ワインの品ぞろえが凄いな。

この街、ワイン好きが多いと見える。

駅ビルとユニクロのない街は洋品店が元気に思える。

この街、アパレル関連は少ないように思うが今はネット時代だから困ることはないだろう。

TRATTORIA Ocean

イタリアンはいっぱいあるな。
このあたり、ピザやパスタの店に困ることはあるまい。

食後の珈琲でも、とCREMAHOPというカフェへ。

CREMAHOP 逗子店 グルメ・レストラン

おや、アイスクリーム屋さんでしたか。

１．アイスクリームの種類を選択

２．コーンかカップを選択

３．支払い

４．その後にあれこれ試食という変わったシステムの店でした。

普段あまり手を出すことのないアイスクリームに手を出したのは、この日良い陽気であったこともあるけれど、口の中の納豆感を一掃するため。

こちらのアイス、めっぽう美味しかった。

https://www.cremahop.com/

asile というビストロには満席の札がかかっていた。

ところで君、どこかで会ったことあるな。

asile グルメ・レストラン

逗子銀座通り商店街を抜けたらこのソフトクリームを目印にまっすぐ進む。

カフェ　くじらぐもの前を過ぎると、

唐突に海が現れる。

駅から10分足らず。

先週も同じ場所からこの海を眺めたのだけれど一週間でだいぶ春めいた。

鎌倉高校前駅なんかはアニメの聖地と言うことで、観光客が溢れているらしいが逗子の海はジモティばかり。

逗子海水浴場 ビーチ

海を眺めながら、先ほどの三河屋商店で買っておいた湘南ゴールドサワーを頂く。

ちょっと甘いな。

この日は3月11日。

海を眺めながらいろいろ思い出した。
あの日、あの時高層ビル内にいたのだけれど、ビルが折れるかと思った。

携帯は繋がらず、電車は止まり、真っ暗な道を歩いて帰宅。

その後は、ご存じの原発。

福島や宮城は色々ご縁が深い場所なので思うことも多い。

しかし、阪神大震災、サリン事件、3.11、コロナにウクライナ。
色々あるな。

南海トラフ地震、今後３０年以内に発生する確率が７０から８０％って言われているし。
住む場所選びって結構難しい。


そういえば阪神大震災の影響で東京へ転勤となり、初出社の日山手線の中で隣の乗客が傘の先で何か(サリン)をつついていた、という知り合いがいたんだけれどお元気ですかねえ。

感傷に浸るのもこれくらいにして次、行きますか。

アジフライの候補だったまるわ食堂もチェック

まるわ食堂 グルメ・レストラン

こちらはなんか、ボリューム感が凄いな。
皆さん、昼から船盛食べてるし。

高養寺

小説「不如帰」の舞台となった人らしい。

蘆花記念公園

ああそれで蘆花記念公園なんだ。

小説「不如帰」は徳富蘆花の代表作。
読んだことは無いが。

蘆花記念公園 公園・植物園

次いで向かうは披露山公園

披露山公園には猿がいるらしいがこの道で良いのか？

と思いながら山を登る。

登り切った先には駐車場。

海側からの道は裏道だったようだ。

披露山公園 公園・植物園

頂上には展望台。

披露山公園 公園・植物園

あれに見えるは江の島

江の島は良いのだけれど、驚いたのは眼下の大邸宅の数々。

逗子って高級住宅街なんですねえ。知らなかった。

披露山公園 公園・植物園

皆さんお弁当を広げていらっしゃる。

ここ、夕日も眺められるんですかねえ？

しばし放心。

ちゃんといましたニホンザル。

過日、長野・地獄谷温泉での温泉に浸かる猿を見ることは出来なかったが、毎日湘南の海を眺めている猿は見ることが出来た。

猿の他には鳥舎。

クジャクの隣は、名古屋コーチン。
そのまた隣はセキセイインコという風変わりな展示でありました。

さて、下山。

逗子に新宿があるなんて知らなかった。

通りがかりの民家のベランダに干されていたものは、靴下とワカメ。
ところ変われば品変わる。

逗子駅前に戻って一休みしながらベーカリーもチェック。

富士屋牛肉店
次いで、肉屋チェック。

葉山牛が売られてますねえ。葉山牛はなかなかお目にかかれずまだ食べたことがない。

富士屋牛肉店 グルメ・レストラン

昭和なルックスのヒツジという店は、元洋品店で現在は喫茶店であるようだ。

本屋が見つからなかったが、どこかにはあるだろう。
食べモノは美味しいし、街はきれいだし良い街ですねえ、逗子。
鎌倉付近ってどうもアウェー感を感じるけれど、逗子の町は非常に馴染みやすい。

病院チェックをし忘れたが、引っ越し先候補の逗子散歩 昼の部はこれにて終了。

この後、夜の部である飲み屋チェックへ。

一軒目は駅前の寄り屋さんから。

立ち呑み処 寄り屋 グルメ・レストラン

海辺の立ち飲み屋、肴が面白い。

政治家の決起集会のポスターの上に貼られたメニューからは、何か強い意志が感じられるな。

逗子って著名人や芸術家が多く住んでいて、この店でフツーに飲んでいるという情報を得ていたが、この日は誰にも遭遇せず。


さて、逗子散歩第二部、長くなるので別編(未定)で。