韓国の宿泊費はまだまだ安い？１万１千円で設備充実の「釜山駅シティホテル」【４歳半の初海外、初韓国、初釜山！その２】

2023/04/22 - 2023/04/23

　２０１８年の我が子の誕生以来、夢であり目標だった家族での海外旅行。闘病とコロナ禍を経て、ようやく実現できました。
　ニューかめりあで釜山港に着き、無事解放されたのは午後７時。我が子の就寝時間まで１時間、急いでホテルにチェックインだ！

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　釜山港国際ターミナルでは、釜山のシンボル・かもめちゃんが出迎えてくれました。
　SIMカードは日本で入手済みだし、５年半前のウォンも手元にあるので、ターミナルでは入国手続き以外の「儀式」は不要。ホテルに向かうのみです。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

　ところがターミナルには、タクシーが１台も停まっていませんでした。コロナ禍でタクシーの台数が急減した上、アプリでの呼び出しが普及して、街中でタクシーを捕まえるのは以前より難しくなった…とは、帰ってから仕入れた知識です。
　案内所でタクシーを呼んでもらうという古典的な手法も思いつかず、とにかく急いでチェックインせねば！と、大荷物と我が子を抱えたまま、街へ歩き出しました。

　港からは近い草梁（チョリャン）の宿ではありますが、幹線道路を渡る横断歩道が少なく、線路を地下道でアンダーパスせねばならないので、思った以上の距離がありました。
　あれほど猫は不吉な動物と言われていた韓国で、猫専門のペット用品店ができるとは。留学していた２０年前を思えば、隔世の感があります。

　３０分弱歩き、１９時４５分、ようやくagodaで予約した釜山駅シティホテルにたどり着きました。ミスリードで、ヨメさんにも我が子にも苦労を掛けてしまいました。
　１泊11,407円。僕としては韓国で宿泊にかけた費用の最高額ではあるけど、円安・物価高騰の折でもあります。どんなレベルのホテルなんでしょうか…？

Busan Station City hotel ホテル

　清潔感のあるエレベータを１０階まで上がり、さらに清潔な廊下を歩いて、「ジュニアスイート」の扉を開けました。

　おお、広い＆モダン！
　韓国では一般的な玄関があるタイプの部屋で、靴を脱いでくつろげます。床が硬いので、ヨチヨチ歩きのお子さんには向かないかも。

　このホテル、この部屋を選んだ一番の理由が、独立したバスルームがあることでした。これも想像以上の広さで、眺望も抜群です。
　韓国では洗い場のあるバスルームでもトイレ併設のものが多いのですが、ヨメさんとしては、洗い場が独立したホテルが最低＆必須条件。

　ただこのバスルーム、どんと浴槽があるだけ。しかも部屋本体とは、カーテンで仕切られているだけです。

　なので体を洗うには、一旦シャワールームへ行かねばならないという謎構造。お友達同士で泊るには、ちと気恥ずかしいかもですね。
　洗面所に扉があれば万事解決なんだけど、開放感重視ということなんだろうと思います。

　洗面所にある扉を開けると、怪しげな照明に照らされたクロゼットが現れました。滅菌でも、してくれるんだろうか？

　枕元にはUSB端子だけでなく、各種USBケーブルまで標準装備されていました。これはラクチン。

　韓国では環境保護のため、アメニティは有料サービスが基本。節約のためには持参を…という常識を覆してくれる、フルサービスぶりです。

　１階にはコンビニありとインフォメーションされていますが、簡単な飲み物を売っているだけなので、期待はなさらぬように。
　部屋にはミネラルウォーターが人数分サービスされており、追加で１本まで、ロビーの冷蔵庫から貰えるようになっています。何気にありがたいサービスです。

　我が子の寝かしつけはヨメさんに任せて、僕は買い出し＆周辺探索に出かけました。
　ホテル前の大通り「中央大路」には、道路の真ん中にバスレーンが完成。ソウル都心部のような街並みに変貌しています。
https://www.youtube.com/watch?v=yRKCNHVv39Q

　バスのスムーズな運行に一役買うのはもちろん、バス停には花壇や街路樹が整備され、彩りある都市景観の創出につながっていました。
　特に春は、花と新緑がきれい。５年半も経つと、変われば変わるものですね。

　草梁周辺はどちらかというとビジネス街で、夜の人通りは少ないです。繁華街とは別の意味で、女性の夜の一人歩きは避けた方がいいかなと思います。
　地下鉄草梁駅も、２１時前にしてひっそり。ホームレスが何人か、夜の時間を過ごしていました。

地下鉄1号線 草梁駅 駅

　小さな庭園があって、いい雰囲気の駅ではあるんですけどね。

　モバイルバッテリーのレンタルサービス機は、青がベースの色合いもあって、日本そっくり。１時間当たり1,000ウォンという料金は、日本より高めかな？
　黄色の機械は、電動車いす用の充電器です。これは日本の地下鉄の駅では、見た記憶がありません。

　韓国語では「保管箱」と称するコインロッカー、小2,000ウォン、中3,000ウォン、大5,000ウォンですか…高くても1,000ウォンだった時代は、遠くなりにけり。

　大通りから裏手に入ると、小型スーパーが２軒あったのは めっけものです。スーパーとコンビニの価格差が大きいのは、日本と同様。コンビニだと日本の1.5倍くらいの値段になるので、助かりました。
　最近韓国で人気という缶ビール２種を試したところ、なるほど濃いめの味わいで、従来の韓国ビールとは一味違いました。

　ペットボトルの麦茶が手に入りやすいのは、子連れには助かります。それにしても、どっかで見たデザイン…。

　広めのベッドでぐっすり眠り、我が子はいつも通り６時過ぎには目覚めました。急ぐ旅ではなし、遅くまで寝ても構わない行程だったけど、早く起きたなら望むところです。
　5,000ウォンなりの朝ごはんをチェックインの時に勧められたので、２階の朝食会場へ降りました。我が子は無料サービスでした。

　バスビューの素敵なレストラン。値段も値段なので期待していなかったけど、韓・洋の食事が揃ってて、満足できる内容でした。
　我が子は韓国食より、初体験の牛乳＆コーンフレークをいたく気に入り、もりもり食べてました。

　コーヒーもちゃんと苦くて、目覚めの効用は充分。

　今夜の船で帰るので、釜山を楽しめるのは今日の１日だけ。天気はヨシ、さあ出発だ！