江戸市中の上水道であった玉川上水を辿って、延べ２日間かけて四ッ谷から羽村まで歩きました/１日目

2022/10/01 - 2022/10/29

　多摩川の羽村取水堰で取水し、江戸市中の今でいう新宿区四谷三丁目まで流れる玉川上水に沿って２歩きました。マラソンよりも微妙に長い全長42.74キロメートルで、歩きだけで１日は過酷のため２分割しました。
　玉川上水は、江戸時代前期の1653年に多摩川の羽村から四谷まで、高低差92.3メートルの間に全長42.74キロメートルが建設されました。指揮したのは幕府からの命を受けた玉川兄弟。取水口から送水先までは全て東京都内で、一部区間は現在でも東京都水道局の現役の水道施設として使われています。

コロナ禍において１日で歩く体力もなく、分割して前半の１日目の旅行記になります。

エリア 四ツ谷(東京)

土曜の朝早く四ツ谷駅に到着。

四ツ谷駅 駅

駅を出るとコモレ四谷がそびえ立つ。

コモレ四谷 ショッピングモール

コモレ四谷の敷地内に記された玉川上水の案内板。

訳あって出発地点はこことしない。新宿方面に足を進める。

クリナップの看板があるビルは、あの有名なビル・・・

その脇にあるのがこちらの水道碑記(玉川上水記念碑)。多摩川の水がここまで引かれて、江戸市中に供給されていました。今はその水も流れているようだが暗渠。

そして案内板。
ここが本日のスタート地点。

水道碑記(玉川上水記念碑) 名所・史跡

玉川上水の案内板がビルの裏手に。

新宿御苑の大木戸門。

新宿御苑 公園・植物園

新宿御苑に沿って歩く。

明治通りのバイパスが建設中でした。

開通はいつになるかと思っていたら、２カ月後の１２月に開通しました。

さらに新宿駅方面へ歩く。

朝食を食べていなかったので、新宿駅近くのマクドナルドの朝マックで軽く済ます。

玉川上水は現在の京王新線の辺りを流れていたよう。
玉川上水のモニュメント

勿来橋跡

叡智と慈愛の女神像

甲州街道を少し離れて緑道となる。

伊東小橋跡

代右衛門橋跡

北沢橋跡で都道を跨ぎ北上する。

その先から久し振りに玉川上水の水が見えた。

少し離れるとこんな感じですけど。

常に水が流れていると、魚や虫などの生活圏と化すようだ。

さらに上水沿いの道を進む。

京王線の高架なので笹?駅付近。

笹塚駅 駅

道路とくねりながら交差しさらに進む。

たこの吸い出しとはなんぞや？？

流れは再び暗渠となり、公園と化した玉川上水。

京王線と甲州街道を渡るため地下道に潜る。

入り組んだ歩き道となる。

甲州街道を一旦陸橋で跨ぐ。

めんそーれ大都市場
寂れた沖縄の公設市場のようでした。

めんそーれ大都市場 名所・史跡

そのまま進むと

東京都水道局の水道タンクが２つ。

現在でも水道がらみで使用されているとは驚いた。

さらに進むと明治大学和泉キャンパス。ちょうど大学正門の真下に玉川上水の暗渠がある。

明治大学和泉キャンパス 和泉の杜 グルメ・レストラン

甲州街道脇の緑地道を進みます。

第六天神社

第六天神社 寺・神社・教会

綺麗に整備された歩道が続く。

しばらく続いた暗渠が終わり、再び顔を出した玉川上水。

玉川上水のせせらぎの音が聞こえます。

ここら辺りから急激にお腹が空いてきた。
とはいえ、玉川上水の周辺ってほとんどが住宅街で飲食店がない。
この先５００メートルくらいのセブンイレブンで完全にエネルギー切れ。イートインしてしばらく充電しました。

再び単調な住宅街の風景が続いた。

玉川上水が静かに流れています。

井の頭公園の一角に入ったようだ。

少し向こうには三鷹の森ジブリ美術館がある。
こんな公園が近所にあるといいですね。

井の頭恩賜公園 公園・植物園

井の頭公園を通り抜け、御殿山通りを進む。

もうちょっとで三鷹駅になる。

今日一日お付き合いした玉川上水。

三鷹駅に到着。

三鷹駅 駅

駅前の商店街。

また駅から離れてしまうので、今日はここまで。黄色の電車でゆっくり帰りました。