南仏一人旅2023 その9 最終日　エクサンプロバンス　そして帰国　

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2023/04/22 - 2023/04/23

91位(同エリア194件中)

エリア

エクス=アン=プロヴァンス(フランス)

朝食は道端のパン屋でミニミニレザンとショコラ
このパン屋さん
裏でガンガン焼いてます
お、セザンヌおじさん
今日はこの近くから、ワイナリー巡りツアー。アメリカ人カップルとカナダ人一人旅女性と楽しいドライブ
ガイドはマルセイユの人。色々教えてくれました、ちゃっかり奥さんにロゼワイン買ってました
道道仰ぐサン・ヴィクトワール。人気の登山コース、4時間くらいで登れるらしい。十字架が見えますが、頂上はもうちょっと奥らしい
ローズマリーの花
二つの壁のような山並みに挟まれて、海からの湿気を防げて乾燥して葡萄にぴったりの気候だとか。この辺りの葡萄は本当に小さく刈り込む。この辺りでは、葡萄をフレッシュに保つため、機械で明け方に一気に収穫するそう
一軒目。創業20何くらいの新しいワイナリー。レストラン併設。人がいなくてドライバー・ガイドさんが案内・解説。
熟成タンクはステンレスと
コンクリート
家族経営で、全て家族の名前。これは一番高級なシリーズ、娘の名前だって
二軒目は、七世代200年続く老舗のワイナリー。すごくいい感じ
葡萄も古くてゴツゴツ
この辺りでは、白やロゼの風味を上げるまでに、オークの樽を使うが、ここのワイナリーが始めたとのこと
テラスでサントヴィクトワール山を眺めながらワインテースティング、最高～
案内のお姉さん、アルザスでワインの仕事してたのが、最近こちらのワインに惚れて転借したのだとか。ワインは哲学だ！と熱く語ってました。
エクスの街に戻る。至る所で鼓笛隊やら太鼓の行列やら、年間改革反対のデモもなんだか楽しそう
昼食。牛肉のタルタル180g。美味しいけど多すぎて半分残した
道案内にもセザンヌの絵
パビリオン・ドゥ・ヴァンドーム。お金持ちの館を保存公開、庭園が気持ちいい～
中では現代美術のインスタレーション
歴史博物館。と言っても、エクスの歴史はちっとも語ってない
大掛かりな人形芝居の装置が面白い
よくできてる
カトリック祭礼図屏風w
タペストリー美術館。
中庭には野外劇場。７月の芸術祭で演劇やオペラやるそうです
再び大聖堂へ。フランス現存最古の洗礼堂、5-8世紀のメロヴィング朝…何だっけ…クローヴィス？
セザンヌもこの聖堂で洗礼を受け、葬儀もここ
15世紀に活躍したニコラ・フロマン作、燃える荊の聖母子。北方ルネサンスの影響が強く、精緻で素晴らしい。
プロバンス伯でもあった善良王ルイがこの祭壇画を献納
結婚式日和
最後の見学は、フランス国内に唯一現存する、強制収容所。
ここに来るのは大変だった。25分に一本のバスを延々ら40分も待って、しかも運転手にはそんなところ行かないって言われるし。どうせ私の発音が悪いのよ。帰りのバス乗れなかったら最悪6キロ歩いて帰るか、と決死の覚悟
元はレンガ工場。
レ・ミル収容所は、1939年9月から1942年末までの3年間に世界38か国の出身者約1万人が収容された。ナチスドイツの影響の強いヴィシー政権下で、敵性外国人、特にマックス・エルンストなどドイツ出身の芸術家・知識人が多く、劣悪な感情の中、芸術活動が盛んだったという。末期にはユダヤ人が多く収監され、ここからアウシュヴィッツなどに送られ、多くは殺された。
マックス・エルンストなどドイツ出身の芸術家・知識人が多かった。2012年に記念館が設立された際、フランス政府が初めてヴィシー政権の犯罪性を公式に謝罪した。
一階は天井が高い
アウシュヴィッツの囚人服
地下の収容室は穴蔵のような劣悪な干渉
二階のここにも大量に収容されていた
未来ではなく、今日のために行動しよう！
当時の出来事は、フランス人にとっても乗り越え難い辛い記憶なのだろう。移民排斥、自国第一主義の台頭など、またいつ起こってもおかしくないと言える。大量の資料、展示、映像はほとんどフランス語で、理解には苦労したが、来てよかった。
記念館の外ではみんなでペタンク。平和ばんざい
バス停に行ったら、ここは止まりませんって！ショック。仕方なく次のバス停まで歩く
昔の駅の後
見つけたー。しかもバスすぐ来た。涙
土曜日は映画の日？
スーパーマーケット、モノポリ、お世話になりました
飛び出す彫刻
市役所には、トルコのアルメニア人虐殺を忘れないぞ！の横断幕。フランスは世界で二番目にアルメニア人が多い国らしい
今夜は、ホテルのにいちゃんはイチオシのレストラン、L’un à l’autre。中庭のテラスが素晴らしい
羊と豚のミートローフ、松の実入り。肉肉して美味しい
茄子のファルシー。茄子がトロットロで甘くて美味しい。調子こいてグラスワイン赤白とカフェで50€。美味しいけどコスパ考えたら昨日のレバノン料理が圧勝。でも最後の夜は堪能しました。
街は楽しそうな人たちで大賑わい。エクスは大学やIT企業、研究機関（国際熱核融合実験炉ITERもこの近く）などが多く、裕福な人の多い街だとか。
23日朝。暗いうちに空港に向かう。ホテル・ル・カラベル、おせわになりました
黒ちゃんもお見送り
バスターミナル
わかりやすい
マルセイユ・プロバンス空港。早朝で人も少ない。ラウンジもミニミニ。ラウンジは自分で搭乗券をスキャンして入る仕組み。私はインターフォンで係員呼び出したが、スタアラのゴールドカード出しても、これじゃダメとか、散々が寝てやっと手続きクリア。フランスでは絶対遠慮しちゃいかん
ラウンジで最後のパンオショコラ、美味。
早く来すぎて時間があって、ついビール。アプリコット味のベルギービールでした
ここからイスタンブールへ3時間、そこから成田へ11時間だったかな？無事に乗り継いで帰れますように…帰れたら更新します

いろいろまとめ。
◯南仏最高。
◯ラベンダー咲いてないと日本人はいない。
◯クレカはタッチ式が超便利。鉄道のネット予約など、クレカが跳ねられてばかりだったので、複数必須
◯食事は美味しいけど高すぎ多すぎ

追記@イスタンブール　マルセイユ出発直前になぜかビジネスにアップグレード、で優雅な朝食。さらに成田便が2時間遅れ　お陰でまたラウンジで美味しいトルコ料理食べすぎた。ヤバい。
成田便のゲート前で会った70才の女性。アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニアに行ってきたって。退職してあちこち行ったけど、もう70だし、もうそんなに行けない、って、十分すごすぎます。勇気湧いた。
成田便は空いてて、横一列独占で寝て帰りました。さぁ、次はどこに行こうかな！