2023/04/07 - 2023/04/10
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ニッシーさん
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春の青春18きっぷでのんびりローカル線のたび、博多から出雲へ「奥出雲おろち号」の予約が取れたのでやって来た、今日は松江から折り返し,のんびりと各駅停車で西へ向かう、宇部線と小野田線の秘境駅を目指してみます
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3日目は松江駅から西へ向けて出発です
松江駅 駅
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07:15発出雲市行、キハ47の2両編成です
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日曜日の朝ということで車内は閑散としています
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08:01,出雲市駅に到着、向かいホームにはすぐ接続の08:02発益田行キハ120が待っていました
出雲市駅 駅
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08:25,海沿いの田儀駅で列車交換です、今日は快晴で日本海の絶景が期待できます
田儀駅 駅
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09:58,浜田駅に到着、30分の停車時間があります
浜田駅 駅
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停車時間を利用して列車を降りて浜田駅前に出てみました
浜田駅 駅
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駅から少し離れてはいますがSLが保存されているので歩いて来てみました
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「C57 165」蒸気機関車です、昭和17年(1942年)製造で昭和48年に引退するまで日本各地で走り終盤はおもに山陰本線で客車を牽引していたそうです
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きれいに塗装されているようには見えますが鉄板の痛みは激しく、すこし痛々しい姿に見えました
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運転台にも登れて見学できます、大切に整備保存されているのがわかります
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浜田駅に戻り、10:28発、列車は折居駅を過ぎると日本海の絶景区間です
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車窓からは青くすんだ春の日本海
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三保三隅、岡見を過ぎ更に絶景区間は続く
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11:07、鎌手駅に停車
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石見津田駅を過ぎると益田駅までも海沿いの絶景区間を行く
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11:20、益田駅に到着、この先は山陰本線の長門市行列車は13:12発までありませんが、山口線を走る新山口行が直ぐの接続であるのでそちらに乗り換えます
益田駅 駅
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山口線は新山口から益田まで山陽と山陰をつなぐ93.9kmの単線非電化路線です、特急も走りますが普通列車の本数も少ないローカル線です、乗車したのは1両だけのキハ40ディーゼルです、日本海沿いを離れて川に沿いながら山間部へと走ります
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トンネルを抜けて、12:04,津和野駅に停車、SLやまぐち号の到着駅ですね、こちらは何度か訪れていますので今回は下車なしで先へ進みます
津和野駅 駅
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山陰の小京都と言われる津和野の町を後ろに眺めながら峠を登る
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県境のトンネルを越えて島根から山口へ入ってきました、畑では水が張られてます、もう田植えの準備でしょうか
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12:45,長門峡駅に停車
長門峡駅 駅
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13:13、益田から乗車してきたキハ40は山口駅に停車、当駅では26分間の停車時間があります
山口駅 駅
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山口駅前に出てみました、県庁所在地の駅では日本中で最も閑散としている駅ではないでしょうか?
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ホームでは増結作業が行われていました、キハ40の2両編成となって、13:39、終点の新山口へ向かい再出発です
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14:03、終点の新山口駅に到着しました
新山口駅 駅
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新山口駅は新幹線と山陽本線の接続の大きな駅です、ずいぶんモダンな駅舎となっていました
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新山口駅はかつては小郡駅と呼ばれていて、交通の要衝として小郡機関庫と呼ばれて大きな車庫もあります、駅から線路沿いに少し歩いてきました、車庫にはSLやまぐち号の客車も停車しているのが見えました
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転車台もあり多くのキハ40とキハ47のディーゼルが扇型に並んでいるのはなかなか壮観です
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駅に戻り新山口駅からは宇部線に乗ってみましょう、宇部線は新山口から宇部まで海沿いを走る33.2kmの路線です、14:40発宇部行「クモハ105系」電車です、かつては関西近郊でも走っていましたが今や数少なくなってきました
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15:15、途中の常盤駅で下車します
常盤駅 駅
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宇部線の「クモハ105系」電車を見送り、すこし歩いてときわ公園に行ってみます
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ときわ公園の入口まで約20分くらいかかりました、宇部市民の憩いの場所のようですね、大きな池の周りには動植物園・ミュージアムほか様々な施設があります
ときわ公園 テーマパーク
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お目当てはこちらの保存蒸気機関車、デゴイチです
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「D51 18」蒸気機関車、昭和11年(1936年)製造と記載がありました、1100両以上作られた日本を代表するSLの初期のものです、煙突付近から長く伸びるドーム形状から「ナメクジ形」と呼ばれてます
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屋根がないにもかかわらず、保存会の方々によって本当にきれいに整備保存されています、今にも動きそうなくらいです
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運転台の中も見学ができます、ときわ公園一帯は石炭採掘が行われた場所で石炭運搬にも大いに貢献したのでしょう
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デゴイチの近くには石炭記念館があります、宇部の地下には宇部炭田が広がり炭鉱で宇部の町が発展したのですね
石炭記念館 美術館・博物館
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屋外には炭鉱で使われたトロッコや採掘用機材の展示があります
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館内には宇部炭鉱のジオラマや機械類、石炭にまつわる資料や収蔵品が展示されています、しかもうれしい入場無料
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宇部炭鉱は海底炭田が中心だったそうです、坑道が再現されていてアトラクションのようです無料の施設としては見ごたえ十分
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炭坑内の様子がうかがえました、海底の地中深く掘られた坑道で作業されていたとは、日本の近代化に大いに役立たれたのですね
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炭鉱で使われていた櫓を移設改造して作られた展望台に上がると、眼下に常盤湖と少し先に周防灘が、また別の方には宇部空港の滑走路や宇部市の街並みが360度望めました
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常盤駅に戻ってきました、ポツンとある待合室のベンチで電車を待ちながら、目の前に広がるのどかな景色、かつてはこの下に炭鉱坑道がめぐらされ、線路には石炭運搬の機関車が走っていたのでしょうと思いをはせました
常盤駅 駅
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16:59、宇部行の電車が来ました
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17:05、宇部岬駅、かつては海に突き出る岬があったのでしょうか?、しかし地図で見ると今は山口宇部空港の滑走路のようですね
宇部岬駅 駅
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17:21、居能駅に停車、小野田線とに分かれる乗換駅で下車します、宇部行を見送ります
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小野田線はここ居能から小野田までの11.6kmと途中の雀田から長門本山までの支線2.3kmの路線です、しかし小野田行への接続は考慮されていないようですね、構内は引き込み線があった形跡があります、駅舎もありますが今は無人駅です、駅前には商店などは全く何もありません
居能駅 駅
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18:00、小野田行の電車が来ました、おや!1両だけの電車です、今やほとんど見かけることが少ない貴重な電車「クモハ123系」です
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車内はロングシートにつり革がぶら下がる、通勤時のラッシュにも対応できるようになっていますが、国鉄時代の元車両は荷物運搬車両として作られた電車でした、客車に改造されて後つけのトイレもあり現役で今もまだ走っている貴重な車両です
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「クモハ123ー6」国鉄時代は荷物運搬車として、その後改造されて旅客用となり全国各地で走ってきて、車体もかなりいたんでいます、おそらくここが最後の路線となるのでしょう
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18:09,雀田駅で下車、向かいホームに小野田線支線の長門本山行が停車しています、今回はこの小野田線支線に乗車するためにやって来ました、同じ目的の方々がいますね
雀田駅 駅
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18:12発の長門本山行です、こちらも1両だけの「クモハ123-4」レトロな車内です
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こちらの車両は「クモハ123-4」先ほどと同じく運搬車からの改造電車ですが先ほどの車両とは窓の形が違いますね
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18:15,唯一の途中駅、浜河内駅に停車、この路線は1日に3往復だけ、しかも早朝の2本と夕方のこの1本だけの超ローカル線です、日中の運行が無い為にちょっと乗りに来ようとはなかなかいかない秘境路線なのです
浜河内駅 駅
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乗車時間はわずか5分、終点の長門本山駅が見えてきました
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後ほど停車中にお伺いしたのですが、平日の朝夕は通学の学生さんの利用があるとのことでした
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18:17,あっという間に終点の長門本山駅に到着です
長門本山駅 駅
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今や全国で小野田線でしか乗れることができない貴重な「クモハ123系」電車でした
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すかすかのシンプルな時刻表、いつ廃線となってもおかしくない路線です
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長門本山駅、駅前は未舗装の広場がひろがるだけのポツンと無人駅
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終点の駅、この路線も歴史は古く昭和12年(1937年)に宇部電気鉄道として開業されていたのですね、かつては炭鉱の町として賑わっていたのでしょうか
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目の前には周防灘と夕日に照らされたソーラーパネルが並んでいるのが印象的でした
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イチオシ
停車時間20分、折り返し18:37発宇部新川行となって秘境駅を跡にします
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18:43、雀田駅に停車、この電車は当駅発は19:20発となります
雀田駅 駅
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18:53,向かいホームから小野田からの宇部新川行が先発しますのでそちらに乗り換えます
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19:06、宇部新川駅に到着、暗くなりましたので今日はここまで
宇部新川駅 駅
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宇部新川駅は沿線中の主要駅のようです、ホームも多く古い駅舎内は高い天井があり、石炭で賑わっていた頃の名残が今も残る駅でした
宇部新川駅 駅
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ホテルにチェックインして、宇部新川駅に近いお店で夕食をいただきます
お肉バル うに 宇部新川駅前店 グルメ・レストラン
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2軒目も駅近くのおしゃれな居酒屋さんでワインとつまみをいただいて夜は更けていく・・・続く・・・
焼鳥 ワイン RICKY グルメ・レストラン
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旅行記グループ 青春18きっぷで行く山口・島根ローカル線の旅
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