2023/03/24 - 2023/03/25
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RAINDANCEさん
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福島県中部、天栄村の西の端に位置する岩瀬湯本温泉を訪れました。9世紀に嵯峨天皇の病気治癒を目的とした温泉調査の際に発見されたという開湯伝説が残る温泉です。
★雰囲気抜群の古民家の温泉宿でこれぞ里山料理という田舎御膳をいただく。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎ヤーコンのきんぴら
◎天栄村の地酒「寿々乃井」「廣戸川」
◎鯉料理(あらい、味噌汁)
◎山里のイワナ、山菜
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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福島県をいわき市から西へ、東北新幹線や東北道を横切って天栄村へ入り、さらにその村の西端にある「岩瀬湯本温泉」にやってきました。
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ここが温泉街の入口。
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温泉街に2軒あるうちの1軒、「ひのき風呂の宿 分家」がこの日の宿です。見事な茅葺屋根。
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宿の前には2台しか駐められないので、ちょっと離れたところに専用の駐車場。チェックイン時にスタッフが誘導してくれました。
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天保12年創業、築150年の古民家の宿です。いい雰囲気の玄関。
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玄関の囲炉裏。
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帳場。
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2階の客室「ぼたん」へ。
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古民家の風情ある8畳の和室です。
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洗面所付きですがトイレは無く、階下にあります。トイレ付きの客室も選べましたが、料金が安いのと古民家の雰囲気が一番ありそうなこちらにしました。
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雪が多く降る地域、3月でもこたつがまだ出てます。
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客室から外を眺めてみます。一本しか道がなくそれが温泉街、茅葺屋根は見えません。
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お着き菓子は、地元天栄村の和菓子屋さん「日の出屋」の”もちもち黒糖まんじゅう”。あ、コレうま!...いただいてからさっそく温泉へ。
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空いていればいつでも入れる貸切風呂です。まずは左の「またたびの湯」へ。
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岩瀬湯本温泉は、開湯1200年という歴史ある温泉。
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脱衣所。
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かつては男女別だったと思われる浴室を、貸切風呂にしています。コロナ以降、こういうスタイルが増えましたね。
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夫婦やカップル、家族には充分な広さの風呂です。
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ひのき風呂の香りと、掛け流しの塩化物泉のやわらかな湯で癒されます。源泉温度は48度、湧出量は毎分60リットルとのこと。
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温泉のあとは夕食です。こちらも古民家の雰囲気漂う個室にて。この夕食がまた素晴らしかった。
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左上:ヤーコンのきんぴら。右上:会津地鶏の塩麹焼き。左下:野萱草の梅酢マヨ和え。右下:鯉のたまり漬け。これらをつまむにあたっては...
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やはり地酒は欠かせません。天栄村の酒蔵「寿々乃井酒造」「松崎酒造(廣戸川)」の日本酒、左は普通酒、右は純米酒です。
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蕎麦粥。
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蕎麦に絡む出汁が美味い!
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紅くるり(赤大根)と白菜。
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鯉とイワナの刺身。鯉料理は長野や山形が有名ですが、福島でも郡山やこの辺りでは鯉が食されてきた模様。
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鴨肉の陶板焼き。
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鴨肉はクセがなくて美味。
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廣戸川の酒粕を使った大根煮。
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イワナの塩焼き、豆味噌と無花果の甘露煮を添えて。身が割れているのは、生簀から出したての新鮮な証拠らしい。
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山盛りの天ぷら。菊芋、ナズナ、ウド、サツマイモ、ヤーコン、フキノトウ(陽に当たる前で苦くない)、エビ、ナス、赤ネギ。ヤーコンは天栄村の特産です。
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鯉の味噌汁(卵とじ、玉ねぎ入り...”鯉こく”ではないみたい)とごはん。
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フルーツ、さくらアイス、クリームチーズに苺ジャム。...ここでしか味わえないかもしれない地のものもあり、まさに里山料理という田舎御膳には大満足でした。
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夕食後、ちょっと外へ出て涼みます。
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玄関の引き戸もイイ味出してます。
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客室に戻って休みにつきます。
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翌朝...
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朝風呂は前日とは違う「またたびの湯」へ。こちらの方は窓があり、外の空気を入れられます。
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檜風呂はどちらもほぼ同じ大きさ。湯の花が浮くいい湯です。
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朝食は前夜と同じ個室にて。
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うぉー豪華!
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タマゴかけご飯もあり完璧です!前夜はたらふくいただきましたが、この朝食もペロリです。
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チェックアウト後に温泉街を少し散策。
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共同浴場の「おもで湯」。
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岩瀬湯本温泉のもう一つの宿「源泉亭湯口屋」、こちらも茅葺の宿。
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温泉街から少し山に入ったところにある「満願寺」へ。
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創建は古く、本尊の大日如来座像は室町時代末期以降の作とされ、村指定文化財に指定されているとのこと。
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中をのぞいてみましたが、やはり大日如来座像は簡単には見れそうにない様です。もしかしたら文化財保護の関係でここには無いのかな?
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また、観音堂に安置されている馬頭観音座像は、鎌倉~室町期の作とされる県指定文化財で、弘法大師が彫った像と伝えられているそうです。
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のぞいてみたところ、馬頭観音座像も見えそうにありませんね。
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最後に温泉宮灯籠を見て、岩瀬湯本温泉をあとにします。
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当初は天栄村の旅行記としてUPしようと思っていましたが、宿泊した「ひのき風呂の宿 分家」があまりに素晴らしかったので、じっくり紹介したいと思い岩瀬湯本温泉の単独旅行記となりました。このあとは天栄村の観光と、村のもう一つの温泉地に訪れます。
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