2023/02/28 - 2023/02/28
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Victoriaさん
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2023/02/28
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美術館好きなら、ぜひ!
9時開館のところ、7時半に入れます。
9時半にはツアー解散。
中庭での朝食後、フリーです。
早ければ、午前中に見終わります。
私たちは、システィーナ礼拝堂を3回見に行ったので、夕方までいました。
次女が学芸員の資格を持っているので、長居でした。
バチカン博物館公式サイトの
『開館前の英語ガイド(他言語無し)・朝食付き』
Prime Experience _Vatican Museums
入館 17€・イヤホン1.5€・ガイド16.5€
・朝食18€・開館前入場15€で、1人68€
7:30~9:30 ガイドさんと美術館巡り
9:30~ 解散後、中庭で朝食
10:15~ 自由行動
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バチカン美術館の集合時間は、7:15
買っておいたヨーグルトなどを食べ、
6:30 ホテル(ローマ・テルミニ駅徒歩5分)を出ました。
地下鉄は、ローマパスを使用。ベストウェスタン プレミア ホテル ロイヤル サンティーナ ホテル
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平日朝の地下鉄は、通勤の人ばかり。
バチカン美術館の最寄り駅のOttabiano(オッタヴィアーノ)駅で降りる観光客は無く、街の人影もまばら。
ちょっと心細い…オッタヴィアーノ駅 駅
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なので、バチカン市国の城壁が見えたら、嬉しかった♡
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城壁にこのようなエンブレム お~
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城壁づたいに坂を上ると、バチカン美術館の入り口に着きました。
美術館入口で、係員さんに、QRコード付の予約メール(Booking Voucher)のプリントを見せて中に入りました。スマホやタブレットの画面でもOKですが、機器の不具合もあるかもと、念のため印刷した紙を持参しました。
今、予約メールを見ると、「入口でIDの提示」も求められていたので、パスポートを見せたのでは無いかと思いますが、中に入ってからだったような…すみません、記憶があやふやで。 -
中に入るとまず、手荷物セキュリティチェックを受けエントランスホールに入り、
ホール左手奥にある階段(写真)から2階に上がって、ガイドツアーの集合場所に行きました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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まずは、2階のガイドツアーのデスクで、
予約のプリントと、ID(パスポート)と
家族に学割対象者がいたので、国際学生証を提示して、美術館のチケットに交換しました。
その後、待ち合わせ場所である
"Guided Tours" と表記のある所を確認しました。
そして、その近くの椅子に座って、ガイドさんから声がかかるのを待ちました。
こちらは、待ち合わせ場所の階にあった彫像。
はじめの内は、どの作品(レプリカさえ)も、写真に収めてしまいます。 -
7:30開始のツアーなのに、皆集まったからと、
15分も前の7:15にスタート。
バチカン美術館の建物を説明するモニターの前で、いつもはしない、おまけの説明が始まりました。
やる気満々のガイドさんでした。 -
その後階段を上がって、いよいよ展示室へ。
ツアー参加人数は、最大数の25名でした。 -
最初に着いたのは、
『ギリシャ十字の間』
縦と横の長さが同じギリシャ十字のような部屋の形から、名付けられたそうです。
18世紀後半のピウス6世時代に、
ミケランジェロとシモネッティによって造られたもの。 -
ワインレッドの重厚な棺は、
4世紀のコンスタンティヌス皇帝の娘の
「聖コンスタンツァの石棺」で、
ローマのサンタ・コスタンツァ教会から運びこんだもの。棺の表面には、子供たちの収穫姿が彫られています。 -
反対側には、「聖ヘレナの石棺」
なんと、朝まだ早いので、スタッフがお掃除中。 -
壁にはいくつもの彫像があって、
この十字の部屋そのものが、芸術品でした。 -
次の場所への移動中、中庭が見えました。
ツアー終了後、見えているカフェでの朝食ができると説明されました。
ネットで調べた「開館前のツアー体験記」は、
「(短時間の)朝食後に見学」でした。
このツアーは、
「最初に2時間見学して、後で(ゆっくり)朝食」
なので、開館前の見学可能な時間が前者よりも、30分くらい長いです。 -
この彫像は、'誰々のご厚意により修復'との説明書きがありました。
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『燭台のギャラリー』
もともと壁のない単なる柱廊で、
18世紀後半に壁が増設されたとのことです。
燭台のギャラリーという名は、アーチの下に大理石の巨大な燭台が置かれているからでした。 -
こちらの矢印☟の先にあるものが燭台です。
かつてコンスタンツァ教会とサンタニェーゼ教会にあったものだそうです。 -
ハドリアヌス帝の別荘で発見されたと言われる
豊穣の女神「アルテミスの像」のレプリカです。 -
石棺や彫像の大半は、ギリシャ時代に造られたオリジナルをローマ時代に模刻したものだそうです。
レプリカとは言え、ローマ時代のものなので充分に価値があります。 -
朝の光と天使たち
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こちらの男性像の目には、ガラスが埋め込まれていて、目力があり、どの角度から見ても、見られている感じがしました。
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力作が、あちらにもそちらにも。
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天井に目を向けると
19世紀のローマ教皇である「レオ13世」時代に描かれた天井画 -
「レオ13世に寄贈するポーランドの使節団」
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大理石の床にはそのレオ13世の紋章が描かれています。
青色は、ラピスラズリー
イタリアの青い空をよく表していると思います。 -
『タペストリーのギャラリー』です。
貴重な織物を保護するために、窓からの光も制限。
フラッシュ撮影も禁止です。
日が昇ってから、まだ1時間も経っていないせいか、薄暗い。 -
現在、このギャラリーに並ぶ約20点ほどのタペストリーは、16世紀~17世紀前半ごろまでシスティーナ礼拝堂に飾られていたものだそうです。
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教皇にまつわる絵でしょうか?
暗いので、肉眼で見るよりも、スマートフォンで撮影した写真の方が、タペストリーの絵柄を確かめることができました。 -
タペストリーのうちの10点は、16世紀にラファエロの弟子達が下絵を描き、ブリュッセルで織り上げた名品で、「キリストの生涯」がテーマとなっているそうです。
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キリスト降誕
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「キリストの復活」です。
兵士たちの恐れおののく様がよく表されています。 -
イチオシ
続いて、『地図のギャラリー』
幅6m 長さ120m
誰もいません。 -
ここでは皆さん、ガイドさんより少し先に行って、背景に誰も写らない写真を撮り始めました。写真撮影を頼まれたので、こちらもお願いしました。
お陰様で、このような記念写真を撮ることができました。娘のバッグは、いつの間にか夫が持つ羽目に。でも、緑色なので人ごみの中、彼を探すのに良い目印になりました、 -
このような地図が40点も
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どこの地図かな?
説明がありますが、イタリア語でわからない。 -
説明書きの装飾までもが美しい。
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こちらは分かりました。ヴェネツィアの昔の地図ですね。
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左右の壁面には、イタリアと教皇領の地図が40あり、
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金剛色に輝く丸天井には、
地図にゆかりのある教会に因んだ絵が、
スタッコ装飾(化粧漆喰)により描かれていて、息をのむ美しさです。 -
地図の間の出口の扉の上は、ヴァチカン市国の紋章とレリーフです。
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続いて、『ピウス5世の居室』
ピウス5世によって建設されたこの居室には、
様々な時代のタペストリーが展示されています。 -
続く、『ソビエスキ王の間』
ポーランド画家、ヤン・マテイコの大作
「ソビエスキ、ウィーンを解放する」
に因んで名付けられています。 -
次は、「無原罪のお宿り」のある『無原罪のマリアの間』
無原罪のお宿りとは、聖母マリアが神の特別なはからいによって、原罪なしに生まれてきたとのことです。 -
教義制定から4年後の1858年、教皇ピオ9世は、当時最も有名なイタリア画家の一人、フランチェスコ・ポデスティに「無原罪のお宿り」を記念するフレスコ画制作を依頼しました。
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天井画も見事です。
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中央のケースは、フランスの銀器メーカーのクリストフル製。
中には、教義制定を讃えた王侯や司教から贈られた書物の写本を展示してあるそうです。 -
これから、4室ある『ラファエロの間』に入ります。
記憶では、1部屋1部屋、入っては係員が扉を閉じて、私たちのグループの貸切だったと思います。
最初は、『コンスタンティヌスの間』
ラファエロの死後、弟子のジュリオ・ロマーノにより描かれた部屋でした。 -
「ミルウィウス橋の戦い」
2人のローマ皇帝「コンスタンティヌス1世」と「マクセンティウス」の間で起こった「ミルウィウス橋の戦い」が描かれています。 -
「十字架の出現」
マクセンティウスの反乱討伐で進軍する「コンスタンティヌス帝」の頭上に十字架が突如出現し、「この十字架を掲げれば勝利できる」という声を聞いたという場面が描かれています。 -
「コンスタンティヌスの寄進状」
コンスタンティヌスの寄進状は、コンスタンティヌス帝がローマ教会に、帝国の西半分の領土を譲渡する内容が記された中世最大の偽書です。ローマ教皇の皇帝に対する優位性を示す根拠として悪用されたそうです。 -
『へリオドロスの間』
天井画には創世記の物語
「イサクの犠牲」(時計の6~9時あたり)から
時計回りに
「燃える柴」
「ヤコブのはしご」
「ノアの前に現れたヤハウェ」
が描かれています。 -
「神殿から追放されるヘリオドロス」
教訓は、「教会から盗んではならない」とのことです。 -
「ボルセーナのミサの奇跡」
1263年、ボヘミアの僧侶が、ボルセーナのサンタ・クリスティーナ教会でミサを行なった際にパンから血が滴り、テーブルクロスに十字を描いたことを描いたそうです。 -
『署名の間』にて
「アテナイの学堂」
ラファエロの最高傑作とされる「アテナイの学堂」
古代ギリシアの哲学者たちを描いています。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチをモデルにしたプラトンとアリストテレスが中央で議論し
-
ミケランジェロをモデルにしたヘラクレイトスが物思いにふけっています。
-
白い丸で囲んだ箇所の黒いバレー帽を被った男が、
ラファエロの自画像とのことです。 -
『署名の間』の天井画
「アダムとイヴの誘惑」
「枢要徳」(あらゆる徳を基礎づける4つの徳「剛毅」「賢明」「節制」「正義」)の「正義」が描かれています。 -
写真中央が「アダムとイブ」
-
ラファエロの間の最後は、『ボルゴ火災の間』
ラファエロのデザインした「ボルゴ火災」は、847年、ヴァチカンの近くのボルゴの近くで起きた激しい火災を、教皇レオ4世が十字を切って鎮めたという奇跡に基づいているそうです。 -
『円形の間』
ローマのパンテオンにインスピレーションを受けたシモネッティとミケランジェロによって18世紀に造られた広間です。
広間の中央には、4メートルを越える一枚岩の斑岩(火成岩)で造られた大水盤が置かれています。 -
こちらが、彼らが影響を受けたローマのパンテオンです。
パンテオン 建造物
-
パンテオンは、フィレンツェのドォーモ(左下)もそれに倣い、その後それが、ここバチカンのサン・ピエトロ大聖堂(右下)にも影響を与えたそうです。
-
ツアーの最後は、いよいよ宮殿の1番奥にある
システィーナ礼拝堂へ。
礼拝堂内は撮影禁止なのと、
ガイドさんも内部で声を出してのガイドができないため、外にあるこうした案内板を使って、説明をするそうです。
こちらは、ミケランジェロの「最後の審判」の説明のためのボードです。 -
システィーナ礼拝堂 天井のフレスコ画
旧約聖書の創世記を中央に
「アダムの創造」(映画ETの指を合わせるシーンの参考となった絵)
「楽園追放」
「ノアの洪水」
などが有名。 -
開館前のツアーだったため、他にも2グループがいたくらいで、広い礼拝堂内はガラガラでした。
「撮影禁止」と何度も言われていましたが、私たちのツアー参加の、あるカップルの男性が、お連れの女性を礼拝堂内で撮影してしまったため、一斉に警備員が3人来て取り囲み、いっぺんに物々しい雰囲気になる場面もありました。
礼拝堂の側面の壁には、長いベンチがあり、座りながら鑑賞ができます。朝は、ガラガラで、皆思い思いの場所に腰掛けて、一息つきつつ天井画を眺めることができました。
後ほど再訪した時は、人の流れが渦潮のようにできていて、座ることはおろか(空いていないので)、立ち止まらないように指示されます。朝はなんて幸せだったことか、実感しました。
またサン・ピエトロ大聖堂への近道(礼拝堂奥の右手の出口)は、立ち入り禁止の紙が貼ってあり、係員が立っていました。
グループによっては使えるのかな?と思いますが、係員に質問した人がいて「外に出て、(サン・ピエトロ寺院に)行くように」と言われていました。 -
この後、中庭のカフェの前で解散となり、朝食を取りました。
レストランスタッフに朝食券を見せると、
"At the corner"と言われましたが、ピンと来なくて、ツアーで一緒の人たちの後をついていったら、「違う、こっち」と案内されたのが、ロープを張ってあったエリアの角の席。「球体を持った球体」も正面の席で、とてもラッキーでした。
娘たちは、近くのテーブルのグループで来ていた男の子と女の子たちが、映画に出てくる人たちみたい♡と見とれてました。 -
ホールスタッフが、飲み物、ホットミールの希望を聞きに来てくれました。セルフサービスでヨーグルトや飲み物などが並べてある所もあり、好きなだけいただけました。
予想よりずっと素敵。
2時間のガイドツアーの後なので、休憩もでき、
ゆっくり朝食を取ることができて良かったです。
あれ、今美術館からのメールを改めて読んでみたら、"朝食時間は、45分間"と書いてある。
わ~、もっといたかも~ -
食後は、時間無制限のもちろん自由行動です。
「ベルヴェデーレのトルソ」
トルソとは、イタリア語で’胴体' -
「ピエタ像」
ミケランジェロが25歳の時に手掛けた傑作と呼ばれるピエタ像
左がバチカン美術館のレプリカ
右がサン・ピエトロ大聖堂のものです。 -
大蛇に捕らわれ苦悩する「ラオコーン」
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絵画館へ移動する途中、中庭を望みます。
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絵画館のピナコテーカの入り口
ビザンチンから現代までの宗教画が展示されています。 -
中央に「キリストの変容」
作中では、キリストの起こした2つの奇跡が壮大な構図で表現されています。
ラファエロの遺作です。 -
ラファエロ作(1512年)
ラファエロが1512年に、ローマで自身のキャリア絶頂期だった28歳の時に手掛けた作品 -
「聖母の戴冠」
ラファエロがわずか19才の頃に、有力者「オッディ家」のための祭壇画として描いた作品 -
「キリストの埋葬」
カラバッチョ作
死体をこれほど見事に描いた絵画はないとも評されたそうです。人々の悲しみもよく表現されています。 -
「聖ヒエロニムス」は、ダ・ヴィンチの1480年頃の作品
荒野の洞窟で苦行をするヒエロニムスと、彼が棘を抜いて助けたとされるライオンが描かれています。
伝説によれば、ヒエロニムスは性的な欲望に打ち勝つために、自ら胸を石で打ちつけたとされています。作中で右手に石を握っているのはそのためだそうです。 -
「リュートを奏でる天使」
メラッツォ・ダ・フォルリ作(1480年頃)
ローマの聖アポストリ教会の祭壇壁画に描かれていたフレスコ画の断片です -
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シャガールも
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ローマのパンテオン
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ギリシャの壺
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『図書館の回廊』
300メートルにも及ぶ長い回廊に沿って、教会の資料や古文書、絵画、装飾品などが展示されています。 -
地球儀が並べられていたり
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教会で使われた品々が陳列されていたり
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こちらも飾られていました。
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また途中にいくつか売店があり、
美しい装飾の中で、教会の品や土産品などが販売されていました。 -
シィスティーナ礼拝堂も3度見たので、そろそろ出口に向かいます。
1932年のジュゼッペ・モーモの設計の「螺旋階段」の美しさを楽しみます。 -
見上げると八角形のガラス窓、螺旋階段の欄干も美しい。
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こちらは、バチカン美術館から、サン・ピエトロ大聖堂へ向かう途中の人気のあるジェラート屋さん。
「Old Bridge ジェラテリア」
気がつけば、朝7時から夕方16時まで、
9時間バチカン美術館にいました。
でも、美味しいスィーツに、疲れも本当に一瞬で吹き飛んで、次は、サン・ピエトロ大聖堂に向かいます。オールド ブリッジ ジェラテリア スイーツ
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