2023冬　出張の合間の留萌本線プチ乗り鉄

2023/02/19 - 2023/02/19

北海道出張中の日曜日に仕事が早く終わり、午後丸々空いたので、毎度のことながら乗り鉄をすることに。
３月いっぱいで一部廃線になる留萌本線の恵比島駅でイベントをやっているという情報をつかんだのでさよなら乗車を兼ねて行ってみることにしました。

３年ぶり２度目のそして石狩沼田より先は最後の乗車。２駅だけですがしっかりと目に焼き付けてきました。

では、仕事終わりの宗谷本線士別駅から出発です。

エリア 増毛・雨竜(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

旅のはじまりは羊のまち士別からです。

やってきた１両のＤＥＣＭＯに乗り込み出発です。

やたらと低く見える和寒の駅名標。積雪量の多さを実感させられます。

塩狩峠もこの通り雪に覆われています。
幸いこの日は雪が降っていなかったので問題なく進めましたが、１２月の出張の時には運転見合わせとなったこともありました。

旭川運転所にはラッセル車に使用されるＤＥ１５形が待機しています。ノロッコ用の車両も冬の間はラッセル車用になるみたいです。

１時間弱で旭川に到着し、次に乗るのはこちらキハ５４形。

１日１往復しかないレアな留萌本線直通列車です。最近サボが使われないこともある中でこのレアなサボを最後に見れたのはラッキーです。

シートは転換クロスの方でした。

座席も確保出来たので飲み鉄開始です。
北海道と言えばやはりサッポロクラシックです♪

恵比島までの乗車券に加え、宗谷本線内の切符を買うと駅カードがもらえるということなので、一番安い稚内⇔南稚内の切符も購入しました。

途中深川で２４分停車なので撮影タイム。
この構図はまだしばらくは見ることが出来ますが、３年後の２０２６年には留萌本線は完全に廃線となってしまいます。

それまでに来れるかわからないので、留萌本線の駅も記載されている駅名標も撮っておきます。

留萌方面という表記や留萌行という表記は４月からはなくなってしまいます。

よくよく見ると留萌本線は１日７本ですが、旭川行きの普通も１日９本なのでそれほど変わらないんですね。

特急からの乗り換え客を乗せて列車は出発です。
最初の駅は雪に埋もれた北一已（きたいちやん）。難読駅ですね。

重厚な木造駅舎がある秩父別。

普通列車ですら通過することがある北秩父別の待合室は２０２２年に撤去されたようです。

２０２３年４月から留萌本線の終着駅となる石狩沼田では数名の乗客が降りていきました。

本線なのにたった４駅になってしまうんですね（涙）

廃止駅の一つ目真布はホームが狭く、車内からではいい感じの写真が撮れませんでした。

後ろの窓も雪で濡れており真布駅の全景は撮れず。
ホームや手前の踏切には撮り鉄さんが数名いました。

降りる駅が近付いてきたので前方に移動します。
運賃表のこの表示ももう見ることが出来なくなります。

本当は留萌まで乗りたいとことですが、イベントが開催されている恵比島で下車します。

乗ってきたキハ５４形をお見送り♪

ホームの端や駅名標は雪に埋もれています。

木造のいい感じの駅・・・というわけではなく、こちらはＮＨＫの朝ドラすずらんのセットです。

明日萌駅の立派な駅名標もあります。
恵比島と明日萌どっちが本当の駅名なのかわからなくなるレベルです。

本当の駅舎はこちらの車掌車駅舎です。

セットの方は中に入れるようになっています。
舞台が大正から昭和ということで壁にはこのようにレトロな看板が。

改札口には時刻表も。
明日萌駅という以外はすべて実在の駅名ですね。

窓口は明日萌駅冬フェスタというイベントのため、物販用となっていました。

記念切符がある＝買うなので、それなりに散在しました（汗）
でもこういうところでお金を落とすことは大事です（笑）

買ったものはこんな感じです。
明日萌駅到達記念証は列車での来訪者に配られたものです。

廃線となる区間のスタンプも駅ごとに作ってくれていました。
押し鉄の自分としてはすごくありがたいです。

印影はこんな感じ。
わたしの旅スタンプ風でとてもいい作りです。

セットの外観はこんな感じ。こっちも雪で覆われていますね。
夕方にはライトアップされるようなのですが、列車の本数が少ないのでそれは見れませんでした。

本物の駅舎の中にも入ってみます。
こちらはひっそりとしていて、「ありがとう留萌本線」という小さいポスターが貼られている程度でした。

これはこれで寂しさを感じられていいですね。

名残惜しいですが列車の時間が近付いてきたのでホームにでます。

これを書いている時点ではもう列車が走ることがない留萌方面を眺めます。

深川行きのキハ５４形に乗り込みます。
こちらは結構な混雑で、何とかロングシート部分に座れたといった感じでした。

恵比島は２度目の訪問でしたが、前回来た時はコロナの関係でセットの中に入れなかったので、最後に来れてよかったです。

２５分程で終点深川に到着です。
跨線橋から乗ってきた列車の写真を撮ります。

跨線橋に掲示されているこの留萌方面の表示もおそらく見納めです。

次の電車まで時間があるので、一旦改札の外に出ます。
待合室には留萌本線に関するホワイトボードが掲示されていました。手書きのこういう掲示って温かみがあっていいですね☆

深川の駅舎はザ・国鉄駅という感じです。

小腹が空いたので近くのローソンに行くと、なんと北海道限定でカズチー味のからあげくんが売っていました。

列車の時間になったのでホームに向かいます。
これから乗る７２１系とキハ５４形のツーショット。

恵比島からは整理券でしたが、深川の駅で恵比島から旭川の切符を発券してもらいました。

これは最後旭川の駅員さんにお願いして記念にもらいました。

ホームが雪で埋まっている納内

建てられてから１００年以上経っている待合室がある近文と進んで終点旭川でこのプチ乗り鉄は終了です。

３月３１日で石狩沼田～留萌が廃線となった留萌本線。途中の恵比島までではありましたが、最後に乗れて本当によかったです。

おわり