済州島2泊3日は忙しいスケジュールでした

2012/06/02 - 2012/06/04

韓国のハワイと自称宣伝していた済州島（チェジュド）を訪ねたときの記録です。
2007年に「済州の火山島と溶岩洞窟群」が世界遺産に登録されて、盛んに宣伝されていた頃です。
それまで、お客様感謝イベントとしてソウル旅行プレゼントを続けていたのですが、マンネリ感もあるし、スポンサー様の気分転換も兼ねて済州島へ行くことになりました。
世界遺産に登録される前は、ゴルフと釣りの島でしたが、いつの間にか歴史と文化の島にイメージチェンジしていて驚きました。50個以上のテーマパークがあるそうです。
済州の神話と住民の生活をテーマにした「済州石文化公園」、数百万個のLEDで彩られた「済州光庭園」、1960～80年代の韓国を再現した「天女と木こり博物館」、成人のみ入場可能な「済州ラブランド」など、様々な施設ができていました。
スポンサー様のアテンドが主な旅でした。真面目に仕事だったのですが、周りの人からは済州島に遊びに行ってると思われたようです。飲みたくない酒をたらふく飲み、二日酔いでも山に登り（名誉回復に7年もかかり）、男だけでエロい場所へ行ったりと、2泊3日では忙し過ぎることが判明した旅行でした。
※後半に18禁の写真ありますので、お許しください。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 団体旅行

成田空港から大韓航空機で済州島へ出発です。
今回は、イベント新企画の下見を兼ねて、スポンサー様のアテンドが仕事でした。

済州島観光の最初に訪れたのが三姓穴（サムソンヒョル）です。
耽羅国発祥地の碑がありました。

鮮やかな赤が印象的な「乾始門」をくぐり入場します。

乾始門の前に済州島の守り神「トルハルバン」がありました。

済州島のモアイ像と呼ばれているそうです。

ここが三姓穴です。済州島（チェジュド）のルーツとされている耽羅（たんら）国を創始した三神人が、最初に現れたとされている聖地です。
通常はこの位置から見るのですが、断りを入れて、三姓穴の手前にある観覧台から見ることができるそうです。

三姓穴の説明によると、文化財保存の関係で調査が困難なため、実態は不詳ですが、大きな火山性の洞窟とつながっている可能性があるようです。
三神人が出た穴は「品」の字の形をしているため、この穴の中には雨水や雪が入り込まないとされ、さらに周辺の木々は三姓穴に向かって頭を垂れるかのように伸びています。

三姓穴の奥に1698年に建立された三聖殿があります。三聖殿は三神人の位牌を祀っている場所です。
その手前には焼香所・三聖門があります。

2001年の12月に展示館がオープンし、古代済州の歴史を知ることができます。三姓穴の神話をアニメや模型で紹介しています。

耽羅王国誕生の神話を再現した模型。

三姓穴から生まれ出た高乙那（コウルナ）、良乙那（ヤンウルナ）、夫乙那（ブウルナ）の三神人は狩猟をして暮らしていました。

あるとき、三神人が暮らす済州島に、三人の姫が乗った小舟が流れ着きました。

三神人の前に、碧浪国（ピョンナングッ）の三王女が現れ、五穀の種を運んで来ました。
そして農業が盛んになり、耽羅国へ発展したと伝わっています。

三姓穴の隣には、済州道民俗自然史博物館があります。正面のゲート。

水を運ぶ女性像。

海女の像。

済州道民俗自然史博物館。
館内の様子は、城山日出峰にリベンジしたときの旅行記に詳しく載せていますので、ぜひご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11547438

初日の観光を終えて、免税店で時間調整です。

済州グランドホテルに2泊しました。後にメゾングラッドチェジュという名称に変わりました。
済州国際空港から車で約10分、交通至便である上、カジノや庭園、屋外プールがあります。

メゾン グラッド チェジュ ホテル

ホテルの部屋。

ホテルの部屋。

バスルーム。

2日目の朝。ホテルからの景色です。

朝一番で城山日出峰（ソンサンイルチュルボン）にやって来ました。
済州島の東端にあり、海底噴火によって生まれた山で、世界遺産「済州の火山島と溶岩洞窟群」の構成資産の一つです。
標高182mの山ですが、済州島屈指の絶景スポットです。
前夜ソジュを飲み過ぎて二日酔いの私は途中でリタイアしてしまいました。以後苦節7年、リベンジしたときの旅行記が↓です。ぜひお読みください。
https://4travel.jp/travelogue/11547438

城山日出峰 山・渓谷

次に済州島民族村（ミンソクチョン）に来ました。ここは済州島の文化遺産を原型のまま保存してある屋外博物館です。

昔のトイレ。穴から落ちた排泄物を食べさせて豚を生育しました。

済州島は台風などの強風が多いため、藁で作られた屋根をロープで止め、家の周りの石で壁を作って家や畑を守ったそうです。

強風から建物を守るため、石壁には隙間が多くあり、風が抜けるように造られたということでしたが、それって家の目的から外れてると感じたのは私だけでしょうか。

竈門。

石臼。

暖房は、家の裏側で薪を燃やします。

観光の3つ目は万丈窟（マンジャングル）です。
万丈窟は世界遺産「済州の火山島と溶岩洞窟群」の構成資産の一つです。およそ30万年～10万年前に形成された7.4kmに及ぶ世界最長の洞窟です。入り口から約1kmが公開されています。

カメ石。

拒文オルム溶岩洞窟系 (万丈窟) 洞穴・鍾乳洞

溶岩が流れた跡。

洞窟内は1年を通して11～18度ほどの気温が保たれています。随所にわたって青や紫のライトアップがされていました。

1kmほど歩いて、洞窟から出ました。

次に漢拏山（ハルラサン）に来ました。
漢拏山は、標高1,950mで韓国の最高峰です。こちらも世界遺産「済州の火山島と溶岩洞窟群」の構成資産の一つです。

漢拏山國立公園。

漢拏山 山・渓谷

漢拏山に降った雨が湧水となって出ていました。

赤い花？葉？

近寄っても花なのか、葉なのか、不思議な木です。
この後は、18禁のテーマパークに行きました。

済州ラブランド。
成人のみが入場可能な「性」のテーマパークです。韓国では人気のデートスポットになっています。
あまり激しい作品は自主規制しています。

済州ラブランド 博物館・美術館・ギャラリー

2004年11月16日に開業した野外彫刻公園で、39,667m2（12,000坪）の広い敷地に100以上の彫刻が置かれています。展示作品は、2002年に弘益大学校の卒業生たちが彫刻等を制作しました。ゆっくり回ると約1時間位かかります。

タイトルは「Desire（欲望）」。渇いた欲望にあえぐ女性の身長は9m。

「今日は私。空いてるの」

「選ぶ面白み」不気味なオブジェは、手洗い場です。

「バックから攻めて！」

土産屋さん。怪しげなモノが色々ありました。

白鹿美術館の入口にある「美女三銃士」。

済州ラブランド 博物館・美術館・ギャラリー

「動物たちの享楽」

豚のカップル。

噴水。

亀は万年、愛は永遠。

園内の様子。

「日本人の愛」サムライジャパンの勇姿です。

こちらの皆さんはフランクに記念撮影。

「ビーナスの誕生」一番好きな作品です。

観光を終えて街に戻りました。
海産物食堂で夕食をいただきました。

済州島は韓国内でのアワビ生産量第1位を誇ります。海女さんが捕った新鮮なアワビがのった参鶏湯を勧められました。

アワビ入りの参鶏湯は、絶品でした。
マシッソヨ。

最終日（3日目）は、ホテルのある新済州地域を街歩きしました。

街歩き。

宝健路。

街歩き。

韓国は下着屋さんが多いです。

靴屋さん。

炉端焼きの店、2階はマッサージ店。

郵便局。

公園。

街歩き。

街歩き。

注油所。

皆さんが買い物をしていた1時間、街歩きをしてからホテルに戻りました。
もう10年が過ぎているので、さらに変化していることでしょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。