![前回までの旅で、温泉分析表に興味が出てきました。<br /><br />今までは温泉の成分や分類などを深くは考えませんでしたが、成分表を見ると個々の温泉の特徴がより鮮明に記憶に残る気がしてきました。だんだん温泉の旅にはまりそうです。<br /><br />4月は、京都・奈良のシティホテルの温泉、大分の温泉、鬼怒川の温泉に行って来ましたので、ご披露します。<br /><br />表紙は、鬼怒川温泉「あさやホテル」ロビーのエレベーターからの撮影です。<br /><br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/81/71/650x_11817172.jpg?updated_at=1684497091)
2023/04/03 - 2023/04/30
155位(同エリア622件中)
falcon38さん
- falcon38さんTOP
- 旅行記155冊
- クチコミ43件
- Q&A回答37件
- 253,819アクセス
- フォロワー47人
前回までの旅で、温泉分析表に興味が出てきました。
今までは温泉の成分や分類などを深くは考えませんでしたが、成分表を見ると個々の温泉の特徴がより鮮明に記憶に残る気がしてきました。だんだん温泉の旅にはまりそうです。
4月は、京都・奈良のシティホテルの温泉、大分の温泉、鬼怒川の温泉に行って来ましたので、ご披露します。
表紙は、鬼怒川温泉「あさやホテル」ロビーのエレベーターからの撮影です。
PR
-
【京都・奈良温泉】(2023.4.3~6)
前回の旅行記でご紹介した本が良かったので、続編も購入してみました。
その一節に「都市型新温泉」があげられており、「従来温泉地でなかった都市部でも掘削すれば温泉が出、なんら劣る根拠はない」とあります。 -
確かにビジネスホテルでも温泉、大浴場を備えたものが増えています。
昨年宿泊したAPAホテル名古屋駅前の大浴場も良かったですし(←元谷代表から息子さんにトップが代わり、今後の変貌が楽しみです)、ゲストハウスでも温泉がある所は満足度高かったです。
今回、桜の京都・奈良を訪ねようと計画していたので、すべて温泉を備えたホテルにしてみました。
4月3日:京都 蓮華の湯 御宿 野乃(朝食のみ、24000円)
4月4日:天然温泉 若草の湯 ダイワロイネットホテル奈良
(素泊まり、15950円)
4月5日:京湯元 ハトヤ瑞鳳閣(素泊まり、19940円) -
一日目の「蓮華の湯 御宿 野乃」はドーミーイングループの経営で、今回の三つのホテルの中では一番よかったです(写真はホテルHPより)。
外国人客が多いのに驚かされましたが、湯上がりのアイスクリーム、夜鳴きそばが無料で、朝食のビュッフェの質の良さは秀逸でした。
スタッフの接遇も良く、外国人にとっては京都を訪れ温泉とラーメンも経験でき、コスパ最高なのでは?と思います。
ただし無料だからといって、持参のタッパーウェアにガバチョとアイスクリームをつめこむ人々が出現しないよう祈ります( ゚Д゚) -
こちらの泉源は、現地の京都ではなく大阪でした。
「万葉の湯」のように車で運んでくるのでしょうか?
泉温は28.7℃ですので、沸かしているのでしょう。 -
陽イオンはナトリウムが多い(といっても熱海の1/34)ですが、陰イオンは塩化物ではなく炭酸水素イオンと炭酸イオンが主です。
湯口より口に含んでみますと塩っぱさはまったくなく、無味無臭です。
アルカリ性単純温泉(低調性、アルカリ性、低温泉)ということでした。
こちらはサウナもあり、湯上がり後もポカポカと温かく満足でした。 -
夕食は京都駅地下はどこも混んでおり、東寺の夜桜を見損なわないようマクドナルドにしたところ早くて助かりました。
今年は桜の開花が早く満開の時期は過ぎましたが、不二桜をまた見ることができました。 -
翌日は奈良へ移動し、大好きな長谷寺へ参りました。
京都の清水寺のような舞台があり、のどかな春の風景を楽しめます。
よろしかったら動画もご覧下さい。
https://youtu.be/PZf1-t1Rnf4 -
読経の聞こえる奥には、ご本尊の十一面観世音菩薩がおられます。三丈三尺(10m以上)あり、圧巻です。この日はおみ足に触れて願い事ができるというので、「大富豪になれますように♪」とお祈りしました\(^o^)/
-
花吹雪の中を五重の塔へ行く途中、紫のキランソウをみつけました。
このあたりはキランソウがよく見つかり、2016年に長谷寺で撮影したものをフォートラのプロフィール写真に使っています。 -
このあと吉野に行くつもりが、不覚にも長谷寺だけでバテてしまいお寺から長谷寺駅までタクシーで戻るありさまで、早々に奈良駅に戻りました。
仏像勉強のメンバーに教わった駅前の「やまと屋」さんで夕食をとります。 -
ここでしばし、「そうめん(素麺)」の話に脱線します。
小生は以前、札幌の「三徳六味」という割烹で頂いた「うに素麺」のコシに驚き「どうしたらこんなにコシが出るのか?」と尋ねたところ、「買ってきた素麺を常温で6ヶ月寝かせる」とのことでした。
「やってみて下さい」というので家でもやってみたところ、本当にコシのある素麺に変貌し驚いた経験があります。 -
その後NHKで、「三輪素麺」についての番組がありました。
なんでも全国の素麺業者が集まり、神社でお祈りするそうです。
その番組の中で、素麺には「一年物」とか「三年物」とかあり作った素麺を蔵で寝かせるという話をしていました。
素麺が、湿気を吸ったり放出したりしてコシが出ると理解しました。
やまと屋さんのご主人にその話をしたところ、「素麺は奈良が本場です。お出ししましょうか?」と自信たっぷりに言われるのです。
これはお願いしないわけにはいきません。 -
出た~、三輪素麺! 0.5mmの太さだそうです。
そのコシときたら、異次元です!
こんなの食べた事ありません!!
なお、素麺を寝かせるなら「常温よりも冷蔵庫が良い」と奈良の巨匠はおっしゃっておられました。
奈良を訪れる楽しみが、一つ増えました。 -
ダイワロイネット奈良では、温泉をホテルの下から汲み上げています。
ナトリウムと塩化物が主で、ナトリウムは熱海の1/17。塩っぱさは殆どないと思われます。単純温泉(低張性・中性・低温泉)とのことでした。 -
翌日は法隆寺、興福寺、奈良公園を散歩しました。
奈良も京都も外国人観光客がとても多いですが、 -
猛烈に多いのは鹿のいる奈良公園や大仏様のあたりで、
-
法隆寺ではほとんど姿を見かけませんでした。
-
わ~、エンタシス~!
ところでエンタシスがギリシアから伝わったという話が、最近では「ウソ」とまで言われているらしいですね( ゚Д゚)
Wikipediaによりますと、「(ギリシア起源説を最初に唱えた伊東忠太が)自説を証明するため中国からインド、トルコなどを経てギリシャまで3年がかりで徒歩で旅行したが、日本とギリシャ以外のどこにもエンタシスの柱を見つけることはできず、結局この説を証明することは出来なかった」とのことですが・・・
それさ~、(ホントなら)早く言ってよ! -
初期の計画では奈良ホテルで「興福寺の五重の塔でも眺めながら茶がゆ定食食べたいな~」と思っていましたが、やめました。
4/4の宿泊費は、普段の価格をご存じの方なら唖然とする設定(*_*)
辰野金吾設計のクラシックホテルとはいえ、温泉ないのに~!(>_<) -
奈良見物の後は京都に戻り、宮川町の「水簾」さんにお邪魔します。
-
いつものように美味しくいただいていますと、
-
ご主人が、昨年和食の本を出されたそうです。
帰京後、購入してみました。今まで特に考えずにいた料理の総論・各論の知識や、料理人の視点に触れたのは新鮮な経験でした。 -
但馬牛のステーキ。じゃがいもとホワイトアスパラが添えてあります。
ホノルルのウルフガングのステーキはあれはあれで美味しいけれど、もはや三切れのステーキで満足する年になってしまったわい。 -
ロワール川沿いのサンセールの白を頂きました。フルーティで軽く、甘さ控えめでほどよい酸味があり、なによりもミネラル感を感じました。
多分、そんなに高いワインではないんだろ~な~ -
ワインは全部ネットで調べられます。皆さんの評価も勉強になります。やはり「ミネラル感」は特徴のようです。
2019年のものは2~3000円でした。おそらく現地では10ユーロ台か?
でも美味しいワインって、こんなものでしょう。
造り手はVincent Gaudry。
ブドウはソーヴィ二ヨン・ブラン100%。
「ミネラル感」は、小生がワインスクールに通っていた時にしばらくわからなかった感覚です。文字通り「金属っぽい」というか「硬水っぽい」というか・・・、実際に電解質測定するとどうなんだろ?
フランスって大昔は海の底にあって石灰岩が堆積された地域では硬水が多い土壌となり、ワインもこうなると理解しています。
こういうところでは、温泉もカルシウム温泉なのでしょうか?
ミネラルウォーター、温泉、ワイン、面白いです。 -
今夜の温泉も京都駅近くの「京湯元ハトヤ瑞鳳閣」敷地内の地下910mから汲み上げ、タンクローリーで他の事業者にも配送しているとのこと。
「古代の海のミネラルを多く含み」とありますが、これについては温泉本を読んでビックリしたこともあり触れたいと思います。 -
この本の著者は早稲田大学大学院資源工学修士課程修了で、資源探索・開発・評価、研究に従事されているそうです。
温泉には「火山性」と「非火山性」があり、後者は平野部に少なくないとのことです。確かに、京都に火山はちょっと思いつきません。
温泉のお湯がどこから来るのかも興味ある点ですが、地殻変動で海水を含んだ堆積物が地層中に閉じ込められ深部で温められた「化石海水」という言葉もあるそうです。
どっひぇ~、京都の温泉は古代の海水からきとるんかい・・・(*_*) -
ナトリウム-塩化物炭酸水素塩温泉(低張性、中性、低温泉)だそうで(Na 736.4mg/kg、塩化物イオン1322.4、炭酸水素イオン587)、たしかに少し皮膚がぬるっとする感じがありました。
-
一般に「炭酸水素塩泉」は皮膚の角質を軟化させ、「ヌルヌル感」「すべすべ感」があるとのことです。
よく「いいお湯」とか「泉質がいい」とか表現されますが、これはどういう事なのか今年の温泉巡りでは「温泉分析表」から探ってみたいと思います。 -
翌朝、伏見稲荷に寄り、
-
京都駅で、西利の筍の醤油漬けと千枚漬けをお土産に買いました。
筍は山椒の実のパンチが効いて美味しかったです。 -
お昼は名古屋で途中下車してひつまぶしをいただき、帰京しました。
京都駅前・奈良駅前は、掘れば温泉が出る事を知りました。
それを実行してしまうホテル業者も、スゴい!
【別府(明礬)温泉、長湯温泉】(2023.4.15~16) -
大分に用事があり、駅近くのビジネスホテル「法華クラブ」に宿泊。最上階の大浴場は、「天然」ではなく「準天然」の人工温泉とのことでした。
このようにビジネスホテルも差別化で、大浴場や温泉を備えているものが急増した感があります。たしかに、部屋のユニットバスよりいいです。 -
翌朝、いつか行ってみたかった「別府温泉保養ランド」にやってきました。
-
以前宿泊した「杉乃井ホテル」から遠くに見えた明礬橋の近くにあります。
-
ちなみに杉乃井ホテルからは、矢印の所にアーチ型の白い橋が見えます。
-
入湯料1500円。お風呂へ行く途中も風情があります。
-
お風呂の撮影はNG。
-
「コロイド湯」と「泥湯」につかりました。白色の濁り湯で硫黄の香りがするので「硫黄泉」と思いきや、成分分析表では「単純泉」となっていました。
「硫黄泉」とは、「総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)を2mg以上含む温泉」と定義されているらしいです。
「泥湯」は露天風呂になっており、底にたまった白色の泥はまるで田んぼの中を歩いているような感触です。
自然の中で、素晴らしい\(^o^)/
これは「杉乃井ホテル」では味わえない野趣です。 -
pH2.9です。
-
金属イオンは意外と少なく、陰イオンは硫酸イオンが主です。
溶存ガスは、炭酸ガスと硫化水素。
「単純酸性泉」ということらしいですね。
硫酸イオンが多くても、「硫酸」とは付かずに「単純」なんだ・・・
ちなみに酸性泉は、「硫酸性」が一般的だそうです(塩酸性は少ない)。
泥湯のお湯を口に含んでみましたが、酸っぱくて硫黄の香りもしました。 -
あら~、ロッカーの鍵が!(*_*)
施設内には「(身に付けた)金属が変色しても責任は負いません」みたいな張り紙がしてありました。 -
印象的だったのは、「本物の温泉」の条件に「シャワーの有無」を掲げていたことです。
確かに温泉によっては「上がり湯」として、体に付いた温泉を洗い流せるようになっています。強酸性温泉等では(例えば玉川温泉、pH1台! 我が国では珍しい「塩酸性」の酸性泉)肌の弱い人は痛めてしまうでしょう。 -
続いて長湯温泉の「ラムネ温泉」に向かいます。この道がのどかで新緑、桜、藤の花が美しく、ドライブにはとても良かったです。
-
道の駅には、「日本一の炭酸泉」と書いてあります。
-
たらの芽を2袋購入。1袋280円って、お安くないですか?
家で天ぷらがこの量で3回できました。一皿190円!
長湯温泉って、え~ところやね~(^_^) -
ラムネ温泉は川沿い(芹川)にありました。
-
ステキな建物です。壁の黒い線は焼き杉。入場料は500円。
建築家の東大教授藤森照信氏により2005年建造。 -
ここの温泉は、炭酸ガスの気泡が体にたくさんまとわり付きます。
-
大佛次郎さんが昭和9年に名付けたとのことです。
-
温泉を飲める場所が作られていました。飲んでみると、まさにラムネ!!
甘くはありませんが、炭酸の刺激と硬水特有の味を感じました。 -
温泉をしっかり味わうには、ワイングラスを持参するとよいでしょう。
まずは温泉の湧き出し口にグラスをあて、温泉を注ぎます。
最初に色調、透明度、浮遊物の有無を観察をします。
そしておもむろにグラスを回し、拡がる香りを確かめます。
「お~、硫化水素がvividなアロマです!」
その後温泉を口に含み、舌の上で転がします。
「う~ん、かすかに鉄のフレーバーを感じます(^_^)」
そして、ゴックン。
「太古の海水の香りと火山のテイストだネ\(^o^)/」
とつぶやき余韻を楽しみます。
以上、偽温泉ソムリエの妄想でした( ゚Д゚)(>_<)(*_*) -
源泉温度は31.5℃と低いですが、炭酸の泡にはこの温度が重要でこちらの温泉は加温していません。加温により炭酸ガスが飛散するからです。
このため露天のラムネ温泉は4月では肌寒く感じましたが、お湯につかっていれば大丈夫。きっと夏は最高でしょう。
「強炭酸味」というのが、ラムネ的な味の事でしょうか?
ここの露天風呂には、銀色のヒマワリのオブジェがいくつかあります。
センスの良い露天風呂で、低温なので長湯できます。
ありがたいことにサウナもあるので、体を温めることもできます。 -
成分はマグネシウム(143mg/kg)とカルシウム(101mg/kg)が多いです。エビアンのHPに出ていた簡易計算式では、硬度は101x2.5+143x4=824.5。一般的に300以上は硬水ですので、これは立派な硬水です。
また炭酸水素イオンの1250、溶存ガスの二酸化炭素1400も、ただものではありません(←ちなみに別府の泥湯の二酸化炭素は40)。
含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(中性、低張性、低温泉)とのことです。(ただし「炭酸水素塩泉」ではありますが、京都の炭酸水素塩泉で感じたヌルヌル感はわかりませんでした) -
はたしてこちらのお水は「日本一の硬水」として販売され、便秘に良いとされているのです。
-
日本にも硬水があるようなので、ネットで調べてみました。図は全国の水道水の硬度のデータで、2021年掲載の新しいものです。WHO分類では60~120が中硬水で、上3つの赤系統の色の場所が60以上です。
これによると関東は硬度が高く、北海道・東北は低い傾向というのです。硬度は水源に規定されるそうですが、たしかに利根川水系では秩父セメントのある秩父付近は石灰岩の産地で関係があるのかもしれません。
九州では熊本・大分が高いですが、ラムネ温泉は大分でも熊本に近いので地層か何かの理由で硬水なのでしょうか? あと沖縄は昔から硬度が高く、サンゴ礁の影響らしいです。 -
ところでなんで小生がこんな事を知ったかというと、前回ご紹介した温泉の本(「温泉を知る 温泉分析書を道しるべにした温泉案内」)に出ていたからなんですよ~
今回の旅で、温泉旅館以外にも良い温泉がある事がよくわかりました。
【付録:由布院温泉の宿泊について】 -
別府の奥座敷とも称される由布院は、盆地になっています。
2013年7月、2021年7月および11月の3回行きました。
鉄道は盆地の中を通っており、由布院駅(星印)もこの中です。盆地内の大分川の氾濫のため、昔から人々はやや高い場所に住んでいたそうです。
(1955年、由布院町と湯平村が合併して湯布院町が発足。その後2005年、由布市湯布院町となった。町名とインターチェンジは「湯布院」であるが、駅名と温泉名は「由布院」である。Wikipediaより)
小生はやや高所の「朝霧の見える宿 ゆふいん花由」に3回、盆地内の「山荘わらび野」に1回泊まりました。御三家の「山荘無量塔(むらた)」は高所にありますが、老舗の「玉の湯」、「亀の井別荘」は盆地内です。 -
由布院での宿泊は、やや高地の施設ですと爽快感が加わります。
朝霧の出やすい寒い季節では、朝霧を見下ろすことができます。
【鬼怒川温泉】(2023.4.29~30) -
JR新宿駅から特急きぬがわ号で鬼怒川温泉駅下車、そこからバスで「あさやホテル」にやってきました。
箱根や日光などに比べ、外国人旅行者はかなり少ない印象でした。 -
噂のロビーがさすが!
時節がら鯉のぼりや五月人形が飾られていました。 -
パイプオルガンの自動演奏も、落ち着いた感じでした。
部屋からは、鬼怒川の反対側に廃墟のホテル群がみえました。
https://youtu.be/uqYZEIPB42U -
こちらの温泉は「あさや子宝の湯」といい、アルカリ性単純温泉で、泉温48.9℃、pH 8.9、ほとんど無色透明、無味無臭とのことです。
黄色枠のところは、後で興味を引いたところです。 -
olive kenji様の旅行記よりお借りした、最上階の露天風呂の光景です。広々とした開放感が素晴らしく、鬼怒川の流れも見降ろせました。
手前の「かけ湯」は「湯船を清潔にするために」体にかけるお湯ですが、ここだけが「源泉かけ流し」と書かれていました。味わってみますと無味またはかすかに塩味があるか?という感じで、塩素の匂いはありません。
一方、露天の方は湯面に顔を近づけると塩素の匂いがします。プールで感じるあの匂いです。お湯の沸き出し口で味わうと、塩素の味が明確にわかりました。
つまり「あさや」では、この「かけ湯」のみが源泉かけ流しで他は違います。 -
塩素処理や循環ろ過については、「表示項目」として掲示することになっているそうなのです。
-
「循環ろ過」になる場合は、上記のものがあると本には書かれていました。
-
こちらは1階の大浴場「麻の湯」(ホテルHPより)
こちらも部屋いっぱいに、公営プールのような塩素臭が感じられました。
窓から鬼怒川の流れが間近に見えて、ナイスでした。
柱にいろいろな歴史が書かれています。「あさや」の創業者は以前は麻の仕事に従事しておられたそうで、「あさや」は「麻屋」なのだそうです。 -
ちなみにイサベラ・バード女史が栃木を訪れた際に泊まった温泉宿は、当時この付近の温泉宿は一軒のみで「あさや」の前身と推定できるそうです。
-
夕食は和食で、鬼怒川の流れを眺めながら美味しくいただきました。
-
翌朝のビュッフェも、レベル高し\(^o^)/
自慢の和牛カレーも美味しかったです。 -
olive kenji様の旅行記にも紹介されていた番付表が、いろいろな場所に掲示してありました。
「あさや」は「東の横綱」なのです。 -
ところで、「あさや」の公式HPから「温泉」→「温泉成分表」をのぞくと、
-
あらあら(*_*)、成分表(左)が間違ってますね(>_<)
正式な成分表(右、温泉内に掲示)に比べ「硫酸イオン」と「硝酸イオン」の値が逆ですし、「硫化物イオン」の値(上から4番目)も違います。
日本に「硝酸性」の温泉はないと思いますけどね・・・
「あさや」はHPを下請け会社に出しているのかも?と思いますが、就業意識の希薄な「バイト職員」に丸投げでテキト~なのでしょうか? 支配人をはじめ「あさや」の「正社員」が、きちんとチェックしないといけません。
だって、「東の横綱」(日本一)なんですから(>_<) -
チェックアウトの時にフロントの方にお伝えしました。
キャハハハ、こんな事するヤツ滅多におらんだろ~( ゚Д゚)
あさやさ~ん、宿泊優待券、お待ちしてま~す\(^o^)/ -
olive kenji様にならって、玄関で写真を撮ってもらいました。
-
今回、ホテルの売店で購入したお土産です。
「日光たまり漬け」は以前栃木県勤務だった時に、日光などからの帰りに今市の有名なお店に寄っていましたので懐かしいです。
【付記】 -
今回お示しした「温泉番付」(右)は、前回の旅行記に引用させていただいたもの(左)と若干異なっていることに気付きました。
それもそのはず前回のものは「第十三回(2021)」のもの、今回のものは「第十四回(2023)」でした。
温泉施設も伝統的なものからいろいろ変わってきているものもあるので、今後も楽しみです。
【付記(その2)】
廃墟群のホテルに関する興味深い動画を見つけました。バブル崩壊に伴う団体客の減少、借金の担保の土地価格暴落、足利銀行の破綻などの歴史が語られています。
https://www.youtube.com/watch?v=SIZC-Y4lTQY
小生は以前栃木県勤務でしたので、足利銀行(←給与振込み口座も持っていました)破綻のことはよく覚えています。真偽の程はわかりませんが、当時の足利銀行には北朝鮮への送金ルートがあり、銀行幹部は北朝鮮で酒池肉林のもてなしを受けていたと社員の方が語っていました。
なお動画の終盤で触れられるこの方のあさや宿泊動画は、「【あさやホテル宿泊記】バブル時代の高級感がすごい温泉宿に宿泊しました」です。「バブル期の名残りがみられる文化的価値もある」と好意的にプレゼンされており、小生が宿泊した12階の部屋と同じ部屋が出てきます。
宿泊動画では、「あさや」総工費73億円を足利銀行が融資したこと、産業再生機構の支援で「あさや」の207億円もの借金を足利銀行が放棄し、現在の再スタートになったことも語られています。なお、湯西川温泉のゴージャス旅館も足利銀行が後ろ盾となっている所があり、同様の話があったと聞いています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
塩原温泉郷(栃木) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023温泉めぐりの旅
0
77