2023.3月　パリ一人旅　ばっちりストライキ　　やれやれの旅⑤

2023/03/06 - 2023/03/13

この日は土曜日で、午前中だけさっとアウトレットへ行こうと思っていました。
が、前日のニュースによるとまだストライキが続くとのこと。

ホテルのフロントで相談したら『RER Aは乗らない方が良いよ～、僕も今日乗ったけれど電車が来るまで30分も駅で待ったしすごく混んでいたから座れないと悲劇だよ』と。
『アウトレットはやめた方が良い、今はパリに来るグッドタイミングでは無いね』
だって。

こちらはずっと前に変更不可の航空券を購入済みなのだ！
行ってやる～と飛び出しました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

たびレジに登録しておくと、在フランス日本国大使館からこのようなメールをもらえます。

この他にもデモの情報ももらえるし、個人旅行では頼りになる。

ただし、添付されているURLを開いてもフランス語の情報しかでてこなかったので、フロントへ確認しに行く必要はあった。

泊まっていたホテル。

２階のちょうどお花のある部屋に泊まっていたら、窓の下のゴミはどんどん増えて行った。

フロントのお兄さんの忠告も聞かず、土曜日だから通勤客がいないし大丈夫でしょ、とアウトレットに出かける。

ホテルからLes Hallesまでメトロで行ってRER A線に乗り換える。ここまで順調。

RER　A線は2本中１本に減便だったから、大したことでしょうとストライキに慣れ始めている。

アウトレットはディズニーランドの１つ手前の駅なので、ミッキーのマークの付いている電車に乗る。

途中二股に分かれるので、ここ重要。

次は18分後か、悪く無いな、とこの時点では思う。

先ほどの掲示板通り、次の電車は乗っちゃダメね、ミッキーにランプが付いてないから、と思っていたらしばらくして電車が来ていないのにいきなり行先が変更に。

そして18分待っても電車は来ない、心が折れそうになった。
どんどん待っている人は増えていくけれども、皆、普通顔なのでもう少し頑張った。誰もイライラしていない。

20分以上待ってやっと電車が来た。
運良く座れたので助かったけれど、Nation駅まではぎゅうぎゅう詰めだった。
途中からはガラガラなのでNationから乗った方が安心かも。

だってここでみすみすスリに合ったら、やっぱり日本人はチョロいねって思われてこれからパリに行く日本人全員が危険にさらされる。
自分を守るだけでなく、スリに日本人は用心深いって思わせることが大切なのだ。

今回びっくりしたのはタッチレス？っていうのか暗証番号を入れないでカードをピッとかざすだけで決済が完了するお店が多かったこと、ボンマルシェもそう（金額によるのかも）。
ってことはカードすられたら1分後には使われている、それでカードを止めるのが遅れたらその損害は日本のカード会社か保険会社が負担するの？
フランスの泥棒の尻拭いを日本がするなんてごめんだ、と思う。
間違っていいたらごめんなさい、それにしても泥棒が得するのはダメだと思う。

さて、無事に到着し、駅を出て右に行く。

この辺りまでくると、のどかでパリとは雰囲気がガラリと変わる。

モールがあるのでこの中を通過してアウトレットへ。10時前からモール入り口は開いているので通り抜けできる。

このモールが意外に広くてアウトレットまで少し歩くけど、後でこの店覗いてみようかな～なんて雨風しのいで歩いて行ける。途中ソファーも沢山あるので休める。

アウトレットの門は１０時まで開かない。

小さなアウトレットなので、ひとまわりしてもそれほど時間はかからない。

プレミアムアウトレットとは全然規模が違う。

ロクシタン

このアウトレットは小さいけれど、それぞれの店が個性的で可愛い。

以前レペットでとても良い買い物ができたので、今回もレペット目当て。

カラフルなバレーシューズは沢山あったけれど、どうしても欲しいと思えるものがなくて泣く泣く見送り。

定価の商品も半分くらいあるので、お店の人にどれがアウトレットか確認が必要。
これ良いな、と思うと定価で紛らわしい。

ディスプレイも可愛いし、雰囲気も良い。

まだ人が少なかったけれど、アジアの人が観光バスでどんどん乗り入れてくる。
あっと言うまに人気店は行列になっていた。

ラデュレもあるね～、でも私は１周したけど何も欲しいものがなく即効退散。

モールへ戻ったら、激安店があって楽しかった。
シティファルマより安く化粧品とかお菓子とか売っているお店があって、アウトレットよりモールの方がよっぽど楽しい。

現実的な買い物ができた。

庶民的なモール。アウトレットでは何も買うものが無かったけど、このモールで十分楽しめた、Navigoで来られるしね。

息子が学生だった頃はこのモールでサッカーのユニフォームもお土産に買った。
今回は「もうユニフォームはいらないよ」とあらかじめ息子から言われた。

NAFNAFで娘のお土産にブラウス を購入。

１枚39.9ユーロ、可愛いし日本で被らないのがよい。

PAULでランチ。

ショコラシュー、日本では飲むチャンスが無いけれどパリだと何だか頼んでしまう。

ハムとチーズのオムレツ、普通。

卵、５～６個使っていると思う、コレステロールとお皿の飛び散った卵が気になる。

12時台にパリに戻る、まだディズニーランド帰りの人がいないので空いているし始発から２駅目なので、先頭付近はガラガラで快適。

私はタイミングよくあまり待たずに乗れたけれど、ホームは沢山の人が待っていたのでやはり本数は少なかったと思う。

2階席の窓際で快適な世界の車掌から

今一度言いたい、Navigo最強！

パリへ戻り、娘の為にサンジェルマンのレペットでデニムのシューズを購入。
初日に一目惚れして、アウトレットを見てから買おうと思っていた。
LINEのテレビ電話で娘と相談しながら購入し、何て便利な世の中になったものだと痛感した。

このシューズは足の甲のゴムのおかげで靴が動かないからすごく履きやすいと言っていた、むしろ私の方が安全のためにこの靴が必要だったかも。

次回への楽しみがまた増えた。

全くバレエに縁のない私でも心がウキウキする可愛らしいお店。

その近くのパトリックロジェで。

これは確かに美味しい、今までに食べたことのない味だった、特に私は柑橘系が好きなので。

美味しいけれどもまぁ次回は買わなくてもよいか、と言うものもあるけど、これは我が家では取り合いになった。
１つ１つ誰の取り分かポストイットでも貼らないと収拾がつかなくなりそうな、小市民な我が家。

日曜日は休みとのことだったのでPARIESでガトーバスクを土曜日のうちに購入。

作家の辻仁成さんが美味しいと紹介していて、調べたらホテルの真前。
8日日持ちするとのことだったので購入したら、これも美味しかった。
次回も買うつもり。

一旦ホテルに荷物を置きに。

このホテル、デザインが可愛いから多少のことには目をつぶれる。
清潔感もあるし、フロントスタッフも感じが良かった。

次に向かったのはDIOR LA GALERIE
昨年オープンしたディオールの歴史を回顧する美術館

事前予約で入場料12ユーロ、土曜日は早くから売り切れていたので２週間前に予約しました。

ウィンドウディスプレイも面白い

よく見ると、細かいところもDIORのファブリックが使われている

チケットを予約済みの人は並ぶ必要はありませんでした。

何の案内もないので列にしばらく並んでしまった。

入って最初に色とりどりのミニチュアドレスやバッグが展示されている、圧巻。

3Dプリントで作られた数々の商品。

子供の頃の大好きだった物語が『ハリスおばさんパリへ行く』、最近映画になって（まだ見ていない）びっくりしたが、子供の頃何度も繰り返し読んでいた。

その舞台がここ、DIOR。子供の頃はよく分からなかったけれども、今ならはっきりわかる。

グラデーションが美しい

展示はディオールの初期の作品や、彼の生い立ちからここに店を構えるようになった経緯、そして現在まで続く。

当時のものがずらりと並ぶ

庭園に情熱をかけていたようで、なぜ花のモチーフが多いのかも分かった。
（別に普段からディオールを追いかけているわけではないが）

ドレスが芸術的に次から次へと展示されていて、ディオールに興味がなくても楽しめると思う。

彼のアトリエとか

デッサンと当時そのドレスを着た写真

実際のドレスが展示されていて

生地の指示書も展示されている。

１つ１つ流れを見ると面白い。

職人が実際にバッグを作っているデモンストレーション。

１つ70万円のバッグをおしゃべりしながら作っていて、あれはデモ用のバッグであって欲しい...と切なる願い。

プロジェクションマッピングで音楽とともに美しい映像でドレスが彩られ

すっかり見惚れてしまいました。

多くのスターたちが着たドレスが映像や写真とともに展示され、こちらはダイアナ妃が着たドレス。

バッグはダイアナ妃が愛用し、レディディオールと呼ばれようになったはず。

こちらもカフェのご用意がございます。

ギャラリーは人が多かったけれどもカフェは空いていた。（私は素通り）

横にデッサンやドレスのポストカートなど売っている小さなお店もありました。

お店に入るには行列だったので、（行列ではなかったとしても）そのままDIORを後にした。

いい夢見させてもらえました。

写真があると言うことは、この日もシティファルマに寄った模様。

２階にはハーブティーもありました、DIORから急に現実的になった。

イタリアのデザインが良い感じの歯磨き粉も２階にある。

これも新宿伊勢丹の１階ですまし顔で売られているけれど、いつもシティファルマにあるんだよね～と思っている。

この日の夕飯はモノプリで買ったマンゴー。

意外に甘くて美味しかった。

いよいよ明日は最終日！