2023年1月 西なびグリーンパス5日間で行く大阪・南紀白浜・鳥取・金沢・京都 鉄道の旅（４）花嫁のれん号乗車特別編

2023/01/19 - 2023/01/23

今回の旅、西なびグリーンパス5日間を利用して大阪・南紀白浜・鳥取・和倉温泉・金沢・上越妙高・富山・京都・出雲市と20本の特急列車（新幹線を含む）に乗車、観光無し乗り鉄だけのマニアックな旅を続けます。

第4回は前回紹介した観光列車の花嫁のれん号、おすすめの観光列車だったので特別編として投稿します。
この列車は西なびグリーンパスの計画段階で時刻表を見て初めて知った列車でした。
大阪駅から乗車したサンダーバード17号で終着駅の和倉温泉で一泊する予定でしたが花嫁のれん号が金沢駅までタイミングのいい時間に運行していたため急遽計画に入る事となりました。
花嫁のれん号はグリーン車は連結されていませんが、全車指定席だったため別途に指定席特急券を購入し乗車しました。

日程
第1日目 2023日1月19日（木）
新下関駅　18時14分発　こだま855号　博多駅　18時44分着
博多駅　18時59分発　のぞみ64号　新大阪駅　21時20分着

第2日目 2023年1月20日（金）
新大阪駅　7時35分発　くろしお1号　白浜駅　10時10分着
白浜駅　12時20分発　くろしお20号　新大阪駅　14時50分着
新大阪駅　15時06分発　さくら561号　岡山駅　15時51分着
岡山駅　16時05分発　やくも19号　米子駅　18時22分着
米子駅　18時42分発　スーパーまつかぜ12号　鳥取駅　19時42分着

第3日目 2023年1月21日（土）
鳥取駅　6時00分発　はまかぜ2号　大阪駅　10時01分着
大阪駅　10時42分発　サンダーバード17号　和倉温泉駅　14時30分着
和倉温泉駅　16時30分発　花嫁のれん4号　金沢駅　17時54分着

第4日目 2023日1月22日（日）
金沢駅　9時22分発　はくたか558号　上越妙高駅　10時25分着
上越妙高駅　11時25分発　はくたか557号　富山駅　12時05分着
富山駅　13時43分発　つるぎ717号　金沢駅　14時06分着
金沢駅　15時48分発　しらさぎ62号　米原駅　17時44分着
米原駅　18時23分発　ひだ16号　京都駅　19時17分着

第5日目 2023日1月23日（月）
京都駅　8時50分発　スーパーはくと3号　倉吉駅　12時30分着
倉吉駅　13時39分発　スーパーおき5号　出雲市駅　15時02分着
出雲市駅　15時30分発　やくも24号　岡山駅　18時39分着
岡山駅　18時52分発　みずほ613号　博多駅　20時34分着
博多駅　21時39分発　こだま874号　新下関駅　22時06分着

写真は和倉温泉駅に停車中の花嫁のれん号です。

エリア 和倉温泉(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

第3日目 2023年1月21日（土）
（今回は花嫁のれん号を紹介する特別編です）
大阪駅から乗車したサンダーバード17号で和倉温泉駅に到着しました。

今回乗車する「花嫁のれん号」が停車していました。
花嫁のれんとは、幕末から明治時代にかけて今も続いている風習で花嫁の幸せを願い婚礼の日に実家の紋を入れた花嫁のれんを贈る伝統文化。
車体には花嫁のれんをイメージした図柄が描かれています。

和倉温泉駅発の金沢駅行き「花嫁のれん4号」の出発まで2時間あるので
タクシーで温泉街に行きます。

といっても温泉に入るのではなく七尾西湾の見える公園を散策。
湯っ足りパークという足湯の有る公園です。

七尾湾公園の右側の景色、遠くに能登島大橋が見えます。

左側は和倉温泉街、公園の小高い丘から見た景色。
和倉温泉に宿泊する予定でしたが、「花嫁のれん号」という観光列車を時刻表で知ってから金沢駅まで戻る計画にかわりました。

湯っ足りパーク内に有る妻恋舟の湯に入ります、少しだけ温泉気分。

七尾西湾の見える無料の足湯です。

足湯だけでも気持ちいい～

もう少しゆっくりし温泉街にも行きたかったのですが時間の関係でこの後、タクシーで和倉温泉駅に戻りました。

☆和倉温泉駅
のと鉄道とJR西日本七尾線の駅
改札の窓口には昨年（2022年 令和4年）窓口業務が終了の紙が貼られ無人駅となってしまったようで、少し寂しい気がします。

花嫁のれん4号時刻表
和倉温泉駅 16時30分発
七尾駅 16時35分着 16時36分発
羽咋駅 17時00分着 17時01分発
金沢駅 17時54分着

花嫁のれん４号が入線。
今回の乗り鉄旅の中で唯一の観光列車に乗車、短い時間の乗車ですが楽しみ。

花嫁のれん号は全車指定なのでの特急券は追加で購入しました。
ほろよいセット（日本酒＋お茶＋和そうざいのセット）の食事券2,000円も別途購入。
乗車券は西なびグリーンパスがそのまま使えました。

２両編成の１号車から、８つの半個室全部は紹介できませんが、半個室がある１号車がおすすめ。
通路は日本庭園の飛び石をイメージしているようです。

１号車の半個室の幅の広い座席を予約したかったのですが、一人旅だったので諦めました。
４名用半個室の青の間、窓が小さく中央に柱があるのが少し残念。

１号車唯一の２名用半個室の錦秋の間、各半個室の壁にはいろいろな加賀友禅（と思われる）絵柄があしらわれていました。
こちらの半個室は大きな窓も二つあり車窓の景色も楽しめそう。
１号車はこの２名用の錦秋の間、４名用は撫子の間がおすすめです。

錦秋の間は紅葉と流水を表わした竜田川文様（たつたがわもんよう）が描かれています。紅葉ではありませんが錦の織物のような秋を表わしているのでしょう。

2号車のデッキから車内に入ると内側の壁には金沢金箔に輪島塗を表現したものと思われる内装、このような煌びやかな車内の装飾を見たのは初めてでびっくりしました。

２号車は２名用と４名用のボックス席と６つのカウンター席の車内となってます。
右側のモニターの有る所はイベントスペース、。

イベントスペースから見た２号車の車内。
通路は流水をイメージしているようです。

右の座席が指定された２号車４Bの席、座席は向きが変えられます。
隣りの４A席は目の前が柱の席、JR西日本「花嫁のれん」のホームページ案内にある座席表で窓と柱の位置は調べて予約する事をおすすめします。

2号車（金沢行きは2号車が先頭車）運転席の内側

車内を紹介している間に花嫁のれん号は和倉温泉駅を出発しました。

ふたたび２号車の車内を見ると照明は流れるような形状をしています。

七尾駅に到着。

七尾線の景色を見ていると予約した「ほろよいセット」が自分の席に届きました。

列車内で予約した食事をいただく時間は本当に至福の時間です。

お品書き

宗玄　
純米吟醸 「花嫁のれん」

口取り
厚焼玉子、 焼魚（ブリ）、はじかみ、
季節の蒲鉾、合鴨串、
能登牛時雨煮、グリンピース、

揚げ物
えび天、イカ天、ナス天、キス天、銀杏串揚げ、
五郎島金時芋天、プチトマト、レモン、

治部煮
鶏肉、すだれ麩、金時草麩、生麩、
椎茸、法蓮草、山葵添え、

御菓子
季節の御菓子

お酒（日本酒）
宗玄 純米吟醸

(ソフトドリンク)
加賀棒茶

車窓から見る能登半島の夕暮れ。

羽咋（はくい）駅に到着。

１号車のエントランスには車内販売のカウンターがあります。
和装アテンダントアテンドさんにお願いをして写真を撮らせていただきました。

車内販売カウンターの向かいは伝統工芸品展示スペース。
「加賀水引」や「輪島塗」など数々の工芸品が展示してます。

桜の花びら皿
陶芸作家「向瀬孝之」氏によって開窯された之乎路窯（しおじがま）の作品

宇野気（うのけ）駅で交換のため運行停車

17時33分金沢駅発七尾駅行きの普通列車と交換。

宇野気駅ー熊瀬戸駅間
だいぶ暗くなりました。

まもなく金沢駅に到着します。

17時54分金沢駅に到着。１時間24分と短い旅でした。

「花嫁のれん号」の美しいサイドビュー。

金沢駅東口の迫力ある「鼓門」
「鼓門」は能楽の鼓をイメージしたようで、確かに左右の柱の部分が鼓の形をしているようです。

その奥にはガラス張りの「もてなしドーム」
夜なのでわかりませんが、晴れた昼間はとても明るくすばらしい空間となります。

今回の旅行で金沢駅、大阪駅そして京都駅を見て、
美しい駅を特集したい気になりました。

金沢駅前を散策。

☆金沢駅
明日の第4日目は初めて北陸新幹線（JR西日本内）に乗車します。

2023年3月7日 投稿

2023年1月 西なびグリーンパス5日間で行く大阪・南紀白浜・鳥取・金沢・京都 鉄道の旅（５）つるぎ・しらさぎ・ひだ・スーパーはくと号編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11809351