2021/08/21 - 2021/08/21
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ケロケロマニアさん
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2021/08/21
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本旅行記では、2021年夏の北海道内旅の4日目、北海道東日本パス(以下北東パス)旅程としては、3日目前半の様子を綴らせて頂きます。
前日にも訪問しました学園都市線の終点、北海道医療大学駅まで再び乗車し、ここの駅前から札沼線(因みに私の中では、2020年春まで存続していた北海道医療大学~新十津川までを含めた路線を札沼線、廃線後の桑園~北海道医療大学までのみの路線を学園都市線と言い分けております。)の跡地を辿っていくことにします。
最終運行日だった2020年4月17日は、コロナ禍の中で、新十津川駅にてお見送りをしただけで終わってしまった札沼線。思い入れの深かった路線だけに、今でも悔しさばかりが残っていますが、あれ以降、新十津川には何度か足を運んでいた一方で、廃線区間の南側(というか、新十津川界隈以外)の様子は全く確認しておりませんでしたので、あれから1年4ヶ月が経過したこの時点で、初めての訪問ということになりました。
これを綴っているのは更に1年4ヶ月余り後の2023年1月のことなので、また私があの時に眺めた光景とは変わっている部分もあるかと思いますので、この時点での記録としてご覧頂けましたら幸いです。
因みに、長くなりそうだったので、札沼線部分に関しては2編に分けて綴らせて頂くことにしました。前半は当別・月形町域、ということになります。
(表紙:旧石狩月形駅の様子)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8月21日朝。
高級ホテル(?)に宿泊中ざます。
優雅にブレックファストを頂くザマス~♪ -
この位頂くのは、富裕層としてのたしなみザマスわね~、オホホッ♪
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という訳で、ホテルを出発。
ホテルルートイン札幌北四条 宿・ホテル
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札幌在住時は、実はこの辺の近くでよく働いていたので、土地勘が凄くある場所なのですが、一旅人的視点としては、JR北海道の本社ビルを苦々しく眺めてしまう駅でもあります。
ちょっと前まではここの駅前にイ〇ンがあるので、フリー切符利用時は、よく2円貰いに来てたけどな~(←ポロクル(札幌のシェアサイクル)でも来とるやろ!)桑園駅 駅
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という訳で、この日の北東パス旅程の開始。
とはいっても、前半は北海道医療大学より先、バス移動なので、またJR旅程としては中断しちゃうけどね~。
桑園~北海道医療大学の通常運賃は750円、札幌から乗車するのと変わりません。桑園駅 駅
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学園都市線の途上の風景に関しては、都市圏で基本的に面白くないので、一切省略しましょう。
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という訳で、いきなり北海道医療大学駅にとうちゃこ。
前日にも来てるけど、本日はここからが違います。北海道医療大学駅 駅
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札沼線廃止後の代替バス。
新十津川までの通しでかんガエルと、3系統に分断されてしまいましたが、最初に乗車するのは月形当別線です。 -
この区間で運行されているのは「とべーる」号ですね。
札沼線時代からそうでしたが、月形までは比較的本数も多くて、札沼線旅においても利便性が高かったですが、旅行者視点での利便性という意味では、今も変わっていないと思います。
この路線に関しては、当別町を拠点とする下段モータースが運行事業者となっています。 -
時刻表の様子。
因みに石狩当別駅(現当別駅)からも乗車可能です。
2021年8月時点で、当別=月形間は1日9往復の運行となっていました。
(これは2023年時点でも変わってないかな?) -
最初に来た大型バスに乗ったら、「これちゃうで~(←関西弁では言われとらんやろ!)」と言われて、後続のバスを待っていたら、マイクロバス的なこの子がやって来た。
月形当別線に関しては、2種のバスで運行されているみたい。 -
このタイプのバスだと、車窓が撮り辛いな~(;´Д`)。
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さて、私は今後のこともかんガエルて、回数券を購入しましたよ。
200円券11枚綴りを2,000円で購入でき、運行事業者は異なりますが、月形浦臼線でも使用可能です。 -
車窓から折を見つけて写真を撮りましょう。
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そろそろ中小屋駅かな~、と思いつつ、見ていると…。
おっ、これか、と思ったけど、中小屋は確か貨車駅舎だったから、これじゃないよね。 -
で、今度こそ!
うわっ、まだ残ってるぞ!!!!!
但し、最近の他の方のご投稿を確かめさせて頂きましたが、残念ながら、もう今はなくなっちゃったみたい…(;´Д`)。中小屋駅 駅
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で、札沼線の中でも屈指の新しさを誇っていたのがこの駅でしたよね。
秘境駅だった豊ヶ岡駅と紛らわしいけど、雰囲気は全く違います。
元々は駅舎が焼失してしまって、平成初期(1993年)にこちらのログハウス風の待合所が建てられたのですが、新しいだけに、今後も何らかの形では維持されていくことでしょう。月ケ岡駅 駅
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ホームの様子。
ここも暫くはこのままなのかな? -
月ヶ岡駅バス停。
因みに、札沼線上では、この駅からが月形町域ということになりますね。 -
8月下旬の札沼線沿線の風景。
道内でも有数の米どころとしての、空知らしい農村的な風景自体は何も変わらないのに、もう鉄路はありません(;´Д`)。 -
とべーる号は月形の市街地へとやって来ました。
そろそろ終点も近いですね。 -
バス路線ならではの風景としては、車窓から月形高校が間近で望めたりしますね。
そもそも札沼線廃止反対の声を一番強く挙げていたのが月形町で、その理由として月形高校の学生さん達が利用しているから、でしたし、廃線が騒がれるようになってから、月形町役場の職員なども確か、わざとらしい札沼線通勤などを奨励するようになってたよな…。
でも、もう廃止されてしまってからは、後の祭り。
この町も、全国的にはどんどんと忘れ去られていく町へと転落していくことでしょう。 -
立入禁止の設置だけは、やけに一生懸命に感じるな~(;´Д`)。
コンプライアンスばかりを気にする場末の企業の地獄絵図。
同調圧力に負けて、いつまでもマスク外せなかったり、毒の薬剤を打たれたりしているような、どこかの国の惨状をオーバーラップして見てしまうわ。 -
という訳で、終点の月形駅にとうちゃこ。
この時点で、いち早くバス停名は月形駅となっていたのね。
石狩月形駅は名実ともに、もうありません…(;´Д`)。 -
とべーる号さん、さいなら~。
また逢う日まで~。 -
とは言っても、石狩月形駅の表記はそのまま残ってるな~。
JR、位は外せばいいのに~(-_-;)。石狩月形駅 駅
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駅舎待合所。
今は町役場の管理になっているようです。
施錠しちゃうところが、いかにもお役所仕事やな…。 -
記念撮影はこちらでしましょう。
もう普通の鉄道マニアは来ないだろうけど…。 -
駅舎(という待合所)内の様子。
レイアウト上はそれ程変わっていなさそうですね。 -
札沼線時代末期の記事も。
もう過去のことだし、今更興味もない。 -
なくなっちゃった時点で、負け、だもの…。
-
月形町も、無鉄道町へと陥落しました。
月形は、”無セコマ町”としても有名ですが…。
5年前の北海道179市町村旅の際に、色々書かせて頂いたことがありますが、あの時点では、まだ有鉄道の市町村の方が無鉄道の市町村数を20以上上回っていました。
しかし、あの時から比較しても、札沼線が消え、既に有名無実化していた日高本線が消え、来年には留萌も、その数年後には沼田や秩父別も無鉄道市町へと転落していくでしょうから、そろそろ、北海道内は有鉄道市町村<無鉄道市町村の時代へと落ちぶれていくことでしょうね。
別に鉄道がなくても、市町村の歴史は続いていきます。ただ、それを現役のツールとして維持している所としていない所とでは、言葉に出来ない何かが違うように感じます。銭勘定だけではない何かが、鉄道にはあるのです。確かに、今の現状では、”金を失う道”なんだろうけど、JR北海道は正式社名(?)の漢字からして、少なくとも”金の矢の道”と思っているんだろうから…。 -
ありがとう札沼線。
そう思うなら、必死になって残せよ! -
ラストランも結局、コロナのせいで、この日じゃなかったしね。
ありがとう、がとても胡散臭く感じる、月形町のポスター。 -
まあ、記念スタンプ位は押していきましょう。
今後も、シニカルな意味で、月形町の転落ぶり(?)を視察しに来ますんで、よろしこ~。
まあ、車族の北海道民ばかりだから、逆に発展して、廃止して良かった~、なんて論調になるかもしらんけどね…(;´Д`)。 -
先程のバスを下車時に、ちゃんと乗継券をもらいましたよ。
これがあれば、この先の月形浦臼線も、月形町域までは追加料金なしで乗車できます。
月形町域ぎりぎりまでこの券で乗車し、町境は歩いて浦臼町内に入ってから更にバスに乗って、町域バスルール(?)で200円で済ます、という作戦。
という訳で、これで、当別(北海道医療大学駅)から浦臼駅まで、600円で移動することになります。(因みに私の場合は、旧札沼線の途中駅の様子が見たかったので、途中下車する感じでこのルートとなりましたが、通しで乗っても浦臼駅まで600円で移動できますね。) -
一応、ホーム界隈の様子も見ておきましょう。
-
もう車両がやって来ることはないのです。
せめて陸別町みたく、何らかの形で鉄道を動態保存して欲しかったな…。 -
駅名標が取り外された、抜け殻の枠。
ある意味、究極のフォトフレームやな~(;´Д`)。 -
反対側から、旧駅舎を見るとこんな感じ。
あまりに切ないので、表紙に採用しましょう(-_-;)。 -
この先、浦臼までは従来はここを経由していたのに、今ではバスでしか行けません。
てか、新十津川までだと、バスでも行くのが大変よ~(-_-;)。 -
月形浦臼線時刻表。
ここではズームしているので3便のみですが、正確には1日5往復(この時点で)運行されています。9往復体制の月形当別線と比較すると、やっぱりちょっと不便…。 -
国鉄時代の車両から廃線時の40ちゃんと同等に、とべーる号とかばとーる号が描かれていますね。
まあ、札幌への需要がありそうなとべーる号はともかく、かばとーる号はそのうち廃止になっちゃうんじゃないかな~(-_-;)。浦臼町からは奈井江方面への町営バスが運行されているので、これを利用して函館本線沿いに移動するのが普通だろうし、わざわざ月形経由では行かんやろな~。(てか、そもそも公共交通利用する浦臼町民なんて殆どいないだろうけど…(;´Д`)。) -
この時点での4年前、札沼線廃止に関する地元への説明会が新十津川町で開催されて以来、色々なことを考えて、そして色々なことを訴えて、色々なことを行動してきましたが、結局全ては無駄でした。だって、JR北海道は廃止ありきでの議論にしか、耳を傾けないから。
私は決して、ありがとう札沼線、とは言えないよ。
悔しさばっかりが残ってしまっていて…(;´Д`)。
この札沼線の歴史は、また何度も繰り返すことになるでしょうし、こんなチマチマ同じ苦しみを味合わせる位なら、もう北海道毎鉄道をなくしてしまえば良い、って思うよ。
少なくとも、この先は今回のコロナ禍(ワクチン禍?)で、そもそも日本全体の人口がどんどん減っていくだろうし、高速鉄道に乗車できるような富裕層はいなくなるだろうし(外国人に乗っとらせることを前提にならアリか?)、新しい鉄路はどんな形態であろうと、この島には要らんやろ。 -
既に去ってしまった札沼線。
もう戻って来ることはない。 -
あの説明会以降、必死に札沼線を守ろうと努力していた人々もいました。
このポスターも、今となっては懐かしい…。 -
いっそのこと、自分を含めて、公共交通を必要と思う人は、北海道を出た方が良いのだと思う。
正直、もう疲れました。
ただ、自分自身、北海道が大好きだし、多くの人に公共交通を大切に思って欲しいし、昨今の物価高などで車ありきの生活が当たり前だという、多くの北海道民に車を捨て去り(或いはシェアに切り替えることで)、クソ国家に搾取される税金分を浮かせることが、幸せの端緒へと繋がることに気付いて欲しいと思うし、そのジレンマにも正直苦しんでいる毎日です…。 -
この先はこちらのかばとーる号での旅となります。
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では、乗車しましょう。
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他に乗客はいないみたい。
空で走ってることも多いんだろうな~(;´Д`)。
因みに、当別=月形間のとべーる号に関しては、運行事業者の下段モータースが当別町の会社なのに対して、こちらの運行事業者は、何と、美唄自動車学校、なんです。
美唄の会社がこの区間を運行している時点で、既にバス路線の廃止も見据えているように感じるのは気のせいかしら…。 -
Wifiが対応しているので使ってみましょう。
パスワードを尋ねてみたら、何か適当な場所にメモが書かれてた。
やる気ない感じアリアリ~(;´Д`)。 -
何はともあれ、一応接続できそう。
同意してみると…。 -
今どきのWifiという感じで、他のアカウントでログインできそうだったので、取り敢えずdアカウントでログインしてみました。
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1回のログインで30分、1日4回使えるらしい。
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車内からは引き続き、寂しい光景を眺めながら…。
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バスの利点としては、札沼線時代には歩いてアクセスしていたこちらの温泉へも、バス停が設置されて便利に行けるようになったことですね。
まあ、廃止の説明会においても、この利便性を凄くセールスポイントとしてトークしてたな…。月形温泉 ゆりかご (月形温泉ホテル) 温泉
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で、暫く乗車して、乗継券だけ渡して下車したのは…。
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ハイ、こちらの旧札比内駅ですね。
おおっ、まだ往時のままの姿で残ってたぞ~( ´∀` )。
今(これを書いている2023年1月)は、どうなってるか知らんけど…。札比内駅 駅
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ホームはお決まりの立ち入り禁止。
でも、廃線後1年3か月以上経過しているのに、この措置って必要か? -
既に、”夏草や 兵どもが 夢の跡”状態。
そりゃそうか…。 -
乗車口の案内。
比較的新しく見えるのが逆に痛々しい…(-_-;)。 -
距離標もそのまま残ってた…。
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こちらの乗車口も新しいな~。
廃線ありきだったなら、作らなくて良かったのに~(-_-;)。 -
では、旧駅舎内の様子を…。
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と言いたいところですが、もう駅ではないので、施錠されていて入ることは出来ません。
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なので、窓越しに”単に眺めるだけ”。
出港(入港)の儀みたいやな~。
何のこっちゃ…。 -
旧札比内駅の遠景。
隣の目新しい公衆トイレとの対比がまた味わい深い…。 -
札比内駅前バス停。
運行事業者が変わりましたので、バス停のデザインも違いますね~。
こっちは、札比内駅、という呼称ではないようです。 -
札比内には郵便局もあります。
-
せっかくなので、ATMで立ち寄った軌跡を残していきましょう。
まあ、局の番号だけしか残らないから、一見して札比内とは解らんけど…。 -
で、浦臼町域を目指してウォーキングの開始です。
ホントは、線路沿いに歩いて、”スタンド・バイ・ミー”したいところですが…。
ハイ、お決まりの立入禁止、です。 -
札比内神社がありましたので、今後の札沼線(もうないか…)、じゃなかった、今後の月形町の発展を願って、お祈りしていきましょう。
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草むらに残された勾配標。
ヘタに残っていると、逆に寂しさが助長されます。 -
しかも、札比内の接近標識まで…。
これも新しい気がするな~(-_-;)。 -
しかし、勿論、もう接近してくる列車はありません。
-
てか、ちょっと線路沿い歩いちゃったんだよね~。
JR北海道さん、何も悪いことしてないから、不法侵入を見逃して~。
(営業終了している鉄路を歩くことの鉄道営業法的な違反、というよりは社有地を勝手に歩いた扱いの重罪か?) -
で、いよいよ浦臼町のカントリーサインが。
ここから浦臼町域へと入ります。 -
ふりカエルと、勿論そこには月形のカントリーサインがありました。
という訳で、当別・月形町域の札沼線ノスタルジーに関する本旅行記はこれにて終了となります。
最後までご閲覧有難うございました。
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