東海道五十三次を歩く旅☆其の三十三☆2023年最初は日本橋から品川宿を歩く

2023/01/02 - 2023/01/02

東海道五十三次を歩く旅、２０２３年最初は東海道のスタート地点である日本橋から品川宿を歩きました。
銀座のメインストリート周辺ではテンションが上がってしまい、旅の目的を忘れてしまいそうになりました。

エリア 東京

東京駅から歩いて東海道の起点である「日本橋」まで来ました。
東海道だけではなく、他の街道（中山道、甲州街道など）の起点でもあります。
先日ヤフーニュースで興味深い記事を目にしました。
「東海道五十三次は、江戸時代の繁栄を物語る象徴といった印象だが、実態は徳川家康が天下統一のために、江戸城と朝廷のある京や豊臣家の大阪城との連絡を迅速に行うために整備した、いわば軍用道路だった」とありました。しかも大阪夏の陣から４年後の慶長２０年（１６１５）、すでに整備していた東海道に、豊臣秀吉が伏見城築城の時に作った「京街道」をつなぎ、京と大阪との間に「伏見宿」「淀宿」「枚方宿」「高麗橋宿」の４つの宿場を設置したため、当初は「東海道五十七次」だったというのです。記録に残っているようなので事実なのでしょう。
しかし次第に「東海道五十七次」は忘れられて、江戸と京を結ぶ東海道のみが繫栄し、名前も「東海道五十三次」に変わったという。その主な原因こそが、家康の意外な仕掛けだったらしい。「江戸から来た人たちが京に出入りする場所を、五条大橋から三条大橋に変えた」と言われているというのです。
三条大橋は東海道五十三次のゴール地点（江戸から京に向かった場合）ですが、三条大橋は天正１８年（１５９０）、秀吉が京の石柱の整備を行ったときに改修された橋で、近隣の川岸は「三条大橋」と呼ばれ、処刑やさらし首の場とされていました。石川五右衛門の「釜茹での刑」や豊臣秀次や石田三成の処刑などが行われています。記事によると「三条大橋は秀吉の残忍性を見せつける、うってつけの場所だった。家康はそこに目を付け、東海道を往来する人々が三条大橋を通るように仕向けることで、暗に「秀吉は醜い奴だ」と伝え続けたという」とあるのです。
ちなみに江戸と大阪を結ぶアクセスは五条大橋の方が便利で、現在の東海道（国道１号）も五条大橋を通っているようです。確かに三条大橋はちょっと不便で、何でこんなところが終点なんだろうと思いましたが、そんな言い伝えもあるんですね。まだ三条大橋は歩いていませんが、これで楽しみがまた一つ増えました。

日本橋 名所・史跡

以前下見で来た時に、日本橋の起点に関する色んなモニュメントがあったけど、何処へ行ってしまったのだろう。別の場所だっけ？？と思ったら、三越側にありました。

箱根駅伝往路のゴール近くですね。
TVでこの辺りは人垣が凄いのをよく見ます。

これから品川宿に向けて歩きます。

滋賀県のアンテナショップ発見！
日本橋にあるのは知っていましたが、ここでしたか。
信楽焼のタヌキが出迎えてくれます。

ここ滋賀 専門店

ちょっと入ってみよう。
わ～！飛び出し坊や！ちょっとヤンキー風？
今年も東海道歩きで滋賀県エリアのどこかを歩いてみたいし、彦根城にも行きたいし、石田三成ゆかりの地巡りもいいなぁ。
この日は手荷物少なめだったので、水分補給用の麦茶だけ購入。
東京駅から近いのでまたの機会に立ち寄りたいです。

※2023年2月4日訪問
別日の訪問ですが、日本橋高島屋路面店にある「山本山　ふじヱ茶房」

山本山 ふじヱ茶房 グルメ・レストラン

海苔で有名な「山本山」が運営するカフェ。

とても落ち着いた雰囲気で、接客も申し分なし。

スイーツも気になるけど、軽くランチにしよう。

海苔弁もとても気になったけど、今回は数量限定の「海苔温めん」（１８００円）にしました。出汁が効いていてとても美味しかった！小鉢も◎。
海苔は成型前の海苔の上にもみ海苔がどっさり！

ちょっとお高めだけど、その価値は十分あると思います。
次回はのり弁や予約制だというアフタヌーンティーもいいな♪

１月2日に戻ります。
高島屋日本橋本店には「ローズちゃん」コレクションが飾られていました。

京橋エドグランまで来ました。
一階二階は、鎧塚俊彦氏の「Toshi Yoroiduka」の店舗が入っています。
まだ開店前でした。
昨年は小田原のお店にも伺い、益々ファンになりました。
今年も宜しくお願い致します！

京橋エドグラン 名所・史跡

「銀座発祥の地」の碑
ここが銀座発祥の地だそうです。
「銀座」というのは、銀貨を鋳造するための座組織（徳川将軍家に特許された御用達町人による商業組織）で、銀の買い入れや銀の管理、事務を取り扱う銀座役所と、銀貨の鋳造、極印打および包封を行なう常是役所（じょうぜやくしょ）が築かれたそうです。
実は駿府にあった「銀座」を江戸に移したのだそう。
静岡市に銀座なんて地名あったかな？と思ったら、「両替町」という今は飲食店街になっている地名があるのですが、日本橋にあった金座役所が、「両替町」と呼ばれていたので、銀座は「新両替町」と呼ばれていたそう。そして明治時代になって「銀座」と呼ばれるようになったそうです。ちなみに日本橋の金座役所は、今の日本銀行本店だそうです。
静岡市の両替町が銀座と関係があるとか何とか聞いたことあったけど、そういうことでしたか。

銀座発祥の地の碑 名所・史跡

２丁目の印かな？

itoyaのお正月飾りもいいね♪

伊東屋 銀座本店 専門店

松屋銀座まで来ました。
大きな買い物袋を持った人たちを見るとテンション上がってくるなぁ。
今回の旅の目的を忘れてしまいそう。
ちなみにルイヴィトンの前に行列が出来ていました。太っ腹だなぁなんて思ったらみんな外国人でした。。
円安で外国人には買い時なのね。

松屋のデパ地下を除いてみよう。
人酔いしそうなくらい大混雑だった。。
欲しかったものが完売になっていたし、今回は諦めよう。
三越伊勢丹のデパ地下も覗いてみたけど同じように大混雑。
珍しく何も買わず。。

銀座のシンボル。

セイコーハウス銀座 ショッピングモール

うさぎの正月飾りが可愛い♪

隣の木村屋でランチしようと思ったら大行列だった。。
諦めよう。

松屋も三越伊勢丹も大混雑、ならば穴場のGINZA SIXへ行ってみよう。
銀座シックスも開業当時やコロナ前は外国人観光客で賑わっていましたが、ここ最近は割と利用しやすい印象です。地下２階へ。
早速目についたのは「パンダバウム」のポップアップストア！
パンダ型のバウムクーヘンだけではなく、トートバッグやカレンダーやクッキーなども販売されていました。欲しいけど、今は頂き物のお菓子がたくさんあるし、バッグもたくさんあるし、カレンダーもある。。２，３回迷いながら行ったり来たりしていましたが、写真だけで我慢することにしました。

GINZA SIX ショッピングモール

お腹ペコペコだ。
とりあえずGINZA SIX内で済ませようと思っていたので、ウロウロしながら「蔭山楼」に決めました。以前ここは別のお店だったと思いますが、変わったようです。入口のメニュー表には「お並び頂く場合は右側を先頭にお願いします」とありますが、これが分かりづらい。。もっと大きくわかりやすく表示するとか床に案内してもらえると助かるのですが。。
カウンター席のみで、座席数が少ないので１５～２０分くらい待ちました。
麻婆豆腐の気分だったので「牛スジ麻婆ご飯」と蒸し野菜、杏仁豆腐のセットにしました。

自由が丘 蔭山樓 GINZA SIX店 グルメ・レストラン

蒸し野菜。
ソースが美味しかった。

お待ちかねの牛スジ麻婆ご飯！
ボリュームがあって、お味はまあまあかな。
後で知ったのですが、このお店はフカヒレ麺が有名だそうです。
フカヒレを頼んでいる人が多かった気がするので、フカヒレだったらもう少し期待できたかも。

杏仁豆腐はとても美味しかった！
正月早々ランチで奮発してしまいましたが、ちょっと期待外れ、、だったけど、機会があればフカヒレ麺の方を食べてみたいと思います。

ちょっと寄り道しすぎたので、デパート巡りはこれくらいにして先を急ぎます。

新橋駅前ビルまで来ました。
今日は残念ながらお休みでした。
正月飾りを見てみたかった気もするのですが。。

しばらく行くと、神社発見！
新幹線の線路のすぐ近くでした。
こんなところに神社があったんだ。
ちょっと立ち寄ってみよう。

日比谷神社 寺・神社・教会

この神社は「日比谷神社」でした。
HPによると４００年以上前からあったようですが、当時は千代田区日比谷公園の大塚公園というところに鎮座し「日比谷稲荷明神旅（さ）泊（ば）稲荷明神」と称していたそうです。
慶長１１年（１６０６年）　江戸城築城に際し、日比谷御門を造営することになり、芝口へ移動するが、町名は従来のまま日比谷となっていた。
寛永７年（１６３０年）　新橋に芝口御門を造営することになり、町名も日比谷町から芝口町へ変更となったが神社の社号を変更することなく今に至る。
昭和３年　関東大震災の影響で区画整理の対象となり、現在の新橋４丁目に社殿が造営される。
平成２１年　環状２号線の建設により、社殿を東新橋２丁目に建造。　

そんなわけで、三度の社殿の引っ越しを乗り越え、今なお日比谷神社は新橋の鎮守様として古くから地元氏子たちに崇敬されている日比谷神社の歴史そのものの「奇跡」にちなんで作られた「奇跡のお守り」が大人気だそう。
たとえピンチが何度やってこようとも、この神社のようにそれを乗り越え成長していく祈りが込められているとのことですが、欲しいなぁ、、けど大きいので今回は見送って、干支うさぎの根付を購入しました。

他にも「虫歯封じ」や、厄除け、悪縁切りのご利益もあるのだそう。
都会のど真ん中にありながら、気持ちよく参拝できたので、パワースポットの名にふさわしいと思います。
またの機会にぜひ来よう。

あれ？何だか行列が出来ているようですが、何だろう？
立ち寄ってみよう。

芝大神宮 寺・神社・教会

東京十社の一つ「芝大神宮」でした。
関東のお伊勢様とも言われているようです。
正月ということもあって凄い参拝客で、参拝するまでに３０分近くかかりました。
パワースポットなのか、お願い事がたくさんあるのか、時間をかけてお参りする真剣な人が多かった印象です。それでは中々先に進まなくて行列が出来るはずだ（笑）。気持ちはわかりますが、後ろにたくさん人が並んでいるのだから、そういう時はちょっと簡潔にしていただけるとありがたい（笑）。

平安時代創建で、鎌倉時代には源頼朝、江戸時代には徳川幕府の篤い保護下にあったということです。きっと江戸時代の旅人たちも参拝していたことでしょう。
ところで、お守り類も充実していて見ていて楽しい！「強運」のお守りが超人気だそうですが、今回は、生姜の飴（とても美味しかった！）、塩、禊の湯を購入しました。人が多すぎてゆっくり参拝出来なかったけど、とてもいい場所だと感じたので、近くの増上寺と一緒に、またの機会にゆっくり訪れてみたいです。

第一京浜をひたすら真っすぐ歩きます（駒澤大学優勝おめでとうございます！）。

東京タワーが見えた！

「高輪大木戸跡」
今回初めて旧東海道のそれらしき史跡を見つけました。

高輪大木戸跡 名所・史跡

当時は午前６時に開門され、午後６時に閉門されていたというまさに江戸の玄関口、ゲートウエイだったわけです。近くの駅名もそれにちなんだのかな？
伊能忠敬はこの大木戸を全国測量の基点にしたそう。色々すごいところだけど、全然面影を感じないのが残念。

午後２時、JR品川駅到着。
もう少し先まで歩きたかったのですが、途中、銀座や神社参拝に時間をかけてしまったので、時間があっという間に過ぎてしまいました。
日本橋から品川宿まで約８キロ。
東海道約５００キロのうち３２２キロ制覇しました。

品川駅 駅