2022年 LA発カーニバル・パノラマ号　メキシカン・リビエラ7日間クルーズ（3）船室

2022/12/17 - 2022/12/24

今回乗船するカーニバル・パノラマ号についてご紹介します。

就航：2019年12月
総トン数：13万3500トン
全長：321メートル／全幅：37メートル
乗客定員：4,008人／乗組員数：1,450人
デッキ数：15（15階建て）

世界最大のクルーズ会社であるカーニバル社でも最大級の船です。近くで見るとまさに巨大と言うしかありません。就航したのは3年前ですが、コロナ禍でクルーズ中止の時期が続き、実質的に稼働したのはこの1年ほどです。そのため中はまだピカピカの新船状態でした。

ちなみに船は全長が150ｍを超えると縦揺れは船の長さで吸収してしまうためほとんど揺れなくなります。横揺れはありますが最新鋭の船では両サイドについたスタビライザーをコンピュータ制御して横揺れもかなり抑えることが出来ます。今回クルーズ中少々揺れる時もありましたが、船に弱い人でも酔い止めを服用していればまず船酔いすることはないでしょう。

前、中、後の3カ所にエレベーターホールがありますが、デッキ（フロア）によっては中を通り抜けできないフロアがあります。自分の部屋があるフロアを除けば主に利用するのは3-4-5階のレストラン、ショッピング、カジノエリアか、10-11-12階のバフェ、プール、スポーツエリアと思います。

デッキ10にバフェや無料のレストラン、コーヒーマシン、給水スポットなどが集中しているので、気軽に食事に出かけたり料理を部屋まで持ってくるにはデッキ10かデッキ9の部屋がいいと思います。
我々はデッキ11でしたがデッキ10とデッキ11は前方にしか客室はありません。階段をワンフロア上がるだけでバフェやプールが近いデッキ9の後方エレベーター付近がオススメです。

船室に関しては思ったよりも隣室のドアを閉める音や振動が響いてきました。廊下へのドア、ベランダへのドア、トイレのドアなど室内の密室性が高いせいもあり、閉める時にバタンと結構な振動があります。航海の後半は慣れてしまいましたが最初は気になりました。

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

部屋の広さは185sf (17.1平米)なのでディズニーファンタジー号（169sf）よりはちょっと広いくらいです。日本のビジネスホテルなどよりは広いと思います。キングサイズベッド1つにするか、シングルベッド2つにするか予約時に選択できます。

ベッドサイズは大人が一人で寝るには十分です。

4人利用なのでソファー部分を2段ベッドに作り替えてくれます。これで1部屋に4人寝られます。航海中はこの4人ベッド状態が維持されるのでソファーは利用できません。

バス、トイレ部分。毎日部屋は清掃してくれます。使用済みのタオルは清掃前に床に置くのがルールです。

シャワールーム。さすがにバスタブはありません。シャンプーとジェル、石けんは備え付けられていましたが、コンディショナー（リンス）はありませんでした。
歯ブラシやひげそりなどはもちろんありません。

大人1人分のシャワーエリア。

バルコニーは幅2.5ｍ、奥行き1.2ｍくらいしかなく、椅子2つとコーヒーテーブルで一杯の広さです。それでも部屋から直接海を見られるのと見られないのではエラい違いです。ここで食べ物を広げてビールを飲む、至福のひとときです。

飲料水はドリンクステーションに行けば無料ですが、部屋には有料のボトルが置いてありました。1.5リッターで3.95ドルはかなり高いので買いませんでした。

冷蔵庫もあります。持ってきたワインはもちろん、メキシコでは寄港するたびにビールを買って持ち込んでいました。

コンセントはテーブルの前に電気コンセントが2つ（左）とUSBコンセントが2つ（右）があるだけです。一家でスマホだのタブレットだのパソコンだの充電するには全然足りないです。私はそれを見越して電源タップを持ち込んでいたので問題ありませんでした。
ドライヤーはこのテーブルに備え付けられていましたがコードが固定してあり、洗面所等に持ち込んで使うことは出来ません。

各部屋にテレビは備え付けてありますが、オンデマンドの映画か船内案内が主要コンテンツでテレビのチャンネルはニュースが1つあったくらいでした。

部屋にある電話
ここに表示される時刻がShip Timeと呼ばれます。Ship Timeが変わる時は全船でアナウンスされます。上陸、出港を含め船内の全てのスケジュールはこの時刻で行われます。
今回のクルーズではタイムゾーンが3つに渡りましたが、Ship Timeは1回しか変わらず、最初の寄港地プエルト・バジャルタではShip Timeより現地タイムが1時間進んでいるという状態になりちょっと混乱しました。現地タイムが1時間進んでいるからいいようなものの、逆に1時間遅れだったら出航時刻を間違えて乗り遅れる人が続出しそうです。

最新のエレベーター
各ホールに8-10機ずつ設置されています。左手のタッチスクリーンで行きたい階を触るとどのエレベーターに乗ればいいか指示してくれます。最も効率よく上下できるようにプログラミングされているようでまさに最新鋭。中もまだピカピカでした。