全国支援割で紀伊半島周遊旅 １日目 高野山、宿坊体験、精進料理　２日目前半　早朝散歩、奥の院　

2022/11/07 - 2022/11/08

結婚４０周年記念の九州旅行は、春先から予定していて、たまたま、全国支援が活用できてラッキーと思っていました。それとは別に和歌山県を中心に紀伊半島周遊旅行もぜひ行ってみたい地域の一つでもあり、以前から大まかな日程は作成していたところです。実は、前回のＧＯＴＯＴＲＡＶＥＬの後、その日程でHISさんに見積もりを依頼したのですが、「制度の概要がわからないので金額の積算ができない」ということでした。このため、楽天トラベルで宿泊先だけ予約したのですが、九州旅行と同様に適用になるかどうかがはっきりしなかったため、九州旅行中に宿泊施設に直接予約しました。全国支援割がほぼ適用できたので、九州旅行の翌月ではありますが、行ってきました。天候にも恵まれ、ドライブ日和となり、神社仏閣はもとより自然の景観も珍しいものが多く、楽しい旅行となりました。

エリア 高野山周辺(和歌山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

高野山というか紀伊半島周遊旅は、もともと憧れでした。イタリアポンペイツアーで知り合ったフランス人の方が高野山に行きたいと言っていました。私自身も
日本人ながら行ったことがなく、外国の方に日本の魅力を伝えられないことを恥じていましたのでＧＯＴＯが再開されれば、いの一番に行き先候補としておりました。

バジェットレンタカーりんくう駅前店にてレンタカーを借りて、２時間３０分程度で
高野山に到着しました。飛行機は、午後到着便を利用したので、最初に、当日見学できる時間帯に見学できる施設はとして金剛峯寺を選びました。

金剛峯寺 寺・神社・教会

到着してみると、フランス人のツアーばかり見かけます。
後で調べてみると、ミシュラングリーンガイドで三つ星を獲得し、奥の院をはじめとする高野山の雰囲気がフランス人に共感を呼んでいるということらしいです。
特に、翌日行った奥の院ですれ違うのは、ほとんどがフランス人でした。

本州から離れた北海道では、なかなか中世の歴史と地理とが結びつかないのですが、夏場に行った四国での巡礼の経験（１番札所と８８番札所のみですが）と弘法大師の足跡がここでつながりました。

初めての高野山は、観光地というよりはやはり聖域の雰囲気が漂っていました。
紅葉も始まっており、気温もちょうど良くて今回の旅行の楽しさを予感させます。

金剛峯寺

金剛峯寺

根本大塔

根本大塔 寺・神社・教会

金堂
総本山金剛峯寺と言う場合、高野山全体を指す言葉で、境内は高野山の至るところ全てが境内なんだそうです。
そして、本堂はここ金堂なんだそうです。

金堂 名所・史跡

根本大塔と金堂

そして、高野山全体を大寺とみたて、山内に建てられた１１７のお寺が子院で、うち５１寺が宿坊として、参拝者に宿として提供されているということでした。

高野山別格本山 宿坊 西門院 宿・ホテル

宿泊先の西門院
当初、別の宿坊を予約していたのですが、楽天トラベルでの全国支援割の適用が
不明だったので、当初予約をキャンセルして、改めて直接その宿坊に予約しようとすると、楽天トラベルでの予約金額の倍近い宿泊料に変更されていました。このため、比較的リーズナブルの西門院に直接電話すると、全国支援割が適用できるとのことだったのでここに決めました。

宿坊ということで、もっと修行僧向けの施設かと思っていましたが

一昔前の和風旅館といった風です。
お坊さんから、「北海道からなら寒さは大丈夫ですね」と言われましたが
いえいえ、「室内温度は北海道が全国最高で、道民の方が寒がりなんです」
と言っておきました。部屋は、少し寒かったのですがストーブがあるので安心です。

僧侶や信者の方々のための宿泊施設だったのが、一般の観光客も宿泊できるようになったそうですが、当然、和室です。

トイレ、風呂とも共同です。

外国人の方向けの装飾でしょうか？

お土産や

仏具も飾られています。

フロント　って言っていいんでしょうか？

夕食　お坊さんが部屋まで運んでくれます。
二の膳付きです。高齢夫婦なので少なめのメニューで頼みました。
精進料理はもちろん聞いたことはありますが、実際に食べるのは初めてです。
「殺生」を避けるために肉や魚を使用せずに作られているということで、鍋料理までありました。

早朝散歩にでようとしましたが、ご住職に聞くと賽銭泥棒が出没しており、
開門は６時からだそうです。

この庭に、警報器が設置されていました。

周辺を散歩しました。

それぞれに特徴のある宿坊があります。

宿坊　成福院

摩尼宝塔
ビルマから贈られた釈迦如来を本尊としているそうです。

鳥羽上皇皇后得子　高野山陵入り口です。
鳥羽上皇皇后の陵が高野山にあることを初めて知りました。

朝食
煩悩の塊で美食を楽しみたい私にとっては、肉・魚がないのは、やはり物足りませんが、糖尿病対策のためには、週に一度は精進料理もいいかもしれません。

部屋から見た庭。紅葉が見事でした。
７時からのお勤めにも参加しました。
キリストの教会は、太陽光が入るのを計算して、希望の光を見せていましたが、お寺は、闇の中でロウソクによる救いの光を見せるということのような気がします。

宿坊の入り口にあるみろく石本舗

みろく石本舗かさ國 グルメ・レストラン

正面

朝早くから職人さんが作業しています。

お土産に買いました。

昨日、壇上伽藍はさっとしか見る時間が無かったので、奥の院に行く前にもう一度来てみました。

宿坊協会で音声ガイド500円を前日に借りました。結構、重宝しましたが、耳かけがうまくいかず、借り入れや返却の手間があります。
行く前に音声ガイドを調べてみましたが、町の無料の高野山アプリがあったのですが、現在は運用していないそうです。四国の栗林公園では説明アプリがあり、個人旅行には最適だったので、全国各地でそういう体制作りをすすめてほしいですね。

三鈷の松

弘法大師が唐から帰国する際、日本に向けて投げた三鈷杵が引っかかっていたという松で、高野山が密教を広めるのに最適の地とされた逸話ができたものだそうです。

愛染堂
お坊さんのお勤め姿が拝見できました。

不動堂
壇上伽藍には、様々な施設があり、ひとつひとつを見ていくには、２泊ぐらい必要ですね。

西塔

六角経蔵
これを回すと一切経を一通り読経した功徳が得られるそうで、
楽するのが好きな私は早速やってみました。

車で移動して、奥の院の入り口の駐車場に入れました、ここの駐車場はあまり多くの台数は止められないので、混雑時は大変かもしれません。
奥の院の入り口です。
奥の院ナイトツアーもあったのですが、初日からハードに回るのもどうかと断念しました。

水向け地蔵

御廟までの間のお墓

パナソニックの元社長さんが亡くなったそうですが、ここに葬られるのでしょうか。

近代的なお墓がある反面、朽ち果てそうなお墓もあります。

承継される方もいなくなって、いつかは崩壊するのでしょうか。

フランス人のツアーが何組かとすれ違いましたが、やはり皆さん興味津々でした。

この雰囲気は、確かにここでしか味わうことができないものですね。

御供所

御供所

嘗試地蔵
弘法大師に届ける食事を地蔵尊に味見していただくそうです。

朝食６時、昼食１０時３０分の２回行われる生身供

ここから御廟で世界平和と人々の幸福を願い瞑想されている弘法大師の元に届けられます。

この先の御廟は撮影禁止です。
御廟の途中にみく石が祀られているお堂があり、その中のみろく石を据えられている段から上に上げることができると善人、できなければ悪人だそうです。
私はもちろん、軽く上げることができましたが、妻は・・・・・
高野山・奥の院「弥勒石（重軽石）」【こうや七不思議】 | 高野山-御朱印 https://xn----kx8an0zkmduym9n8d1hn.jinja-tera-gosyuin-meguri.com/category/%E9%AB%98%E9%87%8E%E5%B1%B1%E3%83%BB%E5%A5%A5%E3%81%AE%E9%99%A2/%E9%AB%98%E9%87%8E%E5%B1%B1%E3%83%BB%E5%A5%A5%E3%81%AE%E9%99%A2%E3%80%8C%E5%BC%A5%E5%8B%92%E7%9F%B3%EF%BC%88%E9%87%8D%E8%BB%BD%E7%9F%B3%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%80%90%E3%81%93%E3%81%86%E3%82%84%E4%B8%83