サンゴ草を求めて秋の道東④　フレペの滝ウォーキング後サロマ湖の夕陽を目指す

2022/09/22 - 2022/09/23

この旅のメインの１つである知床五胡のウォーキングを終えたら時間は２時前。
順調に予定はこなしているはずだけどホテル出発が思ったより遅くなったこともあってちょっと押し気味の時間。
電車やバスの旅だと「この時間に乗らなきゃすべてが狂う」という強迫観念みたいなものがあるので時間が制約される分予定は狂いにくいんだけど、自由に動ける車の旅だと足がある分予定は狂いがちになるんだなぁ～とちょっと学習。
などと分析したのは帰ってからの話。
旅している間はとにかく行きたいところ、見たいところになんとか行こう！と動き回った。
特に次の日が雨と分かっていたのでこの日の夕陽はどうしても見たかったのかなり頑張った。
それにしても秋の北海道、日が落ちるのが早いよ…。
同じ日本なのにこれだけ違うのか。
地軸って本当に傾いているんだとこれほど実感できることってなかなかないと思う。
それでは２日目後半の旅行記をどうぞ。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

知床五湖から少し戻って最初に知床五湖に行く時に曲がりそこなった場所の角にある知床自然センターへ13:56に到着。
このセンターは駐車場無料。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11786943
の続き。

知床自然センター 美術館・博物館

ここに来たのはフレペの滝の遊歩道の散策のため。
入ったところに案内が書いてあって往復40分くらいみたい。
初心者向けのお手軽コースね。

入ったところに知床の地図。

で、ここで中学生(？)の子からヒグマについてのパンフレットをもらう。
不慣れな感じだけどヒグマに対する注意を一生懸命説明してくれた。
一部の観光客がヒグマの写真を撮りたい、とヒグマに近づくことが近年問題になっているとか。
ヒグマが人間に慣れすぎてしまうと問題グマとして捕殺されてしまったこともあるとか。

こちらはヒグマが背中をこすったあとらしい。
こすっただけで木の皮がむけるとは（－＿－；）
さっきの知床五湖のレクチャーでもあったけどヒグマには遭わないようにすることが大事なんだな。

朝ごはんをたっぷり食べたとはいえ14時になるとさすがにお腹が空いてきた。
なのでフレペの滝に行く前にちょこっと腹ごしらえ。
センター内に一応食べられる場所もある。

レストランというより軽食という感じでメニューはこの４種類だけ。
時間的にもちょっと遅いので今日の夕食のホテルなのでここは軽めで。

選んだのは知床ドッグ「チーズソース」700円。
お支払いはd払いOK。
この辺りに他にお店がないのもあってかなり強気の値段設定だな…と思ったけどこれが意外と美味しい。
ソーセージがかなり本格的で真空パックで売ってるレベルでパンも美味しい。

知床自然センター グルメ・レストラン

腹ごしらえも済んだところでフレペの滝へ。

まずはフレペの滝への地図をインフォメーションで入手。
ってこの地図…大丈夫かしら？と思ったら本当にこんな感じの道だった（笑）。

この辺りでは熊がいるのが普通らしく、ヒグマの捕獲檻が展示されていた。
後日ニュースでまさにこれを設置しているところが放送されていた。
この檻は展示用なので中に入ってOKらしい。
入らなかったけど(;^_^A

そんなこんなでフレペの滝の遊歩道の入口に辿り着いたのは14:20。

最初はこんな感じの道。

数少ない分かれ道には案内板があるので迷う心配もない…はずなんだけど…同行者のクサポンさんがたまにとんでもない方向へと歩きだすΣ(ﾟДﾟ)。
え？なんで？？

目印も何もないということもあるのかな。
ガイドブックにも載っているお手軽な初心者向けトレッキングコースだけどほとんど人がいなかった。

ここがちょうど中間地点。
あと半分。

すすきの原が見れるのはこの時期ならでは。

展望台が見える。
あそこがゴールね。

で、展望台からの景色がこちら海が綺麗～。
対岸の崖の上には灯台も見えるけど…あれ？滝は？？

あ、あった。
ちょうど影になっちゃって分かりにくいけど
崖を流れ落ちる滝が見えた。
角度的に海から見る方がよく見えそうな場所にあった。
フレペの滝はホロホロと流れ落ちる様が涙に似ていることから別名「乙女の涙」とも呼ばれているんだとか。

フレペの滝(乙女の涙) 自然・景勝地

展望台にいている時にちょうど遊覧船が通りかかった。
見るとどうしても事件のことを思い出してしまう。

同じ道を戻るのはあまり好きではないので別の道を通って駐車場へ。
知床連山がよく見える。
山の向こうは雲が多いみたいね。

駐車場に戻ったら15時。
案内板にあった通り往復４０分。
写真撮りながらゆっくり歩いて４０分だから滝を見るだけなら往復３０分でも行けそう。
今日はサロマ湖の夕陽を見たいと思っていたけどカーナビで調べてみるとここから2時間かかるみたい。
そして今日の日没時間は17:23。

これは間に合わないかな…と思ったけどクサポンさん「行くわよ！」と頼もしいお言葉。
となると私の役割であるナビを頑張るだけ。
といってもほぼ一本道なのでナビの必要もほとんどないんだけど(;^_^A

夕陽を見たいので原生花園駅と

原生花園駅 駅

そのすぐ近くの小清水原生花園は素通り。
ここも行きたかったけど次の機会に。

網走国定公園 小清水原生花園 自然・景勝地

16:20北浜駅到着。
駅だけならそんなに時間もかからないだろうとここはちょっと立ち寄ることに。

北浜駅 駅

駅の横には展望台があったので上がってみる。

展望台からの景色はこちら。
駅のすぐ横がオホーツク海。
これは電車に乗ったら絶景が楽しめるんだろうなぁ。

北浜駅は駅舎自体も人気の駅なので駅舎も見学。

ホームにはいかにも撮り鉄な方がカメラを持って待機していたのでもうすぐ電車が来るのかな？

北浜駅の名物の１つが駅舎の中に貼られているこの名刺。
天井にも貼ってあるけどとうやって貼ったのかな？
肩車とかしたのかな？？

北浜駅は釧路本線。
運賃表があったけど近隣の駅と主要駅しか書いてない。
７月に行った釧路からここまで来られるのね。

そしてこの駅のもう１つの名物がこちらの喫茶店「停車場」。
会社の後輩に「ここのオホーツクラーメンが今まで食べたラーメンの中で一番おいしい」と聞いていたので食べてみたかったけどちょっと今食べるのは無理。
最終日のランチにしようかとも思ったけどここまで結構遠かったので断念。
北海道は広い。

停車場 グルメ・レストラン

北浜駅の観光をサクッと済ませてお次はお隣の藻琴駅へ。
16:28到着。
こちらの駅も北浜駅と同じ木造のレトロな駅舎。

藻琴駅 駅

この駅は北浜駅ほど海が近くない。
なので北浜駅の方が人気があるみたい。

こちらが藻琴駅の時刻表。
１日にわずか７本。
上り下り合わせても１日１４本。
少ない！
がよく見るとそのうちの１本16:31の電車があと２分位で来る！？
さっき北浜駅で撮り鉄の方が待機していたのでもしかしてもうすぐ電車来るのかな？とは思っていたけど。

これは見なきゃでしょう、というおとでホームで待機。
しばらくすると来た！
もちろん１両編成。

さぁもうあとは夕日に向かって（車が）走るだけ。
しかし…サロマ湖遠い。
北海道広い。
あと少しという17:14今にも沈みそうな夕陽を車内から激写。

そして17:27日没時間の4分後にサロマ湖の夕陽スポットである駐車場に到着。
入れ違いに出ていく車も。
あぁ日は沈んでしまったのね。
が、まだ夕焼けは残っている。

サロマ湖 自然・景勝地

なのでしばらく日が沈んだ後のマジックアワーを楽しむ。
この不思議な色の空を楽しめるのはこの時間だけ。
そしてこの後は一路ホテルへ。

今回の旅、泊まる場所はずっと網走なんだけど車があるので荷物のことをあまり考えなくていいということもあってホテルは３泊とも違うところにしてみた。
で、今日のホテルは高橋英樹親子がイメージキャラクターを務めるBBホテルグループの網走観光ホテル。
到着したのは18:21。
１泊２食付きのプランのある旅館に近いホテルにしてはこの時間で駐車場に車が10台くらいしか止まってなくって到着時にちょっと「え？」となった。

ホテルはじゃらんで予約してクーポンで2000円引きで25520円。
なので一人13000円弱。
もっと安いプランもあったけど今回は
【禁煙】本館なごみ野【和室１０畳】◇湖側◇
【ワクチン接種証明提示で３大特典】のこのプランを選択。

で、このプランの一番の特典が「網走監獄博物館とオホーツク流氷館の２館チケット」。
このチケットだけで2000円以上するのでこれがついててこのお値段はお得。
が、チェックインの時に使えるのは今日と明日だけと言われて大慌て。
予定では流氷館は明日、網走監獄は明後日行こうと思っていたので。
そこでこのことを素直に話して今日はもう両方とも閉まってて行けないからなんとか明日と明後日使える様にしてほしいと交渉。
チケットの日付発行日を明日にしてもらってなんとか解決。

もう１つの特典が女性限定　レディースセットをプレゼントということでいくつか選べるものの中からスキンケアセットを２種類もらった。
どちらも洗顔、クレンジング、化粧水、乳液のセット。
次回の旅行で使わせてもらおう。
で、もう１つ駄菓子詰め合わせ１袋プレゼントってのもあったんだけどこの時は忘れられてたみたいでもらえず。

チェックインが終わってお部屋へ。
エレベーターには流氷の写真。
私たちが見たのは紋別だけど網走も流氷見られるんだよね。
懐かしい。

お部屋は網走湖が見える和室なんだけど昨日と同じく
遅く着いたので窓からは何も見えない。

天都の宿 網走観光ホテル 宿・ホテル

一通り揃ってるんだけどこういうお部屋には大体あるお茶菓子はなし。
網走では３泊したけどお茶菓子がなかったのはここだけ。
Wi-Fiはあったけどたまに繋がり悪い。
そして予約するときに書いてあったから分かっていたんだけど布団は自分で引かないとダメ。
これは初めての経験。
予約する時は「布団引くくらい大丈夫」と思ってたけどお腹いっぱいでお風呂も入ってリラックス状態の時にお布団引くのは結構しんどい。
布団引くのが大変なのは分かるんだけどね。

バスルームはユニット。
別に大浴場があるのでこれは特に問題なし。

着いた時間が遅かったので食事は一番遅い時間の19:30～になるといわれたので食事の前にお風呂。
部屋と同じ5階にあった。

備え付けのシャンプーはあるみたいだけどそれとは別にこちらの棚のものを使ってもいいみたい。
ヌルっとしたアルカリ性のお湯で気持ちいい。
お肌がすべすべになる。

そして19:30から夕食。
行ってみるとほとんど人がいない。
チェックインの時から思っていたんだけど…このホテル悪いホテルじゃないけど寂れてる感があるんだよね。
車がないと来れない場所にあるのに駐車している車も少なかったら薄々気づいてはいたんだけど宿泊客少なそうな雰囲気。

さて、このホテルを選んだり理由はチケット付きのプランがあったこともあるけど、夕食の飲み物がビールも含めて飲み放題だったという点も。
私は飲めないのでどっちでもいいんだけどクサポンさんはビールがないと生きていけないので(笑)。

お食事は知床牛鉄板焼＋毛蟹半身付がついたオホーツク御膳
この手に食事であるお品書きもないのでHPの情報＆見た目で…
前 菜　3種類
御造り　ルイベ、いか、ほたて、甘海老
焼き物　知床牛の鉄板焼き
台の物　毛蟹（半身）盛り
鍋 物　モヨロ鍋
揚げ物　季節の野菜天ぷら
写真と見比べて気づいたけど…品数微妙に減っているような…。
ルイベは凍らせたお刺身だった。
ちょっと珍しい。
毛ガニは食べるのが大変(笑)。

つみれ汁と炊き込みご飯もあった。
美味しいんだけど、ここでも寂れている感を感じた。
で、おの旅行記書くためにHP見たら今年の11月～4月まで休館するらしい。
もしかすると毎年のことなのかもしれないけど…あの寂れている感だったら納得。

デザートビュッフェがある、ということだったけどアイスとケーキが数種類ある程度。
なのでアイスだけコーヒーと一緒に頂く。

で、食後に特典の１つの駄菓子詰め合わせセットのことを聞きに行くと渡すの忘れてました、とのこと。
欲しかったわけではないけど特典と書いてあるのにないと気になるので。
なんだか昔懐かしい駄菓子がいろいろ。
見たことないのも入っている。

ついでにちょこっと館内散策。
フロントの横にはいろいろなグッズの貸し出しコーナー。
この他ちょっとかわいい浴衣なんかもあった。

2階には無料のコーヒーや漫画なんかの貸し出しコーナー。
さっきのシャンプーバーと言いハード面はなかなか頑張っているんだけどなぜか感じる寂れている感。

知床五湖とフレペの滝が効いてこの旅で一番の歩数16,781歩を記録。

翌日は5時過ぎくらいに起床。
写真は5:26頃の網走湖。
今日は1日雨の予報だけどこの時点ではちょっとだけ明るい。
晴れてくれとは言わないけど少しの時間でもいいので雨が降りませんように。

で、ここでお風呂に行こうと準備をしていると…髪をセットするムースがない！
どうやら昨日のホテルのお風呂場に忘れたみたい。
酷いくせ毛なのであのムースがないとどうにもならないのでこれは一大事。
昨日のホテルに電話して聞いてみるとあったので急遽取りに行くことに。

昨日のホテル車ならすぐなんだけど歩いて行くと相当遠い。
なので申し訳ないながらもクサポンさんに運転してもらって取りに行く。
本当にすいません…。
でもめっちゃ助かりました。
ありがとうございます！

そして7時頃朝食へ。
場所は昨日と同じレストラン。
この時間なら宿泊客がそれなりにいるはずなんだけど思ったより少ない。
やっぱり宿泊客自体が少ないみたい。

朝食はビュッフェ。

自分で作れる海鮮丼もあった。
具はすじこ、帆立、いか、サーモン。
すじこは付箋で書いてあったので本当はいくらなんだろうな。
いくらよりすじこの方が安いと思うので…経営厳しいんだろうなあ。

この他お蕎麦とかもあっていろいろ頂く。
お腹いっぱい。

最後にちょっとデザート。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11792988