2022/10/15 - 2022/10/17
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goemonpさん
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コロナになってから久しぶりに飛行機による旅を楽しんできました。
行先は日本人なら一度は訪れたい熊野。いつもの旅のおとも桜文鳥雛のぬいぐるみゴエモンも一緒です。
Part3は紀伊半島を横断して、熊野本宮大社(大斎原)→中辺路(熊野古道)→白浜(南方熊楠記念館)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
-
里創人 熊野倶楽部で迎える朝。
熊野の山並みを眺めつつ、すがすがしい気分で朝風呂へ。
そこそこ急な坂を下りて、結構歩くんだなこれが。ま、健康のためと思って頑張りましょう。
ちなみにフロントでチェックインの時万歩計を貸してくれれるのですが、歩いて一定の歩数を超えると景品がもらえるそうです。世界遺産リゾート 熊野倶楽部 宿・ホテル
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温泉棟はこんな感じ。
チェックインの時に牛乳引き換え券をもらえるのですが、これをもっていくとコーヒー牛乳など好きな飲み物と引き換えできます。(なぜかこれはオールインクルーシブの対象ではないみたい。) -
マッサージチェアもあります。
試してみましたが、最近のマッサージチェアの高性能ぶりには驚かされました。もちろん無料。 -
宿泊棟に帰る途中で出会った一羽の野鳥。
小さくてよくわかりませんが、イソヒヨドリのようにも見えますね。 -
朝食はバイキングスタイル。
今年はサンマが高いそうなので、さっそくゲット。
ゴエモン「いじましいな。」
熊野倶楽部さん連泊してのんびりしたくなるいい宿でした。アルコール飲み放題のオールインクルーシブも最高。
ゴエモン「連泊してずっと飲み続ける気だな。」 -
今回の旅の最大の目的地、熊野大社にやってきました。
世界遺産認定されたこともあり、観光センターなども整備されて観光地らしくなっていました。一方で聖地らしい神秘さはちょっと薄れてしまったかな。熊野本宮大社 寺・神社・教会
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狛犬もマスク着用でコロナ対策も万全。
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goemonpはかれこれ四半世紀以上前の若かりし頃、一度熊野本宮大社を訪れたことがあります。
当時は観光センターなどもなく、むしろさびれた雰囲気で、ご神域こそそれなりに雰囲気はあったものの、伊勢神宮等とくらべると境内もはるかに小さく、「これが『蟻の熊野詣で』とまでいわれた有名な神社なの?」となんだかがっかりした記憶があります。 -
それもそのはず、江戸時代の社殿はここにはなく、近くを流れる新宮川の中州の大斎原にあり、現在の何倍にもあたる1万1千坪の敷地に五棟十二社の社殿、楼門、神楽殿や能舞台等があってにぎわっていたのだそうです。
険しい山道を超えて熊野本宮にたどりついた参拝者は、突如目の前に広がる大河の中に浮かぶ森に包まれた島と社殿を見て、こここそ聖地なりとの思いを抱いたことでしょう。
残念ながら明治22年の大水害により、旧社殿は壊滅してしまい、本宮社殿は水害の及ばない、現在の高台に移されました。 -
境内には宝物殿もありますが、コロナのせいか残念ながら閉館中でした。
熊野本宮大社 宝物殿 寺・神社・教会
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こちらがご神域入口。
ご神域については、個人の記念や観賞用の写真を撮るのはOKとのことですが、商業目的の写真撮影については神社の許可を取ることとなっています。
goemonp自体はフォートラのポイント以外特にこのブログで経済的利益を得ることはありませんが、フォートラ自体はビジネスとして運営されているものなので、ご神域の写真を上げるのは控えておきます。
ご神域を見たい方はぜひご自分で参拝して、熊野の神々とご縁を結んでください。 -
一方こちらはご神域の外にある八咫烏神社。
こちらならば写真を上げても神罰に触れることはないでしょう。
ゴエモン「鳥の神様か。どういうご利益があるのかな。」 -
八咫烏はかつて初代天皇である神武天皇が東征の際、熊野の山中で迷っていたところに現れ、大和の国(現奈良県)まで神武天皇を導いたとされ、勝利を導くものとして、かつての帝国陸軍では大きな戦功を立てた兵士に授与される金鵄勲章のモチーフに使われ、近年ではサッカー日本代表チームのエンブレムにも使われている大変おめでたい鳥です。
特徴は足が三本あることで、これはそれぞれが天・地・人を表すとか、中国の「三足烏」の影響だとかいろいろ言われているようですが、定説はないみたい。
そんな威厳のあるはずの八咫烏ですが、おみくじになってしまうと威厳もへったくれもないですね。
ゴエモン「今の世の中は権威主義じゃなくて民主主義だからいいんだよ。」 -
さて、次は旧社殿のあった大斎原へ行ってみましょう。
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大斎原へ行く道の途中には、イザナギノミコト(女性の守護神)を祀る産田社があります。
女性の方はせっかくなので足をのばしてみてはどうでしょうか。
ゴエモン「僕は女性じゃないけどきちゃったよ。どうしよう。」
別に男性が来ても祟りはないだろう。産田社 寺・神社・教会
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大斎原の大鳥居が見えてきました。
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ゴエモン「巨大な鳥居だなあ。中央に八咫烏のマークが入っているぞ。」
高さ34メートル、幅42メートルもある大鳥居は、かつての社殿のあったこの地に平成12年建立されました。
聖地にこのような巨大な人工物を作ることについては批判的な意見もありそうですが、次代への日本の心の継承と復活を記念して作られたとする大鳥居は、かなりの存在感を放っています。旧社地 (大斎原) 名所・史跡
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木立の中を数分歩いて行くと、がかつての社殿があったとされる地にたどり着きました。
ここも聖地とされているため、商業用目的の写真撮影は許可制となっています。
なので写真は載せられませんが、かつての社殿跡には神様をお祀りする祠が作られており、静かな時間の流れている場所でした。
なお聖地なのでペットの持ち込みは禁止なので注意。
ゴエモン「僕はペットじゃないから入っていいのだ。」
うーん、微妙かも。 -
最大の目的であった熊野大社参拝を終え、白浜方面へ戻っていきます。
途中中辺路というところで休憩。美術館があったので立ち寄ってみました。
ちなみに中辺路とはいくつかある熊野古道の一つで、もっともメジャーな道の名前ですが、この辺はその道の名前がそのまま町の名前になり、中辺路町と呼ばれているそうです。熊野古道なかへち美術館 美術館・博物館
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女性芸術家の作品が展示されていました。
とても細かい仕事で、根気のないgoemonpには絶対作れないと思いました。著作権などの関係で、作品の写真はなし。 -
ランチは近所にあった出汁ベースの洋食屋さん「小鳥の樹」にお邪魔しました。
ゴエモン「いい店名だね。」小鳥の樹 グルメ・レストラン
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素朴な味わいの野菜スープ。
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そして鹿肉をつかったジビエハンバーグ。
家の子供たちがお皿を運んでくるなど、とてもアットホームなお店でした。 -
お店の前の道がまさに熊野古道になっています。
熊野古道 名所・史跡
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これがかつての熊野古道。
今は舗装されて車も通れる道になっていますが、かつて「蟻の熊野詣」と言われたように、熊野詣の盛んだったころにはこの道をひきもきらず、熊野大社への参詣客が行き来していたのでしょう。
ゴエモン「ここから熊野大社まで歩いて行ったのか。気が遠くなるな。」 -
白浜へ行く道すがら、熊野古道館と滝尻王子に立ち寄りました。
熊野古道館 美術館・博物館
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熊野古道館には熊野古道に関する様々な展示がなされているほか、グッズの販売や、写真のような平安衣装の着付けもしてくれるらしいです。
我々は残念ながらコスプレ趣味はないので、一回りして退散。 -
滝尻王子にやってきました。
熊野への道は長いので、あちこちにこうした「王子」と呼ばれる神社兼休憩所のようなものが整備されており、特に平安時代に貴族が熊野詣でに訪れた際には、こうした王子で歌会が催されるなど、さすがに貴族だけあってなんだか優雅な旅であったようです。
ゴエモン「僕も文鳥界の王子様と呼ばれているんだけどね。」
へーそうなんだ。滝尻王子 寺・神社・教会
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後鳥羽院をはじめ皇族方も平安時代にはせっせと熊野詣に来られていたということもあって、今上天皇陛下である徳仁様も皇太子時代この地を訪れたらしく、碑が残っています。
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さて信仰の世界を離れ、うってかわって明るい雰囲気の白浜にやってきました。宿にチェックインするにはまだ少し時間が早いので、白浜にある南方熊楠記念館にやってきました。
ちなみにここは岬の高台にあり、車で来ると駐車場まで片道通行のえらい急坂を上るはめになるので注意。まあ距離的には短いので信号に気を付けていればどうということはないですが。南方熊楠記念館 美術館・博物館
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記念館の前にある歌碑は今は亡き昭和天皇御製のものです。
ゴエモン「天皇に歌を詠んでもらえるなんでこの変な名前のおじさんは偉い人なのかな。」 -
こちらが南方熊楠記念館の入り口です。本館・新館2階建てで新館はできて10年もたっていないのでごらんのとおり綺麗。
ゴエモン「なぜカーペットがパンダ?」 -
こちらが南方熊楠氏。明治生まれの博物学者で、19歳から14年にわたりロンドンに留学、現地の科学雑誌にも英文で様々な論文を寄稿。
日本に戻ってからは粘菌という特殊な細菌の研究に打ち込み、昭和天皇にも御進講した実績を持つという人。
大変な博学な人だったそうで、6か国語を使いこなし、民俗学の分野では柳田國男とも交流があったとか。 -
民俗学における主要な業績として、「十二支考」があることからか、館内には十二支を表した彫り物が展示されていました。
ゴエモン「なぜ鶏だけカラー?」 -
こちらはプラモデルの展示室。。。ではありません。
なぜ戦艦長門の模型が飾ってあるかといえば、かつて昭和天皇が白浜を訪れた際、ご乗艦が戦艦長門であり、熊楠は長門を訪れて昭和天皇に粘菌に関する御進講を行ったからなのでした。 -
屋上は展望台になっていますが、海の近くということもあってかすごい数の鳶が宙を舞っています。
ゴエモン「怖いよー」 -
屋上にはかつて熊楠が留学していたロンドンの方角を示す標識もありますが、もちろんここからロンドンは見えません。
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さて2日目の宿泊は、白浜にあるオーベルジュ・サウステラス。
Part4はオーベルジュでフレンチ&ワインをいただき、アドベンチャーワールドで動物三昧。白浜温泉 オーベルジュ サウステラス 宿・ホテル
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