2022/10/30 - 2022/11/01
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y_0236さん
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2022年の夏、利尻で食べたバフンウニは鮮烈だった。
ウニ丼を食べたのだけれど、残念だったのは白飯。
このウニを新潟や山形あたりの新米に乗せたら・・・
なんて考えが頭から離れず。
そんな折、一度泊って見たかった越後湯沢の宿、里山十帖に空きを見つけ迷わず予約。
当初一泊で帰るつもりでいたものの、考えてみれば新潟は新米・新蕎麦の季節。
おまけに鮭の遡上の時期じゃないの。
新潟米に利尻のウニという組み合わせは叶わなかったが、イクラなら行けるんちゃう?
と無理やり1泊追加して鮭の町村上へ足を延ばす事に。
「全国旅行支援」が10月11日より始まった。新潟行きを決めたのは8月下旬。そんなことは全く考えずホテルや列車を別々に手配。
列車とホテルを一緒に取ったら8000円/人 割り引きと3000円分のクーポンに釣られてあれこれ予約の取り直しを試みる。
おや、新潟のホテルは予約した時よりも料金が随分高くなっている。
えきねっと経由のお先にトクだ値で30%offで予約している新幹線をキャンセルして取り直した方が果たして本当にお得か?
と逡巡。
結局それも、めんどくさくなって途中で挫折。
お得って、結構疲れる。
ということで、ちょっとだけお得に新潟へ。
ところで、越後=新潟だと思っていましたが、越後とは佐渡を除く新潟のことらしい。
佐渡は次回の宿題だ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 新幹線
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-
本日のスタートは東京駅。
12:40東京発の“とき”で越後湯沢へ向かう。
駅弁でも食べながら、車窓を楽しもうという魂胆である。
のぞみやひかりには親しんでいるが、“とき”や“はくたか”は、日本酒?
と思ってしまう。東京駅 駅
-
人ごみに恐れをなして同行者に購入を依頼。
決して新潟の駅弁は買わないようにね!
と念押しして。駅弁屋 祭 グランスタ店 グルメ・レストラン
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で、“とき”の中で渡されたのは崎陽軒のシウマイ炒飯弁当。
そりゃまあ、新潟の駅弁以外なら何でも良いって言いましたよ。
しかしねえ・・・・ -
文句を言いながらも久しぶりなので美味しくいただいた。
-
新幹線ホームの駅弁店で国技館やきとりを見つけたので、保険として購入しておいた。
これ、なかなか売っていないんですが超お勧めです。
値上がりして700円。 -
イチオシ
あっという間に越後湯沢駅。
ここから在来線に乗り換え大沢駅まで向かう。
0番線、渋いなあ。
直江津行きの始発はここから出るようだ。越後湯沢駅 駅
-
大沢駅。
無人駅。
送迎バスが来なかったら途方に暮れるな。大沢駅 駅
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待っていたのは、シルバーのバン。
以前泊った新潟のカーブドッチのようにお洒落なバスが待っているのかと思ったが普通のシルバーのバンでちょっと拍子抜け。 -
5分ほどで到着したのは山間の旅館をリノベーションした里山十帖。
自由人という雑誌を発行している会社がプロデュースする宿だ。
https://www.satoyama-jujo.com/里山十帖 - created by 自遊人 宿・ホテル
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玄関先にはプレモルが冷やされていた。
トマトやスイカが冷やされているのはたまに見かけるが、ビールはあまり見ないな。
飲んでよいとのことだったので、部屋のビールが切れたらここから頂いた。 -
この重厚な扉が自動ドアであることにちょっと驚く。
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中に入ると迎えてくれるのはこのオブジェ。
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こんな方が支えていらっしゃる。
大黒さんですかね? -
ウエルカムドリンクは、お茶かアルコールが選択できる。
無論アルコールで。
シャンパンが出てくるのかと思ったがジンソーダでありちょっと驚く。
このジンがまた美味しかった。
お菓子はみたらし団子。 -
見上げれば見事な柱と梁。
豪雪地帯ならでは。 -
イチオシ
机の上に置いてあった野菜。
なんともまあ、力強い野菜だこと。スーパーの野菜とは迫力が違うな。
今宵の食材ですかね? -
宿泊棟は別棟になっており、風呂もそちら側にあった。
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部屋は三階。
マウントビュー。
まあ、どっち向いても山だ。 -
天気はこれから良くなると聞いているけれど。
雨さえ降らなきゃ良しとする。 -
出番を待つ大根。
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畳にベッド。
なかなか良い空間。 -
使うことは無かったが面白い電話が設置されていた。
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冷蔵庫の中はfreeである。
ソフトドリンクの自販機はあったが、アルコールはなし。もっともそんなもの必要なかったが。 -
殆ど点けることが無かったTV。
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トイレも過不足なし。
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部屋にはシャワーブースがあったけれど使わなかった。
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タオル掛けはいかさないなあ、と思っていたのだけれどヒーターになっており濡れたタオルをかけておくとすぐに乾いた。
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旅館の部屋にお茶菓子はつきものだけれど、さすが新潟。
大量のあられが置かれており、食べきれずにお土産にした。 -
部屋着。
靴下も用意されていたのは板張りの個所が多いので冷え防止か?
まあスリッパ代わりだろう。
スリッパペタペタより余程いい。 -
宿泊棟の1Fには、家具を中心にテーブルウエアなどのショップが。
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ここは、非宿泊者でも入ることができるようだ。
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尚、HPによれば、10万円以上の購入で宿泊料1万円OFF、30万円以上のご購入で宿泊料3万円OFFとなるらしい。
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ブラインドのように吊るされた柿。
後日、食卓に上るんだろう。 -
チェックイン時の17:30から屋外バーがオープンするという言葉を聞き逃さず、陽が落ちると即刻玄関前へ。
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日本酒、焼酎、ジン、もちろんビールも勝手に好きなだけ呑め!状態。
新潟って本当に酒飲みに優しい。
いつの間にか雲はいなくなって、月と星の競演が始まっていた。 -
満天の星空と月を眺めながら。
たまらん。
身体が冷えたら温泉へ直行。のどが乾いたら再度玄関へ。 -
さて、お待ちかねの夕食。
「早苗饗」と名付けられたダイニングで頂く。
「早苗饗」-SANABURI-と読むようだ。
田植えを手伝った人々をもてなす「饗応」のことらしい。
すでにしこたま飲んでいるんだけれど、ちゃんとお金を払って飲まなきゃということで、緑川を。
11,550円だったかで、ペアリングも用意されているし、ワインもなかなかの品揃え。 -
「ミシュランガイド新潟2020 特別版」で一つ星。
「ゴ・エ・ミヨ2021」で15.5点。
だそうな。
シェフは桑木野恵子さんという。
他人の評価は気にしないが、旨いかどうかは当然気になる。 -
「ボタンエビ」
置かれていた小紙によると、新潟港は北前船の寄港地であり、信濃川を通じて唐津から伊万里焼が運び込まれたらしい。
この皿はきっとそんな骨董の一枚なんだろう。 -
法蓮草 もってのほか
もってのほかというのは、食用菊のことだ。
20代の頃散々食べた料理ではあるけれど、歳をとって初めて判る味もある。
これ、物凄くおいしかった。今日イチといっても良いくらい。 -
茶碗蒸しかと思ったら・・・
-
「白子 蓮根」
京野菜、金沢野菜のような伝統野菜が新潟にもあり、野菜は可能な限りそれらを利用しているらしい。 -
「三面川の子持ち鮎」
新蕎麦
芋のように見える円筒状のものは子持ち鮎。
その下は新蕎麦の実。 -
「初冬根菜」
薩摩芋 里芋 蕪 落花生 -
この辺りで土鍋に火が入れられる。
-
「佐渡ズワイガニ」
大根 人参 -
煮えばなをまずどうそ、と。
甘いなァ。
やっぱりこれが主役。 -
「海と大地」
サワラ ピーマン モロッコインゲン 高菜 -
「天然茸」
なめこ 舞茸 ムキタケ なら茸
とメニューに書かれていたが鶏肉も入っていた。 -
「ごちそうごはん」
南魚沼の米仙人・清さんのコシヒカリだそうな。
おこげってそれだけで立派な一品。
もちろん、おこげの前にがっつりと米を頂いています。 -
優しい味。
滋味という言葉がぴったりくる。
訪れる季節によって内容は変わるのだろうけれど、野菜の味の濃さには驚くことになると思う。 -
「里山・さっぱり甘味」
派手さは無いが、作り手の顔が見える実直で美味しい料理でした。
市販の調味料は一切使用せず、なんと鶴齢を料理酒に使用しているらしい。
水は湧き水。
ここに来なければ味わえない料理。 -
このハーブティーがまた美味しかった。
予約の際に、アレルギー食材や食べられないものを訊かれることが多いが、今まで泊った宿の中で一番丁寧な対応であったことを追記しておく。 -
温泉は露天と内湯。
時間によって男女入れ替え。
部屋は12室と蔵を改装したと思われる別棟。
満室だったので30人弱が宿泊していたと思われるが、“密”になるシチュエーションはなかった。 -
ところで、今回の宿泊で一番印象深かったのが満点の星空。
誰もいないのを良いことに露天風呂で寝っ転がって1時間くらい星を眺めていた。
写真に収める腕が無いのがちと残念。 -
朝は日が昇る前から温泉へ。
ご来光を湯船で眺めるなんてなんて贅沢。 -
イチオシ
お気に入りの温泉を上げろと言われたらこれからは、
二日市温泉と鳴子温泉とここ里山十帖の温泉と言うことになるだろう。 -
まあ、しかしこんなに天気の良い新潟も珍しい。
因みに予報では明日の夜から雨になるらしい。 -
ほんの少しだけれど雲海も見ることが出来た。
-
さて朝食。
朝食はチェックイン時に和食か洋食かをグループ単位で選択するシステム。
我々は洋食を選択しておいた。
殆どのゲストは和食を選ぶようで、昨晩と同じく土鍋ご飯と、自分で作る味噌汁がセットされており、それはそれで興味深かった。
土鍋炊き新米を使ったTKG、羨ましかったぞ。
人参のジュースでスタート。 -
少し前まで畑にいたんじゃないかな、と思えるサラダ。
-
生サラミだそうな。
御殿場に二の岡ハムという、絶品のボロニヤソーセージを作っている店があるのだけれど、それの生バージョンの様だった。 -
パンは二種
バターは自家製なんだろうか、パンが進んで仕方なかった。 -
コシヒカリを食べているという鶏の卵の黄身は白っぽい色だが味は濃く、自家製ベーコンもおいしい。
かぼちゃのスープもたっぷりの量で満足。 -
里山十帖の「料理十条」
一、料理を通じて、体験、発見、感動を提供する。
二、二十四節気、七十二候。日本の暦に逆らわない料理を作る。
三、新潟の風土、文化、歴史を学び、料理に表現する。
四、古来伝承の発酵・保存技術を学び、活かし、料理に取り入れる。
五、食材はできるだけ近くから。食材に旅をさせない。
六、山菜、伝統野菜、有機栽培の野菜など、生命力の強い食材を使う。
七、動物を無用に苦しめず、命に感謝していただく。
八、野菜は皮や根、茎まで、魚や肉は骨まで、余すところなく使い切る。
九、無添加、天然醸造の調味料を使い、化学調味料は一切使用しない。
十、美味しいこと、美しいこと、健康で幸せに生きる料理であること。
以上、HPより -
床は板張り。冷たさを一切感じなかったのは思いのほか暖かかったからか、床暖房なのかはわからず。
-
「早苗饗」は、宿泊者以外の利用もできるようなので、この辺りを車で通過する予定があるなら、問いあわせても良いかもしれない。
予約なしでの利用は不可。 -
後ろ髪引かれながらチェックアウト。
噂通り素晴らしい宿でした。
今まで泊った宿の中でもトップクラス。日本一という人がいるのも良くわかる。
季節を変えて是非またお邪魔したい。 -
イチオシ
紅葉の季節も良いが、
雪の季節はさぞかし、と思われる。 -
イチオシ
雪が降る前の季節に訪れる際の注意点を一つだけ。
山間部の宿に泊まる場、避けて通れないのがカメムシ問題。
どこからともなく侵入してくる。
これはもう宿命みたいなもので、部屋に虫がいる!なんてフロントに電話することがないように。
キリがない。
虫が苦手な人は、訪れる季節を考えたほうが良いかもしれない。
雪が多い年はカメムシが多い。
今年の新潟は大雪になりますよ、きっと。 -
もう一つ、里山十帖に関して強いて注意点をあげるならば高齢者や足の悪い方にはやや不向きかもしれない。
古い旅館をリノベーションしているのでエレベーターはない。
宿泊棟は3階までだけれど階段の上がり降りは必須。
風呂は建物の造り上、2階にある。
まあでもスタッフのホスピタリティは素晴らしいので、多少の問題はクリアできるかもしれない。 -
大沢駅まで送ってもらい、越後湯沢で新潟行きの“とき”の時間まで小一時間。
避けて通れぬぽんしゅ館。 -
イチオシ
500円を支払って5枚のコインを買い、好きなお酒を注ぐのは以前行った新潟のぽん酒館で学習済み。
-
ぽっ。
越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館 越後湯沢店 専門店
-
さて、今夜は新潟に泊って明日は鮭の町、村上を目指します。
里山十帖も良かったんですが、鮭の町村上でも素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
新米、新蕎麦、鮭に酒。晩秋の越後はうまいもんだらけ。二泊三日新潟の旅・新潟と鮭の町村上編
https://4travel.jp/travelogue/11784372
へ続きます。
余談。
新潟から戻って間もなく、北がミサイルを発射して宮城・山形・新潟に避難呼び掛け=Jアラートが発令された。
何ごとも無くて良かったけれど、
まったく、である。
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