2022秋　上越・東北観光列車の旅　なごみ(和)号

2022/10/21 - 2022/10/22

　観光列車はいろいろ乗車してきましたが、今回初めて、JR東日本びゅーツーリズム＆セールスが主催するツアーに参加して、なごみ(和)号に乗ってきました。
　観光列車に乗車するマイルールとして、「自分自身でＪＲ各社のネットかみどりの窓口で手配する」という大前提があるのですが、なごみ(和)号は、ツアーに参加しないと乗れないので、やむなくの選択です。
　今回のなごみ(和)号は、10/21（金）上野駅～秋田駅の片道日帰りツアーで、トンボ帰りで秋田駅～東京駅まで秋田新幹線を利用して戻ってくる強行日程を考えていました。
　ところが、出発３日前の10/18（火）、ＡＮＡの今週のトクたひマイルで片道3000マイルの区間に羽田～秋田間が設定され、これは利用するしかないと思い、ツアー翌日の10/22（土）秋田空港～羽田空港便が手配可能であることを確認し、ホテル手配完了後に予約しました。
　次に、秋田市内のホテルを手配しようとしたところ、全国旅行支援と鉄道開業150年記念ＪＲ東日本フリーパスの利用期間内が理由なのか、完全に満室状態でした。
　宿泊日の前日から取消料がかかるホテルが多いので、10/20（木）の朝がチャンスと思い、各ホテルのホームページを調べたら、ルートイン秋田土崎に空室の表示有り、即座にネット予約しました。ホテル予約完了後、秋田県の全国旅行支援の手続きをしました。
　最終的に、なごみ(和)号の初乗車、ＡＮＡとくたびマイルでの初搭乗、全国旅行支援の初宿泊ができました。

●日程
2022,10,21（金）
・ＪＲ　なごみ(和)号　上野（8:03）→秋田（18:28）
・ＪＲ　奥羽本線　秋田（18:35）→土崎（18:44）
・ホテルルートイン秋田土崎（泊）
2022,10,22（土）
・ＪＲ　奥羽本線　土崎（9:16）→秋田（9:25）
・秋田中央交通リムジンバス　秋田駅（10:00）→秋田空港（10:40）
・ＡＮＡ４０６便　秋田空港（11:30）→羽田空港（12:40）

エリア 秋田市(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: びゅうトラベルサービス

今回のツアー受付時間は、7:00~7:30です。
さすがに、午前７時前の上野駅舎前は空いています。
今日は、雲一つない快晴で、途中、日本海や鳥海山の車窓からの素晴らしい景色が眺められそうです。

上野駅 駅

ツアー受付場所は、上野駅入谷改札外（ジャイアントパンダの像前）です。

ツアー受付時に渡された書類「なごみ(和)　上野発秋田行き　全駅時刻表」です。
この時刻表が、日本海や鳥海山の車窓風景を撮る際に役立ちました。

上野駅ホームへは、ツアー受付時に渡された「ネックストラップ型乗車証」を入谷口の有人改札の駅員に見せて入場します。

なごみ(和)号は、１６番線から発車します。

１６番線の発車案内板が、「団体」だけで、発車時刻も行先も表示されていませんでした。

なごみ(和)号は、7:53に入線してきました。
ツアー受付時に渡された書類「Ｅ６５５系　なごみ(和)　乗車のご案内」に、入線時刻が記載されていました。
最後尾１号車車両です。

先頭５号車車両です。

「グリーン車　２号車　団体」の車両側面表示です。
「団体」の表示だけでなく、是非「なごみ(和)」の表示を追加してほしいと思いました。

２号車より車内に入ります。
ハイグレード車両のＥ６５５系に乗る期待が膨らみます。
既に、車内で配布される昼弁当とお茶が積み込まれています。

座席は、Ａ席の窓側席を指定されました。
座席配列は、２－１列で、A／B席が２人掛け、Ｃ席が１人掛けです。
座席は、ツアー主催の「ＪＲ東日本びゅーツ－リズム＆セールス」が決定します。
窓側、通路側等の要望は、聞いてもらえません。

前の座席ポケットに、「Ｅ６５５系　なごみ　車内のご案内」が入っています。　

Ｅ６５５系　なごみ　車内のご案内（オモテ面）です。

Ｅ６５５系　なごみ　車内のご案内（ウラ面）です。

なごみ(和)号の座席は、オールグリーン車だけあって足元広々です。

観光列車に乗ると、まず探すのが電源コンセントです。
２人掛け席では、ひじ掛け中側下にありました。

リクライニングシートとフットレストのスイッチは、ひじ掛け外側にあります。
無段階電動式です。

テーブルは、片面です。
２人掛け席では、ひじ掛け外側より取り出します。

座席の回転は、レバーを上げてします。
通常のＪＲ座席のように、通路側の足元ペダルを踏んで回転させるのとは違います。

上野駅から秋田駅まで１０時間半の長時間乗車になるので、スリッパを用意してきました。
前の座席の下部に空間があり、足が伸ばせたのは良かったです。

前の座席のひじ掛け後ろに、ボトルポケットがあります。
お茶は、昼弁当とともに配布された物です。（紅茶は自分で購入）

渋川駅を通過してすぐ、利根川支流の平沢川を渡ります。

最初の途中休憩駅である「土合駅」に到着しました。
ツアー客は皆、早速ホームに出て誰もいなくなったので、ここが車内写真を撮るチャンスです。
車両正面からの座席風景です。

車両後方からの座席風景です。

土合駅の駅名標です。

土合駅 駅

ホームから地上にに出る通路です。

地上に出る４６２段の階段です。
到着前の車内放送で、停車時間１２分では往復するのが困難なので、地上へは行かないよう注意の案内がありました。

土合駅を出て、昼弁当を食べることにします。
包装紙に「2022年10月21日運転　ハイグレード車両Ｅ６５５系　なごみ(和)　乗車記念弁当（上野～秋田）」と印刷されています。
記念乗車証ならぬ記念乗車包装紙です。

昼弁当の内容です。

２回めの途中休憩駅である「長岡駅」に到着しました。
停車時間は１４分です。

長岡駅 駅

長岡駅の発車案内板です。
団体ばかりでなく、発時間、行先も表示されていました。

途中、新津駅を通過してまもなく、新津川を渡ります。

途中、村上駅に運転停車し、定刻14:27に発車しました。
村上駅を発車してすぐ、直流から交流に切り変わるデッドセクションを通過します。
車内照明が非常灯のみになりましたが、車内案内電光表示はそのまま表示されていました。
「第１０回　鉄印収集の旅」で、特急いなほ号に乗車したときは、非常灯は点灯せず、車内案内電光表示も消えました。

村上駅 駅

車窓からの風景、村上駅～間島駅間の日本海です。
太陽が海面に反射して素晴らしい景色です。
「羽越本線の車窓風景」を車内で検索したところ、村上駅～小波渡駅間が景色が良いとヒットし、この区間は進行方向左側のＣ席へ移動しました。

車窓からの風景、越後早川駅～桑川駅間の日本海です。
遠くに粟島が望めました。

３回め、最後の途中休憩駅である「鶴岡駅」に到着しました。
停車時間は１６分です。

鶴岡駅では、観光列車「海里号」との行き違いがありました。
臨時列車同士が並んだ、滅多にないであろう光景に、シャッターを何度も押しました。

鶴岡駅 駅

鶴岡駅の駅名標です。

車窓からの風景、酒田駅到着間近の新井田川です。
日没時間まであとわずか、綺麗な夕陽が眺められました。

車窓からの風景、南鳥海駅通過中の鳥海山です。

なごみ(和)号は、終点秋田駅に定刻より６分遅れで到着しました。
７分の乗継時間があった奥羽本線普通列車大館行きに大急ぎで乗り換え、土崎駅で下車し、タクシーでホテルルートイン秋田土崎へ１９時過ぎに着きました。
全国旅行支援が始まって１０日め、チェックイン手続きは大変スムーズだったです。
チェックイン時は混雑していたので、夕食後に撮ったフロントです。

ホテルルートイン秋田土崎 宿・ホテル

チェックイン時に渡された地域クーポンです。
宿泊日が平日なので3000円分です。
クーポンの利用期間が明日までなので、自宅で留守番してくれている妻と妻の友人たちへ土産を買っていくことにしました。

部屋は５階のシングルルームをアサインされました。

夕食は、ホテル内のレストラン「花茶屋」にします。

串かつ盛合せとご飯セットを注文しました。

部屋からの眺め、翌朝の秋田市街です。
この時間、秋田市内に豪雨予報が出ていました。

朝食もレストラン「花茶屋」でとります。
満室状態だったので、レストランは混雑で行列かと思いきや、すんなり入ることができました。

無料朝食ですが、おかずの種類が多く、なかなかのメニューです。

ホテル内のレストランで初めて見た「ふんわりご飯盛り付けロボット」です。
確かに美味しいご飯でした。

朝食後に撮った、ホテル外観です。
この時だけ、雨が止んでいました。

ホテルから最寄りの土崎駅までタクシーで戻りました。
9:16発の普通列車で秋田駅へ向かいます。
昨夜は撮れなかった土崎駅の駅名標です。

土崎駅 駅

秋田駅で撮った、土崎駅から乗った普通列車です。

秋田駅 駅

昨夜は撮れなかった秋田駅の駅名標です。

昨夜は撮れなかった大館行き普通列車です。

秋田駅構内の２階自由通路にあるパネルです。

秋田駅構内の２階自由通路にある秋田犬の巨大ぬいぐるみ？です。

秋田空港行リムジンバス乗り場から撮った、秋田駅外観です。

秋田駅10:00発の空港行き、秋田中央交通リムジンバスです。
リムジンバス乗り場は長蛇の列で、乗れなかったらどうしようと思いましたが、増発便に乗ることができ、心配は杞憂に終わりました。

秋田空港リムジンバス 乗り物

秋田空港11:30発のＡＮＡ４０６便で羽田空港まで戻ります。
機材は、Ａ３２１です。

秋田空港 空港

秋田空港５番ゲートのボーディングブリッジから撮った、Ａ３２１です。

座席は、非常口前の窓側席１１Kで指定できました。
ＡＮＡの座席指定枠拡大時間はあいまいで、搭乗前日の夜６時過ぎ（なごみ(和)乗車中）、非常口前の足元広い席に変更できました。

Ａ３２１の１１Ｋ席は、非常口前はＣＡ席となっています。

Ａ３２１の非常口前座席は、今まで乗った普通席のなかでも足元が広いうちの一つと感じました。