No.2北海道横断7日間(余市から網走まで鉄路615ｋｍを駆け抜ける！)2022年10/10（月）白い恋人たち編

2022/10/10 - 2022/10/10

写真はチョコレートの白い恋人で有名な「白い恋人パーク」を
訪問した時の写真です。
子供たちや若い人たちを魅了するチョコレートワールドを
楽しみました。

北海道旅の2日目です。
今日は札幌在住の友人と一緒に札幌市内を巡ります。
彼はもともと北海道出身ではありませんが転勤した時に
札幌の魅力に誘われて在住することを決めたそうです。
確かに機能的に整備された都市と周辺にある自然の美しさ、
そしてその背景に広がる北海道の広大で豊かな自然には
人の心を引き寄せる魅力があります。
私たちも7日間の短い旅ですがその一部を堪能してみたいと
思います。

今回ブログ作成に当たっては札幌在住の友人に
様々なことを教えていただきながら作成致しました。
本当にありがとうございます。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは彼お勧めの”回転寿し「トリトン」”からスタートです。
「恋人の心をつかむには最初に彼の胃袋を掴め」
という言葉がありますが私たちも最初に札幌の新鮮で美味しい
回転寿しを頂くことで札幌の恋人になることに決めました。

回転寿し トリトン 円山店 グルメ・レストラン

今日は生憎の雨模様の一日です。
煙るような小ぬか雨が降っています。

トリトンはお店が開くのは11時からですが
私たちが到着すると既に駐車場近くまで来店客の行列が
出来ていました。
私たちは早めにホテルを出発したのですが
彼の予想通りでした。
美味しいものに人は群がるようです（私たちも）。
行列の前方には観光客グループらしい団体が並んでいて
運転手さんが雨傘を回収していました。
私たちは20分ほど並んでお店の中に入ることが出来ました。
幸運なことにカンター席ではなく普通のテーブル席が
まだ空いていました。
私たちが座席に座ると同時にテーブル横の通路にある待合席に
食事席に座り損ねたお客さんたちが座ってこちらを視（み）ています。
衆目監視の中でお寿司を食べるのは少し後ろめたい気持ちがしました。

回転寿し トリトン 円山店 グルメ・レストラン

私たちは席に着くとすぐにタブレットで注文を開始します。
どれも美味しそうなのですが
日頃の生活水準のせいか
注文の品々は庶民的なお寿司のお皿になりがちでした。

回転寿し トリトン 円山店 グルメ・レストラン

これは注文が間に合わないので
カウンター内の料理人に直接お願いして
握っていただいた貴重な「アナゴ」です。
（私の好物です）

回転寿し トリトン 円山店 グルメ・レストラン

私たちは「タマゴ」が好き（庶民的！）なので
注文しました。
お皿の上からみ出しそうにのせられたタマゴ寿司に
ビックリです。

どのお寿司も新鮮で美味しくてたちまち頂いて
しまいました。
実は私たちは美味しいお寿司が食べられると聞いて
朝食は雀の涙ほどしか食べていませんでしたので
お腹も空いていました。
30分ほど楽しく食べていたのですが
テーブル横の待合座席に座っている人たちの視線が
だんだん厳しく変化してきました。
後ろ髪を引かれるような気持があったのですが
シブシブ食事を終えることにしました。

レジで驚いたのはコストパフォーマンスが高いことです。
3人で何皿も食べたのですがお会計は2千円を少し超えた
程度（2,194円）でした（一人当たり約730円）。
「安くて美味しい！」
友人の言葉では
「トリトンの回転寿しを一度食べたら東京の回転寿司は
食べたくなくなるぞ。」ということでした。
私はその通りだと思います。
私たちは東京に帰ったその日に自宅近くのスーパーマーケットで
夕食用にと寿司セットをいくつか買って帰りましたが
「やっぱり札幌のトリトンの方が美味しかったよね。」
という結論になりました。
夕方だったので丁度店員さんが「半額」シールを貼り付けて
いましたので、
それも原因のひとつかもしれませんが。

回転寿し トリトン 円山店 グルメ・レストラン

トリトンで美味しいお寿司を頂いた後は
北海道神宮をお参りしました。
この北海道神宮の説明として次のように書かれています。
「北海道神宮の境内に入ると、清浄な気と神々のパワーを
感じるという人も多く、
初詣や人生の節目のご祈祷、朔日参りなどに訪れる人が
年間を通して絶えません。」
私たちも北海道神宮のパワースポットで旅の霊力を高めて
今回の旅行をスタートすることにしました。
今日は生憎の雨模様でしたが
それでも七五三で着飾った子供たちや
お宮参りの幸せそうなご夫婦、おじいちゃん、おばあちゃん
が北海道神宮にお参りに来ていました。
駐車場に戻ってくると神社の神主さんが新車にお祓いを
していました。
これはマイカーのお宮参りなのでしょうか。

北海道神宮 寺・神社・教会

次に私たちは大倉山ジャンプ競技場にやって来ました。
1972年に開催された冬季オリンピックから数々の名シーン
を産んできたあのジャンプ台にやって来ました。
友人はジャンプ台の歴史等について
詳しく説明してくれるのですが
私は周辺の景色が気になったのかうわの空で
聞いているようです。

大倉山ジャンプ競技場 名所・史跡

ジャンプスロープを背景にした家内とのツーショットです。
彼女が優勝台（金メダル）で私が3位（銅メダル）で優勝者に
雨傘を指している姿は日常生活の位置関係を示しています。

大倉山ジャンプ競技場 名所・史跡

心優しい友人は私を優勝台に乗せてくれました。
心の優しさでは彼は金メダルだと思います。
「久しぶりだから夕方にお茶でも飲みませんか。」
と軽い気持ちでメールを送ったために
彼に大変お世話になってしまいました。
これからもお互いに健康に留意して人生を楽しみたいですね。

大倉山ジャンプ競技場 名所・史跡

大倉山展望台の説明に
「標高307mにあるスタート地点からは、
札幌市街や石狩平野の大パノラマが眺望できる。」
と書かれていました。
今回は雨天でリフトが休止しており
大パノラマや夜景を見ることが
出来ませんでしたので館内の写真を撮影しました。
カメラのフラッシュが反射して良く撮れていませんが
ジャンプ台から見た夜景が素晴らしいと思いました。
こんな夜景に向かって空を飛んでいくときに
人間はどのように感じるのでしょう。
（私は高所恐怖症ですから目を閉じて
ジャンプするかもしれませんが）

大倉山ジャンプ競技場 名所・史跡

次の訪問先はチョコレートの「白い恋人」で有名な
”白い恋人パーク”を訪問しました。
運よく駐車スペースが1台分開いていましたので路上駐車
をしなくて済みました。
そろそろ北海道神宮のパワースポット効果が現れて来たようです。

テーマパークに入ろうとしますと何やら虹色をした球体が
空中を舞っています。
よく見ますとシャボン玉の様です。
さすがは”白い恋人パーク”です。
最初からメルヘンファンタジーの世界に迷い込んでしまいました。
但し現実的な気づきがありました。
パークへの入場料金が
札幌市民料金は大人一人500円
それ以外の居住者は大人一人800円（札幌市民がうらやましい…）
ということでした。
この300円の格差は市民税支払い有無から来ているのでしょうか。

白い恋人パーク テーマパーク

テーマパークの中に入った時に定番の白い恋人たちの
チョコクッキーを1人一個頂けました。

スイスでチョコレート工場を見学した時は
入場料金（1500円）は高かったけど見学後に
チョコの食べ放題がありました。
（参考ブログ）
還暦夫婦　スイス　
ホームズ博物館とトリュメンバッハ滝　
グリンデルワルド　チョコレート工場　
2012/05/30 - 2012/06/13
https://4travel.jp/travelogue/11024986

入場するとメルヘン調のコスチュームを着た
可愛らしいお嬢さんが出迎えてくれました。
私はこの時点で入場料金300円の格差を忘れてしまいました。
ファンタジーは哀しみを癒してくれます。

白い恋人パーク テーマパーク

白亜の入り口をくぐって展示室に入ります。
チョコレート作っている工場に見学しにきていた
と思っていたのですがメルヘンの夢を作る工房を
訪ねてきたような感覚がしてきました。
白い恋人のチョコレートは甘い味覚を味わえるだけではなく
あまいファンタジーも同時に味わえる夢のお菓子作りをめざしている
企業であることを理解できます。

白い恋人パーク テーマパーク

部屋のガラスケースの中には
眩く輝く調度品が陳列されています。

白い恋人パーク テーマパーク

「これはまったく豪華だ！！」
ヨーロッパにある宮殿の宝物殿に来たような
感覚がしてきました。

白い恋人パーク テーマパーク

展示室を通り過ぎるとチョコレート工場にやって来ました。
明るい照明に白い機械が次々と白い恋人やバームクーヘンを
作り出しています。
機械の間をこれも白い作業服を着た作業の方々がゆっくりとした
ペースで歩いています。
まるでチョコレートの機械をお世話している妖精さんたちのように
見えました。

白い恋人パーク テーマパーク

工場の横の柱にはパネルが掲示されていて
白い恋人が作り出されている現況数字が
次々と書き換えられています。
実際にこのスピードで世界中で恋人たちが
増えているように見えました。

白い恋人パーク テーマパーク

工場見学が終わるとアミューズメントスペースに
やって来ました。
廊下で若いカップルたちが写真撮影をしています。
近づいてみると白い恋人パネルの前で記念撮影をしています。
初めて出会った若いカップル同士が
お互いに二人の幸せを確認し合うように
相手のカメラを借りて記念撮影をしています。
この時だけはマスクを外して美しい笑顔でポーズをとっています。
私も近くにいたカップルに
「お写真をお撮りましょうか？」と声をかけて
お二人の幸せのお裾分けを頂きました。
写真を撮る時にお二人がマスクをしたままなので
「どうぞマスクをお取りくださいな。」というと
マスクの下から輝く様なふたりの笑顔が現れました。
「それから二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。」
という童話の末文にあるフレーズが繰り返し聞こえてきました。
私たちも白い恋人パネルの前で記念撮影を撮りました。
40数年前は私たちも白い恋人たちのカップルだったのです。

白い恋人パーク テーマパーク

廊下を通り過ぎるとこどもがポンプのような機械を
懸命に押していました。
ポンプを押すたびに大きなガラス製のシリンダーの上から
チョコレートが溢れて流れ落ちてきます。
彼も白い恋人たちを作るお手伝いをしているのです。

白い恋人パーク テーマパーク

白い恋人のテーマパーク内にダビンチのモナリザが
展示されていました。
「へ～？どうしてモナリザなの？」と思いながら
眺めていると「おやっ！」と気が付きました。
モナリザが右手に白い恋人を携えて私に微笑んでいます。
その時、サンチャゴ巡礼路の最終地である
サンチャゴ・デ・コンポステーラの広場で出逢った
傀儡女（くぐつめ）芸人を思い出しました。
彼女は雨に濡れながら私に光る玉石を手渡してくれました。
妙に鮮烈な心象として私の心の中に残っています。

（その時に書いたブログより）
（俳句）春時雨　大道芸も　雨宿り（tomo作）
※大伽藍の前の石畳は春雨に白く濡れていました。
一人の大道芸人の女性が小ぬか雨に濡れながら
私に玉虫色に輝く小さな石を手渡してくれました。
勿論少しばかりのお金は渡しました。
＜短歌＞
春雨に濡れにしままに傀儡女は愛（う）いの玉石我に賜ひぬ
※愛い（うい）とは「う（憂）し」から転じた語とも。

このモナリザは私に白い恋人のチョコレートを私にくれようと
していたのでしょうか

白い恋人パーク テーマパーク

白い恋人パークの外に出ると
コンサドーレ札幌のサッカー練習場がありました。
「宮の沢白い恋人サッカー場」と呼ばれていて
3,000人の観客を収容できるそうです。
今日は雨でしたが作業員たちが雨に濡れながら
サッカー場の芝草の手入れをしていました。

宮の沢白い恋人サッカー場 名所・史跡

チーム名の「コンサドーレ」の意味が気になりましたので
調べてみました。
言葉の響きからスペイン語かなと思って調べてみると
”チーム名の「コンサドーレ」は「どさんこ」の逆さ読みに、
ラテン語の響きを持つ「オーレ」を付けたもの”
ということでした。

サッカー場周囲の街路樹には
ナナカマドが赤く色づいていました。

北海道のナナカマドの説明として次のような
文書があります。
「ナナカマドの魅力の一つに、
葉が散った後でも長く赤い実を楽しめる点が挙げられています。
古くから厳しい冬を迎える市民にとって、
晩秋の青空に輝く赤い実が”つかの間の癒し”であったのでしょう。」
ナナカマドの真っ赤な実に白く積もった雪も風物詩のひとつです。

私たちの次の訪問先は藻岩山です。

宮の沢白い恋人サッカー場 名所・史跡

写真は藻岩山のキャラクターの「モーリス」です。
もーりすはエゾリスをモチーフに誕生したキャラクターで、
「も」と鳴くため『もーりす』と呼ばれているんだとか。

藻岩山（もいわやま）は、
「札幌市中心部から南西約5キロメートル
に位置する標高531メートル の山です。
藻岩山にはロープウェイや自動車道が通り、
展望台や冬季はスキー場になり、
札幌市民や観光客の行楽地となっている。」
という説明が書かれています。
しかも住所は札幌市南区という札幌市の一部と
なっています。

しかし今日は雨です。
残念ながら藻岩山のロープウェイは天候不順のため
運行を中止しており乗り場の建物は閉まっていました。
ところが友人は入り口に立っていた警備員さんへ
「私は札幌市民ですが
友人が東京から観光に来ていますので
館内のパネル等を見せてもらえますか。」
といって中へ入らせてただきました。
私のような小心者はスゴスゴと引き返すところですが
友人は心が優しいだけでなく度胸も座っている人物でした。

もいわ山展望台 自然・景勝地

藻岩山にはスキー場があって
友人が転勤中に住んでいた場所の裏山にあり
札幌駅から車で約30分ほどで行けるそうです。
子供たちが小学校の体育学習で滑っていたと
言っていました。
（裏山にスキー場があるなんてすばらしい！）

もいわ山展望台 自然・景勝地

最後は美味しい札幌ラーメンでしめました。
友人が行きつけの味自慢のラーメン屋さんです。
30年以上のお付き合いだそうです。
北大の学生さんも良く来るそうでカウンターの後ろに
北大のイベントポスターが掲示されていました。
今日は一日中雨に降りこめられていましたので
温かいラーメンは体と心に浸みわたりました。
チャーシューおにぎりも一緒に注文し
お持ち帰りしました。
海苔は別添えの大きなおにぎりで
あっさりしていて美味しかったです。
一日中お世話になりました。
ありがとうございます。

らーめん五丈原 本店 グルメ・レストラン

JRインホテル札幌南口ホテル
駅から近くて便利でした。
来年2月に開催される札幌雪祭りに
また宿泊する予定です。

JRイン札幌駅南口 宿・ホテル

六花亭で購入したお菓子です。
孫たちへのお土産です。
六花亭お土産代2,890円

JRイン札幌駅南口 宿・ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• くまさん 2023/02/17 21:35:37

  素晴らしい内容でした

  NO1から読ませて頂きました。
  旅行記の内容が読み応えあって面白かったです。
  また読ませて頂きますね

  2013tomoさん からの返信 2023/02/18 00:51:06

  Re: 素晴らしい内容でした

  くまさん
  
  2013tomoです。
  
  温かいコメントを頂きありがとうございます。
  
  私たちのブログは連れ合い（妻）と二人で書いています。
  旅の出来事を二人で共有できるように
  「旅の思い出タペストリー」として
  それぞれの記憶を頼りに経糸と横糸で思いつくままに
  綴っています。
  表現力の限界がありますのでデコボコとしたタペストリー
  になってしまいますが
  自分たちだけの作品ですから時々読み返して
  「こんなこともあったんだね」と懐かしく旅の出来事を
  思い出しています。
  
  これからも健康と時間が許す限り二人で旅を続けて行きたい
  と考えています。
  
  これからもよろしくお願いいたします。