ベネチア　世界遺産を歩く１　サンマルコ寺院など

2022/09/17 - 2022/09/17

最後の晩餐が見たい！ずっと思っていた場所に２０２０年７月に出発する予定で２０１９年から予約を始めた旅の準備。しかしコロナで世界が閉ざされ何処にも行けなくなった。１年また１年と延期して遂に２０２２年やっと出発！
ベネチア・フィレンツェ・ミラノを巡ります。連れの意見で今回は街並みを楽しみ絶対行きたいところは１日１か所との難題でシニア夫婦が行く旅です。ちなみに日本語以外の言語はできないスマホ頼りの旅です。
まずは地球温暖化で沈みゆくベネチアの街を見て歩く。バポレットに乗る。世界遺産を歩く。雨の少ない９月のイタリアでしっかりした雨に会い、空港からベネチア本島へのバスが来ない。スタートから躓く旅の開始です。覚書のため金額の分かるものは書きます。皆さんの参考になればいいですが。
航空券はＡＮＡのマイルで１年前に取りました。
Ｂｅｌｌｅ　Ｅｐｏｑｕｅ　Ｈｏｔｅｌ　Ｖｅｎｉｃｅ。ホテルのホームページが安かったので５月７日に予約してダブルまたはツインルームでベッド＆ブレックファースト２１２ＥＵＲＯ×２泊分。市税が１４ＥＵＲＯキャンセルは、９月１３日まで無料。
通信手段はアマゾンでプリペイドＳＩＭ購入。今回はコロナで足止めされることも想定してイギリスＳＩＭのＴｈｒｅｅ３０日／データ１２ＧＢ通話３０００分を２６８０円を購入。何も無ければ余ってしまうけど安全第一です。

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

これは後で撮影したものですがバポレットのチケット売り場の価格表。まずはチケットを買わねばと思って窓口に並ぶと２５ＥＵＲＯだと言われ、バポレットのチケットだけと言ったけど同じことを繰り返され上を指さされた所に有ったのがこれです。調べたときは２０ＥＵＲＯだったけど値段が２５ＥＵＲＯに上がっていました。それでも１回９．５ＥＵＲＯなので３回乗れば元が取れる計算です。

９月の雨は珍しいのに昨夜から降っています。それでも観光客でバポレットの駅前の乗り場は結構な混雑でした。

雨の向こうにベネチアの景色。到着した船も満員で次のに乗ってという感じでした。乗り込もうとして私の後ろにいた人が止められそうになった時、私の前にいた人を指さして何か言うと通してもらえました。カウントしてるわけではないようですが人数制限しているようです。乗り込んでみれば満員電車のようです。

島の中はこんな橋で繋がっていて歩くとすると上ったり下りたり階段が大変です。

混雑していて中には入れず外に立っているとバポレットの船べりは低くて揺れたら落ちるんじゃないかと不安になるほどです。

水路はあちこちに張り巡らされて正しく水の都ですね。

世界最古のカジノ。連れはここに行ってみたいと言ってはいたのですが結局行かないままでした。

観光名所もバポレットから見えます。

リアルト橋 建造物

雨の中では人影も少なく閑散としています。

リアルト橋 建造物

バポレットの船内はこんな感じで船によって椅子は違うみたい。日本人には席が高いかも。一番後ろの席に座ったせいか１７０センチの私でも足元が不安定な感じです。窓はいつ清掃したのかなと思うほどに汚れて外が見えません。開けてみようと頑張ってみた物の全く動きませんでした。

船着き場は雨なので屋根の有るところに人が入って混雑してます。次に行きたいところをチェックしたいのですが見当たらない。

出てすぐに教会の建物が見えるけど何処かな？

サンマルコ寺院に向かって風雨の中を合羽と傘で向かいます。

寺院の前には行列ができていて、これがチケット売り場の列なのか既にチケットを持っている人の入場の列なのか分かりません。前に並んでいる人にグーグル翻訳を見せて問いかけると二人で話し合ってから、私たちに大丈夫といってくれました。考えれば観光に来ている人々がイタリア語が分かるとは限らず英語で尋ねた方が良かったのかもと後で思いました。

サン マルコ寺院 寺院・教会

どこをとっても絵になる感じです。入口脇は外溝の工事中でしたが板を通して中に入ったところでチケットが買えました。入るだけなら３ＥＵＲＯです。どこもかしこも値上がりですね。

サン マルコ寺院 寺院・教会

もちろん教会ですから中は宗教施設ですが私にとっては古い建築物と絵画を見る気持ち。

サン マルコ寺院 寺院・教会

床のタイル

サン マルコ寺院 寺院・教会

天井までびっしりと宗教画

サン マルコ寺院 寺院・教会

とても奥行きがある

サン マルコ寺院 寺院・教会

天井の窓からの明かりと外光で中が照らされるようです。

サン マルコ寺院 寺院・教会

奥側に入場料金とは別に有料施設が有りましたがそこは見ないで中だけ見て行きます。

サン マルコ寺院 寺院・教会

椅子はあるけど今もミサは開かれているのかな

サン マルコ寺院 寺院・教会

天井の絵も意味があるのでしょうが私には分かりません。

サン マルコ寺院 寺院・教会

写真にきりがない

サン マルコ寺院 寺院・教会

床も綺麗だし

サン マルコ寺院 寺院・教会

フラッシュは炊いていないしどこからの明かりなのか。

サン マルコ寺院 寺院・教会

この金色は寄進で作られたのか。ため息交じりにあちこちを見て回ります。

サン マルコ寺院 寺院・教会

世界中の人がこの景色にボーっとしてるようです。

サン マルコ広場 広場・公園

時計なのかな？

サン マルコ時計塔 博物館・美術館・ギャラリー

来るときは風雨の中で見るゆとりがなかったけど、あんな高い塔の上のモニュメント。

誰かしら？

宮殿の中も見学はできますが、それほど興味が無いし調べたときに宮殿と他の施設のセット券しか見当たらなかったし外側だけ。日程が１日のみなのですべてを見るのは不可能です。

ドゥカーレ宮殿 城・宮殿

修復工事があちこちでされています。

ドゥカーレ宮殿 城・宮殿

ふと気が付けばため息橋です。橋の上で写真撮っている人がいなければ見落としてしまうほどの場所です。

ため息橋 建造物

対岸のあそこに行きたいんだけど何処からバポレットが出るか分からない。他の船着き場であそこに行きたいって翻訳を見せると番号言われるんだけど、そこに行くともっと向こうだと言われ、ウロウロ。なんでやねんって感じになります。

やっとバポレットを見つけて対岸に向かえます。

教会は無料で入れます。中で展示会をやっていました。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

誰の作品かは分かりませんが。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

パイプオルガンが奥に鎮座しています。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

ティントレットのマナの天降。ティントレットっていう名前もこの旅を計画するまで知らなかった。頭の片隅に聞いたことあるかしらんって感じです。しかし迫力です。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

ティントレットの最晩年の作品『最後の晩餐』がある。私が見たいのはミラノのダビンチの最後の晩餐ですが。これは初めて見る斜めの構図で興味深いですね。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

最初の目的は鐘楼に登って対岸からサンマルコ寺院とかを眺めることです。鐘楼に登るには現金で８ＥＵＲＯ必要でした。こちらも値上げされていますね。エレベーターは４人しか乗れなくなっていて、四隅に立ち位置書かれてました。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

生憎のお天気ですが。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

ベネチアが島の集合体なのが良く分かる

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

さっきまでいたドゥカーレ宮殿が見えます。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

四方を眺める鐘楼はあまり知られていないのか、ゆっくり眺められますね。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

たくさんの船が行きかいます。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

片側はヨットハーバーになっているようです。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

雨も止んで、強風はまだ吹いてはいますが、やっとベネチアに来たって感じが沸いてきます。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

この島の大半が教会だということなのでこの下にあるのも教会の施設なんでしょうね

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

こうして写真にすると大きな島のようですが小さな島です。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

中庭にある植え込みが面白い。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

こちらは迷路のようですね。教会のお庭が遊び心に溢れています。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

鐘楼を降りて近くで絵を見ようと思うと光ってよく見えません。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

反対側の絵の下から見るくらいが丁度よさそうです。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

天地創造なのかなと勝手に思ったりしながら教会の中をウロウロ。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

裏手に有ったサンジョルジョカフェで一休みです。２ＥＵＲＯのアメリカーノは温かい。雨と強風ですっかり冷えた体に沁みます。一角はお土産物売ってたので教会の一部なんでしょう。カップもかわいい。お席は埋まっていて立ち飲みでしたけど。

鐘楼から見えたヨットハーバー。色んな国の船が停まっていました。

さて、本島に戻ってお散歩です。島の中は本当に迷路のようで細い道を右に左に橋を登って降りての繰り返しです。しっかり歩ける靴が必要とネットに書かれていたのが良く分かります。

カモメだと思うんだけど、水かきも有るし。

あちこちで鳩のように餌を探してる感じがカモメじゃないの？ちょっと大きいので沢山いると怖いかな。

連れの大失敗はヨーロッパにｉＰｈｏｎｅの充電コードを忘れたってこと。世界の主流はアンドロイドで特にヨーロッパはアンドロイドが多いからｉＰｈｏｎｅのコードを探すのは難しい。ここで見つけて購入。（しかしながら接触が今一つだったようです。）他の客はＳＩＭの購入に来てる人が多かった。

なんだか教会の前に大勢の人。

結婚式だ。アップするまでに時間が掛かって出川哲朗の出演していた番組でもここで結婚式に遭遇していました。見ながら連れと「あーここだよね」と既に懐かしい思いです。

大人たちがシャボン玉に夢中に見える。

何処を見ても写真に収めたくなる。

お腹が空いたので目についたこちらに入ってみます。

Osteria Ae Cravate 地元の料理

ランチメニューです。中で出されたメニューには載っていなかったけど。太っちょのマネージャーなのか店主なのかが話しかけてきて日本人かと聞かれて知っている日本語を披露されました。こんな時には語学力のなさが悲しい。

Osteria Ae Cravate 地元の料理

私のチョイスはカルボナーラスパゲッティ。この旅の中で一番美味しかった料理。好みの問題は有るけど。
余談ですがトイレを借りて入ると男女とも便座のないタイプ。ヨーロッパではよくあるけど一瞬たじろぎますよね。初旅行の際には覚悟してトイレに入って下さいね。除菌シートと便座シートは必須。もしくは現地の方のように浮かせて使うかです。（笑）

Osteria Ae Cravate 地元の料理

カプレーゼ。チーズでワインが良いよね。１８ＥＵＲＯのコースにグラスワインを頼んで席料など込みで二人で５６ＥＵＲＯでした。

Osteria Ae Cravate 地元の料理

Ｏｓｔｅｒｉａ　Ａｅ　Ｃｒａｖａｔｅの前にあったお土産物屋マスクの小さいものとか並べています。場所によって多少値段の差はあるようです。お土産に買うなら要注意ですね。

船から見上げたリアルト橋にやって来ました。

リアルト橋 建造物

雨も上がってゴンドラに乗る人も増えて来ました。

リアルト橋 建造物

橋の階段と向こうの商店に溢れる人々。マスクも無くコロナ前のようです。

リアルト橋 建造物

散歩に戻ります。カラフルな家が多いですね。本当は連れがブラーノ島に行きたいと言っていたのでもっとカラフルな街並みが観れた筈だったんですが何だかお疲れだそうで行きませんでした。

あちこちで壁に書かれた案内板を見かけました。これを頼りに島を歩くようです。本当にベネチアの中は細い路地が多くてホテルに戻るには右・左・右、橋を渡ってまた左みたいに迷路の中を歩くようです。この橋の階段が足にきます。

駅前の大きな橋。これより昨日到着したときのローマ広場から駅までの方が、ため息の出るような橋でしたね。スーツケースも有ったし、雨だったし。

スカルツィ橋 建造物

いったんホテルに戻って休憩します。一休みしてから夜の観光に出発です。

ホテル ベル エポック ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• トゥーバーズさん 2022/11/08 12:52:33

  賑わってますね！

  こんにちは！ぽむさま
  ベネツィア、写真で見ると、コロナ明けでも観光客もたくさんおられたみたいで、賑やかな様子ですね。
  私もヨーロッパ行きたいですが、なかなか機会を作れないのでヤキモキしています。イタリアとっても羨ましいです！やっぱり街をプラプラすると楽しいですよね。カルボナーラも美味しそうですし。続きを楽しみにしています。

  ぽむさん からの返信 2022/11/08 22:26:43

  Re: 賑わってますね！

  こんばんは。トゥーバーズさん
  いつも旅行記読んでいただいてありがとうございます！
  ベネチアもフィレンツェも観光客いっぱいいました。日本とは大違いのイタリアに最初は躊躇していたんですが、最後には交通機関でもマスクするのを忘れたりしながら旅を楽しみました。早くコロナ前のような旅が楽しめると良いですね。観光名所もたくさん見たいんですがシニアの旅は街並みを楽しむのも旅の楽しみ方かと思いなおしたり。アップするまで時間が掛かってしまいますが気長に待っていてください。