2019/09/13 - 2019/09/13
36位(同エリア568件中)
ノーーウォリーズさん
- ノーーウォリーズさんTOP
- 旅行記230冊
- クチコミ16件
- Q&A回答114件
- 583,073アクセス
- フォロワー89人
2019年9月上旬の約2週間、カナダのユーコン準州・アラスカ州南東部・カナディアンロッキーを旅してきました。この旅行記で挑戦するのはカナディアンロッキーでスクランブリングと呼ばれる中級者登山のランドル山 Mt Rundle (標高2949m)に登頂する事です。ランドル山はバンフの街のすぐ南側にあり一般観光客は街から眺める有名な山ですが、実は登頂することもできるのです。
カナディアンロッキー滞在4日間は天気に恵まれず、当日になって雨が降っていない場所を車で探すという感じでした。まず行きたい場所を大体決めて、もし雨で楽しめない場合は別の場所に変更できる様にプランB・プランCを用意します。カナディアンロッキーは広く山を一つ越えると天気が結構違ったりするので、天気予報と当日の天気を見ながら柔軟に旅をします。またトレッキングでは熊に注意が要ります。熊を完璧に避けるのは難しいですが、ビジターセンターで熊出没情報を確認しましたが。。熊の気配をすぐ近くに感じながらの恐怖のトレッキングとなります。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
カナディアンロッキー3日目、早朝にまず向かったのはヨーホー国立公園の北側タカカウ滝 Takakkaw Falls。標高差400mの大きな滝、たくさん水飛沫を浴びます。ここまでは車で簡単に来られます。
タカカウ滝 滝・河川・湖
-
この滝の近くからアイスライントレイル Iceline Trailがあり、前回の旅行記と同じく氷河のすぐ近くまで歩く計画です。しかしトレイル入口にはクマ出没警告の看板が。ベアースプレーを持っておらずリスクが高すぎるために残念ながらここは諦めます。
https://www.pc.gc.ca/en/pn-np/bc/yoho/bulletins/31387ae0-bd33-4a2f-b091-542d0f606e19
バンフのビジターセンターには最近クマ出没したトレイル一覧が貼り出されているので、トレッキング前に確認することをお勧めします。以下リンクの各公園のブルチンから主な事項は確認できますが、これが全てではないです。結構沢山のトレイルでクマが出没しています。
https://www.pc.gc.ca/en/pn-np/ab/banff/visit/faune-wildlife/zonefermee-areaclosures -
プランBとして向かったのは、ヨーホー国立公園の南側にあるオハラ湖 Lake O'Haraの入口。9月中旬は紅葉が綺麗です。しかし本日は雨が降っており山は雲に覆われて天候も悪いです。実は雨が降っているからここに来てみたのです。
-
オハラ湖へのシャトルバスは予約制で、1日に数往復しか運行しておらず入場者数は非常に限定されます。毎年3月の宝くじ並みの抽選会に当選しないと入れない大人気のスポットです(もしくは予約なしで片道11Km歩いて入れます)。予約はありませんが、悪天候なのでキャンセル待ちに賭けてみますが、、やはりダメです。予約した全員が集まった様です。
https://www.pc.gc.ca/en/pn-np/bc/yoho/activ/randonnee-hike/ohara/visitオハラ湖 滝・河川・湖
-
これが天気予報、今日も明日も雨です。カナディアンロッキーで雨が降るとする事がありません。下のバンフの予報は本日のみ僅かに晴れマークが見られます。それに賭けてバンフへと向かう事にします。
カナディアンロッキーでは山の向こう側は晴れていたり少し移動するだけで天気がよく変わります。また上述の通りクマ出没もありますので、トレッキングは予定通りには行きません。ひとつのプランに絞らず沢山の予備プランを用意しています。 -
プランCのバンフに到着です。バンフは快晴、、ではなくこの写真は2日前の晴れの日に撮った写真です。これはカスケードマウンテン Cascade Mountain (標高2998m)。バンフの街のすぐ北側に高く聳える山でバンフに来た観光客は必ず見る山ですが、実はこの山に登頂可能なのです。
-
バンフの街の南側に聳えるマウントランドル Mt Rundle (標高2949m)。この山にも登頂可能です。観光ガイドブックには麓の初心者向けトレッキングしか載っていませんが、山頂まで登る中級者向けスクランブリングが別に存在します。これらバンフのツインピークスとマウントテンプル(標高3543m)が中級者向けスクランブリングです。スクランブリングとは「手を使って急な地形を歩く」ことです。
-
バンフの街です。ビジターセンターに行き、クマ出没警告や降雪予報がないかを確認します。9月中旬は山登りの最終シーズンで、年によってはバンフの街中でも雪が降る時期です。
観光案内所 (バンフ) 散歩・街歩き
-
これが3日目の登山当日朝に見たランドル山、この日3000m程の高さに雲がありカスケードマウンテンは山頂だけ雲に隠れていましたが、49m低いランドル山は山頂までクリアに見えて積雪もないので、本日はランドル山に登る事を決めます。なお無計画ではなく本来翌日に登る予定で旅をプランしています。雨の為に順番を入れ替えただけです。
-
これはランドル山の登山マップ。片道5.5kmですが標高差は1577mと物凄い急坂で岩に張り付いて登ることからスクランブリングと呼ばれます。
Source: https://www.pc.gc.ca/en/pn-np/ab/banff/activ/escalade-scrambling/rundle -
バンフの郊外には野生動物が見られます。という事はクマもいるはず。。ちなみにクマに襲われた時の武器であるベアースプレーは、ビジターセンターで$50ほどで売られていましたがレンタルは無し。迷いましたが、クマ出没警告は無いし他に登る人は結構いるはずなので結局は買いませんでした。
-
ランドル山の登山口は、有名なフェアモントホテルのすぐ東側にあるゴルフコースの隅から始まります。右側にはお城の様なフェアモントホテルが見えます。最初は泥道ですが脇の芝生の上を歩けば問題ないです。ゴルフコースを離れると歩きやすい平坦な未舗装道を歩きます。
-
この看板が見えたら左折して狭いトレイルに入ります。この先は一本道で道に迷う事はないと思います。ここから山への登りが始まります。
-
ジグザグのトレイルは徐々に急坂となり、その後はジグザグもなくなり直登の土の急坂を滑りながら登ります。体力的にキツイですが、クマにも気を配らなければいけません。森の中に何かが居る気配を感じます。クマかどうかは不明ですが立ち止まって物音を立ててこちらの存在を知らせます。そこに通りかかった登山者がベアースプレーを持っていてしばらく同行してもらう事で危機を脱出。結局クマが居たかは分からず。
-
高度を上げると森は無くなり、土から石の路面に変わります。どちらも急斜面で、滑りやすいです。ここから手を使って岩を登るスクランブリングの開始です。
-
ちょうど天候が回復しており晴れ間に虹が現れます。しかし周りの山は雲に覆われており晴れているのはここだけです。この日ベストの山だったでしょう。向こうの山の左側の縦線はサルファー山 Sulphur Mountainのゴンドラです。頂上に見える展望台の高さ2285mを既に超えています。
-
山頂は見えてきましたが、この登りは永遠にも感じます。登山靴が裂けてまともに歩けない状態で下山する人を見かけます。帰りに彼には会わなかったので無事下山できた様ですが。スクランブリングには丈夫なブーツとグローブは必須です。
-
浮き石が多くて滑りながら少しずつ登ります。先を登っているのは先ほどベアースプレーの件で一緒に行動した彼らですが、ここでは彼らからの落石に注意が必要です。一度”Rocks!!”と叫ばれます。幸い落石は途中で止まりましたが。自分より下に登山者が居て自分が石を落としたら”Rocks!!”と叫んで注意喚起をします。
-
山頂付近にて、バンフの街並みが山の左側に遥か下に見られます。標高差1500mを自らの足で登ってきたのです。東京タワーを4回以上登った計算です。
-
山の右側は大きく開けた光景が見えて、幸いにも晴れ間が見えます。しかし周りの山々は雲に覆われて恐らく雨でしょう。向かい側に見える僅か49m高いカスケードマウンテン(標高2998m)の山頂も雲に覆われています。こちら側はぎりぎり雲の下で、雲に触れそうな位近いです。
-
ランドル山の頂上(標高2949m)に到着。素晴らしい眺め!山に丁度隠れていますが、すぐ下の北側にはバンフの街並みがあります。東側は断崖絶壁です。頂上で休憩していると高山病の様な目眩を感じます。
-
帰りは元を来た道を引き返します。トレッキングポールがあると下りは楽です。本日この山に登ったのは10数人でしょうか、岩場で諦めて引き返す人も結構見られます。
-
なんとか無事に下山した瞬間、最大の恐怖に迎えられます。なんとバンフのゴルフ場にクマの大きなフンが!ベリーの実がフンに混じっていてクマの落とし物である事は間違い無いです。朝にはなかったはず。。9月は冬眠前のクマが活発になる時期なので、バンフ近郊でも十分に注意が要ります。
-
ランドル山へは登り4時間弱、降り3時間半の所要時間です。バンフアッパー温泉 Banff Upper Hot Springsへ向かい温泉で登山の疲れをとります。
-
温泉というより温水プールの雰囲気です。お湯もぬるめで水着着用。サルファー山の麓にあるので天然温泉の硫黄の匂いがするかと期待しましたが、無色無臭のお湯です。向こうに見えるのは先ほどまで登っていたランドル山。あんな高い山に登頂したという達成感を感じながらお湯に浸かります。
この日カナディアンロッキーの多くの場所で雨でしたが、ピンポイントでランドル山のみ雨は降りませんでした。1日中雲の動きもなく山頂はいつもクリアでした。天気予報が雨でも車でいくつかの山を周ると、登れそうな山があるかも知れません。柔軟な予定でトレッキングのプランを立てる事をお勧めします。アッパー温泉 温泉
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2019 北米北西部の北極圏に近い秘境を廻る旅
-
前の旅行記
カナディアンロッキーで消滅危機の氷河を歩く (Icewalk on retreating Athabasca...
2019/09/11~
カナディアンロッキー
-
次の旅行記
ローマ教皇が謝罪、カナダ先住民の残された文化を探しにカナダ縦断 (Search Indigenous cul...
2019/09/15~
バンクーバー
-
夏のユーコンを満喫 オーロラ・紅葉・カヌー・ゴールドラッシュ跡 (Fascinating wildness,...
2019/08/31~
ホワイトホース
-
デンプスターハイウェイを縦断してカナダ最北の北極海へ (Dempster Hwy to Canada's A...
2019/09/02~
ノースウェスト準州
-
世界最大の氷原とカナダ最高峰ローガン山 (World largest icefield & Canada's...
2019/09/05~
ユーコン準州
-
個人旅行で行く快晴のアラスカ インサイドパッセージ (Beautiful days in Alaskan I...
2019/09/08~
ジュノー
-
カナディアンロッキーで消滅危機の氷河を歩く (Icewalk on retreating Athabasca...
2019/09/11~
カナディアンロッキー
-
雨と熊を避けながらバンフ約3000m峰マウントランドルを登頂 (Scrambling Mt Rundle)
2019/09/13~
バンフ
-
ローマ教皇が謝罪、カナダ先住民の残された文化を探しにカナダ縦断 (Search Indigenous cul...
2019/09/15~
バンクーバー
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
バンフ(カナダ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2019 北米北西部の北極圏に近い秘境を廻る旅
0
25