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伏見稲荷大社へ行った後は東福寺へ行きました。<br /><br />東福寺は「通天橋から見る紅葉」と「方丈庭園」が有名です。<br /><br />京都出身の私は京都の有名観光地へはかなり行っているのですが、伏見稲荷大社と共に東福寺へは行ったことがありませんでした。<br />それで今回、初めての東福寺を楽しみにしていました。<br /><br />紅葉の季節には大変な人出になるという東福寺もこの時期はがらんとして、通天橋や方丈庭園をゆっくり見て回ることができました。<br /><br /> ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~<br /><br /><旅行のスケジュール><br />          ★印がこの旅行記で取り上げた場所です。<br /><br />9月5日(月) 新幹線のぞみ209(東京8:21発)で京都へ <br />        伏見稲荷大社<br />       ★東福寺        <br />        <星のや京都泊><br />              <br /><br />9月6日(火) 渡月橋<br />        天龍寺<br />        竹林の道<br />        大河内山荘            <br />        新幹線のぞみ236号(京都16:30発)で東京へ<br />

京都への旅<2> 東福寺

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2022/09/05 - 2022/09/05

1544位(同エリア3726件中)

旅行記グループ 京都への旅

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ニッキー

ニッキーさん

伏見稲荷大社へ行った後は東福寺へ行きました。

東福寺は「通天橋から見る紅葉」と「方丈庭園」が有名です。

京都出身の私は京都の有名観光地へはかなり行っているのですが、伏見稲荷大社と共に東福寺へは行ったことがありませんでした。
それで今回、初めての東福寺を楽しみにしていました。

紅葉の季節には大変な人出になるという東福寺もこの時期はがらんとして、通天橋や方丈庭園をゆっくり見て回ることができました。

 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

<旅行のスケジュール>
     ★印がこの旅行記で取り上げた場所です。

9月5日(月) 新幹線のぞみ209(東京8:21発)で京都へ 
        伏見稲荷大社
       ★東福寺        
        <星のや京都泊>
              

9月6日(火) 渡月橋
        天龍寺
        竹林の道
        大河内山荘            
        新幹線のぞみ236号(京都16:30発)で東京へ

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
新幹線 JRローカル 私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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  • 伏見稲荷大社へ行った後、JRで一駅、東福寺へやって来ました。<br /><br />北大門から山内へ入ると、塔頭(たっちゅう)案内図がありました。<br />この案内図は下が北になっているため、最初ちょっと戸惑いました。<br />しげしげと眺めて、これから行く道をチェック。<br />

    伏見稲荷大社へ行った後、JRで一駅、東福寺へやって来ました。

    北大門から山内へ入ると、塔頭(たっちゅう)案内図がありました。
    この案内図は下が北になっているため、最初ちょっと戸惑いました。
    しげしげと眺めて、これから行く道をチェック。

  • 東福寺の塔頭寺院は全部で25あるそうです。<br /><br />こちらはその一つ、霊源院です。<br />門から見えるお地蔵様がかわいい。<br />

    東福寺の塔頭寺院は全部で25あるそうです。

    こちらはその一つ、霊源院です。
    門から見えるお地蔵様がかわいい。

  • それぞれの寺院の門前や庭は美しく整えられています。<br />

    それぞれの寺院の門前や庭は美しく整えられています。

  • 栗棘庵(りっきょくあん)。<br /><br />私の祖父が生前、京都のお寺の塔頭の住職をしていたため、子どもの頃はお寺に遊びに行ってあちこち冒険するのが楽しみでした。<br />泊まった際は、早朝のお勤めの太鼓の音で目覚めたものです。<br />

    栗棘庵(りっきょくあん)。

    私の祖父が生前、京都のお寺の塔頭の住職をしていたため、子どもの頃はお寺に遊びに行ってあちこち冒険するのが楽しみでした。
    泊まった際は、早朝のお勤めの太鼓の音で目覚めたものです。

  • 塔頭寺院の塀に囲まれた小路。<br />京都駅からすぐの場所だとは思えない静けさが漂っています。<br />

    塔頭寺院の塀に囲まれた小路。
    京都駅からすぐの場所だとは思えない静けさが漂っています。

  • 一華院(いっかいん)。<br /><br />うわー、この門!<br />祖父のお寺の門を思い出します。<br />こんなに立派な門ではありませんでしたけど、夜になると門扉を閉じて内側から横木をかけてロック、横の小さな木戸から出入りしたものです。<br />

    一華院(いっかいん)。

    うわー、この門!
    祖父のお寺の門を思い出します。
    こんなに立派な門ではありませんでしたけど、夜になると門扉を閉じて内側から横木をかけてロック、横の小さな木戸から出入りしたものです。

  • 中をのぞき込んでみました。<br />造りは違うけれど、雰囲気は似ています。<br />祖父のお寺も石畳が玄関まで続き、特別なお客様用の玄関と、それとは別に家人や檀家さんが出入りする玄関がありました。<br />

    中をのぞき込んでみました。
    造りは違うけれど、雰囲気は似ています。
    祖父のお寺も石畳が玄関まで続き、特別なお客様用の玄関と、それとは別に家人や檀家さんが出入りする玄関がありました。

  • 屋根のある橋に来ました。<br />写真を撮っている人がいます。<br />

    屋根のある橋に来ました。
    写真を撮っている人がいます。

  • この橋は臥運橋(がうんきょう)と言います。<br /><br />実はこの臥雲橋を通りたくて、中大門へ回らず北大門から入って来たのです。<br />

    この橋は臥運橋(がうんきょう)と言います。

    実はこの臥雲橋を通りたくて、中大門へ回らず北大門から入って来たのです。

  • 臥雲橋からの眺めがこれ。<br />向こうに有名な通天橋が見えました。<br />紅葉の時期はすごい眺めになることでしょう。<br />

    イチオシ

    臥雲橋からの眺めがこれ。
    向こうに有名な通天橋が見えました。
    紅葉の時期はすごい眺めになることでしょう。

  • ズームしてみました。<br />通天橋と東福寺の方丈の屋根が見えます。<br /><br />臥雲橋の方は世間にそれほど知られていませんが、何気にここ、ベストビューポイントなのでは?<br />

    イチオシ

    ズームしてみました。
    通天橋と東福寺の方丈の屋根が見えます。

    臥雲橋の方は世間にそれほど知られていませんが、何気にここ、ベストビューポイントなのでは?

  • 橋の下は「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる谷になっていて、小さな流れがありました。<br />

    橋の下は「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる谷になっていて、小さな流れがありました。

  • 通って来た臥雲橋を振り返って。<br /><br />いいですね~、この雰囲気。<br />今は閑散としてるけれど、紅葉の時期にはここも人で一杯になるのでしょうね。<br />

    通って来た臥雲橋を振り返って。

    いいですね~、この雰囲気。
    今は閑散としてるけれど、紅葉の時期にはここも人で一杯になるのでしょうね。

  • 東福寺の塀が現れました。<br />

    東福寺の塀が現れました。

  • またまた案内図がありました。<br /><br />この地図では左が北になっています。<br />さっき見た案内図と向きが違うので、理解するのにちょっと時間がかかりました。<br />

    またまた案内図がありました。

    この地図では左が北になっています。
    さっき見た案内図と向きが違うので、理解するのにちょっと時間がかかりました。

  • 日下門(くさかもん)。<br />ここから東福寺の境内へ入って行きます。<br /><br />ガイドブックには駅から東福寺まで徒歩10分と書いてありましたが、私たちはゆっくり写真を撮りながら歩いていたため、駅から山内に入るまで10分、山内に入ってからここまでさらに15分ぐらいかかりました。(^-^;<br />

    日下門(くさかもん)。
    ここから東福寺の境内へ入って行きます。

    ガイドブックには駅から東福寺まで徒歩10分と書いてありましたが、私たちはゆっくり写真を撮りながら歩いていたため、駅から山内に入るまで10分、山内に入ってからここまでさらに15分ぐらいかかりました。(^-^;

  • 東福寺は臨済宗東福寺派の大本山です。<br /><br />日下門を入って見えた建物。<br />右手が禅堂、正面が本堂(仏殿)です。<br /><br />

    東福寺は臨済宗東福寺派の大本山です。

    日下門を入って見えた建物。
    右手が禅堂、正面が本堂(仏殿)です。

  • 本堂から通天橋の方へ渡り廊下が伸びています。<br />私たちは渡り廊下の左手にあった受付で「通天橋」と「方丈」の共通チケットを買いました。<br /><br />まずは通天橋へ向かいます。<br />

    本堂から通天橋の方へ渡り廊下が伸びています。
    私たちは渡り廊下の左手にあった受付で「通天橋」と「方丈」の共通チケットを買いました。

    まずは通天橋へ向かいます。

  • 渡り廊下は通天橋へとつながっています。<br /><br />傍らにはモミジの林。<br />地面は苔に覆われて、緑が美しい。<br /><br /><br />

    渡り廊下は通天橋へとつながっています。

    傍らにはモミジの林。
    地面は苔に覆われて、緑が美しい。


  • 通天橋へやって来ました。<br /><br />わぁ、ここがテレビでよく見る通天橋かぁ。<br /><br />紅葉の時期には大混雑になる通天橋は驚くほどすいていました。<br />

    イチオシ

    通天橋へやって来ました。

    わぁ、ここがテレビでよく見る通天橋かぁ。

    紅葉の時期には大混雑になる通天橋は驚くほどすいていました。

  • 通天橋からの眺め。<br /><br />向こうの建物はさっき通って来た「臥雲橋」です。<br />洗玉澗の谷の上に、通天橋とは平行にかかっています。<br />

    イチオシ

    通天橋からの眺め。

    向こうの建物はさっき通って来た「臥雲橋」です。
    洗玉澗の谷の上に、通天橋とは平行にかかっています。

  • 真下を見ると、谷を流れる三ノ橋川が見えました。<br />

    真下を見ると、谷を流れる三ノ橋川が見えました。

  • 新緑の頃のモミジを「青もみじ」などと呼んで紅葉と共に人気ですが、<br />9月初めのこの季節、葉の色が少し黄色味を帯びてきていて柔らかい印象。<br />これはこれで絶景です。<br />

    イチオシ

    新緑の頃のモミジを「青もみじ」などと呼んで紅葉と共に人気ですが、
    9月初めのこの季節、葉の色が少し黄色味を帯びてきていて柔らかい印象。
    これはこれで絶景です。

  • 通天橋には少し張り出した展望所があります。<br />

    通天橋には少し張り出した展望所があります。

  • ここから見える木のほとんどがカエデ、モミジの木みたいです。<br />これが一面に真っ赤になったら、みごとでしょうね。<br /><br />でも、紅葉の時期にはこんなにゆっくり観覧できないでしょう。<br /><br />

    ここから見える木のほとんどがカエデ、モミジの木みたいです。
    これが一面に真っ赤になったら、みごとでしょうね。

    でも、紅葉の時期にはこんなにゆっくり観覧できないでしょう。

  • 臥雲橋と反対側には「方丈」の建物が見えました。<br />

    臥雲橋と反対側には「方丈」の建物が見えました。

  • 渡り廊下は通天橋から先へ、なおも続いています。<br />

    渡り廊下は通天橋から先へ、なおも続いています。

  • 境内図によると、この先には開山堂があるはずです。<br />庭を眺めながら、さらに奥へと進みました。<br />

    境内図によると、この先には開山堂があるはずです。
    庭を眺めながら、さらに奥へと進みました。

  • 緩やかな石段を上った先に、楼門がありました。<br /><br />暑い中、木の手入れをしている植木職人さんがいました。<br />ご苦労さまです。<br />庭を美しく保つためには、絶えず手入れが必要なんですよね。<br />私もマンションガーデニングクラブで花壇の世話をしているからわかります。<br />

    緩やかな石段を上った先に、楼門がありました。

    暑い中、木の手入れをしている植木職人さんがいました。
    ご苦労さまです。
    庭を美しく保つためには、絶えず手入れが必要なんですよね。
    私もマンションガーデニングクラブで花壇の世話をしているからわかります。

  • 楼門をくぐると、正面に「開山堂」がありました。<br />鎌倉時代に東福寺を開山した禅僧、聖一国師(しょういちこくし)をお祀りしています。<br />

    楼門をくぐると、正面に「開山堂」がありました。
    鎌倉時代に東福寺を開山した禅僧、聖一国師(しょういちこくし)をお祀りしています。

  • 開山堂は中央部分が二層になっているのが目を引きます。<br />

    開山堂は中央部分が二層になっているのが目を引きます。

  • 丸く刈り込まれたサツキなどの低木、スイレンの池、庭石・・・<br /><br />ここのお庭がまた素敵です。<br />

    丸く刈り込まれたサツキなどの低木、スイレンの池、庭石・・・

    ここのお庭がまた素敵です。

  • 開山堂の左手には「普門院」という建物がありますが、修復中でした。<br />工事完成は2022年とのこと。<br />えっ?2022年って今年じゃないですか?<br />今年中には工事が終わるってこと?<br />残念、もう少しのところで見損ねました。<br /><br />普門院は東福寺建立以前に聖一国師が住居としていた建物だということです。<br /><br />石畳の反対側、池のある庭とは対照的に、こちらの庭は砂利で模様を描いたモダンな庭になっていました。<br />

    開山堂の左手には「普門院」という建物がありますが、修復中でした。
    工事完成は2022年とのこと。
    えっ?2022年って今年じゃないですか?
    今年中には工事が終わるってこと?
    残念、もう少しのところで見損ねました。

    普門院は東福寺建立以前に聖一国師が住居としていた建物だということです。

    石畳の反対側、池のある庭とは対照的に、こちらの庭は砂利で模様を描いたモダンな庭になっていました。

  • 開山堂側から見た楼門。<br />

    開山堂側から見た楼門。

  • もう一度、通天橋からの眺めを見ながら戻ります。<br />

    もう一度、通天橋からの眺めを見ながら戻ります。

  • 紅葉の時期ではないけれど、美しい黄緑色のグラデーションが見られました。<br /><br />満足です。<br />

    紅葉の時期ではないけれど、美しい黄緑色のグラデーションが見られました。

    満足です。

  • 通天橋から続く渡り廊下では布、かざぐるま、風鈴で特別な飾り付けがされていました。<br />「京の涼さがし」というイベントの一環で、「この夏だけの京の風をお楽しみください」とのこと。<br />この日は暑く、「京の涼」「京の風」どころかかざぐるまは一ミリも回っておらず、風鈴はチリンとも鳴っていませんでした。(^^;<br />千葉から来ると、京都はやっぱり暑いです。<br />

    通天橋から続く渡り廊下では布、かざぐるま、風鈴で特別な飾り付けがされていました。
    「京の涼さがし」というイベントの一環で、「この夏だけの京の風をお楽しみください」とのこと。
    この日は暑く、「京の涼」「京の風」どころかかざぐるまは一ミリも回っておらず、風鈴はチリンとも鳴っていませんでした。(^^;
    千葉から来ると、京都はやっぱり暑いです。

  • 次は「方丈庭園」を見に行きます。<br /><br />正面の建物は庫裏(くり)。<br />ここの入口から入ります。<br />さっき共通券を買ってあるので、ここではチケットを見せるだけ。<br />靴を脱いで上がります。<br />

    次は「方丈庭園」を見に行きます。

    正面の建物は庫裏(くり)。
    ここの入口から入ります。
    さっき共通券を買ってあるので、ここではチケットを見せるだけ。
    靴を脱いで上がります。

  • ここで書き置きタイプの御朱印をいただきました。<br /><br />「大仏寶殿」と「通天」の2種類から選べたので、迷いましたが、今通って来たばかりの「通天」の方をお願いしました。<br />

    ここで書き置きタイプの御朱印をいただきました。

    「大仏寶殿」と「通天」の2種類から選べたので、迷いましたが、今通って来たばかりの「通天」の方をお願いしました。

  • 庫裏から渡り廊下を通って方丈に入ります。<br /><br />方丈庭園は昭和の名作庭家、重森三玲(しげもりみれい)氏が手がけた庭で、方丈の東西南北に4つの庭があります。<br /><br />見学者は方丈の広縁や廊下を巡りながら東西南北の庭を順に見られるようになっています。<br />

    庫裏から渡り廊下を通って方丈に入ります。

    方丈庭園は昭和の名作庭家、重森三玲(しげもりみれい)氏が手がけた庭で、方丈の東西南北に4つの庭があります。

    見学者は方丈の広縁や廊下を巡りながら東西南北の庭を順に見られるようになっています。

  • こちらは「南庭」。<br />これは広い。<br />素敵です。<br />すっきりして空間をたっぷり取った枯山水の庭園になっています。<br />砂の渦を荒れた波に見たて、点在する大きな石は仙人が住むという島々を表しているそうです。<br />

    こちらは「南庭」。
    これは広い。
    素敵です。
    すっきりして空間をたっぷり取った枯山水の庭園になっています。
    砂の渦を荒れた波に見たて、点在する大きな石は仙人が住むという島々を表しているそうです。

  • 広縁に腰を下ろして、しばし眺めました。<br /><br />この時の見学者はちらほら。<br />人の入らない写真がいとも簡単に撮れました。

    広縁に腰を下ろして、しばし眺めました。

    この時の見学者はちらほら。
    人の入らない写真がいとも簡単に撮れました。

  • 左手の建物はさっき入る時に通って来た庫裏(くり)です。<br /><br />

    左手の建物はさっき入る時に通って来た庫裏(くり)です。

  • 庫裏の屋根の軒先にユーモアたっぷりの飾り瓦が。<br /><br />飛び跳ねる獅子ですね。<br />

    庫裏の屋根の軒先にユーモアたっぷりの飾り瓦が。

    飛び跳ねる獅子ですね。

  • 右手の隅では砂利が斜めにカットされ、苔で覆われた築山があります。<br />一本だけ松の木が立っているのがなんとも言えません。<br /><br />空間の美とでもいうのでしょうか?<br />もし私が庭を作ったら、何本も木を植えてしまいそうです。<br />

    右手の隅では砂利が斜めにカットされ、苔で覆われた築山があります。
    一本だけ松の木が立っているのがなんとも言えません。

    空間の美とでもいうのでしょうか?
    もし私が庭を作ったら、何本も木を植えてしまいそうです。

  • 廊下を曲がると西庭がありました。<br />これはまた思い切ったデザインです。<br />

    廊下を曲がると西庭がありました。
    これはまた思い切ったデザインです。

  • サツキの刈り込みで作った市松模様がモダンです。<br /><br />非対称なのも面白い。<br />

    サツキの刈り込みで作った市松模様がモダンです。

    非対称なのも面白い。

  • パンフレットにはサツキの木にピンクの花がびっしり咲いた写真が載っていました。<br /><br />花が咲くと、がらっと趣が変わることでしょう。<br />

    パンフレットにはサツキの木にピンクの花がびっしり咲いた写真が載っていました。

    花が咲くと、がらっと趣が変わることでしょう。

  • ここの廊下からは通天橋が見えます。<br /><br />さっき通天橋から見えていたのは、方丈のこの辺りだったのですね。

    ここの廊下からは通天橋が見えます。

    さっき通天橋から見えていたのは、方丈のこの辺りだったのですね。

  • 西庭と北庭の間には「通天台」と呼ばれる舞台のような場所がありました。<br /><br />昔は「洗玉澗」の紅葉を眺めながら茶会でも開いたのでしょうか?<br />

    西庭と北庭の間には「通天台」と呼ばれる舞台のような場所がありました。

    昔は「洗玉澗」の紅葉を眺めながら茶会でも開いたのでしょうか?

  • 「通天台」の隣には茶室のような小さな建物がありました。<br />ここからお茶を運んだのかもしれません。<br />

    「通天台」の隣には茶室のような小さな建物がありました。
    ここからお茶を運んだのかもしれません。

  • 次は北庭。<br />こちらも市松模様がモチーフになっています。<br /><br />これこれ、私が最も見たかった庭です。<br />私の中では、東福寺と言えば通天橋よりむしろこの「市松模様の庭」のイメージだったのです。<br />

    イチオシ

    次は北庭。
    こちらも市松模様がモチーフになっています。

    これこれ、私が最も見たかった庭です。
    私の中では、東福寺と言えば通天橋よりむしろこの「市松模様の庭」のイメージだったのです。

  • いいですね~♪<br /><br />斜めから見た時と正面から見た時で印象が変わります。<br />苔の生育具合によっても予想外のおもしろい味わいが出ますね。<br />苔はウマスギゴケというそうです。<br />

    イチオシ

    いいですね~♪

    斜めから見た時と正面から見た時で印象が変わります。
    苔の生育具合によっても予想外のおもしろい味わいが出ますね。
    苔はウマスギゴケというそうです。

  • 敷石を所々抜いているのは計算されたものなのでしょうか?<br />非連続の効果を狙ったものなら、作庭家のセンスを感じます。<br />私だったら全部市松模様に敷き詰めちゃいそう、なんて思いながら見ました。<br /><br />もっとも、敷石を抜いた所に苔が盛り上がっているのは作庭家も想定外だったかもしれません。<br />

    敷石を所々抜いているのは計算されたものなのでしょうか?
    非連続の効果を狙ったものなら、作庭家のセンスを感じます。
    私だったら全部市松模様に敷き詰めちゃいそう、なんて思いながら見ました。

    もっとも、敷石を抜いた所に苔が盛り上がっているのは作庭家も想定外だったかもしれません。

  • 後ろの植え込みとの調和も美しいです。<br /><br />東福寺で一番見たかったお庭が見られて良かった。<br />私の憧れ地図がまた一つ埋まりました。

    後ろの植え込みとの調和も美しいです。

    東福寺で一番見たかったお庭が見られて良かった。
    私の憧れ地図がまた一つ埋まりました。

  • お寺の木の床というのは、滑らかながら適度にでこぼこしていて足裏に気持ちのいいものです。<br /><br />また廊下を曲がって・・・

    お寺の木の床というのは、滑らかながら適度にでこぼこしていて足裏に気持ちのいいものです。

    また廊下を曲がって・・・

  • 最後に東庭です。<br />7つの石の円柱で北斗七星を表現しているのだそうです。<br /><br />石が4つしかない、数が足りないと思ったら・・・<br />

    最後に東庭です。
    7つの石の円柱で北斗七星を表現しているのだそうです。

    石が4つしかない、数が足りないと思ったら・・・

  • 廊下から身を乗り出して見ると、確かに7つの石柱がありました。(^.^)<br /><br /><br /><br />由緒あるお寺にモダンな庭というのも、結構合うものですね。<br />まったく違和感がありません。<br /><br />どの庭が好きかと聞かれたら、私は南庭が好きです。<br /><br />でも、どの庭に関心があるかと聞かれたら、だんぜん北庭です。<br />自分でも作れそうなシンプルさと、苔の成長によって眺めが変化していく面白さがありますから。<br />

    廊下から身を乗り出して見ると、確かに7つの石柱がありました。(^.^)



    由緒あるお寺にモダンな庭というのも、結構合うものですね。
    まったく違和感がありません。

    どの庭が好きかと聞かれたら、私は南庭が好きです。

    でも、どの庭に関心があるかと聞かれたら、だんぜん北庭です。
    自分でも作れそうなシンプルさと、苔の成長によって眺めが変化していく面白さがありますから。

  • 方丈を出て、最後に三門と本堂を見に行きました。<br /><br />三門(国宝)<br />この門、二層になっていて非常に大きいんです。<br />近くに立つと圧倒されます。<br /><br />室町時代の再建ですが、禅寺としては日本最古、最大の三門なのだそうです。<br /><br />この辺りに来ると、誰もいません。<br />この眺めを独り占めです。<br />

    方丈を出て、最後に三門と本堂を見に行きました。

    三門(国宝)
    この門、二層になっていて非常に大きいんです。
    近くに立つと圧倒されます。

    室町時代の再建ですが、禅寺としては日本最古、最大の三門なのだそうです。

    この辺りに来ると、誰もいません。
    この眺めを独り占めです。

  • 両脇には二階へ上がる階段があります。<br />上の層には数々の仏像が安置され、天井や柱には極彩画が描かれていて、今は入れませんが、特別公開されることもあるそうです。<br />

    両脇には二階へ上がる階段があります。
    上の層には数々の仏像が安置され、天井や柱には極彩画が描かれていて、今は入れませんが、特別公開されることもあるそうです。

  • 浴室(重要文化財)。<br />室町時代の建築(1459年)で、湯に浸かるタイプではなく、いわゆる蒸し風呂なんだそうです。<br />内部は公開されていません。<br /><br />

    浴室(重要文化財)。
    室町時代の建築(1459年)で、湯に浸かるタイプではなく、いわゆる蒸し風呂なんだそうです。
    内部は公開されていません。

  • 三門の向かいに建つ本堂。<br /><br />こちらは明治時代に焼失し、昭和になって再建された建築ですが、やはり堂々たる大きさです。<br />

    三門の向かいに建つ本堂。

    こちらは明治時代に焼失し、昭和になって再建された建築ですが、やはり堂々たる大きさです。

  • 開口部に黄色い光が見えます。<br /><br />出入口は閉まっていますが、格子の隙間から何か見えるかと行ってみました。<br />

    開口部に黄色い光が見えます。

    出入口は閉まっていますが、格子の隙間から何か見えるかと行ってみました。

  • 格子越しにのぞき込んでみると、ご本尊の釈迦如来像が祀られていました。<br />脇侍(きょうじ)を従えて釈迦三尊像の姿です。<br />四天王も一緒です。<br />

    格子越しにのぞき込んでみると、ご本尊の釈迦如来像が祀られていました。
    脇侍(きょうじ)を従えて釈迦三尊像の姿です。
    四天王も一緒です。

  • カメラをズームして見た釈迦三尊像と四天王像。<br />ライトアップされて闇の中に浮かび上がり、後ろの壁に光背の影が映って、ドラマチックな映像を見ているような神々しさでした。<br /><br />後で写真を見直してみたら、釈迦如来像の両脇の仏様の目が光っていました。<br />パソコンでご覧の方は写真を左クリックしてみてください。<br />わずかに見えるかもしれません。<br /><br /><br /><br /><br />行きたいと思いながら、長く来られなかった東福寺。<br />今回、願いが叶いました。<br />紅葉の時期ではありませんでしたが、その分、すいている東福寺が見られて良かったです。<br />

    カメラをズームして見た釈迦三尊像と四天王像。
    ライトアップされて闇の中に浮かび上がり、後ろの壁に光背の影が映って、ドラマチックな映像を見ているような神々しさでした。

    後で写真を見直してみたら、釈迦如来像の両脇の仏様の目が光っていました。
    パソコンでご覧の方は写真を左クリックしてみてください。
    わずかに見えるかもしれません。




    行きたいと思いながら、長く来られなかった東福寺。
    今回、願いが叶いました。
    紅葉の時期ではありませんでしたが、その分、すいている東福寺が見られて良かったです。

  • 帰りは来た時と違う道を通って駅へ向かうことにしました。<br />写真は雪舟が作った枯山水庭園があるという「芬陀院(ふんだいん)」の入り口です。<br /><br /><br /><br />疲れていなければ、塔頭寺院のお庭も見学したかったですが、暑い中、伏見稲荷大社、東福寺と歩き回ったので疲れました。<br /><br />宿泊は嵐山にある「星のや京都」です。<br />宿で夕食を頼んであるので、これぐらいで切り上げて宿へ向かうことにしました。<br /><br />次へ続きます。<br />

    帰りは来た時と違う道を通って駅へ向かうことにしました。
    写真は雪舟が作った枯山水庭園があるという「芬陀院(ふんだいん)」の入り口です。



    疲れていなければ、塔頭寺院のお庭も見学したかったですが、暑い中、伏見稲荷大社、東福寺と歩き回ったので疲れました。

    宿泊は嵐山にある「星のや京都」です。
    宿で夕食を頼んであるので、これぐらいで切り上げて宿へ向かうことにしました。

    次へ続きます。

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  • マリオットさん 2023/02/20 18:17:16
    緑の東福寺
    はじめまして、足跡から来ましたマリオットです。

    東福寺は紅葉で有名なため、秋に出かけました。写真も撮れない混雑と聞いていたのですが、コロナ過の落ち着いた頃に行ったため外国人がいなくてゆっくりと見学できました。

    それでも、緑の時期の少なさに比べると人数が違いますね。一面が緑紅葉と言うのも目に優しく感じます。

    紅葉のばかり巡っていたため、お庭は見ないまま他へ行ってしまいました。写真を見るとちょっと残念なことをしたなと思います。もう一度東福寺へ行って見たい気持ちになりました。

    ニッキー

    ニッキーさん からの返信 2023/02/20 21:45:48
    RE: 緑の東福寺
    マリオットさん、こんにちは。
    書き込みありがとうございます。
    四万温泉へ行くバスツアーを検討中で、マリオットさんの旅行記を参考にさせていただいてました。

    東福寺は紅葉の時期だけでなく、四季折々の良さがありますよね。
    マリオットさんは比較的すいている時期に紅葉をご覧になったとのこと。
    コロナ禍で観光しにくい時期ではあったものの、混み合う京都を観光するにはお互いラッキーな時期でしたね。

    東福寺のモダンなお庭は前から知っていて、一度見てみたいと思っていたのです。
    こぢんまりしたお庭ですが、シンプルな中にもおもしろみのあるデザインでした。

    閑散期だからでしょう、実は結婚写真の前撮りをやってました。
    東福寺のお庭を背景に結婚写真なんて、素敵ですよね。
    マリオットさんもまたの機会があれば、ぜひどうぞ。

ニッキーさんのトラベラーページ

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