2022/09/05 - 2022/09/05
958位(同エリア3724件中)
ニッキーさん
夫婦で一泊二日の京都旅行をして来ました。
実は宿だけは早くから決まっていました。
次男から「星のや京都」への宿泊をプレゼントしてもらい、コロナが収まってくることを期待して、半年以上も前に予約を入れてあったのです。
それなのに、第7波が来てどんどん増える感染者数。
それどころか、夏には自分たちもコロナにかかってしまいました。
一時はどうなることかと思いましたが、体も回復したことですし、思い切って行って来ました。
観光は自分たちの体力も考えながら、できるだけ移動が少ないように計画を立てました。
・一日目は京都駅周辺を観光。
・夕方、嵐山へ移動して「星のや京都」に宿泊。
・二日目は宿から近い嵐山・嵯峨野を観光。
・JRで京都駅へ移動して早めの新幹線で帰る。
私は生まれも育ちも京都です。
京都は私の故郷。
子供時代、学生時代の思い出がいっぱい詰まった特別な街です。
以前は息子たちを連れて毎年京都に里帰りしていましたが、今は実家もなく、久しぶりの京都になります。
京都へ帰る・・・懐かしさでいっぱいの旅になりました。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
<旅行のスケジュール>
★印がこの旅行記で取り上げた場所です。
9月5日(月)★新幹線のぞみ209(東京8:21発)で京都へ
★伏見稲荷大社
東福寺
<星のや京都泊>
9月6日(火) 渡月橋
天龍寺
竹林の道
大河内山荘
新幹線のぞみ236号(京都16:30発)で東京へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝は、午前6時前の高速バスに乗って東京駅まで来ました。
高速バスはあっちこっちへ寄ってお客さんをピックアップするため時間がかかりますが、家の近所からゆったり座って来られるのが何よりなんです。
東京8:21発、新幹線のぞみ209号で京都へ出発です。東京駅 駅
-
新幹線の中で朝食です。
東京駅改札内のグランスタ東京で買いました。
「紀ノ国屋アントレ」というお店です。
私のは手前の黒パン。
エビとブロッコリーのカフェサンドです。
ここのサンドイッチ、パンが美味しい。 -
車内販売のホットコーヒー。
今回の旅では交通系ICカードが活躍しました。
高速バスに始まって、駅のお店、車内販売、京都駅のロッカー、京都での在来線乗車、お土産・・・すべてSuicaで済ませました。 -
富士山の頭が見えました。
幸先いいです。
というのは、この時台風11号が接近していたので、天気が気がかりだったのです。
でも、お天気良さそう。
なんとか今日明日持ってくれと願いながらの出発でした。 -
10時半に京都駅に到着。
大きな荷物を預けます。
初めて使うキーレスロッカー。
鍵が無いので、取り出す時どうするのかが不安でした。
後でわかったことですが、タッチパネルで「取り出し」を選択、預ける時に使ったICカードをかざすと、ちょうど宅配ボックスから荷物を取り出す時のように、自分が預けたロッカーのドアがカチッと開いて簡単に取り出せました。
さ、身軽になって観光に出発~!京都駅 駅
-
最初の目的地は伏見稲荷大社です。
今は外国人に人気の高い観光地として有名ですが、昔は今ほどもてはやされておらず、私は行ったことがなかったのです。
驚いたのは交通の便の良さ。
稲荷駅までは京都駅からJR奈良線でたった5分。
しかも、駅を出たらすぐ前が神社なんです。
これは観光客も行きやすい。
一の鳥居は修復中?
覆いがかけられていました。伏見稲荷大社 寺・神社・教会
-
入り口脇にさっそく狐の銅像がありました。
躍動感たっぷりの狐。
金色の何かをくわえています。
稲穂みたいです。
稲荷神が五穀豊穣の神様だからですね。
尻尾の先にも金色の炎の玉のようなものがついています。 -
二の鳥居。
この日の人出は、人気の伏見稲荷にしてはすいている方だと思います。
新型コロナのため、今は外国人観光客が減ってるでしょうしね。
修学旅行の中学生が目立ちました。 -
狛犬の代わりに狐が守る楼門(重要文化財)。
ここ、伏見稲荷の写真でよく見る所ですよね。
人気の撮影ポインです。 -
説明看板によると、この楼門は豊臣秀吉の寄進により造られたそうです。
秀吉が稲荷大神に母、大政所(おおまんどころ)の病気平癒を祈願したところ母君が良くなったので、そのお礼として1589年に建てられたものとのこと。 -
近くで見ると狐の像は結構大きく、険しい顔をしていて迫力がありました。
向かって左の狐は房のついた鍵をくわえています。 -
向かって右の狐は玉をくわえていました。
-
弓を持って楼門を守る随身像。
紛らわしいですけど、向かって左側が若い右大臣。
お雛様と同じ、右大臣、左大臣の位置は本殿から見た方向なんですね。 -
向かって右側が年長の左大臣です。
-
楼門をくぐると美しい建物が目に飛び込んできました。
外拝殿(げはいでん)(重要文化財)です。 -
説明板によると、吊灯篭は黄道十二宮を表しているそうです。
黄道十二宮って星座みたいなものでしょうか?
神社にあるとは意外ですけど、たしかにサソリや魚の模様が見えます。 -
本殿(重要文化財)にお参り。
伏見稲荷大社は全国に3万社ある稲荷神社の総本宮なのだそうです。
ご利益はいろいろあるようですが、お稲荷さんだからここは率直に、「年金暮らしでもお金に困りませんように」とお祈りしました(笑)。 -
本殿前の狐。
ここのは金色の稲穂をくわえ、尻尾の先に炎の玉をつけたタイプです。 -
御朱印をいただきました。
朱印帳は重くて持って行っていなかったため、書き置きタイプのをもらいました。 -
神楽殿。
能舞台のような造りになっています。 -
本殿へのお参りを済ませたら、皆が向かう先は同じ。
千本鳥居です。
要所要所にこういったマップ絵が立ててあるので、わかりやすいです。
ただこのマップ、簡略化してあるため、距離は正確でないことが後でわかりました。(^-^; -
本殿の左手にある鳥居をくぐり、階段を上って行きます。
-
ここの鳥居前の狐(左)は巻物をくわえています。
-
絵になる対の石灯籠。
-
階段を上って曲がったら、また鳥居。
階段通路は直角に3度4度曲がります。 -
左手の建物は奥宮(重要文化財)。
この鳥居をくぐって左へ曲がると、鳥居のトンネルが現れます。 -
最初は思ったより大きい鳥居のトンネルでした。
-
鳥居の間隔も広めです。
人が少なくなのを待って写真を撮ってみました。 -
2列の小さな鳥居のトンネルが現れました。
いよいよここから千本鳥居が始まります。
「右側通行」
なるほど、いいアイデアですね。
ここでは皆写真を撮るから、順番待ちの人溜まりができていました。 -
ここも、少し待つとすっきりした写真が撮れました。
-
イチオシ
この怪しげな雰囲気!
いいですね~。
これぞ伏見稲荷大社ならではの眺めです。
千本鳥居のトンネルを行く醍醐味を味わいました。 -
奥社奉拝所(おくしゃほうはいしょ)に着きました。
奥の院みたいなところです。
二列の鳥居はここまで。 -
ここの絵馬は白狐をかたどっています。
狐の細い目が最初から描かれているのですが、ほとんどの人がその目を眉とみなして、自分で個性的な目を書き込んでいました。
(絵馬に書かれた住所・名前はわからないよう画像加工してあります) -
奥社奉拝所にあった「おもかる石」。
石灯籠の上に乗った丸い石を、願い事をしながら持ち上げます。
予想していたより軽ければ願い事が叶うと言います。 -
石なんだから、相当重いだろうと予想しながら持ち上げてみました。
「うーん、よいしょ」
ネタバレになってしまうかもしれませんが、感じ方は人それぞれということで、私の結果を言いますと・・・
重いなんてものじゃありません。
意地悪して石がくっついてるんじゃないかと思うぐらい重かったです。
年金生活でもお金に困りませんようにという私の願いは叶いそうもありません。(-_-;) -
ここで引き返す人も多かったですが、私たちはさらに先へ進みます。
自律神経不安定の私は汗っかき。
この日の暑さには参りました。
とにかく体を冷やしたい。
持って来ていた冷感タオルを手水で濡らして首に巻きました。 -
ここから「三ツ辻」、「四ツ辻」といったポイントを経て、鳥居は稲荷山の山頂まで続きます。
稲荷山全体で鳥居の数は一万基以上あるそうです。
私たちの場合、山頂まで登るのは時間的にも体力的にも無理ですが、途中の四ツ辻までは頑張りたいと考えていました。
四ツ辻は眺めがいいうえ、休憩できる食事処があると調べてあったからです。 -
少し進むと、道の傍らにマップ絵が立っていました。
右下の青丸で囲った所が「おもかる石」のあった奥社奉拝所。
赤丸で囲った所が現在地です。
ずいぶん来たんだな~。
三ツ辻は黄色い丸、四ツ辻はオレンジの丸をつけた場所です。
この図によると、もうすぐ三ツ辻に着きそう。
そして四ツ辻も近そうです。 -
実は後で、この図は簡略化して描かれていて、絵で示された距離は当てにならないことがわかるのですが、この時はそんなこと知らないもので、「意外に近そう、余裕だったな」とルンルン気分で歩いていました。
-
この辺りまで来ると、こんな風に鳥居が少し途切れる所もあります。
-
それにしても、マップでは次のポイントまで近そうに見えたのに、なかなか三ツ辻に着きません。
階段も出てきて、はあはあ言いながら登っていくはめに。 -
脇道に小さなお社がたくさんある場所がありました。
薄暗くて、狐のイメージとも相まってなんだか恐ろし気な雰囲気です。
こういう雰囲気は好きなんですが、階段が急過ぎる。
体力を温存するため、脇道へ逸れるのはやめておきました。
メインルートを行きます。 -
メインルートの途中にあった熊鷹社(くまたかしゃ)。
-
どこまで続くのでしょう?
だんだんキツくなってきました。 -
なかなか着かないので、どうなっているのだろうと不安になった頃、ようやく三ツ辻に到着しました。
-
三ツ辻に立っていたこの地図を見ると、三ツ辻(黄色の丸)から四ツ辻(オレンジの丸)まではかなりありそうです。
近いと思っていたのに、がっくりです。
下に「四ツ辻まで9分570メートル」との表示もありました。
9分かぁ。
まだもうひと頑張りしなければ。 -
三ツ辻から四ツ辻までの階段が予想外にきつかったです。
マスクをしているから、余計に息苦しく暑いし。
途中「四ツ辻まで5分」の表示があり、少し進んだと喜んでいたら、さらに進んだ所で「四ツ辻まで7分」と数字が増えていました。
そんなぁ。
お店があったりしましたが、まだ四ツ辻ではありません。 -
日頃元気な夫が先にへばりました。
夫がついて来ない、立ち止まって写真ばかり撮ってるなと思ったら、マスクをずらし、休憩していたのでした。
コロナの後遺症は無いと思っていたのに、自宅療養生活で落ちた体力がまだ戻っていないのでしょうか?
私は階段は平気でしたが、暑くて、たぶん顔が真っ赤だったと思います。
私たちより一回りぐらい若いご夫婦で、やはり旦那さんの方がバテた方がいました。奥さんが「じゃ、私一人で行って来るから、あなたここで待ってる?」なんて会話をされてました。
私たちは、夫が「ゆっくり行けば大丈夫」と言うので、ゆっくりゆっくり登りました。 -
見晴らしのいい所に出ました。
これは素晴らしい。
ちょっと休憩。
階段はまだ続きます。
下りて来た女性に「四ツ辻はまだ先ですか?」と聞いてみたら、「この階段を上がったら、もうそこですよ」との答え。
良かった~。 -
ようやく四ツ辻に着きました。
私はもう汗びっしょりです。
四ツ辻にある茶屋「にしむら亭」で休憩を兼ねてお昼ご飯にしました。
高台にあるため風通しが良くて、生き返ります~。
ここ、俳優の西村和彦さんのご実家なのだとか。 -
何よりこの眺め!
京都市南部が一望できます。 -
稲荷セット、1100円。
伏見稲荷へ来たら、やっぱり稲荷ずしは食べたいですよね。
小ぶりですが、甘口で美味しかったです。 -
息を吹き返した私たち。
帰りは別の道を一気に下りました。
下りながら鳥居を後ろから見ると、こんな風に奉納者の名前や日付が書いてあります。
なるほど、一基一基、奉納者の祈願が込められているのですね。 -
本殿参拝後、上りは千本鳥居の写真を撮ったり奥社奉拝所でお参りなどしながら一時間ぐらいかけて上って来ましたが、下りのスピードは速く、20分ぐらいで下りたでしょうか?
それでも、これだけ上って来たんだと驚くぐらい、延々下りました。
下りの途中にもお社があります。
鳥居は少なくて、林や普通の民家みたいな家もありました。 -
にゃんこがいました。
私たちが見たのは真っ黒のと黒白のと2匹ですが、どうも3匹いるらしいです。
ここの猫は絵葉書にもなっていて、近くのお店で売っていました。
私はこの子が好きです。
お気に入りのゲーム「ペルソナ5」に出て来る猫のキャラクター「モルガナ」みたいです。 -
下まで下りて来ました。
境内にある甘味処「稲荷茶寮(いなりさりょう)」でまた休憩。
ここも下調べしてあったのです。 -
窓の外はテラス席、その向こうは八島ヶ池の眺めです。
テラス席も選べたのですが、お店の人が「外へ行かはった人はだいたい皆さん『暑い』言うて戻って来はります」というので、私たちも室内席にしました。
お店の人のおっとりした京都弁が心地いい。
学生時代の友達の会話を聞いているみたいでした。 -
稲荷かき氷 1200円。
小豆あんたっぷり。
濃い抹茶味のアイスクリームと白玉、柚子ゼリーが乗ってます。
上に乗ってる鳥居は米粉でできていて、固いけれど食べられます。
稲荷パフェ(1300円)を食べてる人も多かったです。
店内は冷房が効いていて涼しい。
汗が一気に引いたところで、次の目的地、東福寺へ向かうことにしました。 -
JR稲荷駅。
人気の観光地にしては小さい駅です。
建物はちょっと稲荷神社のイメージに近づけてありますね。
伏見稲荷大社の目の前なので、移動が楽です。 -
暑い中、マスクをして四ツ辻まで上るのは思いのほか大変でしたが、伏見稲荷大社では、苦労した分、充実感が残りました。
人も少なく、いい観光ができたと思います。
所要時間は昼食、甘味休憩、トイレ立ち寄りなど入れて3時間弱でした。
すいていたのでスムーズだったと思います。
13:48発京都行きに乗ります。
東福寺へはたった一駅。
伏見稲荷大社と東福寺はセットで観光するといいですね。
東福寺観光の様子は次の旅行記で。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
京都駅周辺(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 京都への旅
0
60