2022/08/12 - 2022/08/17
34位(同エリア8665件中)
Kちゃんさん
昨年秋、一向にコロナ騒動が収まらないなかで「来年こそは行けるかも」と駄目だったときのキャンセルも覚悟で夏の旅行を計画しました。 依然コロナの情勢が定まらない中ででも私と同じ考えを持つ人は多いようで当時既に今年夏の欧州/北米方面のチケットはかなりの混雑で、比較的安価に手配が可能な中で残っているのは「ニューヨーク」「深夜発着(不便/不効率)の004/003便利用」というものでした。 その後第5派、第6派、と感染状況は推移しますが、今年の春先からは一定の収まり具合をみせ、「行けるかも」という現実感が感じられるようになります。 しかし第7派と言われる盛り上がりでは少なくとも感染者数は過去最大を記録する事態になり、各国のコロナ対応の違いにもよりますが、律儀に全てをカウントしている日本は「世界最大の感染国」と報道されるまでに。 反面、出掛けるための手続きとして必用だった事前のPCR検査は米国入国に関しては撤廃、また帰国後の隔離も早々に一定条件下で免除となりましたので、行き帰りでの「隔離/待機」は無く他の生活予定に影響は及ぼしません。 しかも、春先に発表になった航空会社夏スケジュールで、手配してあった不便な深夜運行の004便/003便は運行されないことになり、高値の華であったJFK線王道の006便/005便に振替られることに。 航空会社は「申しわけありません」と言うものの、こんなラッキーはありません(「仕方ないねぇ」と電話で話す私の顔は笑っていましたが)。
結果、周囲の顰蹙を買うことは承知の上で出掛けることとしましたが、顰蹙を買うのを恐れて極身近な人にしか出掛けることは話しませんので、余計なお土産も考えないで済みました。
出掛けてみれば、アメリカ入国はあっけなく、街では人々はマスクもせずに闊歩、タイムズスクェア辺りのごった返す人混みは変わりませんが、東洋人の姿は少なく替わりに欧州からの旅行者が目立っているようです。 そんななかで2年半振りの海外、12年振りのニューヨークをお上りさん的にあちこち巡ります。
2回目は街の様子から帰国までです。
前半部分はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11774491
食事の様子はこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/11774500
- 旅行の満足度
- 4.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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CHICAGOが上演されるアンバサダー劇場
開演までまだ時間がありますので周辺をフラフラします。 -
今日は7番街が歩行者天国になっています。
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スタバ
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99セントピザ。
他のものがバカ高いからか、行列が出来ています。 -
47丁目の通りあたりに宝石店が並んでいます。
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ダイアモンドディスクリクトと呼ばれる通りでした。
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右も左もダイアモンドなど宝石を扱うお店が大小並んでいます。
金やロレックスなど高級腕時計も。
聞けば、アメリカで取り扱われるダイアモンドの90%はこれらの店を経由しているとか。 -
5番街を疾走する自転車の大群
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5番街の本屋さん
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街角には屋外席を設けたレストランが多く見かけられます。
この屋外席は道路の一車線を潰して設けられているものですが、当初はコロナ感染防止の観点から店内での営業が認められておらず、代わりに各レストランが市から特別に許可されて設置されたもののようです。 各店とも自店の幅分は設置が許され散るようですが、単なる仮設のようなものではなくグリーンも飾って趣向を凝らしています。 夏の時期などは店内よりも外での飲食も一興で、今や風物詩のように自然に風景に溶け込んでいますね。 -
ラーメン屋さんも日本人が居なくては?
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劇場へ戻ると丁度入場が始まったころでした。
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上演中は写真が撮れませんので、
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終演です。
途中休憩を挟んで3時間近く、一気でした。
コロナで休演せざるを得なかったので1年余分に掛かっていますが、今年はCHICAGOの25周年公演。 Catsに並ぶロングラン記録だそうですが、オペラ座の怪人やライオンキングなどもいまだに長々と演じられています。
なお、今年秋には米倉涼子が再びこの舞台に立つそうです。 -
余韻に浸りながら外へ出ます。
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グロッサリーショップでチョットお買い物
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今日はCoors Light
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ビールとスナックで暗くなるのを待ちます。
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ブルックリン橋を渡ります。
DUMBOと呼ばれるエリア。
昼間もですが夜景の名所となっています。
DUMBOとはディズニーの可愛い像のことでなくDown Under the Manhattan Bridge Overpass、の頭文字。 -
マンハッタン
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ブルックリン橋です
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てっぺんに塔がみえるのが新WTCビル
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少し高い(お値段も高級)住宅地から。
(渡辺直美がこのあたりに住居を構えているようです) -
「感染」のリスクを減らすために極力徒歩かTAXIで移動してきましたが、流石に数回は地下鉄にも乗りました。
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ホーム
以前と比べればクリーンでそれほど危険を感じません -
地下鉄構内には「マスク必着」の案内もありますが?
ほとんど効果は無いですね。 -
東京や大阪の地下鉄ほど頻繁に運転されている訳ではなく、また1つの路線も先で行き先が分かれるために希望の行き先の列車が来るまでに10分以上待つこともあります。 更に急行が在ったりして複雑。
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社内です。
ニューヨークの地下鉄はすっから新しい車輛になり落書きもありませんね。 -
WTCへ来ました。
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OCULASと呼ばれる地下鉄駅やショップなどの複合施設
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周辺案内です。
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新WTCビル、
WTCはこのビルだけでは無く幾つかのビル群から構成されますが、これが一番高い「1-WTCビル」です -
9-11で破壊されたかつての北棟/南棟ビルの跡はメモリアルとして池が設置されています。
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メモリアル池周囲の大理石に犠牲となった方々の名前が刻まれていて、その方のお誕生日にはお名前にバラの花がさしてあるそうです。
前回(12年前)に来たときにはGROUND-ZEROと呼ばれ、池こそ出来上がっていたものの博物館は仮のもの、周辺のビルも全く無かった筈です。 -
9-11博物館へ入ります。
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無惨に残った鉄骨
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北棟の地下基礎部分です。
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階段は原型を留め残っていた?
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地下基礎部分
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基礎部分
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南棟の基礎部分鉄骨と、当時の救出作業の様子。
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スーベニアーショップ
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WTCからバッテリーパークまで歩きます。
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時計台のあるPIER1の先にエリス島が見えます。
「像」は世界大戦の際に沈みそうな商船でおぼれる人を助ける姿、とか。 -
WEST STREET
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ビルの壁面画
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お土産を探しに老舗デパートのMacy’sへ。
ブロードウェイと6番街の間、34丁目あたりです。 -
店内にはお互いに1.8m以上の間隔をとるように、との表示。
ただ、お客はまばらですので密になりようがありません。 -
「老舗」ということで建物は相当な古さなのでしょうが、驚いたのが木製のエスカレーター。
しかしアメリカで見かける少し古い金属製エスカレーターはガラガラと結構な騒音ですが、この木製はガラガラと音はたてるもののソフトな音色ですね。
クラシックな木製のカルーセルのように。 -
やはりブルーノートは外せません。
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丁度、サックスの巨匠「Denid Sanborn」のスケジュールでした。
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もう相当なお歳なので無理はなさらないようでしたが、むせび泣くような音色はSanbonでした。
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皆さん満足して・・
東京にもブルーノートはありますが、ここ本家の雰囲気は全く別物(東京よりお安いし)。
狭いテーブルに呉越同舟気味に肩が触るほど隣り合う人達と聞き入るライブはとても良いものです。 今回、お隣はロンドンからの御夫婦とボストンからの御夫婦。 開演前のおしゃべりも楽しかったです。 -
もう一つの夜景、
ロックフェラーセンターのメインビルディングは屋上に展望台を持っていて、夜景も綺麗に見えます。 まだ間に合うかとTAXIをとばしました。
夜ともなると多少雲助的なTAXIも出現。 停めたTAXIの運チャンは49丁目あたりまで「幾ら払う」と聞いてきました。 同じような距離を乗ったときの料金を思い出し、メーター+チップ分、それに多少上乗せして「25ドル」と言ってみたらドアを開けてくれました。 -
入場料を支払いエレベーターで最上階へ。
エレベーターの天井はガラスでいろいろなものが映し出されます -
最上階
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こんな感じの夜景です。
東方向 -
南側はこう見えます。
右側の高いビルが今日訪れた新WTCビル -
のんびりというよりも結構イベントを詰め込んでしまいました。
帰国日の朝、チェックアウトします。 -
帰路もJFKまでTAXIを使いますが、ホテル前で捕まえたTAXIの運チャン、動き出したあとで「支払いは何で?」と聞いてきます。 「クレジット」と一度は答えましたが、「キャッシュなら70ドルで良いけど」と。 JFKからの往路ではメーターにトンネル代、チップなど加えて75ドルほどでしたので「70ドル、現金」でWIN-WINに交渉成立。 決して乱暴な運転ではないので雲助ではないのでしょうが「クレジット」では、自分の懐への実入りが少ないんでしょうね。
ちなみに過去(だいぶ以前ですが)マンハッタンからJFKまで何度かTAXIを利用しましたが、やはり様々なドラマがありました。 一度は遠くまで行くのが嫌だったのか、動き出して直ぐに(さすがにホテルの前で乗車拒否はできない?)「タイヤがパンクした」と降ろされたこともありますし、反対に「丁度クイーンズの家まで昼飯に帰るところだから40ドルで良いよ」と、安く行けたこともあります。 -
イーストリバーを渡ります。
(トンネル代は節約しているようですね、ちなみにJFK-マンハッタンのTAXI料金はベースが52ドルの固定、+トンネル代+チップの構成です) -
JFK T1へ到着
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パスポートのほかにワクチン証明、PCR検査結果等を示しますが、特に手間が掛かるわけではなくスムーズにチェックイン出来てしまいます。
セキュリティーチェックはアメリカ独特の靴やベルトまで外すものですが「そんなもの」と承知をしていれば特に問題なく通過出来ます。
ビジネス席は優先レーンも使えましたし。 -
JFKは巨大な空港ですがターミナルビルは幾つもあり、特にT1の規模はちいさいものです。
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JAL便のラウンジはAIR FRANCEの2階に間借り。
ファーストラウンジの設定はありません。
シカゴの空港ではだいぶ以前にJAL便の出発はT5からアメリカンの使用するT3に移動しましたが、空港内の賑わいやラウンジの共用などとても良くなったと思います。 JFkもアメリカンと共用できないのかしら? -
といっても充分なおもてなしですけど。
幾つかのお料理と -
サンドイッチなど。
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ビールはハイネケンしかありません。
ここでもフルーツ系の「缶チューハイ」が幅を利かせています。 -
シャンペンはちゃんとありますね。
(実際に飲むものは冷蔵庫の中) -
ハイネケンを頂いて待ちます。
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搭乗ゲートには「顔認証」システムが置かれていますが実稼働前。
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搭乗が始まります。
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ビジネス席
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同じく窓側席
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ウエルカムはジュースにしちゃいました。(弱気)
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機内でなにやらトラブル。
このクレーマー的な女性、スリッパは投げつけるは罵声は浴びせるはで大騒ぎ。
その後どうなったのでしょう? -
さて何を食べながら帰りましょうか?
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離陸します。
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今度来るのは何時になるでしょうか?
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戦利品。
機内免税品、というよりもこの商品は課税されているようで「機内販売品」。 -
005便は昼前に出発しますので、結局飛行中は明るいままです。
大昔、無給油での直行便開設時は「サンレーサ-」なんて名前もつけられたほど。
長時間の飛行の後にここまで来ました。 -
羽田空港着陸です。
しかし到着後、直ぐにドアは開きません。
「検疫当局と降機のタイミングを調整中」とのことで10分以上待機です。 -
やっと降りられたら今度は通路を延々と歩かされます。
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帰国時の検疫、というものをしっかり承知していませんでしたし、往きのJFK入国があまりにもあっけなかったので油断していたようでもあります。
往きに「140番台ゲートは閉鎖中」と書きましたが、閉鎖中ではなく入国に際しての検疫スペースとして使われているようです。
表だって公表されていないようですが9月7日からの緩和は別として、現状では国内航空会社に対して入国者を35000人/週、また海外航空会社に対しては190人/便という制限を設けているのは、こうした検疫体制のキャパシティからでしょうか? 無制限と言われる次の緩和後もこの体制を維持しようとすれば当然入国時の待ち時間は増えざるを得ません、どういう体制を敷くのでしょう? -
入国に際して推奨されているアプリ、MySOS。
出発前に事前に入れておきましたが、事前登録しようにも個人情報登録以外はできませんでした。 どうやら「出国」するまでは機能しないようです。 -
帰国前にホテルでワクチン接種記録やPCR検査陰性証明、帰国便、座席位置。など全てをを入力すると、
画面は黄色くなりました。 -
その後、事前審査が終わると画面は青くなり、入国検疫で優先レーン(ファストレーン)を使えます。
ファストレーンを使えないと一般(外国人)の人と一緒のレーンになり入国検疫審査に2時間掛かるとか。 -
ファストレーンと言えど、いわゆる検疫ブースに誘導されるとずらっと並んだ机とオレンジのベストを着たおびただしい数のスタッフの姿に一瞬「ぎょっ」とします。
ここで最終的にOKがでて、この青い紙切れを渡されますが、この物々しさはJFK入国時のフリーパス的なものとは真反対。 これでは外国人に「来てください」といっても尻込みされて当然です。
最近になり政府は「入国時のPCR検査不要」を言い出していますが、アメリカなど欧米諸国での、感染症の存在を一定程度認めながらも自由な生活を取り戻そうとする考え方と、中国ほどでは無いにせよ「封じ込めよう」とする考え方は正反対のものであり、対応は違ってきます。
最近のテレビをみても連日公表される二十何万人の感染者数と、その次に扱われる政府の緩和方針の件は一見噛み合うものではなく、現状と方向がきちんと説明されつつしめされなければなりません。
「PCR検査不要」となった場合でも当面はこんな検疫姿勢を維持するんでしょうね。 なお、今回のアメリカ行きについては往きのPCR検査こそ免除されたものの帰国時のPCR検査費用は¥25000以上掛かっています。 出国時のPCR検査を求めている行き先でしたら往復で約50000の費用が余計にかかりますので、LCCだとかで節約しても意味がないほどの負担が生じています。
とはいえ、世界的に感染症が蔓延し、「普通に戻そう」とする過渡期に偶然ではあってもこのような旅をしたことは1つの経験ですし、この先半年後/1年後になって「あのときはこうだったね」と昔話のように語ることができるのか? また感染が再拡大して元へ戻ってしまうのか? どちらにしてもこの時期になかば強引に出掛けたことは良い思い出となるでしょう。
-3 食事編 に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- CatMomさん 2022/10/04 05:29:52
- 眠らない街NYCは健在♪
- Kちゃんさん
はじめまして。旅行記楽しく拝見しました!
実は私も同じ頃にニューヨークに行きました(^^) と、いっても私たちが行ったのはNYCから遥か北へ車で2時間近くも走ったところなんですけど笑 娘を大学へ送り届ける為でした。
サンクスギビング(11月の終わり)の週末に、またニューヨークへ行こうかと思っています。
今回はマンハッタンで娘と落ち合う計画です。私も20年以上ぶり位なのでワクワクしています(≧∀≦)
前回行った時にはツインタワーを下から眺めてめまいを起こしたものですが… .
メモリアルセンターも是非訪れてみたいものです。同時多発テロの記憶も若い人たち(うちの娘のような)には遠い過去の出来事なんですね…。LAXに勤務していた私は、カウンターの中で繰り返し流れる映像を見て凍りついたものですが…
ミュージアムにミュージカル。最高にエキサイティングな街を楽しみたいです(o^^o)
ただ、サンクスギビングウィークエンドのNYのホテルはどこもお高くてビックリしました!タイムズスクエア周辺は高嶺の花なので(笑)ソーホーやウォール街などの南の方にしようかと思っています(^^)
CatMom
- Kちゃんさん からの返信 2022/10/07 10:09:50
- Re: 眠らない街NYCは健在♪
- お立ち寄り頂いたうえ、コメントまで頂戴しありがとう御座います。
LAにお住まいなんですね。 うらやましい限りです。
NYCへは10年以上振りの訪問でした。 とにかく予約した時点で出掛けられるのかも「期待」以外のなにものでも状態でしたので、実現出来たのが不思議なくらいです。 NYCの雑踏も1つのアメリカですが、アメリカの知人が「NYCはアメリカでは無い。 NYCだ。」というように他の都市とは異なる場所ですよね。 仕事が主ですが私の訪れたことのあるアメリカは、ミシガン(デトロイト郊外)、ミネソタ(セントポール)、カリフォルニア(LA、サンディエゴ、ロングビーチ、アナハイム、サンフランシスコ、他)、フロリダ(マイアミ、オーランド)などとその周辺で、広々としたところが主ですので、そんななかをレンタカーで巡るのがアメリカの姿だとも思っています。
そろそろ仕事での出張も再開されそうですので、年に2回~3回程ででもまた訪れられればと思っています。
しかし、昨今の航空運賃高騰は痛いですよね。 サーチャージ/税金だけで日本から往復¥10万くらいに跳ね上がっています。
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