2022/08/13 - 2022/08/13
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ぶたずっぺさん
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2022年8月中旬、休暇を1週間ほど取れることになりました。本来であれば1年で最も混雑する時期であり旅行は避けたいのですが、この先これだけ長い休暇はなかなか取れないので思い切って旅に出ることにしました。
1週間の休暇とは言え、いろいろやることもありすべでを旅行に費やすことはできません。そこで休暇の前半に3泊の旅行を計画しました。
行き先は島根県の奥出雲町です。以前から亀嵩という場所は訪問してみたいと思っていました。きっかけは松本清張の小説「砂の器」です。亀嵩には特に見るべきものがあるわけではないのですが、むしろそういう場所に行ってみたいのです。旅行の日程は以下の通りになりました。
2022年8月11日
新幹線で岡山を経由し松江へ。市内観光をして宿泊
2022年8月12日
山陰線、木次線で奥出雲へ。途中の木次で下車して街歩き。亀嵩で宿泊
2022年8月13日
奥出雲町三成の町を散策。木次線、芸備線、福塩線を経由し岡山へ
2022年8月14日
岡山から所用のある静岡へ移動
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亀嵩の村上旅館。夜中に雨がトタンを叩く音がして目が覚めたが気のせいだったのだろうか。全く雨が降った気配がない晴れた朝だ。
朝7時半に部屋に朝食が運ばれた。出された料理は美味しくて完食はできなかったもの一通り手をつけた。これだけの食事をするのはいつ以来だろうか。 -
亀嵩を朝9:18に出る列車に乗りたいと旅館の主人に伝えたら、車で送ってくれるという。有難いことである。
朝の亀嵩駅はひっそりとしていた。主人と別れ駅のホームで列車を待つ。列車は時刻通りに出雲横田方面からやってきた。誰も乗っていなかった。亀嵩から一駅だけ乗り出雲三成で下車する。亀嵩駅 駅
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出雲三成は奥出雲町の中心になる。駅は物産販売所「仁多特産市」と一緒になっていて見た目は近代的な建物だ。駅前も整備されている。今日はこの駅の周辺を歩いてみることにしていた。
出雲三成駅 駅
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駅を出てしばらく歩くと斐伊川に架かる橋がある。街の中心は川の向こうなので橋を渡っていく。早くも暑くなってきたが、川の流れを見ていると少しは暑さが和らぐ感じがする。
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三成の町は古い建物はほとんどなくやや面白みに欠ける。街の中心を貫く島根県道25号玉湯吾妻山線。交通量は少ない。
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県道に面して奥出雲町仁多庁舎がある。こちらも近代的な建物であった。
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県道をさらに進んでいくと平地が途切れ山が迫ってくる。山の手前の白い建物は、雲南警察署三成広域交番である。
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奥出雲交通の事務所があり、路線バスの車両がたくさん停まっていたが、さすがにフルサイズのバスはなく、小型のマイクロバスばかりであった。
路線バス (奥出雲交通) 乗り物
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近くに善勝寺という寺がある。寺へは長い石段を登っていかなくてはならない。頑張って登ってみたが暑さでばててしまった。年のせいだろうか。
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石段を下り近くに橋を渡り斐伊川の対岸へ行ってみることにする。しばらく歩くと駅前から続く国道314号線に突き当たる。右手には三成トンネルが口を開けている。このトンネルを抜ければ三成の町を通らずに出雲三成駅までショートカットできる。
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国道314号線を渡った先は山になっているが、獣道のような道が斜面を登っている。先へ進んでいくと木次線のレールがある。踏切はないのだが、線路の先には小道が続きその先には墓地が見える。先へ進もうとすると線路を横断する形になってしまうが、「危険です。鉄道用地に入らないでください。」という看板が立っている。線路を横断するわけにはいかないので、引き返そうと思い振り返ると、山に囲まれた三成の町が一望できた。なかなか良い景色だ。
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再び来た道を戻り斐伊川にやってきた。河原に降りてみた。今日はとても暑いのだが、川が流れる音を聞いていると、多少は涼しく感じる。
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歩き回っていたら空腹になった。まだ昼になってはいないが、このあとは昼過ぎの列車に乗る予定なので、その前に食事を済ませてしまおうと思った。食事ができるところを探してみると「竹葉」という店があることがわかった。「竹葉」は先程から何度か通った国道314号線と島根県道25号玉湯吾妻山線の交差点にある。通りを挟んで「仁多牛の里」親子像がある。仁多牛はこの地域の名産であり、現在では奥出雲和牛というブランドになっている。
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「竹葉」に入店する。開店して間もなかったせいか店内に客は一人もいなかった。
竹葉 グルメ・レストラン
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「仁多の牛丼」を注文。この地域の名産の仁多牛(現在は奥出雲和牛と呼ばれている)と仁多米が使われており非常に美味しい。普段、牛丼と言えば大手チェーン店の品物を思い浮かべるが、これは全く異なる。あとで知ったのだが、この店は奥出雲おろち号で車内販売もしているようだ。
竹葉 グルメ・レストラン
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「竹葉」で食事をすませ、三成トンネルを通って出雲三成駅へ戻ってきた。ここからは列車に乗り岡山へ向かう。昨日購入した青春18きっぷを使用するつもりだが、出雲三成駅は簡易委託駅であり、出札窓口にて乗車券類を売っているものの、青春18きっぷの押印はできないという。仕方がないので車内で車掌に押印してもらうことにする。
出雲三成駅から12:38発備後落合行きの列車に乗車した。2両の列車は満員で座席に座ることはできなかった。今日2度目となる亀嵩を通り、出雲横田に到着。ここで1両を切り離すのでしばらく停車する。私は改札を出て駅前に出て駅舎を眺めた。大変立派な駅舎だ。出雲横田駅 駅
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出雲横田から2駅で出雲坂根駅に到着する。木次線はこの駅でスイッチバックして標高を稼ぐ形になっている。ちょうど奥出雲おろち号とすれ違うため長時間停車する。この時間を利用して駅を出てみることにした。目的は「延命水」という湧き水。水が出ている場所は駅のすぐ近くにもあるが、駅前の道を横断して少し斜面を下ったところにたくさん水が出ているところがある。ちょうどペットボトルを用意していたので水を汲んで駅へ戻った。
延命水 名所・史跡
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出雲坂根駅に戻ってしばらくすると山の上の方から奥出雲おろち号がやってきて、山間の小さな駅は大変賑やかになった。ほどなくして私の乗った備後落合行きのディーゼルカーは発車し、ゆっくりと急こう配を登り始めた。次の駅との間で車窓からは国道314号線の奥出雲おろちループが見える。
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終点の備後落合駅に到着。今年の4月に訪れたばかりだ。周囲には何もない駅だが、ここはこれまで乗ってきた木次線と、広島と新見を結ぶ芸備線との接続駅。芸備線はここを起点として新見行きと三次行きが出ている。ちょうどこの時間は3方向から来た列車が落ち合う形になり乗り換え客で賑やかだ。
私はここから三次行きの気動車に乗り換える。写真の左手が三次行きだ。1両のみなので正確には列車とは言わずに単行気動車とでもいうべきだろうか。車内は満員で座ることはできなかった。備後落合駅 駅
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備後落合から三次まで約1時間半乗りとおした。三次からは福塩線の府中行き気動車の乗り換え終点の府中まで。ここで福山行きの電車(写真の右側)に乗り換える。
ひたすら鉄道に乗り続けだいぶ疲労してきたが、終点の福山でさらに乗り換えて岡山へ。岡山に到着したのは午後8時半過ぎ。出雲三成から約8時間かけてようやく本日の宿泊地に到着した。府中駅 駅
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宿泊したのは、「東横イン岡山東口」。駅のすぐ近くだが、岡山で下車するのは初めてなので駅周辺の地理がわからず、地図を見ながら行ったり来たりしてなんとかたどり着いた。
東横イン 岡山駅東口 宿・ホテル
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東横インは、典型的なビジネスホテルであり部屋や施設はそれなりのものがあり安心して宿泊できる。
東横イン 岡山駅東口 宿・ホテル
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無性にラーメンが食べたくなり、調べたところ「ぼっけゑラーメン」という店がよさそうだと思い、やや遠いが歩いて行ってみることにした。
ぼっけゑラーメン グルメ・レストラン
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人気店のようで夜遅いが客が次から次へと途切れることなくやってくる。地元のサッカークラブ、ファジアーノ岡山のユニフォームを着た人の姿も見えるが試合があったのだろうか。ラーメンはこってりした感じでおいしかった。キムチは食べ放題となっていた。
ラーメンを食べて満腹になったので、再びホテルまでのんびり散歩しながら帰った。
続くぼっけゑラーメン グルメ・レストラン
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