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 2022年8月中旬、休暇を1週間ほど取れることになりました。本来であれば1年で最も混雑する時期であり旅行は避けたいのですが、この先これだけ長い休暇はなかなか取れないので思い切って旅に出ることにしました。<br /> 1週間の休暇とは言え、いろいろやることもありすべでを旅行に費やすことはできません。そこで休暇の前半に3泊の旅行を計画しました。<br /> 行き先は島根県の奥出雲町です。以前から亀嵩という場所は訪問してみたいと思っていました。きっかけは松本清張の小説「砂の器」です。亀嵩には特に見るべきものがあるわけではないのですが、むしろそういう場所に行ってみたいのです。旅行の日程は以下の通りになりました。<br /><br />2022年8月11日<br />新幹線で岡山を経由し松江へ。市内観光をして宿泊<br /><br />2022年8月12日<br />山陰線、木次線で奥出雲へ。途中の木次で下車して街歩き。亀嵩で宿泊<br /><br />2022年8月13日<br />奥出雲町三成の町を散策。木次線、芸備線、福塩線を経由し岡山へ<br /><br />2022年8月14日<br />岡山から所用のある静岡へ移動<br />

2022年8月 奥出雲旅行 (3) :亀嵩

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2022/08/12 - 2022/08/12

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旅行記グループ 2022年8月 奥出雲旅行

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ぶたずっぺさん

 2022年8月中旬、休暇を1週間ほど取れることになりました。本来であれば1年で最も混雑する時期であり旅行は避けたいのですが、この先これだけ長い休暇はなかなか取れないので思い切って旅に出ることにしました。
 1週間の休暇とは言え、いろいろやることもありすべでを旅行に費やすことはできません。そこで休暇の前半に3泊の旅行を計画しました。
 行き先は島根県の奥出雲町です。以前から亀嵩という場所は訪問してみたいと思っていました。きっかけは松本清張の小説「砂の器」です。亀嵩には特に見るべきものがあるわけではないのですが、むしろそういう場所に行ってみたいのです。旅行の日程は以下の通りになりました。

2022年8月11日
新幹線で岡山を経由し松江へ。市内観光をして宿泊

2022年8月12日
山陰線、木次線で奥出雲へ。途中の木次で下車して街歩き。亀嵩で宿泊

2022年8月13日
奥出雲町三成の町を散策。木次線、芸備線、福塩線を経由し岡山へ

2022年8月14日
岡山から所用のある静岡へ移動

  • 木次から木次線で奥出雲の長閑な山間部を走り本日の目的地、亀嵩に到着した。亀嵩は小さな駅だが駅の中にある蕎麦屋が有名で、予約をしておけば駅のホームに届けてくれるようだ。この列車でも亀嵩駅停車中に列車のドアのところで蕎麦を買っている人が何人かいた。

    木次から木次線で奥出雲の長閑な山間部を走り本日の目的地、亀嵩に到着した。亀嵩は小さな駅だが駅の中にある蕎麦屋が有名で、予約をしておけば駅のホームに届けてくれるようだ。この列車でも亀嵩駅停車中に列車のドアのところで蕎麦を買っている人が何人かいた。

    亀嵩駅

  • 列車が備後落合に向けて出発していくと同時に雨が降り始め、たちまち豪雨になった。どちらにせよ駅舎内で営業する蕎麦屋「扇屋」で食事をするつもりだった。店内はほぼ満席だったが、ほとんど待たずに席が空いた。

    列車が備後落合に向けて出発していくと同時に雨が降り始め、たちまち豪雨になった。どちらにせよ駅舎内で営業する蕎麦屋「扇屋」で食事をするつもりだった。店内はほぼ満席だったが、ほとんど待たずに席が空いた。

    亀嵩駅の手打そば 扇屋 グルメ・レストラン

  • 割子そば3枚とおにぎりを注文した。蕎麦には濃いめのつゆをかけて食べる。おにぎりは仁多米でこちらもとてもおいしかった。ここまで来るのは大変だが、ぜひまた来たいと思い店を出た。

    割子そば3枚とおにぎりを注文した。蕎麦には濃いめのつゆをかけて食べる。おにぎりは仁多米でこちらもとてもおいしかった。ここまで来るのは大変だが、ぜひまた来たいと思い店を出た。

    亀嵩駅の手打そば 扇屋 グルメ・レストラン

  • 駅を出るときには雨は上がっていた。亀嵩の駅から町はかなり離れており、公共の交通機関はない。正確に言えば奥出雲交通のバスがあるのだが、休日は1日5本しかなく、次のバスを待つより歩いた方が早そうである。

    駅を出るときには雨は上がっていた。亀嵩の駅から町はかなり離れており、公共の交通機関はない。正確に言えば奥出雲交通のバスがあるのだが、休日は1日5本しかなく、次のバスを待つより歩いた方が早そうである。

    亀嵩駅

  • 亀嵩の町へはよく整備された国道432号線をひたすら歩いていくことになる。雨は上がったがとても蒸し暑く不快である。

    亀嵩の町へはよく整備された国道432号線をひたすら歩いていくことになる。雨は上がったがとても蒸し暑く不快である。

  • 奥出雲は雲州そろばんでも知られている。雲州そろばんは亀嵩の大工、村上吉五郎が1832年(天保3年)に、広島(芸州)算盤を参考にして大工道具で製作したのが始まりで、現在は国の伝統的工芸品に指定されている。駅から亀嵩の町へ向かう途中に亀嵩算盤合名会社という会社があった。

    奥出雲は雲州そろばんでも知られている。雲州そろばんは亀嵩の大工、村上吉五郎が1832年(天保3年)に、広島(芸州)算盤を参考にして大工道具で製作したのが始まりで、現在は国の伝統的工芸品に指定されている。駅から亀嵩の町へ向かう途中に亀嵩算盤合名会社という会社があった。

  • 亀嵩へ向かう道のりは単調ではあるが、周囲の景色は緑豊かで心が癒される。

    亀嵩へ向かう道のりは単調ではあるが、周囲の景色は緑豊かで心が癒される。

  • 亀嵩の町は国道から斜めに分岐した通りに面して広がっている。通りを走る車もほとんどなく静かだ。いったん亀嵩の町を通り抜けて少し先にある湯野神社を目指すことにする。

    亀嵩の町は国道から斜めに分岐した通りに面して広がっている。通りを走る車もほとんどなく静かだ。いったん亀嵩の町を通り抜けて少し先にある湯野神社を目指すことにする。

  • 亀嵩の町を通り抜ける道が再び国道と合流するところに湯野神社の入り口があった。通りに面して鳥居が立ち、神社へは石段が延びている。鳥居の脇には『松本清張 小説「砂の器」舞台の地』 記念碑がある。

    亀嵩の町を通り抜ける道が再び国道と合流するところに湯野神社の入り口があった。通りに面して鳥居が立ち、神社へは石段が延びている。鳥居の脇には『松本清張 小説「砂の器」舞台の地』 記念碑がある。

    砂の器記念碑 名所・史跡

  • 湯野神社の鳥居。映画「砂の器」ではここで撮影が行われた。今回の旅行の前に小説を読み、映画も見てきたのだが、ここで撮影された場面ははっきりと覚えていた。

    湯野神社の鳥居。映画「砂の器」ではここで撮影が行われた。今回の旅行の前に小説を読み、映画も見てきたのだが、ここで撮影された場面ははっきりと覚えていた。

  • 石段を登りきると本殿への道の両側に大きな杉が立ち並んでいる。非常に蒸し暑く、顔の周りにまとわりつく蚊が不快だ。周囲に人の気配は全くなく聞こえるのはセミの鳴き声だけ。

    石段を登りきると本殿への道の両側に大きな杉が立ち並んでいる。非常に蒸し暑く、顔の周りにまとわりつく蚊が不快だ。周囲に人の気配は全くなく聞こえるのはセミの鳴き声だけ。

  • 亀嵩の町に戻ってきた。予約をしておいた村上旅館は亀嵩のメインストリートに面して建つ大変古い建物だった。

    亀嵩の町に戻ってきた。予約をしておいた村上旅館は亀嵩のメインストリートに面して建つ大変古い建物だった。

  • 2階の部屋に案内された。和室に泊まるのはずいぶん久しぶりで新鮮な気持ちだ。しばらく部屋でくつろいだあと、周辺を散歩してみようと思った。しかし、亀嵩には観光スポットはない。しいて言えば温泉施設がある。それなりに歩く必要があるが、のんびり歩いていくのもよいだろうと思い出かけることにした。

    2階の部屋に案内された。和室に泊まるのはずいぶん久しぶりで新鮮な気持ちだ。しばらく部屋でくつろいだあと、周辺を散歩してみようと思った。しかし、亀嵩には観光スポットはない。しいて言えば温泉施設がある。それなりに歩く必要があるが、のんびり歩いていくのもよいだろうと思い出かけることにした。

  • 先程、立ち寄った湯野神社の前あたりから、目指す亀嵩温泉玉峰山荘が見える。直線距離だと大したことがなさそうだが、そこへの道は大きく迂回している。

    先程、立ち寄った湯野神社の前あたりから、目指す亀嵩温泉玉峰山荘が見える。直線距離だと大したことがなさそうだが、そこへの道は大きく迂回している。

  • 道の駅 酒蔵奥出雲交流館。ここで右折して国道から離れる。その後はなだらかな坂道を登っていくと亀嵩温泉玉峰山荘に着く。それほど距離があるわけではないがあまりの蒸し暑さに参った。<br /><br />

    道の駅 酒蔵奥出雲交流館。ここで右折して国道から離れる。その後はなだらかな坂道を登っていくと亀嵩温泉玉峰山荘に着く。それほど距離があるわけではないがあまりの蒸し暑さに参った。

  • 亀嵩温泉玉峰山荘は和室16部屋、洋室3部屋の宿泊施設でもあり思ったよりも広いロビーがあった。暑い中を歩いてきたので、とにかく早く温泉に入りたいと思い、真っ先に温泉施設へ向かう。温泉入浴料は600円だった。タオルを持ってきたつもりだったが忘れていたのに気づきタオルも購入。それほど人も多くなくゆったりとくつろいで入浴ができた。

    亀嵩温泉玉峰山荘は和室16部屋、洋室3部屋の宿泊施設でもあり思ったよりも広いロビーがあった。暑い中を歩いてきたので、とにかく早く温泉に入りたいと思い、真っ先に温泉施設へ向かう。温泉入浴料は600円だった。タオルを持ってきたつもりだったが忘れていたのに気づきタオルも購入。それほど人も多くなくゆったりとくつろいで入浴ができた。

    亀嵩温泉 玉峰山荘 宿・ホテル

  • 村上旅館への帰り道。道の駅 酒蔵奥出雲交流館に立ち寄ってみた。お土産を買おうか迷ったが、まだ旅行は先があるのでここでは買わないことに。駐車場の一角に小さな小屋があり、よく見ると「亀嵩の湯 温泉スタンド」と看板がかかっている。温泉スタンドというものは初めて見た。

    村上旅館への帰り道。道の駅 酒蔵奥出雲交流館に立ち寄ってみた。お土産を買おうか迷ったが、まだ旅行は先があるのでここでは買わないことに。駐車場の一角に小さな小屋があり、よく見ると「亀嵩の湯 温泉スタンド」と看板がかかっている。温泉スタンドというものは初めて見た。

  • 亀嵩の町に戻ってきた。亀嵩はなかなか良い雰囲気の町ではあるが、とても小さく特別見るべきものはない。旅館の脇に森の中に入っていく小道があったので散策してみることにする。しばらく進んでいくと視界が開けてきた。

    亀嵩の町に戻ってきた。亀嵩はなかなか良い雰囲気の町ではあるが、とても小さく特別見るべきものはない。旅館の脇に森の中に入っていく小道があったので散策してみることにする。しばらく進んでいくと視界が開けてきた。

  • 目の前には広々とした田園が広がっている。このあたりはなだらかな斜面になっていて棚田の様にも見える。平凡だが長閑で、見ていると心が洗われるような風景だ。昔は地元でもこんな風景が普通に見られたと思うが、今では地方に行かないと見ることができない。こんな景色を見られただけでも亀嵩に来たかいがあったという気持ちになった。

    目の前には広々とした田園が広がっている。このあたりはなだらかな斜面になっていて棚田の様にも見える。平凡だが長閑で、見ていると心が洗われるような風景だ。昔は地元でもこんな風景が普通に見られたと思うが、今では地方に行かないと見ることができない。こんな景色を見られただけでも亀嵩に来たかいがあったという気持ちになった。

  • かなり歩いて疲れていたはずだが、そんな疲れも感じなくなりしばらくあてもなく周辺を散策して旅館に戻った。

    かなり歩いて疲れていたはずだが、そんな疲れも感じなくなりしばらくあてもなく周辺を散策して旅館に戻った。

  • 宿に戻りしばらくすると部屋に食事が用意された。とてもおいしくて品数も多く全部は食べきれなかった。他に宿泊している人がいないような気がしたので宿の主人に尋ねると、もともと高校生のクラブ活動の合宿などでの利用が多いようだが、コロナ禍ですべてキャンセルになったそうだ。大変な状況なのである。<br />畳の上に敷かれた布団で寝るのはずいぶん久しぶりだ。時々目が覚めると雨音の気配を感じたが気のせいだったのかもしれない。疲れていたせいか普段よりもよく眠ることができた。<br /><br />続く

    宿に戻りしばらくすると部屋に食事が用意された。とてもおいしくて品数も多く全部は食べきれなかった。他に宿泊している人がいないような気がしたので宿の主人に尋ねると、もともと高校生のクラブ活動の合宿などでの利用が多いようだが、コロナ禍ですべてキャンセルになったそうだ。大変な状況なのである。
    畳の上に敷かれた布団で寝るのはずいぶん久しぶりだ。時々目が覚めると雨音の気配を感じたが気のせいだったのかもしれない。疲れていたせいか普段よりもよく眠ることができた。

    続く

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