斜里_Shari　オホーツク海の『流氷ウォーク』！ウトロには3月上旬でも流氷が押し寄せていました

2022/03/06 - 2022/03/07

北海道北東部、オホーツク総合振興局の町である斜里を訪れました。オホーツク海に面した農業・漁業・観光業の町です。知床半島は、北半球で最も南まで流氷が押し寄せる海であり、流氷がもたらす特異な生態系と多様な動植物の生息が評価されて世界自然遺産に登録されています。
★小清水町を経て斜里町に入り、ウトロの温泉ホテルにて秀逸なディナーブッフェ。
★押し寄せる流氷の上を歩く、念願の「流氷ウォーク」をエンジョイ。

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎なんじゃこりゃスティック
◎知床鶏
◎ししゃも、鮭、鱈、など海産物
◎知床名物あっぺ飯
◎カツゲンゼリー

※この旅行の約1ヶ月半後、ウトロを出港した観光船の沈没で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

エリア 斜里(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

オホーツク海の流氷を目的に北海道旅行を計画。流氷なら2月の後半くらいがベストらしいが、仕事の兼ね合いで3月上旬となりました。網走からオホーツク海に沿って国道244号を知床方面へ向かいます。

小清水町に入りました。

「道の駅 葉菜野花（はなやか）小清水」に立ち寄り。

道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水 道の駅

道の駅なので、もちろん地元の名産品が盛り沢山。

「活タラバ」まで。その場で茹で上げて食べることもできるようです。でも名前とか付けられちゃうと食べにくい...

…だからというわけではありませんが、こちらにしました。名物の「なんだこりゃスティック」。

知床のタコ柔らか煮、網走の揚げかまぼこ海老、小清水の揚げ芋…の３つを串に刺したスティックです。ついでに「パンカマチーズ」も。なんじゃこりゃスティックはインパクト大！

北海道全域に生息するというシマエナガのぬいぐるみ。

隣には「小清水ツーリストセンター」、その建物内には「モンベル」が入ってます。

そして斜里町に入ります。

「道の駅 しゃり」に立ち寄り。

道の駅しゃり 道の駅

2百年前に津軽藩が江戸幕府の命で斜里を防備していましたが、寒さで多くの犠牲者が出ました。その慰霊が縁で友好都市となった弘前市から送られた「ねぷた」が斜里でも運行されているそうです。

あ、出ました！ロコ・ソラーレの顔出しです。これは斜里バージョン。

クリオネがいました。

オホーツク流氷館に行かなくてもここなら無料で見れましたよ。

雪の中、ウトロへ向かいます。海には流氷。

ウトロの街に入りました。

ウトロに入ってまず向かったのは「夕陽台」展望台。

標高60mの高台から夕日を眺められる場所です。この天気では夕日は出ませんが。

そして、ホテル「KIKI知床ナチュラルリゾート」に到着、この日はここで一泊。

KIKI知床 ナチュラルリゾート 宿・ホテル

フロントです。スタッフの丁寧な出迎えは好感持てました。

実はこのホテル、以前に「知床プリンスホテル風なみ季」だった時に泊まったことがありますが、北こぶしグループの「KIKI知床」になってから再度宿泊してみた次第です。

基本的な設備は変わっていませんが、ロビーラウンジの雰囲気や食事の内容は変わっており、以前に比べてサービスやＣＰは格段に上がっていると感じました。

客室へ。

なかなかいい部屋です。

スタイリッシュな和風。

洗面台が2つは嬉しい。

さっそく温泉へ。

風呂は前回泊まった時と変わっていませんでした。広い内風呂の一部を紹介。

露天風呂は雪見風呂。泉質は良く最高。

いい湯でした。吹き抜けのスペースにオブジェと売店。

さて、夕食です。メインダイニング「ツリーサイドブッフェ」にて。料金を考えれば驚くほど品揃えが良く上質なブッフェ&グリルでした。

お造りコーナーは、ホタテ・北海タコ・油カレイ、イカゴロ、マグロたたき。

かすべのエスカベッシュ、チーズ・トマトなどの瓶詰め、ポタージュスープ。

牛肉の生春巻きをスイートチリソースで。

もちろん、生野菜のサラダもあります。

…などなど、そんな感じで前菜を選び…

…それら前菜をつまみながらまずビール。お酒は値段高めですね～。まぁ酒類で稼ごうというのは常套手段ですが。

続いてオープンキッチンで…

ステーキと…

魚料理、道産鱈のガーリックバター焼き…などなど。多すぎて紹介しきれません。

別のダイニングスペースにも料理があります。

知床鶏のスパイシーチキンや…

熱々のラクレットチーズなどなど。このビュッフェは品揃えが多すぎて、少しずつ取っても全メニューは味わい切れませんでした。

酒を焼酎に切り替えて…

豚ロースの火鍋しゃぶしゃぶ。

締めのごはんは何にしようか…これは、イクラとたらば蟹のちらし寿司。

パエリアもいいな～。

カレーも捨てがたい…で、結局全部少しずつ。

そして最後はデザートです。

プリンにパンナコッタ。

ミニケーキ。

北海道民のソウルドリンク、ソフトカツゲンを使ったカツゲンゼリー。

ソフトクリームもあります。

これ以外にもフルーツなど盛りだくさん。デザートも種類が多すぎるのでいくつかに絞って。

至福のディナーを終え、温泉に入って寝ます。雪がちらついてますが、明日の流氷ウォークまでには止んで欲しい。

翌朝…雪は止んでますが曇り空。

朝風呂に入って朝食へ。朝食もすごいラインナップ。まずはご飯のお供からチョイス。

ししゃもに焼き鮭。

知床名物あっぺ飯…これは前回泊まった際もありました。これは郷土料理で調べてもなかなか出て来ないので微妙なところですが、一応ご当地グルメと理解しておきます。

朝もやっぱりカレー。

KIKI知床ナチュラルリゾート、総合的にいいホテルでした。コスパ高し。

さて、チェックアウト後は今回の斜里訪問のメインイベントである「流氷ウォーク」へ。事前に予約しておいた、知床自然ガイドツアー株式会社の「シンラ」の送迎車がホテルに来てくれますので乗車。

ウトロの北、幌別川の近くで下車し、レンタルのドライスーツを着用。

ガイドさんに続いて、国道から降りて幌別橋をくぐって海岸へ向かいます。

8人くらいのグループでした。

網走では流氷はまばらでしたが、斜里ではこのようにギッシリと押し寄せていました。

この流氷の上を歩きます。

沿岸部は、川が近いせいかちょっと流氷が薄いので、小さな氷塊を飛び移りつつ移動。

沖に出るとこのような氷平線。かなり沖まで押し寄せてます。氷の間に雪がかぶさっているだけの場所もありますので、そこに足がズボッといかないように氷本体を見極めながら歩きます。（ガイドさんが先頭を歩いてくれます）

遠くに別のグループ。他にもいくつかのグループがウォーキングしてました。

ゴールデンカムイのシーン（杉元らが流氷を歩いて大陸から樺太へ渡った）を思い出します。

押し寄せて盛り上がった氷塊。ゴールデンカムイで白石が傾いた流氷からずり落ちるシーンを思い出します。

皆さん、しばらく思い思いに流氷の上ではしゃぎます。ガイドさんに写真を撮ってもらったり。ちなみに、私たちはスマフォはガイドさんに預け、防水デジカメを持ち歩いて両方で写真を撮りました。

しばし流氷ウォークを楽しんだのち、陸へ戻ります。来た時と別ルートから戻ったのですがこれが苦戦。流氷の隙間が大きいので、ガイドさんが氷を運んで橋渡し。

ちなみに、水に落ちても心配はいりません。ドライスーツがあるので濡れませんし冷たくもなく、浮きますので溺れる心配はありません。

というわけで、流氷ウォークはおしまい。3月上旬でも充分流氷ウォークを楽しめました。いやー貴重な体験でした。

さて、慣れない氷の上を歩いたら意外に体力を使い、腹が減りました。ランチタイムといきましょう。こちらの「波飛沫（なみしぶき）」にて。

波飛沫 グルメ・レストラン

「道の駅うとろ・シリエトク」の近くにあるラーメン・焼き鳥・本格焼酎の店です。2008年に塩ラーメンを供する店としてオープンし、2017年にはミシュランのビブグルマンにも掲載されたそうです。

塩から始まった店なのでお勧めはまず塩…ということでしたので私は「らーめん・塩」（800円）をオーダー。

妻は”今月のラーメン”の「煮干しとんこつ醤油」（900円）をオーダーしました。ご主人が”山頭火”出身ということで、その系統の味でした。道東ではなかなか味わえないタイプですので旅のさなかにラーメンが食べたくなった頃におススメです。

デザートにアイスがありましたのでつい…

網走のジェラート店「Rimo」のピスタチオアイスとのこと。美味しかったのでRimoの網走本店にも寄りました。網走の旅行記はこちら。
https://4travel.jp/travelogue/11771325

ランチの後、ウトロをあとにし次の目的地である羅臼へ向かいます（知床横断道路は冬季通行止めのため、半島の根元をぐるっと迂回します）。その途上で立ち寄ったのが…

…「オシンコシンの滝」。

オシンコシンの滝 自然・景勝地

夏に来た時と同様に簾の様に流れ、冬でも凍らない滝の様です。温泉か湧水のためですかね。

天気が良くなってきました。

斜里を去る前に最後に「流氷展望ひろば」に立ち寄り。ご覧の看板が目印。

このような流氷の絶景が見渡せました。流氷を目的にやって来たウトロでしたが、３月上旬に流氷を歩けるのか直前まで半信半疑でした。結果的には運よく流氷に恵まれ、前回夏に台風にたたられたリベンジを果たすことができました。

この旅行記へのコメント （3）

• PHOPHOCHANGさん 2023/02/12 10:40:17

  楽しく拝見しました。

  はじめましてm(_ _)m
  
  私も今月末に流氷ウォークに参加します。シンラさんを予約しております。
  教えていただければと思ったのが、カメラの事で、防水カメラをお持ちになっていらっしゃったのですね。
  スマホはお預かりになったどの事で、シンラさんから何か指示が有りましたか？
  私のは防水では無いので、ジップロックに入れて持ち歩ければと思ったのですが。
  また流氷ウォーク以外の観光時に服装はどのようなものでお出かけになりましたか？
  氷点下ですよね、ダウンにヒートテックで過ごせるのかな？
  
  質問ばかりで申し訳ございません。
  お時間有る時にご教授いただければ幸いです。

  RAINDANCEさん からの返信 2023/02/13 04:59:51

  RE: 楽しく拝見しました。

  POPOCHANさん
  
  はじめまして。
  当方の旅行記にご訪問ありがとうございます。
  
  シンラのツアーでは、流氷ウォークに入る前にガイドさんから説明があり、携帯をガイド（防水バッグ）に預かって欲しい人は預かってもらえます。流氷の上に着いたところで一旦返してくれ、そこで記念写真を撮ることができます。ご自分で持ち歩くのは自由だと思いますが、レンタルのドライスーツにはポケット等はなかったと記憶しているのとリュックも背負えないので、首からかけて持ち運びができるものが良いと思います。（私は防水カメラを首から吊るしてました）
  
  やはり北海道ですから3月でも寒いです。雪も降りました。とはいえ、特別なものは必要ではなく、町の観光ならヒートテックとシャツとセーターに厚めのダウンジャケットで充分かと思います。
  
  流氷ウォーク、水に落ちてる人もいてスリリングで楽しかったですよ。ぜひ楽しんできてください。
  
  　RAINDANCE

  PHOPHOCHANGさん からの返信 2023/02/13 07:55:25

  Re: 楽しく拝見しました。

  おはようございます。
  丁寧なお返事恐縮です。
  大変参考になりました。
  
  また、私の旅行記もご覧いただき、ありがとうございます。
  
  楽しんで来ますね(*^^*)