コロナ禍の海外旅行/エジプト5泊7日②/バハレイヤオアシス滞在編

2022/07/12 - 2022/07/19

コロナ禍の海外旅行/エジプト5泊7日①/日本出国～エジプト入国編
https://4travel.jp/travelogue/11768672

コロナ禍の海外旅行/エジプト5泊7日②/バハレイヤオアシス滞在編

(執筆中)

エリア バフレイヤ・オアシス(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

迎えのドライバー、ムハンマド（一人目）と何とか合流。
ここから一泊目の宿があるバハレイヤオアシスまで約5時間400㎞のドライブとなる。
途中、水を買うために売店に寄ってくれたが、なんと両替を完全に忘れていたためドルしか持っておらず、店主に交渉していたらドライバーさんが払ってくれた。お礼に1ドル渡そうとしたがそれもいらないよ、と受け取ってくれなかった。

空港の近くはそれなりに栄えていたが、1時間ほど走ると一面砂漠に。かろうじて道路は整備されているが両側は完全な砂漠。建物は何もない。

カイロ国際空港 (CAI) 空港

途中でサービスエリアのようなところに寄ってくれた。バーガーキング、小さなカフェ兼売店、ガソリンスタンドが砂漠の真ん中にポツンとある。売店の中にはお祈りスペースもあった。
ここの従業員の一人、ハッサン（一人目）という男性がとても親切でたくさん話しかけてくれて、緊張がすっとほぐれていった。

途中で景色のいい場所に何度か寄ってくれた。
しかしこのムハンマド（一人目）、やたらセルフィーを撮りたがり、体もやたら密着してくる。イスラム教では未婚の男女が触れ合うことは禁止されているので、他宗教の女性はこのようにボディタッチの餌食になりやすいそうだ。

玄武岩と貝殻が混ざった砂。このあたりは昔海だったので運が良ければ魚の化石も見つけることができるらしい。

ようやく一泊目の宿に到着。
日本人好きのムハンマド（二人目）がオーナーの家族経営のホテル。
当初カイロで一泊して翌日朝からここに来る予定だったが、翌日にオーナーの砂漠ツアーに参加するので、体力温存のためとエジプトの田舎を体験したく、前日入りすることにした。
※カイロへの送迎はツアー代金+145＄

Desert Safari Home
https://www.booking.com/hotel/eg/desert-safari-home-lbwyty.ja.html

バフレイヤの鉱泉 温泉

ホテル入口には白いブーゲンビリアが見事に咲いていた。

私の部屋はここ。最初はbookingで予約しようと思ったんだけど、なぜか予約を受け付けておらずムハンマド（二人目）のInstagramに記載してあるwhat'sAppから直接予約をした。
■シングル・専用シャワー＆トイレ・夕食(OP)・朝食・wifiありで50＄
円安とはいえbookingの表示より少し高いんだが、これはエジプトではよくあることなので気にしないことにする。予約前にちゃんと確認しなかった私も悪いので。

トイレットペーパーなし、ホコリをかぶった石鹸が一つ。
正面の窓の網戸は破れている。エアコンはなし。

実はここまでランクの低いホテルに泊まるのは初めて。
うわ～～(涙)と思ったけど、これも一つの経験。パックパッカーの人たちは慣れたものかもしれないけど、私にとってはこれも貴重な経験。このためにここに泊まるのだ。

ここの網戸も破れている。

久しぶりに見たブラウン管。
リモコンはホコリをかぶっている。

ベッドメイクはちゃんとされているようで、シーツは綺麗。

変換プラグもあった。

荷ほどきをして、中庭に出てみた。
白い壁にピンクのブーゲンビリア。
ここだけヨーロッパみたい。

見事に咲いている。去年ブーゲンビリアを庭に植えたんだけど、日本の冬は耐えられなかったようで枯らしてしまった。エジプトの夏は暑くて辛いけど、この時期に来て良かった。

写真を撮っていると、オーナーのムハンマドのお父さんがやってきた。
今は引退したが、昔はお父さんが砂漠のガイドツアーをやっていて、ムハンマドも子供のころから同行しており、日本人にたくさん可愛がってもらったようだ。
10～20年前くらいはここにも日本人がたくさん来たけど、2015年ごろからテロの影響で警戒レベルが引き上げられ、ほとんど来なくなってしまったとのこと。
※西部及び南部の砂漠地帯はコロナ前からレベル２(不要不急の渡航は止めてください)となっている

マンゴーの木もあった。

ライムの木かな？

デーツ（ナツメヤシの木）もあった。

宿の周りには何もないので夕食をオプションで頼んでおいた。
早速バステト神が狙いに来た。

アエーシ、サラダ、トマト風味のジャガイモ、スパイスのきいたご飯、チキン。
正直に言うと、私の口にはエジプト食は合わなかった(涙)
決して不味いわけではない。たった一人の宿泊客である私のためにちゃんとした料理を作ってくれて感謝している。
でも半分くらい残してしまった。

猫が狙いに来るので、従業員が椅子を倒して登れないようにしてくれたんだけど逆効果のようだ。このあとチキンを奪われてしまった。
20時間以上のフライトで半分寝ながら食べていたので、早々に休ませてもらうことにした。

この時は18:30くらい。まだまだ明るい。日本より気温は高いが、湿度が30％くらいなので日陰はとても涼しく快適。ただし破れた網戸からハエが入ってくるので、日本から持って行った蚊取り線香を焚いた。

中庭ではムハンマドと家族・友人が夜遅くまで楽しそうにお喋りしている声が聞こえた。不思議とうるさくは感じなかった。ブッキングの口コミを見ると、シーシャに誘ってもらった方もいたようだ。
部屋にはエアコンがないけど窓から入ってくる風が気持ち良くて、意外に熟睡できた。

翌朝。ちょっと早起きして入口のブーゲンビリアを撮りにきた。
朝のエジプトは爽やか。

タイルも可愛い。

グーグルマップの航空写真を見ると、周りは一面砂漠。
改めて、すごい所に来たものだと感じた。

中庭でぼーっとしてたらお父さんがめちゃくちゃ甘いコーヒーとお菓子をくれた。エジプト人はコーヒーまたは紅茶1杯に砂糖をスプーン2～3杯入れるのが当たり前だそう。

朝食ができた。
再びアエーシと餡子のような甘い豆のペースト、オムレツ。アエーシは歯ごたえがあり意外にお腹に溜まるので少し残したが、他は完食。

また狙いに来た。

ムハンマドは（食事を狙うから）They are not KAWAII.と言っていた。

11時ごろ、砂漠ツアーに向けて出発。
明日カイロに送る前に部屋でシャワーを使わせてくれるそうで、荷物もそのまま置かせてもらえた。