2022/01/02 - 2022/01/03
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RAINDANCEさん
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宮城県北東部の端っこ、太平洋に面する三陸海岸の市である気仙沼を訪れました。世界三大漁場のひとつとされる金華山沖に近く、遠洋漁業基地であり東北地方最大級の漁港を擁します。
★震災からの復興が進む港湾部、獲れたての魚が当たり前のこの地で気仙沼ならではのグルメを味わう。
★気仙沼への途上で栗原市の伊豆沼にて渡り鳥を鑑賞。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎フカヒレ海鮮まん
◎気仙沼クラフトビール
◎モウカの星(ネズミザメの心臓)
◎マンボウの刺身
◎メカジキのハーモニカ
◎男山酒造の日本酒
◎シャークナゲット
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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年末年始の宮城周遊、鳴子温泉を出て気仙沼へ向かいます。大崎市から隣の栗原市に入りました。
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栗原市の若柳という地区にある「伊豆沼」に立ち寄り。渡り鳥の飛来地として知られています。
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沼の畔に「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」があります。
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伊豆沼・内沼の自然について学ぶことができる施設。ハクチョウの餌も売っています。
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餌を持って沼へ。オオハクチョウも毎年2~3千羽が飛来し、伊豆沼・内沼はオオハクチョウの日本一の越冬地にもなっているのだとか。
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餌をやっていると興奮して鳴き出し、その声を聞いて別のハクチョウが遠くから氷の上をヨチヨチ歩いてやって来て、氷が割れて着水するのがカワイイ。しばし、餌やりを楽しみました。
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栗原市をあとにし、登米市、南三陸町を経て気仙沼へ向かいます。
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気仙沼市に入り、「気仙沼湾横断橋 かなえ大橋」を渡ってまずは唐桑半島方面へ。
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唐桑半島に入りました。
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「巨釜半造」のパーキングです。ここから遊歩道を歩いて、海岸沿いを見に行きます。
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この入り江の奥に清水の湧く「水取場」があって、漁師たちが漁の後にここで水飲んでたそうです。
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こちらが「巨釜(おおがま)」…泡立った波が大きな釜で煮えたぎっているように見え…
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…沖にある八幡岩が蓋のように見えるので、「巨釜」と呼ばれるようになったとか。そそり立つ石柱は「折石」、明治三陸津波の時に先端が2m程折れる前はろうそく岩と呼ばれていたそうです。
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「半造(はんぞう)」の方へも行ってみました。この辺は海産物が豊富で漁が繁盛したことから“繁盛”がなまって“半造”と呼ばれるようになったらしい。
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トドが潮流に乗り南下してここで休むことがあるというので「トド岩」。
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海が荒れると潮が吹きあがる「潮吹岩」。この日は波が穏やかでしたので、残念ながら泡も潮吹きもありませんでした。さて、気仙沼港へ向かいましょう。
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港の傍にある「男山本店」。夕食でいただくことになる日本酒の蔵元。
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港には気仙沼温泉とお魚いちば。
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遠洋漁業基地であり東北地方最大級の漁港だけに大型漁船がズラリ。
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気仙沼魚市場に隣接する「気仙沼 海の市」にやってきました。
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三陸の海の幸が揃う観光物産施設です。震災の3年後にリニューアルオープンしました。海の安全を願って神社にお参り。
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三陸の鮮魚。
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こっちも鮮魚。近所なら買って帰るんですが…
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気仙沼と言えばサメ…名物の「フカヒレ海鮮まん」を発見。
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即購入、「フカヒレ海鮮まん」です。
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美味かったですが、肉まんではフカヒレ感をあまり感じないかも…
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夕暮れも近づきこの日の宿である「旅館 海光館」へ。本吉気仙沼道路の気仙沼ICを降りてすぐの高台に建つ旅館です。
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エントランス。大正3年(1914年)に開業という歴史ある宿ですが、震災被害にあい2015年に新築移転したということです。
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あれ?ここは病院か?…と思うほど建物は内外装とも清潔感ありピカピカです。
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客室もピカピカ。新築かと思いました。
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ベッドも快適、寝心地抜群。
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洗面台もピカピカ。
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バスルームもピカピカ。(大浴場があるので使用しませんでしたが)
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トイレもピカピカでした。
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お着き菓子は、地元の小山大製菓「ピーナッツせん」。
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まずは大浴場へ。
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大浴場…というほど大きくはないですが…
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一人で入るには十分な広さ。(貸切ではないですが、たまたまひとりでした)
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洗い場もピカピカ。
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温泉ではありませんが、しっかり温まってさっぱりできました。
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そして温泉の後の夕食。なんといってもこの夕食が素晴らしかったのです。
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まずは「気仙沼クラフトビール」を。地元企業などの出資でつくる合同会社ブラック・タイド・ブルーイング(BTB)のサザン・エクスペディションというインディア・ペールエール。ホップと苦みが効いてる~。
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料理は、予約時に「気仙沼大杯盛りプラン」をチョイスしていました。海鮮山盛り!
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こちらが「モウカの星」…サメの心臓です。酢味噌でいただきます。馬肉みたいな感じ?
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「マンボウの刺身」、こちらも酢味噌、クセのない白身魚の様。
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あわび。
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気仙沼生牡蠣。
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ビールの次は日本酒…まず男山酒造の「蒼天伝」をチョイス。
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活けホタテ陶板焼き。
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焼いて、切って…
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焼いたときの出汁をつけていただきます。
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ご主人おススメの、この春に出た男山の大吟醸…魚を活かす酒とのことでオーダー。
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「メカジキのハーモニカ」、良く動かしている筋肉の旨さを味わいます。
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私は生牡蠣は一度あたって以来ダメなので、宿のご主人の計らいでカキフライにしていただきました。
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最後は海鮮丼に!
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海老のつみれ汁とごはんで締め。
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デザートはリンゴ。
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なんでしょうこの満足感…当地の味覚を活かした料理と、明るいオーナー夫婦の明るく丁寧なおもてなしが最高のディナータイムを演出してくれました。客室の窓辺で少し夜風を浴びて眠りにつきます。
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翌朝…日の出。
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朝食です。
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前日の鳴子温泉に続いて、こちらの朝食も正月らしく雑煮とおせち。
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ぜんざいも付いていて妻歓喜。
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コーヒーはセルフで。
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チェックアウト後まず向かったのは、昨日訪れた「気仙沼 海の市」。
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なぜまたここに来たかというと、昨夕は営業終了で入れなかった「シャークミュージアム」と「氷の水族館」が目当てです。
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サメの水揚げ日本一の気仙沼ならではの、サメの生態を紹介するミュージアムです。ホオジロザメのスーパーリアルオブジェ。
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ジンベエザメのスーパーリアルオブジェ。
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小型のサメが何種類か水槽に。
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震災被害から復活し再び活気を取り戻した気仙沼、海との深い繋がりを紹介。日本で唯一のサメの博物館なので、ここは外せませんでした。
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続いて「氷の水族館」へ。
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氷屋による-20℃の氷の世界、防寒着を着て入ります。
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氷漬けの魚たち。
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港町ならではの製氷技術を活かした博物館らしいです。ここは好みが分かれそうですね。
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「UMI-ICHIホヤぼーやホール」では、「おかえりモネ展」が開催されていました。
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気仙沼市は連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台。
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気仙沼 海の市とは渡り廊下で繋がっている「気仙沼魚市場」へ。
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魚市場から望む、大型の遠洋漁船がズラっと並ぶ港の風景。さすが全国6位の水揚げ量を誇る気仙沼。カツオ、メカジキ、サメの水揚は日本一です。
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気仙沼港をあとにし、南へ10kmほどの岩井崎へ向かいます。
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岩井崎に近づいたところで見えてきたのが「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」。
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それは、津波に襲われた気仙沼向洋高校の校舎です。伝承館としては年末年始で休館でしたが、震災の爪痕は感じることができます。
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「岩井崎」のパーキングに着きました。
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青森県南部から宮城県の牡鹿半島に至る三陸海岸一帯は「三陸復興国立公園」に指定されています。
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この岩井崎もその一部。
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逆光を受けたこのシルエットは「龍の松」。
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津波によって被害を受け一部が残った幹と折れた枝が龍に見えることから「龍の松」と名付けられました。復興のシンボルとして保存加工が施されてます。
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「潮吹き岩」…はこの先端ですが、波は穏やか。
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「秀の山雷五郎像」、気仙沼市出身の第9代横綱。 小兵力士でありなが
ら努力の結果38歳で横綱まで上り詰め優勝6回を誇る横綱だったそう。すごいですね。 -
公園からちょっと離れた堤防。津波で流された跡地には、いずれこの地を守ってくれるであろう若き松の木たち(たぶん)が未来へ向けてその枝を空に伸ばしていました。
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「海の殉職者慰霊塔」。たとえ津波が来ても海とは切っても切れない縁がある気仙沼…震災だけに限らず、海との正負の関係をこの慰霊塔に込めて。
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さらに南下して見えてきたのは大谷海岸。
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気仙沼の最後に、この海岸沿いにある「道の駅 大谷(おおや)海岸」に立ち寄り。2021年3月にグランドオープンしたばかりの道の駅です。
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生簀のある道の駅です。
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幸運の白いウニ?
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コレでした。
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エイ。
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ホヤとか諸々。
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グルメコートもかなり賑わってました。もう満席。
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片隅にあった「HAMACAFE」。
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ここで「シャークナゲット」をいただきました。さっぱりしていてチキンナゲットみたい。
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三陸沖は世界三大漁場のひとつとされています。その金華山沖が近い気仙沼港には世界中から漁船が集まるそうです。魚も野菜もとれたてが当たり前のこの地で、気仙沼ならではのモノも存分に楽しめました。かなり満足感を得て、次の目的地である石巻に向かいます。
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