亘理_Watari　『ほっきめし』！豊かな食文化で復興の道を歩む町

2021/12/30 - 2021/12/30

宮城県南部、太平洋に面した町である亘理を訪れました。東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、豊かな食文化を活かし復興の道を歩んでいます。
★「はらこめし」のシーズンは外してしまいましたが、「ほっきめし」はまさにシーズン。

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎ほっきめし
◎いちごのケーキ

エリア 宮城

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

冬の宮城をドライブで巡る旅、福島から宮城に入り、そして亘理町に入りました。

目当てはこちら、「和風レストラン 田園」。

そして更に、この店に来たお目当ては「ほっきめし」。

もうちょっと言うと、「はらこめし」からたどり着いた亘理なのですが、はらこめしの時期はちょっと前に過ぎており、この時期は「ほっきめし」と「かきめし」でした。

しかしそれは承知の上、ほっきめしが楽しみです！

来ました！私の「ほっきめし定食」。12～5月限定です。

ホッキ貝（北寄貝）は正式名をウバガイという大型の二枚貝で、その大きさと美味しさから「貝の王様」と呼ばれているそうです。肉厚でボリュームあってダシがしみ込んで美味い！

妻は、ほっきめしだけでなく、かきめしと海鮮丼がセットの「三味丼セット」。

12～4月限定の「かきめし」。

「海鮮丼」。三味セットの海鮮丼は天丼に変更できます。

亘理のご当地グルメを味わったところで、もうひとつ…

「笹かまの里 馬上かまぼこ店」、大正元年創業の老舗「馬上かまぼこ」の本店です。ここ亘理が創業の地。

笹かま作りの製造工程を見学できます。

“たたき”工程。

“焼き”工程。

2階の「かまぼこ情報館」ではパネル展示を見学できます。笹かまぼこができるまで。

2階からは工程を見下ろせます。

こちらが店舗。

旅は始まったばかりでお土産に要冷蔵の食べ物を買い込むには少し早い…かな。

宮城県出身の民謡歌手に見送られ、笹かまの里をあとにします。

続いて立ち寄ったのは「大雄寺」、慶長9年（1604年）に初代亘理領主伊達成実によって創建された菩提寺が起源。江戸時代後期に再建された山門が町の指定文化財となってます。

本堂。創建当時の建物は焼失してしまったそうです。

阿武隈川旧河口跡の汽水湖「鳥の海」。魚介類が豊富なことから渡り鳥などの野鳥の生息地となっていて、バードウォッチングの名所だそうです。仙台藩主伊達家の狩場だったらしい。

鳥の海近くには、「荒浜にぎわい回廊商店街」…

…「鳥の海ふれあい市場」といったお店があります。こちらに入ってみましょう。

鮮魚！…昼過ぎですのでもう既にだいぶ売れちゃってます。

さっき食べたホッキ貝です。宮城県産。

こちらも宮城県産のまぐろ。この旅でも訪れる予定の塩竃港の水揚げ。

宮城県産のキチジ（きんき）。

妻の好物、すじこ。こちらはアラスカ産でした。

その他もろもろ。

地場産のリンゴ。

あっ！スイーツ！

気づいたときには妻がすでにこれを手に取っていました。

「いちごのシフォンケーキ」、ランチのデザートに。亘理町・山元町は震災前は東北一のいちご生産高を誇っていました。

日が差す中で少し雨がぱらついていたので、鳥の海公園の「避難の丘」越しに虹が出ていました。この亘理も東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、豊かな食文化を活かし復興の道を歩んでいます。今度は「はらこめし」の時期に訪れたいと思います。