2021初秋、東山動植物園・温室(6/7)：香りの有用植物室、月桃、水蓮霧、イランイランノキ

2021/09/22 - 2021/09/22

東山動植物園の歴史紹介です。昭和31年(1956年)には岐阜県大野郡白川村より合掌造りの家が移築されました。翌年の昭和32年には開園20周年記念「子供の楽園世界探検博」が開催されました。昭和34年の伊勢湾台風で再び甚大な被害を受けました。大温室はガラスが割れ、被害が甚大だった奥の温室は「ロサンゼルスハウス」として改装されました。合掌造りの家は棟が傾き、園内での倒木は約3,000本とされ、自然林が一夜で明るくなったとされます。(東山動植物園公式サイト)

エリア 千種・今池(愛知)

『香りの有用植物室』の案内表示板の光景です。『中央ヤシ室』の東側に位置する温室です。多くの植物は、人間生活の中で、食糧。新香料・衣料・建築材料・薬・顔料などに利用されていますが、この展示室では、『香り』ををテーマに展示していることが紹介されていました。(同上)

『香りの有用植物室』の室内光景です。大温室の前館の一番東に位置しています。この展示室は、2021年誕生の部屋で、シダ類は、ハワイアンハウスなどに同居し、ここは新しく香料温室になりました。(同上)

『水槽遺構』のタイトルがあった説明パネルの紹介です。補修工事のために土壌を掘り起こしたところ、かつて水生植物やシダ、食虫植物を展示していた頃の水槽の遺構が出土しました。水槽は復原したのちに砂で埋め、その一部を展示していることが紹介されていました。(同上)

はっきりとは確認できませんでしたが、中央の窪みが、発見されたのち復元された水槽の遺構のようです。その場所に数多くの植木鉢が展示してありました。左手には、パピルス草のような、大型の『カヤツリグサ(蚊帳吊草)』らしい植物が見えていました。(同上)

名前：『セージ』
分類：シソ科サルビア属
分布：地中海沿岸原産。
その他：よく知られたハーブの1種です。ギリシャ、エジプトなどの古代では、サルビア属のハーブは強力な魔力を持つと考えられていました。(同上)

名前：『レモンタイム』
分類：シソ科タイム属
分布：レモンタイムは起源が不明で、種間交雑説や、個別の種ともされます。
その他：食卓を豊かにする香りです。(同上)

名前：『ペパーミント』
分類：シソ科ハッカ属
分布：ヨーロッパ大陸原産。
その他：和名はコショウハッカ、よく知られたハーブです。ハッカ属は、古代ギリシア、ローマで浴用香料や、また食物や飲料の風味付けに使われました。(同上)

名前：『ローズマリー・マリンブルー』
分類：シソ科
分布：地中海沿岸の原産。
その他：耐寒性に優れているローズマリーのようです。紫色の花が咲く、ハーブの1種です。(同上)

名前：『ペパーミント・ゼラニウム』
分類：フウロソウ科ペラルゴニウム属
分布：南アフリカ・ケープ原産。
その他：葉は掌状に浅裂し、ペパーミントの香りがあります。ハーブの仲間です。小さな白色で紫色の模様のある花が咲きます(同上）

名前：『タチジャコウソウ(立麝香草)』
分類：シソ科ジャコウソウ属
分布：南ヨーロッパ原産。
その他：一般にタイムの名で呼ばれる、ハーブの仲間です。種類によって花色は異なり、白、ピンク、または紫を基調に、様々な色があります。(同上)

名前：『レモンタイム』
分類：シソ科タイム属
分布：レモンタイムは起源が不明で、種間交雑説や、個別の種ともされます。
その他：食卓を豊かにする香りです。葉は「レモン」や「柑橘類」を連想させる爽やかな香りがあり、「抗菌・抗真菌作用」や「抗酸化作用」等があります。(同上)

名前：『ゲットウ(月桃)』
分類：ショウガ科ハナミョウガ属
分布：東南アジア原産。
その他：沖縄や海外で目にしましたが、魅力的な花です。沖縄の地方名で、サンニン、サニンなどとも呼ばれます。(同上)

名前：『フイリゲットウ(斑入り月桃)』
分類：ショウガ科ハナミョウガ属
分布：ビスマルク諸島、ソロモン諸島原産。
その他：斑入りの葉が魅力的な月桃です。種・花・果実・葉・根茎が利用され、飲料用、食用、滋養保健、薬用に使われる有用植物です。(同上)

名前：『ハナシュクシャ(花縮砂、花縮紗)』
分類：ショウガ科ハナシュクシャ属
分布：インド～東南アジアに分布。
その他：葉の間から花茎を伸ばし、長さ15～30センチの穂状花序に、多数の花をつけます。写真で確認したのは、白い花でした。(同上)

名前：『キンコウボク(金厚朴)』
分類：モクレン科オガタマノキ属
分布：熱帯アジアの原産。
その他：チャンパカとも呼ばれ、その香りはアジアンな印象の甘く濃厚なフローラル調ですが、深みがあり「お香」のイメージに近いと言われます。(同上)

名前：『ミズレンブ(水蓮霧)』
分類：フトモモ科フトモモ属
分布：インド原産
その他：美味しさも栄養も備わった優れたフルーツで、見た目も鮮やかです。(同上)

名前：『ミズレンブ(水蓮霧)』
分類：フトモモ科フトモモ属
分布：インド原産
その他：美味しさも栄養も備わった優れたフルーツで、見た目も鮮やかです。根元に、落ちた蕾がまとめられていました。(同上)

名前：『ビロード・サンシチ』
分類：キク科ギヌラ(サンシチソウ)属
分布：塔南アジア原産。
その他：パープル・パッションや、ベルベット・プランの別名を持ちます。(同上)

名前：『ビロード・サンシチ』
分類：キク科ギヌラ(サンシチソウ)属
分布：塔南アジア原産。
その花の色は色は、黄色・、葉の色は、緑・紫色。(同上)

名前：『イランイランノキ』
分類： バンレイシ科イランイランノキ属
分布：東南アジア～オーストラリア北部原産。
その他：『イランイラン』は、イラン国とは関係なく、「花の中の花」という意味のフィリピンの現地語に由来します。(同上)

名前：『イランイランノキ』
分類： バンレイシ科イランイランノキ属
分布：東南アジア～オーストラリア北部原産。
その他：世界中の熱帯域で栽培され、香料や材、観賞用に利用されています。特に花から抽出される精油はさまざまな香水に使用されます。(同上)

名前：『コスモス(秋桜)』
分類：キク科コスモス属
分布：メキシコ原産。
その他：ピンクと白色、それに少しだけ赤色も交じっているようです。日本の秋には欠かせない花です。(同上)

東山動植物園の円内光景です。このあスイレン池の紹介をしますが、南側からスイレン池越しの温室を眺めて、池の右手側(東側)にi熱帯睡蓮が、左手側(西側)に温帯睡蓮が植栽されていました。(同上)

改めて紹介する、国の重要文化財に指定された、東山動植物園の『温室前館』の光景です。中央に見ているのが『中央ヤシ室』です。その左右に羽を広げたような造りは、宇治平等院鳳凰堂の建物を連想させます。(同上)

『温室前館』の姿を映すように設計されたスイレン池の光景です。まだ咲き始めたばかりのスイレンの花の姿がありました。『温室前館』の姿が写る方角ではありませんでした。鉢植えにしたスイレンが、池に沈めてあります。右端に温室が写りこんでいますから、こちらは熱帯睡蓮を植え込んだ池になります。まだほんの少しの開花状況です。(同上)

名前：『ホット・ピンク』：推定
分類：スイレン科(熱帯水連)
分布：熱帯地域
その他：「赤に近い濃いピンク」のカテゴリーに入る品種とされます。(同上)

名前：『ホット・ピンク』：推定
分類：スイレン科(熱帯水連)
分布：熱帯地域
その他：開花えるようです。(同上)

名前：『ティナ』：推定
分類：スイレン科(熱帯睡蓮)
分布：熱帯地域
その他：品の良い薄いピンク色の花です。(同上)

名前：『ティナ』：推定
分類：スイレン科(熱帯睡蓮)
分布：熱帯地域
その他：小型ですが、花付きの良い品種とされます。(同上)

名前：『デンバー』：推定
分類：スイレン科(温帯睡蓮)
分布：温帯地域
その他：遅春から初秋にかけて花を咲かせる種類とされます。(同上)