八甲田・酸ヶ湯温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
航空会社の期限切れ間近のマイレージが残っていたので、函館、青森、十和田湖方面に出かけました。<br />学生時代に住んでいた札幌から上京した時は、青函連絡船に乗って函館や青森を通ったことはありますが、どちらも市街地に出たことはありませんでした。したがって、青函トンネル、青森観光は最初の経験でした。<br /><br />青森県観光の旅程は、次の通りです:<br />6月7日	(火) AM  函館→青森 (新函館・新青森間は新幹線)<br />		PM  青森観光(繁華街、三内丸山遺跡)  青森伯<br />6月8日	(水) 終日  八甲田山トレッキング	    酸ヶ湯温泉泊<br />6月9日	(木) AM  酸ヶ湯温泉→十和田湖	    十和田湖泊 <br />		PM  十和田湖観光(休屋付近)<br />6月10日(金) 終日  奥入瀬渓流トレッキング	     十和田湖泊 <br />6月11日(土) AM  十和田湖→青森駅 <br />        PM  青森エイエリア観光<br />		夕方  青森駅→青森空港→羽田   JAL150便 <br /><br />主な観光体験<br />「北海道新幹線」:新函館北斗駅・新青森駅間を地底トンネルでつなぐ「北海道新幹線」を利用。<br />「三内丸山遺跡」:青森市郊外にある縄文時代の大規模集落遺跡を見学。<br />「八甲田山」:ロープウエイで山頂公園駅に上り、トレッキングコースで八甲田の景観を満喫。<br /><br />「奥入瀬渓流」:十和田湖を源流とする渓流沿い遊歩道を歩き、滝や急流などの自然美に観賞。<br />「十和田湖」: 休屋付近の「十和田湖観光交流センター」、「乙女の像」、「十和田神社」などを散策。<br />「青森ベイエリア観光」:A-FACTORY、青函連絡船「十和田丸」、ねぶたの家「ワラッセ」などを見学。<br /><br />第2日目には、「八甲田雪中行軍遭難事件」で有名な八甲田山でトレッキングをしました。<br /><br />「八甲田雪中行軍遭難事件」は、1902年1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件です。参加者210名中199名が死亡したと言う、日本の登山史における悲惨な事故です。この史実を題材として、新田次郎は『八甲田山死の彷徨』を執筆し、1971年刊行されています。<br /><br />ところで、「八甲田山」ですが、その名がついた単独峰が存在するわけではなく、大岳(標高1,585m)を主峰とする18の山々からなる火山群であり日本百名山の一つに指定されています。青森県のほぼ中央に位置し、約20km南には十和田湖があります。<br />この八甲田山への行き方調べたら、青森駅からバスで山麓駅まで約1時間で行けることが分かりました。そこからロープウェイで山頂に登ると山頂公園があり、「八甲田ゴードライン」というトレッキングコースがあることも分かりました。<br />そこで実際にその山頂部を巡る「八甲田ゴードライン」を歩きましたので、その時に眺めた山岳風景を報告します。

新緑の青森県を旅行(3) 「八甲田雪中行軍遭難事件」で有名な八甲田山でトレッキング

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2022/06/07 - 2022/06/11

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Masakatsu Yoshida

Masakatsu Yoshidaさん

この旅行記のスケジュール

2022/06/05

  • ロープウェイ

  • 八甲田ロープウェイ山頂公園駅

  • ロープウェイ

この旅行記スケジュールを元に

航空会社の期限切れ間近のマイレージが残っていたので、函館、青森、十和田湖方面に出かけました。
学生時代に住んでいた札幌から上京した時は、青函連絡船に乗って函館や青森を通ったことはありますが、どちらも市街地に出たことはありませんでした。したがって、青函トンネル、青森観光は最初の経験でした。

青森県観光の旅程は、次の通りです:
6月7日 (火) AM  函館→青森 (新函館・新青森間は新幹線)
PM  青森観光(繁華街、三内丸山遺跡)  青森伯
6月8日 (水) 終日  八甲田山トレッキング     酸ヶ湯温泉泊
6月9日 (木) AM  酸ヶ湯温泉→十和田湖     十和田湖泊
PM  十和田湖観光(休屋付近)
6月10日(金) 終日  奥入瀬渓流トレッキング   十和田湖泊
6月11日(土) AM  十和田湖→青森駅 
        PM  青森エイエリア観光
夕方  青森駅→青森空港→羽田 JAL150便

主な観光体験
「北海道新幹線」:新函館北斗駅・新青森駅間を地底トンネルでつなぐ「北海道新幹線」を利用。
「三内丸山遺跡」:青森市郊外にある縄文時代の大規模集落遺跡を見学。
「八甲田山」:ロープウエイで山頂公園駅に上り、トレッキングコースで八甲田の景観を満喫。

「奥入瀬渓流」:十和田湖を源流とする渓流沿い遊歩道を歩き、滝や急流などの自然美に観賞。
「十和田湖」: 休屋付近の「十和田湖観光交流センター」、「乙女の像」、「十和田神社」などを散策。
「青森ベイエリア観光」:A-FACTORY、青函連絡船「十和田丸」、ねぶたの家「ワラッセ」などを見学。

第2日目には、「八甲田雪中行軍遭難事件」で有名な八甲田山でトレッキングをしました。

「八甲田雪中行軍遭難事件」は、1902年1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件です。参加者210名中199名が死亡したと言う、日本の登山史における悲惨な事故です。この史実を題材として、新田次郎は『八甲田山死の彷徨』を執筆し、1971年刊行されています。

ところで、「八甲田山」ですが、その名がついた単独峰が存在するわけではなく、大岳(標高1,585m)を主峰とする18の山々からなる火山群であり日本百名山の一つに指定されています。青森県のほぼ中央に位置し、約20km南には十和田湖があります。
この八甲田山への行き方調べたら、青森駅からバスで山麓駅まで約1時間で行けることが分かりました。そこからロープウェイで山頂に登ると山頂公園があり、「八甲田ゴードライン」というトレッキングコースがあることも分かりました。
そこで実際にその山頂部を巡る「八甲田ゴードライン」を歩きましたので、その時に眺めた山岳風景を報告します。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
2.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
高速・路線バス JALグループ ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 青森駅8:20発の「JRバス東北みずうみ号」で八甲田に向かいました。 <br /><br />バスの便は1日に2便しかないのですが、私が乗ったバスの乗客は少なく10人程度でした。今でもコロナの影響で旅行を自粛する人が多いためと4思われます。 <br />

    青森駅8:20発の「JRバス東北みずうみ号」で八甲田に向かいました。 

    バスの便は1日に2便しかないのですが、私が乗ったバスの乗客は少なく10人程度でした。今でもコロナの影響で旅行を自粛する人が多いためと4思われます。 

  • 30分程経つと、「岩木山展望所」がありましたが、停車しなかったのでバスから岩木山を望むことはできませんでした。<br /><br />岩木山(標高1,625 m)は、青森県の最高峰であり、日本百名山に選定されています。<br />      <br />      <br />

    30分程経つと、「岩木山展望所」がありましたが、停車しなかったのでバスから岩木山を望むことはできませんでした。

    岩木山(標高1,625 m)は、青森県の最高峰であり、日本百名山に選定されています。
          
        

  • その後、八甲田山が見えてきました。  <br /><br />    <br /> <br /><br />     <br />

    その後、八甲田山が見えてきました。  

        


        

  • 9時過ぎに、「茅野茶屋」でトイレ休憩をしました。 <br /><br />

    9時過ぎに、「茅野茶屋」でトイレ休憩をしました。 

  • ロープウエイ駅前のバス停には、9:14に到着しました。

    ロープウエイ駅前のバス停には、9:14に到着しました。

  • この建物は、八甲田ロープウェイ山麓駅の駅舎です。<br /><br />山麓駅の標高は約660mです。<br />       <br />     <br />

    この建物は、八甲田ロープウェイ山麓駅の駅舎です。

    山麓駅の標高は約660mです。
         
        

  • 運行中のロープウエイです。      

    運行中のロープウエイです。      

  • ロープウエイからは、上下に伸びる筋状の雪渓が見えました。<br />        <br />

    ロープウエイからは、上下に伸びる筋状の雪渓が見えました。
         

  • ロープウェイ山頂公園駅に到着しました。<br /><br />そこに書かれていたロープウェイの説明に関する主な事項は次の通りです。<br />種別・方式:複線交走式普通索道(4線式)<br />線路高低差:649.5m<br />乗車定員:101名<br /><br /><br />

    ロープウェイ山頂公園駅に到着しました。

    そこに書かれていたロープウェイの説明に関する主な事項は次の通りです。
    種別・方式:複線交走式普通索道(4線式)
    線路高低差:649.5m
    乗車定員:101名


  • 八甲田ロープウエイ山頂公園駅の駅舎。<br />山頂公園駅の標高は1,314mです。<br /><br />駅舎の内部には、「八甲田雪中行軍遭難事件」に纏わる資料が展示されていました。<br />階段を上ると、屋上展望デッキがあり、青森市街のパノラマビューを展望できました。<br />

    八甲田ロープウエイ山頂公園駅の駅舎。
    山頂公園駅の標高は1,314mです。

    駅舎の内部には、「八甲田雪中行軍遭難事件」に纏わる資料が展示されていました。
    階段を上ると、屋上展望デッキがあり、青森市街のパノラマビューを展望できました。

  • 駅舎内の展示されていた「迷走する5連隊の兵士」と題する写真。   <br />

    駅舎内の展示されていた「迷走する5連隊の兵士」と題する写真。   

  • 屋上デッキから眺めた青森市街地のパノラマビュー。 <br />

    屋上デッキから眺めた青森市街地のパノラマビュー。 

  • 屋上デッキ眺めた南八甲田の素晴らしい大パノラマ。<br /><br />左から乗鞍岳(1449m)、駒ヶ峰(あるいは駒ヶ峯 1416m)、櫛ヶ峰(1516m)、横岳(1339m)が並んでいます。<br /><br />   <br /> <br />      <br />

    イチオシ

    屋上デッキ眺めた南八甲田の素晴らしい大パノラマ。

    左から乗鞍岳(1449m)、駒ヶ峰(あるいは駒ヶ峯 1416m)、櫛ヶ峰(1516m)、横岳(1339m)が並んでいます。

       
     
        

  • 八甲田山頂公園案内図。   <br />

    八甲田山頂公園案内図。   

  • 八甲田ゴードライン。<br />(情報源:八甲田ロープウエイ㈱のウエブサイト)<br /><br />この図を見ながら、トレッキングを始めました。<br />       <br />

    八甲田ゴードライン。
    (情報源:八甲田ロープウエイ㈱のウエブサイト)

    この図を見ながら、トレッキングを始めました。
         

  • 「八甲田ゴードライン」遊歩道の入口。<br /><br />道の上部は、雪道となっていました。                

    「八甲田ゴードライン」遊歩道の入口。

    道の上部は、雪道となっていました。                

  • ここから見上げると、うっそうと茂るササ薮の向こうに小さな雪渓が見えました。<br /><br />当日は、好天に恵まれたので、山の風景を鮮明に見ることが出来ました。

    ここから見上げると、うっそうと茂るササ薮の向こうに小さな雪渓が見えました。

    当日は、好天に恵まれたので、山の風景を鮮明に見ることが出来ました。

  • 1分後には、先ほど目にした雪渓を歩くこととなりました。 <br />近くに来ると、結構な大きさでした。<br /><br />今回は、トレッキングシューズを持参してきたので、雪の上を問題なく歩くことが出来ました。

    1分後には、先ほど目にした雪渓を歩くこととなりました。 
    近くに来ると、結構な大きさでした。

    今回は、トレッキングシューズを持参してきたので、雪の上を問題なく歩くことが出来ました。

  • 5分後には、八甲田火山の案内板がありました。<br />

    5分後には、八甲田火山の案内板がありました。

  • その案内版のある所は、「八甲田3山ビューポイント」でした。<br /><br />左から、赤倉岳(1548m)、井戸岳(1537m)、大岳(1585m)の三山が並んでいます。<br /><br />山裾には、大小の雪渓があちこちに残っていました。 <br />

    イチオシ

    その案内版のある所は、「八甲田3山ビューポイント」でした。

    左から、赤倉岳(1548m)、井戸岳(1537m)、大岳(1585m)の三山が並んでいます。

    山裾には、大小の雪渓があちこちに残っていました。

  • その後、再び雪渓を歩くこととりました。<br />

    その後、再び雪渓を歩くこととりました。

  • 15分後、八甲田ゴードラインの案内板がありました。」               

    15分後、八甲田ゴードラインの案内板がありました。」               

  • 私は、60分コースを選びました。<br /><br />いきなり、急斜面の山道を登ることなりました。<br />        <br />

    私は、60分コースを選びました。

    いきなり、急斜面の山道を登ることなりました。
          

  • 遊歩道の際には、可憐な「フキノトウ」が咲いていました。                 <br />

    遊歩道の際には、可憐な「フキノトウ」が咲いていました。                 

  • 「田茂萢岳(たもやちだけ)」へのアプローチとなっている階段を上ります。<br />        <br /> 

    「田茂萢岳(たもやちだけ)」へのアプローチとなっている階段を上ります。
          
     

  • 田茂萢岳(標高1324m) から見た八甲田山の景色(出発から25分後)です。<br /><br />中央部は、主峰の大岳です。

    田茂萢岳(標高1324m) から見た八甲田山の景色(出発から25分後)です。

    中央部は、主峰の大岳です。

  • 田茂萢岳を通過後の遊歩道の様子です。(出発から約230分後)<br /><br />雪が解けて、道路は水たまりとなっていました。 <br />       <br />

    田茂萢岳を通過後の遊歩道の様子です。(出発から約230分後)

    雪が解けて、道路は水たまりとなっていました。 
         

  • この辺りには、シャクナゲやハイマツが茂っていました。

    この辺りには、シャクナゲやハイマツが茂っていました。

  • それからしばらく歩くと、広大な雪渓が現れました。 <br /><br />雪が解けた後は、この辺りは恐らく湿原地帯に変わると思われます。、   

    それからしばらく歩くと、広大な雪渓が現れました。 

    雪が解けた後は、この辺りは恐らく湿原地帯に変わると思われます。、   

  • 50分程歩いた頃に設置されていた案内板。  <br /><br />山頂駅まで0.6kmと書かれていました。<br />     <br /><br />

    50分程歩いた頃に設置されていた案内板。  

    山頂駅まで0.6kmと書かれていました。
        

  • そこから見えた八甲田山の風景。<br />                

    そこから見えた八甲田山の風景。
                    

  • 案内板の下にあった高山植物。

    案内板の下にあった高山植物。

  • 「八甲田ゴードライン」の終点付近から見た八甲田の山々です。<br /><br />ここで、八甲田山の景観とは、おさらばです。      

    イチオシ

    地図を見る

    「八甲田ゴードライン」の終点付近から見た八甲田の山々です。

    ここで、八甲田山の景観とは、おさらばです。      

  • その近くで見たマイズルソウと思われる山野草。        <br />

    その近くで見たマイズルソウと思われる山野草。        

  • 「八甲田ゴードライン」のトレッキングを無事に終えて、下りのロープウェイに搭乗しました。  <br /><br />トレッキング中は、エゾノハルゼミが鳴いていたこと、 ウグイスもさえずっていたことを思い出しました。    <br />      

    「八甲田ゴードライン」のトレッキングを無事に終えて、下りのロープウェイに搭乗しました。  

    トレッキング中は、エゾノハルゼミが鳴いていたこと、 ウグイスもさえずっていたことを思い出しました。    
          

  • ロープウエイ駅前12:07発の酸ヶ湯行きのバスに乗り、八甲田を後にしました。<br /><br />            <br />                

    ロープウエイ駅前12:07発の酸ヶ湯行きのバスに乗り、八甲田を後にしました。

                
                   

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