2022/05/05 - 2022/05/05
42位(同エリア1055件中)
ちゅう。さん
近代建築に欠かせない美しく可愛いタイル、1922年4月12日、平和記念東京博覧会で「全国タイル業者大会」が開催され、それまでの化粧煉瓦、貼付煉瓦、装飾煉瓦などのさまざまな呼び方から、タイルに名称が統一されました。
奇しくも、タイル名称統一100周年の今年、
愛知県常滑市の砥石メーカー 東窯工業(株)が廃業、戦前 タイルの見本室(ショールーム)として使用されていた建物が取り壊されるという、新聞記事をGW直前、目にしました。
戦後は事務所だった木造社屋の腰壁や床に貼られたモザイクタイルの組み見本を救出、
保存展示を目指す有料イベントに参加した記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
PR
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この日のスタートは、名鉄常滑線常滑駅
まずは駅の観光案内所で地図を入手、目的はINAXライブミュージアム近くの東窯工業(株)ですが、2キロほどなので歩いて向かいます。
一般的な観光ルートは陶磁会館西の交差点から東へ続く「とこなめ招き猫通り」からの「やきもの散歩道」コースが人気ですが、見たい建物があるので交差点から南下、県道252号(常滑街道)を歩きます。
写真は、栄町1丁目交差点近くの「常磐晒木綿の店 瀧田」常滑市観光プラザ 名所・史跡
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<瀧田医院>
見たかった建物1 瀧田医院の蔵 -
<瀧田医院>
常滑市栄町一丁目112
見たかった建物1
現役のクリニックです。表札がいいですね!
AEDも備えられています。 -
<常滑栄町四丁目の民家>
県道252号(常滑街道)沿、瀧田医院の反対側
白いタイルに緑のアクセント、上部には木彫りのかわいいワンポイント -
<常滑市栄町一丁目の廃屋>
県道252号(常滑街道)沿
歯抜けですが、古い建物が残っています
看板は、有限会社常滑海運社と読めます -
<常滑市栄町五丁目の元喫茶店>
この交差点で、常滑街道は県道を外れて東へ -
<常滑市栄町六丁目 常滑街道の駐車場>
常滑街道は、東海道四十一番めの鳴海宿(名古屋市南区)から南知多町の大井まで続く約62キロの古道です。
産地らしく、駐車場に土管のオブジェ -
<常滑市栄町六丁目 常滑街道>
木造三階建ての民家、左手に神明社 -
<常滑市栄町六丁目 常滑街道>
昭和なガラス戸、そろばん塾って懐かしい
週4で通っていた、何の役にも立っていない(^_^*) -
<神明社>
常滑市栄町六丁目200
左が西側、右側が陶製の狛犬が出迎えてくれる南側の階段
急いでいるので素通りです -
<常滑市本町二丁目の民家>
神明社前の横断歩道を渡ったあたりから入る小道 -
<本町大正館・旧中埜銀行常滑支店>
見たかった建物2
大正6(1917)年築
常滑市本町二丁目108(常滑街道沿い) -
<本町大正館・旧中埜銀行(=旧東海銀行)常滑支店>
とてもきれいに塗り替えられていました
中には入れませんでした、何か活用されているのでしょうか。 -
<とこなめ中央商店街>
常滑市本町三丁目(常滑街道沿い)
昔は賑わっていたのかも・・・ -
<とこなめ中央商店街事務所>
常滑市本町二丁目
旧常滑市役所(おそらく2代前の常滑市役所)
奥まったところにあり、古い建物に惹かれて偶然見つけました -
<世昌山宝全寺>
常滑市本町二番地ニ四八(常滑街道沿い)
曹洞宗、天正元(1573)年創建
ここも素通りですm(_ _)m宝全寺 寺・神社・教会
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<であいばし>
この川(運河?)は常滑港に流れこみ、その向こうはセントレア -
<月の椅子広場>
常滑市市場町二丁目
「とこなめ中央商店街」に陶器彫刻(粘土を直接成形し彫刻を施し焼成したもの)約150体が設置されています。 -
<素敵なタバコ屋さん>
常滑市奥条二丁目53
屋根がムクっている! -
<山方橋>
陶彫のある商店街から少し外れていますが、150体のうちの一つかな?
本物の猫さんには会いませんねえ -
<常滑市市場町六丁目の民家>
昭和な感じ -
<とこなめトイレパーク>
東窯工業さんを通り過ぎ、INAXライブミュージアムの公衆トイレへ寄っておきます。デザイン性は高いけれど、使い勝手はいまいちです。焦っている時は困ります。世界のタイル博物館 美術館・博物館
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
早速、スクラッチタイルの塀がお出迎えしてくれました。
江戸時代以来、甕(かめ)・土管・井戸筒・焼酎瓶・タイル・砥石を製造していました東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
なんとも味のある手書き立看板
東窯工業(株)のあとの○に十は、天保3年(1832)年に甕(かめ)製造で創業した時の屋号「まるじゅう」
金網にかかっているパネルは堤幸彦監督の「20世紀少年」という映画のロケ地で使われたという説明書きでした。昭和な建物群が最適だったようです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
こちらが「タイルの見本室」だった事務所棟
手前の建物で、イベント参加料(=寄付金)3000円を納め、マチなしの布バッグをもらいます。
12時の回を予約していたので、時間まで敷地内を見学します。
後ろに見える緑の塔は、蔦に包まれた煙突です。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
事務所棟の外にある勤務・休憩時間表東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
貼板(はりばん)
タイルを真鍮の枠にはめ込み、上から紙を貼って出荷
モザイクタイルの模様はあらかじめ組まれていたということです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
貼板(はりばん)
発掘フェスとうたっているのは、もらった布バッグに廃品などを入れて持ち帰って!という企画。産業廃棄物が減って助かるということもある。
ちなみに、この貼板は持ち帰り不可でした。バッグにも入らないし。
後日、クラウドファンディングのリターン品になっていました!東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
土管は明治元年から製造開始。
なんと土管の木型もCFのリターン品に!東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
わかる人にはわかる「滅びの美」
まだその域には到達していない、私。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
青い空とのコントラストが気持ちいい東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
築100年クラスでしょうか。
すでに取り壊されてしまいましたが。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
ここらへんのは出荷待ちだったのかも。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
少しだけタイルの展示がありました東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
電気窯でしょうか東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
砥石も焼き物です。ここら辺は持ち帰り自由です。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
別の工場内にあった変電室。
ヘルメットかぶった方が良いレベル。
イベント申し込み時、保険をかけるので本名記入するようにとあったのですが、間に合わなかったようで、一応、自分で旅行傷害保険かけて参加。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
赤色顔料・研磨剤であるベンガラを使用する製品も作っていた赤い部屋東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
ベンガラは酸化第二鉄が主要な発色成分で、江戸時代にインドのベンガル地方産のものを輸入したためベンガラというそうです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
タイルは、伊奈製陶(旧INAX・現在のリクシル)が帝国ホテルのタイルを焼いた大正12年から製造開始したそうです。
ちなみに東窯工業さんのお向かいはINAXライブミュージアム、お隣はリクシルの工場です。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
時間になったので、12時~13時の回で見学します。事務所内は各回定員15名。
最初に30分強、タイルに関する著作のある加藤郁美さんの説明を伺いながらの見学です。
「タイルの見本室」は約70平米で三室からなり、今年2022年3月まで事務所棟として使用されていました。
この写真は第1室、床は無釉モザイクタイルパネル、腰壁は施釉陶器タイル(美術タイル)。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
(どちらのビルか存じ上げませんが)辻村ビル(1930年)向けスクラッチタイルの色見本。
大山崎山荘本館(京都・1932年)、大丸心斎橋店本店(大阪・1933年)などにも納入実績があるそうです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
クリンカータイルとロール金型
第2室は通過したのみで写真がありませんが、床はクリンカータイル、腰壁はスクラッチタイルだったようです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
第3室は研究室と呼ばれ、乳鉢で材料の調合などしていた様子が伺われました。
3月まで使用されていたそうですが、相当カオスな状態で、専門書に混じって、劇薬なども残っているため短時間の滞在でした。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
昭和3(1928)年から昭和13(1938)年まで、タイルの見本室として使用された事務所棟は、顧客が現物のタイルを見て選べるように建てられたそうです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
第一室の床の無釉モザイクタイルパネルから見いていきます。
使用されているのは大正12(1923)年から昭和3(1928)年に焼かれたタイル。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
床のモザイクタイルパネルのデザインは、73種類も!東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
カラフルな無釉モザイクタイルは、土に色を練り込み色落ちしにくいため、近代建築では床材に使われています。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
杉江製陶所という社名は、タイルを作っていた時の名前です。
杉江さんにちなんだモザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
太平洋戦争が始まると、タイルは贅沢品と見なされ、砥石メーカに転業されました東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイルの輸出用カタログも見せていただきました。
面白いのは最大手、伊奈製陶などのカタログと中身は同じなのだそうです。
伊奈製陶の表紙はカラフルなものだったそうですが、準大手のSUGIE CRAY WORKSの表紙は地味なグレーの単色。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
なぜカタログの中身は同じかというと、船便のコンテナを一社で満たすのは難しいので、同業者で協力して輸出していたから、だそうです。
製造はそれぞれでも、組合などを通して受注や輸出は共同でしていたと理解しましたが、もう少し勉強してみたいと思いました。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
無釉モザイクタイルのパネル4種類 -
<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
次に、腰壁を見ていきます。24種類。
腰壁は施釉陶器タイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
東京高等工業学校(現在の東工大)や京都の国立陶磁器試験所で学んだ技術者が複数いたため、施釉の仕事ができたそうです。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
表紙と同じ、こちらの施釉タイルが一番目立っていました東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
布目の窯変タイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
布目がついているのがわかります東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
布目窯変タイル東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
こちらのタイルは今でも普通にありそう。東窯工業 名所・史跡
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<東窯工業株会社・旧杉江製陶所>
腰壁、4種類
東窯工業さんはここまでです。東窯工業 名所・史跡
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<やきもの散歩道>
帰りも歩いていきます。
観光ルートのやきもの散歩道に向かう途中。やきもの散歩道 名所・史跡
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<やきもの散歩道>
20年ほど前、母と散歩したときは、猫がたくさんいたんだけど、全く見かけません。
地域猫活動の賜物ですにゃ(=^x^=)やきもの散歩道 名所・史跡
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<やきもの散歩道>
招き猫の産地だけあって、陶器の猫はたくさん見かけるのだけど。
やっぱり本物に会いたい!やきもの散歩道 名所・史跡
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<やきもの散歩道>
で調べてやってきた「ほたる子」というお店の看板猫さん、みるちゃん
哀愁漂うか細い声で、みゃぁ~みゃぁ~
この紐ナントかしてよ~と訴えているようでしたやきもの散歩道 名所・史跡
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<土管坂>
やきもの散歩道にある土管坂土管坂 名所・史跡
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<この日のランチ>
新規開店したばかりの古民家カフェ
「まわるカフェ」でビーガンのカレー
代金の一部は選べる活動に寄付するシステム、迷わず、地域ネコ活動!に1票やきもの散歩道 名所・史跡
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<やきもの散歩道>
やきもの散歩道 名所・史跡
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<やきもの散歩道>
とこなめ招き猫通りを歩いて、常滑駅まで帰りましたやきもの散歩道 名所・史跡
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<この日のおやつ>
常滑駅隣接
「イチカフェ常滑店」で小倉ホイップワッフルとホットコーヒー -
<発掘品>
カラフルなタイルは1枚も落ちてなかったので、上のタイルと砥石を4つ(右下)いただいて帰りました。
左下は、杉江製作所のモザイクタイルパネルがデザインされた裏印(タイルの裏におす刻印) -
<東窯工業の小冊子>
当日印刷が間に合わなかったので、後日郵送してくださった加藤郁美さん編集の小冊子(8P、カラー)
この見学会の後、有志「杉江製陶所 [見本室タイル] 緊急救出プロジェクト実行委員会」によるクラウドファンディングで無事、資金を追加確保されました。
さらに最終的な保存展示先も決まったうえ、一時的なタイル保存期間中は、常滑市の施設「とこなめ陶の森資料館」で、タイルの見本室が再現されることになったそうです。
《95年前のタイル見本室 再現展》
期間:2022年8月11日(火)~10月10日(月)
会場:とこなめ陶の森資料館
タイルの切り出しの様子もわかります。
詳しくはこちら。↓
https://rescuex.jp/project/7301
めでたし、めでたし~とこなめ陶の森資料館 美術館・博物館
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この旅行記へのコメント (14)
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- binuskeiさん 2022/09/24 18:42:39
- 心の琴線に触れた旅行記でした。
- ちゅう。さんへ
こんばんは。
4トラからは、長いことご無沙汰をしておりましたが、ちゅう。さんの旅行記は大変興味深く拝見をさせていただきました。
私の好きな古き良き時代の建物、タイル、猫、心の琴線に触れる大好きなテーマがいっぱいでしたから、。
好きな建物は『pinterest 』に保存し、タイルは小さな物を作ったり(タイルを貼って目地材を入れて)、そして猫を見るのはコロナ禍の楽しみで、相変わらずキジ推しです。
このような場所があることを初めて知ったので、今後の参考にさせていただきます。
どうしても海外に目を向けてしまうのですが、日本の焼物、骨董、建物、民芸、地域に根付いた素敵な物等も大好きなので、。
私は全く旅行記を書いていませんが、又、4トラに戻って来ようと思っております。
ゆっくり拝見させていただきますね!
- ちゅう。さん からの返信 2022/09/24 21:31:59
- Re: 心の琴線に触れた旅行記でした。
- Binuskeiさん、こんばんは
お久しぶりです。
ご丁寧にコメントいただきありがとうございます。
ご自分でタイルで作品とは素晴らしいですね。
今年の春、龍泉寺というお寺の旅行記をアップしましたが、表紙にキジトラさんをもってきました。またお時間のあるときに覗いて下さると嬉しいです。
コロナ禍が開けても、しばらく過去旅や近所巡りが続きそうです。
新しい旅行記、楽しみにしています♪
ちゅう。
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- らぼさん 2022/08/29 09:03:09
- 涼しくなったら行ってみたいです
- こんにちは 初めまして
まだ海外には行きにくいので秋の旅行先を探してて辿り着きました。
国内では行ってないところがあまり無いのですが常滑は素通りしただけです。
建物もタイルも面白そうです。いつでも見学できるのか調べてみます。
18きっぷの端数が売ってたら安くいけそうですね。
旅行記参考にさせて頂きます。
- ちゅう。さん からの返信 2022/08/29 21:51:04
- Re: 涼しくなったら行ってみたいです
- らぼさん、初めまして!
メッセージありがとうございます。
やきもの散歩道はいつでもOKですが、今は芸術祭的なイベント中と思います。いろいろ調べてみて下さいね。
ご存じかと思いますが、18切符は名古屋か金山駅までで、その後は名古屋鉄道になります。
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- ネコパンチさん 2022/07/26 07:31:59
- 同じ(=^・^=)
- ちゅう。さん、おはようございます!
2020年秋に常滑に行きました。
私も出会ったネコさんが登場してビックリ!
みるちゃんっていうんですね。
そうそう、私もホンモノはこのコしか
会えなかったです。
その分、焼きもののネコはあちこちに…
私は王道のやきもの散歩道(ショートコース)を
巡っただけでしたが、散歩道外にも
味わいのある建物が連なっていたんですね。
中央商店街やであいばしから見た
運河の風景が素敵です。
本題のタイルですが、目標資金確保、保存決定で
めでたしめでたし!
失われるのを嘆くだけでなく、即行動に移された
ちゅう。さんのような方が多くいらっしゃった
おかげですね。
勉強になりました。
タイルたちのその後も追跡してくださると嬉しいです。
(ちゃっかりですみません^^;)
ネコパンチ
- ちゅう。さん からの返信 2022/07/26 23:11:10
- Re: 同じ(=^・^=)
- ネコパンチさん、こんばんにゃー(=^x^=)
コメント、ありがとうございます。
ネコパンチさんのトコニャメの旅行記、復習して来ました!
昨年かと思ったら、もう一昨年のことなんですね。
焼き物の猫さん、一つずつとっても丁寧に撮られてますね。
やっぱり本物の猫さんは、みるちゃんだけでしたか。
みるちゃん撮った後で入ったカフェで、地域猫活動に寄付!したので、新米店員さんに、猫のいる場所をお尋ねしたんですけどご存じなくて意外でした。時間帯も重要かなと思いました。
運河の風景、良いですよね。
10年以上前のコンデジと私の腕ではこの程度で(#^.^#)
ネコパンチさんが撮ったら、もう何十倍も素敵になると確信いたします。
「タイルの見本室 再現展」
撮影も自由みたいだし、涼しくなったら行ってみたいと思います。
ちゅう。
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- mom Kさん 2022/07/26 04:37:17
- 勿体ないことしてしまったあ
- ちゅう。さん、今月9日に歩いたばかり。タイルのことは、全く知らず、瀧田医院に見ほれていました。名古屋に用事泊のついででしたから、旅日記のつもりもなく、焼き物の町という程度の散策。
残念、残念、残念。タイル好きなのに、不覚、後悔大。
わが家のお風呂場のタイル貼りでネットや大阪のショールームを随分見たのですが、ここに登場するシックな感じのものはありませんでした。1930年代かあとため息。
ベンガラの語源、なあるほど。瀧田医院の赤もそうかもしれませんね。廻船問屋だったというおうちの名前と同じなので、流石だなあと感じました。吹屋で出会って、忘れられなく、一部屋ベンガラ壁にするとき、町の建築屋さん、初めてだというくらい、今はベンガラもどきを使うことが多いそうです。タイルも同様、身の回り、建築だけでなく全てにシックさが消えていくようで。人間性、社会のアラワレカシラン。
ちゅう。さんと、ちょうど逆に歩いていますが、暑くて、暑くて、じっくり楽しまずに引き上げてしまいました。お写真で見逃したところを楽しませていただきました。キャプションもありがとうございます。
- ちゅう。さん からの返信 2022/07/26 22:58:25
- Re: 勿体ないことしてしまったあ
- Kazukoさん、コメントありがとうございます!
今月、常滑歩かれたんですね、愛知県、暑いですよね。
常滑は、伊奈製陶(旧INAX、現リクシル)の拠点なので100年以上前からタイルも製造しています。
ちなみにタイルの80%は美濃焼の産地、岐阜県多治見市の笠原町で作られているそうです。
瀧田医院も目に留まったとは嬉しいです。
タイル貼りのお風呂に、ベンガラ壁のお部屋ですか。粋ですね。
東窯工業さんの床の無釉タイル、釉薬がかかってなくても、土自体に色が付いているので、100年耐えられる発色なんでしょうか。
時代とともに色がちょうど良い具合になってきたのかもしれませんね。
ベンガラ、そう今は合成もので、もどきですね。
吹屋の他に、どうも青森にも天然物の産地があるみたいです。
ちゅう。
-
- kayoさん 2022/07/25 16:05:09
- めでたしめでたし!
- ちゅうさん、こんにちニャ~(=^・^=)
無事資金が集まり、保存先が決まってめでたしめでたし!
解体して廃材になっちゃうのは勿体ないですもんね。
常滑へは行った事がないですが、土管の通りや招きの猫の写真、
INAXライブミュージアムは4トラで何度も拝見しましたが、
意外と古い建物が残った町なんですね。
角のタバコ屋さんが良い感じ~。私もそろばんが習い事の中で、
一番長続きしたんですか、役に立っていないな。
今もそろばん教室ってあるのかな?
ベンガラがインドのベンガルから来たってビックリ~。勉強になりました。
詳しい製法などはよく分からないんですが、
感覚でタイルやモザイクって好きですね。
生まれた当時の実家は風呂もトイレも昭和のタイルで、
あれが当時の人気デザインだったのかな?
でも目地にカビが生えたりで掃除が大変だったの覚えています。
みるチャンのお姿、凛々しいニャ~。ちょっと紐が可哀そうですが。
ランチで寄付を選べるって良いですね。
地域猫活動という事は、地域猫ちゃんがいてるって事ですよね。
暑いから昼間はみな隠れて昼寝してるのかニャ~(=^・^=)
kayo
- ちゅう。さん からの返信 2022/07/25 23:03:30
- Re: めでたしめでたし!
- Kayoさん、こんばんにゃー(=^x^=)
へそ曲がりの私、密を避けて、行きはみんなが行く観光スポットを避けて歩きました!
焼きもの散歩道とINAXライブミュージアムの間が、昔の中心部だったと思うのですが、心配になるくらい閑散としていました。
角のタバコ屋さん、タイルも使われていて良いよですよね。
昨日、たまたま見ていた個人のブログ「たてものきろく」のタイル編になんと「常滑タバコ屋」として写真が載っていてビックリ!全国レベルではないですか(笑)
そろばん塾は日本にはもうないのかな。
(ハンガリーだったかな、そろばんが流行っているという番組見た記憶が)
才能もないのに諦めがつかず続けてたけど、暗算が苦手だったので、ほんと役立たず。前の勤め先の同僚が3人とも暗算得意で、せめて暗算できれば一生物だったのに~。
ベンガラは、旅行記書くときにググりました。
ベンガラ色=花魁とか遊郭のイメージでしかなかったです。
砥石の表面処理とかに使ってたのかな~。
みるちゃん、竜泉寺の猫ちゃんたちと一緒に、岩合さんの番組に出た猫さんでした。声がか細くて心配でしたが、最近、マダニの被害の話も聞くので、紐も致し方ないかなと思いました。
地域猫活動が存在するということは、猫さんがいるということですね!
今の時期、城猫ちゃんたちも、うまく暑さを避けて過ごしてるかな~。
ちゅう。
-
- mistralさん 2022/07/25 10:22:45
- 常滑。
- ちゅう。さん
こんにちは。
いつも旅行記を楽しませていただいてます。
近代建築めぐりの旅、次々と新しい地の旅が続き、興味深いです。
今回の訪問先、常滑。
思いがけず古い建築物が多く残されていて、趣ある街並みなんですね。
近代建築には必ず登場するタイル、
いつもどんなタイルが使われているのかは楽しみでもあります。
泰山タイルが、とあると、さすが!と思ってしまいますが
おそらく東窯工業製のタイルもあちこちの建築物で大活躍だったこと
でしょうね。
そんなことを想像する今回の旅行記でした。
今も多く残る貼板、ちゅう。さんがコメントされていた「滅びの美学」
のお写真などからも伝わる、当時の盛業ぶりの様子、
今となっては手作業での製造は成り立たなくなっていったのでしょうか?
残念なことです。
発掘品?はお持ち帰り可とのことで、どんな品々を?と思っていましたら
ちゃんとご紹介がありましたね。
mistral
- ちゅう。さん からの返信 2022/07/25 22:39:46
- Re: 常滑。
- mistralさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
こちらの東窯工業さん、先代の社長が2年前になくなって、50代のお嬢さんが後を継がれていましたが、事務棟の第1室とお向かいの建物が一つだけ現役感があるのみで他はかなりの荒廃ぶりでした。
たまたま4年前に加藤郁美さんがタイルの存在を知って、今回工場を取り壊すにあたって、なんとかタイルだけでも助け出せないかと活動を開始したようです。
当の東窯工業さんの方達は、産業遺産だとか、価値に気が付いておられなかったようで、事務棟のタイルも家具をどかして初めて出てきたパネルもたくさんあったそうです。
旅行記にも書きましたが、ほかのメーカも同じデザインのタイルを作っていて、いくら池田泰山のような窯変タイルを作っても作品というより、工業製品でしかなかったんですね。
タイルを製造していたのは戦前の恐らく15年ほどで、以降は砥石メーカということなので、産業構造の変化による需要の縮小や海外の廉価品による置き換えなどがあったんではないかと、今、推察しました。
ちなみに、トラベラーの小心者さんや ねこいしさんのように「滅びの美」の域にはまだ到達していないんです、私。
皮肉にもコロナ禍のせいで、今まで気がつかなかったものに目がいくようになった気がしています。
ちゅう。
-
- 尚美さん 2022/07/24 07:11:08
- 待っていました
- ちゅう。さん、写真コメントの詳しさになかなかついていけないです。情報量すごくて尊敬です。平和記念東京博覧会のところと、INAXライブミュージアムが近くにあるというところくらいしか理解できていませんが、またゆっくり見せてもらいます。
東窯工業株式会社の無釉タイル、以前にちゅう。さんにおしえてもらって美しさは知っていましたが。私の好きなハンガリー・アール・ヌーヴォーの玉虫色釉薬タイルとは反対をいっていますが、カラフルなのは同じです。見本の無釉タイルを組んだ床、すごいですね。美しい。欲しい。大きなスペースでの展示を望みたいです。
街歩きの常滑市の喫茶店の、アーチの開口部が並んだのが気になりました。
また、タイルのいろいろをおしえて下さいね。
尚美
- ちゅう。さん からの返信 2022/07/24 21:37:36
- Re: 待っていました
- 尚美さん、早速、コメントありがとうございます。
今回のイベント、地元中日新聞だけでなく、読売も朝日の中部版でも、それぞれ2回くらい取り上げられていたり、いただいた小冊子もあったので情報量多めになりました。
ハンガリーは民主化直前の1989年3月にブタベストとセンテンドレしか行っていませんが、ブタベストの多くの荘厳な建物に圧倒されました。アール・ヌーヴォーの玉虫色釉薬タイル、いつか私も現物見てみたいです。
タイルの見本室が再現される「とこなめ陶の森資料館」には行ったことがありませんが、機会があれば行ってみますね。
https://rescuex.jp/project/7301
によると、割とスペースありそうな気もします。
なんだかコロナ感染も拡がるし、暑さもうんざりしますが、
くれぐれもご自愛くださいね。
ちゅう。
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