2022年八重山ひとり旅 ｰ 船浮に泊まってみた 編 ｰ

2022/07/04 - 2022/07/12

８泊９日八重山ひとり旅の記録その２です

今回は初めて船浮地区に宿泊！
船浮は西表島の上原港から道路の端っこ白浜まで車で移動し、白浜から船で10分くらいの所にある人口42人の陸の孤島の集落です。
日帰りでは分からない船浮の魅力をまとめてみました。


※西表島への旅行を検討されている方へ
行き当たりばったりでなんとかなると思っている観光客が現地でレンタカー難民や食事難民になり途方に暮れるというケースが増えているとのことです。
レンタカーも夕食も夏場は特に予約必須です。
離島の旅を楽しむためにも、しっかり計画することをおすすめいたします。

エリア 西表島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0

じゃじゃ丸ツアーでヤドカリを愛でた後、船浮に戻ってきました

船浮港 乗り物

初、船浮泊

船浮 名所・史跡

チェックイン可能な時間なので早速お宿へ
新館と本館があるのですが選択は不可
私は本館の方でした

ふなうき荘 宿・ホテル

こちらが本館２階のお部屋
エアコン入ってないのに風が通って涼しい…
ベランダがそこそこ広いので洗濯物も干せそうです

荷物を置いてシャワー浴びて洗濯したら、散策に出かけます

船浮といえばイダの浜でしょう！ということでイダの浜へ向かいます
こちらはその途中にある上の川（ウイヌカー）
昔はここで洗濯とかしてたらしいです

なんか、前に来た時より歩きやすくなってる気がします

こんなとこにイダの浜への案内板とかあったっけ？と思いながら歩く…

すごいシメコロシてる感じの木を過ぎると…

イダの浜

イダの浜 ビーチ

日帰りのお客さんは帰った時間なので貸し切りです
前に来た時よりもビーチが白い気がする

リュキュウマツ、いいなぁ

モンパの木もいいなぁ

イダの浜のサンゴのかけらとヤドカリ

きれいなところだね

全部が輝いて見える
「西陽がキツくて眩しい」も、ここではそう表現したくなります

ピントがズレてしまったけど砂も貝殻もピカピカ
本当にきれいな場所で日焼けなど気にせずいつまでもここに居たいと思ってしまう

後ろ髪を引かれながらビーチを去ろうとしていた時、本当に引きずるような音が聞こえたと思ったらキシノウエトカゲ（絶滅危惧Ⅱ類）が
ちょっと小ぶりかな

ご飯の時間前に集落を散策
イリオモテヤマネコ発見捕獲の地
特別天然記念物になる前は貴重なたんぱく源として食べていたらしいです

イリオモテヤマネコ発見捕獲の地 名所・史跡

船浮小学校と船浮中学校
生徒はどちらも１名ずつとのこと

ポスト発見！
回収の時間は書いてませんでした

カマドマのクバデサー
民謡【殿様節】の舞台

カマドマ（船浮村にいた絶世の美女）は、この木（モモタマナ）の下で愛する人を待ちつづけたらしい

夕飯の時間になりました。
地元で獲れたもの中心の夕食。この日はかなりガッツリ系ですが、前日はメインがマースー煮であっさりだったらしい。
その土地ならではのものを頂けるのはありがたいです。
ちなみにこのスープに入ってる貝、地元で「あんぴな」というらしく…
（ちょっとうろ覚えです）

調理前はこんな感じ…
で、食べた後の殻を庭に蒔くと５分もしないうちに大量のヤドカリが集団引っ越しして、朝方そのヤドカリをアカショウビンが食べるという食物連鎖ができていました。
ヤドカリの集団引っ越しはホラー映画のようでした。
まぁまぁショッキングなシーンだったのでセマルハコガメに癒しを求めることにします。

セマルハコガメ（絶滅危惧Ⅱ類）
宿の近くで２匹発見。
動きが意外と早くて写真が撮れない！
「カメは遅いと思ってるでしょ！？カメ早いよ！！」
ヨネゾウさんのおっしゃるとおり、カメ、早かったです。。。

実は夕食前の時間、探しても探してもハコガメに会えず、宿のヨネゾウさんと島の中学生（高校生かも）が一緒に探してくれたのですが、その時は見つからず半分諦めていました。
諦めかけている私に少年が言ってくれた「見つけたら持って行くよ！」という言葉があたたかくて嬉しかった。
「持ってこられるもんなの？」と笑う船浮での夕暮れ時…幸せな時間でした。
そして、少年
本当に夜、「カメいたよ！」って知らせに来てくれた（感動）
わざわざ探してくれていたのか…
なんか、みんな…親切で…いいなぁ、船浮…
本当にありがとう、すごく良い思い出になりました。

宿に戻ったら宿の息子さんでじゃじゃ丸ツアーの船長さん主演のドラマが放映されていました。
船長、男前だよな～
そういえば、カメ探してくれた少年も男前だった。
カマドマといい、船浮は美男美女の産地なのか？

ドラマ放映中、テレビの音声が聞こえないくらいの音量でヤールーが鳴く(笑)
真上に５匹いました。

翌朝
朝食前にイダの浜へ
この時間もまだ誰もいない静かなビーチ

朝のイダの浜とヤドカリ

漂着物（ヤシの実っぽい）

グンバイヒルガオ（多分）

静かだな～

※なお、この後、ドドドドドドドドドド！！！！という足音に怯えながら宿に帰りました
姿は見ませんでしたが、おそらくリュウキュウイノシシ
子育ての時期は威嚇してくるらしいです

船浮に泊まるのは初めてで、正直ひとり旅で泊まるのはどんなものかと不安だったので１泊しか予約しなかったのですが、船浮、雰囲気も土地も人もめっちゃ好きかも。
次は連泊で来たい！そう思える土地でした。

以上
八重山ひとり旅 ｰ 船浮に泊まってみた 編 ｰ

終わり！

この旅行記へのコメント （2）

• 琉球熱さん 2022/07/18 22:48:52

  貴重なレポートだ！

  こんちわー
  
  舟浮は泊ったことがないので、面白く読ませていただきました
  なんか自然と共存してるって感じですね
  ヤドカリの集団引越し、見てみたかったなー
  それを狙ってくるアカショウビン、こいつも見たかった！
  それにリュウキュウイノシシか･･･(汗)
  
  船の最終便が出てしまえば、イダの浜もその他全部、ほぼ独占じゃ？
  でも、夜は何か出てきそうだなぁ(笑)
  
  ---------琉球熱--------
  

  ちゃっぴぃ♪さん からの返信 2022/07/20 00:05:13

  Re: 貴重なレポートだ！

  琉球熱さん、こんにちは！
  
  ついに、船浮に泊まりました、１泊ですけど(^_^;)
  最終便が出た後の船浮は本当に静かで、自然の音だけのイダの浜を独占できて最っ高なんですが、暗くなったらイダの浜等行かないように！と事前に注意がありました。
  ハブ出るからってことで。
  
  船浮、リピートしたいですけど、予約が１ヶ月半か２ヶ月前くらいからの電話予約のみで、その電話も留守がち…という予約の取りづらさが難点だと思いました。
  あと、私のスマホはずっと圏外だったので、ネット使えないとこんなにも時間ってあるのか…と知ることができました(笑)
  アカショウビンはタイミング悪くて私は姿は見られなかったんです…
  「またおいで」ってアカショウビンに言われた気がするので多分またいつか行くと思います(^-^)