2022/06/18 - 2022/06/19
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nichiさん
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大河ドラマ館で頂いた地図を元に、北条のゆかりの地を歩いてみました。
蛭ケ島公園まで徒歩で往復。
富士山を向く(悪天候で富士山はは見えなかったけど)頼朝と政子の像を見てきました。
車で守山のふもとまで移動し、
光照寺~願成就院~真珠院~史跡北条氏邸跡~北条政子の産湯の井戸~成福寺
と歩いて駐車場に戻ってきました。
この後、車で移動して狩野川の反対側へ。
北条義時の館跡~北条寺
と巡り、韮山をあとにして伊東に向かいました。
北条氏ゆかりの場所の散策。
雨の中でしたが楽しかったです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
大河ドラマ館で頂いた地図です。
近くにある北条ゆかりの地を歩いてみましょう。 -
地図を見て歩いてみましょう。
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伊豆大河ドラマ館から徒歩で7分ぐらい。
まずは蛭ケ島公園へやってきました。 -
平治の乱で源頼朝の父・義朝が破れ、頼朝はココ伊豆国の蛭ヶ小島(ひるがこじま)に配流されました。
まだ頼朝が14歳のころです。
頼朝は34歳で旗揚げするまでの20年間をここで過ごしていました。
当時は狩野川のこのあたりには大小の小島があって、蛭ケ島はその中の一つの島だったんですね。 -
頼朝と政子夫婦の像があります。
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二人の銅像の先には富士山。
でも雨で見えません。 -
シニア夫婦は、蛭ケ島公園内のココ「蛭ケ島茶屋」でササっとお蕎麦の昼食を戴きました。
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公園内にはこのような茅葺屋根の家も展示されています。
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韮山にあった18世紀中ごろ以前に建てられた民家。
つまり江戸時代からある民家ですね。
ココ二移築され、歴史民俗資料館として公開されています。 -
中に入ってみましょう。
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おーーーー
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屋根の裏側。
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広い土間。
農作業の道具が多いですね。 -
ここに人の生活があったのですね。
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しかしよく残っていたものです。
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家族が囲んでいたであろう、囲炉裏。
右奥は機織り機でしょうか?
今の世の中は便利になったな~ -
伊豆大河ドラマ館の駐車場に戻り、雨がちょっとひどくなってきたので、歩く気が失せました。
歩いたら多分10分ぐらいであったでしょうが、車で5分光照寺近くの駐車場に移動してから徒歩散策です。
この駐車場には大河ドラマののぼりが立っており、旅行者が自由に停められるようです。
駐車場の隣はバスターミナルがあり、数人の旅行者が降りてきました。
皆さん、私と同じ大河ドラマ館の地図持参です。 -
この、光照寺には、頼朝の子である頼家にまつわる「頼家公病相の面」があります。
修善寺に幽閉された頼家の様子を母である政子に知らせるために描かれた面です。 -
さあ入ろうと思ったら、
面は保存のため未公開。
境内には何もない。
の表示。
「観光客は入ってくるな」という圧迫感が凄い。 -
面の写真をアップで撮らせていただきました。
政子はこの面を見て息子を思い出しどう思ったんだろう。。。 -
小高い山が見えます。
これが守山。
この周りを左回りにぐるっと回ります。 -
地図を見ながら守山をくるっと一周。
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こんな道を歩いて行きます。
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長閑な所です。
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途中、右に曲がって、ココをまっすぐ行くと、
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願成就院に到着。
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ここが入り口です。
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願成就院は、北条家の氏寺として、北条時政が建立しています。
頼朝と後白河法皇の長寿と天下泰平。
北条氏の繁栄と奥州藤原氏征伐の成功を祈っています。
お堂の中には、国宝である運慶作の5体の仏像があり、近くで見れてその迫力に驚きます。 -
さあ進みましょう。
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雨が止まない、、、、
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チケット売り場の上に
ある仏像の写真を撮影。
中は撮影禁止です。
でもこれじゃ良く判らない。 -
拝観料は
700円×2名
チケット購入したら、たまたま阪急交通のバスの団体さんが着かれ、急に混んできました。
お堂の中に入って、国宝である運慶作の5体の仏像に圧倒されます。
全部創建当時からの仏像です。
副住職による説明がまた面白く、話に引き込まれます。
撮影禁止が残念。
でもこの凄さは私の撮影技術では表現できませんね。
阿弥陀如来坐像は大きく、圧倒的な重量感があります。でも優しいお顔。
大河ドラマで出てきた時は金ぴかの大きな仏像でしたが、実際は応ボロボロにはげ落ちていました。
不動明王は、筋骨隆々の上半身に眼光鋭い形相。
前には可愛いあどけない童子が2体。
毘沙門天蔵は、眼光鋭く集中して1点を見つめてる感じ。
隣の宝物館も見ごたえがありました。 -
運慶の仏像に圧倒されて出てきました。
ココ、来てよかった。
あんな近くで運慶が見れるなんて。。。 -
北条時政のお墓がココにあります。
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鐘突堂の隣に、
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時政のお墓があります。
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願成就院を出てすぐ隣が真珠院。
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入り口。
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頼朝の最初の奥さんである八重の供養をするお堂があります。
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そもそも八重の夫の頼朝は、八重の父である伊藤祐親の敵。
そして頼朝との間に出来た千鶴丸は父である伊藤祐親に殺されてしまいます。
それも川の水に沈めて。。。
その後八重は頼朝を訪ねて北条館に向かいますが、すでに頼朝は北条の娘である政子と結ばれており、会えず。
帰りに入水自殺してしまいます。
でもでも、鎌倉殿の13人では、八重は入水自殺ではなく、もう少し長生きしてなんと北条義時に嫁ぎます。
そして北条頼時を生みます。
これまた三谷ワールドの凄い所ですね。
この後、おぼれた子供を助けて川で死んでしまいます、、、、
でもこれ、時代考証的に否定はできないそうです。
三谷幸喜、凄いな~~ -
さあお邪魔しましょう。
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八重を供するお堂。
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静堂とも言うのですね。
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願かけ石と言って、齢の数だけ叩いて願い事をするそうです。
私は62回
家内は58回 -
お参り。
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梯子供養。
八重が入水したときに梯子があったら助かったのに。。。
里人はみな優しいですね。
念願成就の際は、こうやって梯子を備えるんですね。 -
こちらにも多くの梯子。
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祭壇にはいくつかの梯子が備えられています。
色紙の絵は新垣由衣の絵に見える。。。
伊藤祐親の家来である江間次郎の役を演じた芹沢興人の色紙があります。 -
お堂の横には那木。
平和、穏やかの意味がある気の名前だそうです。 -
さあ真珠院を出てさらに進みます。
また雨が激しくなってきました。 -
北条氏邸跡です。
北条時政の館跡です。 -
さあ入ってみましょう。
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ココに北条時政の屋敷があったんですね。
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大河ドラマでは、頼朝がココに身を寄せていた時に、八重は狩野川の対岸から矢文を放っていますが、ちょっと届く距離ではないですね。
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透明のサインが設置されており、屋敷のどこにどんな建物があったのか、わかるようになってます。
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発掘調査によって判明したんですね。
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地元の高校生によって書かれた北条館の想像図。
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こちら側には円成寺というお寺があったようです。
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北条の館跡に、北条一族の菩提を弔うために14代執権北条高時の母が建てたもの。
もう寺は残っていませんが、様々な仏具が出土したようです。 -
これも地元の高校生による円成寺の想像図。
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ここに北条時政はいたのか~~
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小高い守山のふもとの平らな場所で、狩野川の目の前です。
防御的には守りやすかったんでしょう。 -
史跡北条氏邸跡を出て、
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北条政子の産湯の井戸に向かいましょう。
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ココです。
普通の民家の一角にある感じに見えます。 -
井戸そのものは江戸時代のものらしいですが、水は当時と変わっていない?
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もう枯れてない?
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以前は妊婦がこの井戸の水を飲んで、安産祈願を行ったそうです。
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さあ、守山をグルっと廻ってきました。
航空写真があったのですが、狩野川と守山の位置関係が良く判りますね。 -
こうやって見ると守山が大きく見えます。
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次に成福寺にやってきました。
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鎌倉幕府8代執権である北条時宗の子である正宗が建立。
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北条正宗は、元寇で亡くなった方々を弔うために鎌倉から伊豆に戻ってこの寺を建立してます。
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駐車場まで戻り、車で狩野川を渡り、江間へ。
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車で10分で江間公園にやってきました。
先ほどの北条時政の館から狩野川を隔てて反対側になります。 -
この江間公園は北条義時の館跡なんです。
公園のまわりにはのぼりが立ってます。 -
碑がありました。
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北条義時の屋敷跡 とあります。
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若いころは江間の小四郎義時とも呼ばれていました。
大河ドラマでもそう呼ばれていましたね。 -
ココから見える山々の景色は昔と変わっていないことでしょう。
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義時と八重はこの景色を見ていたんですね。
小栗旬と新垣結衣を想像してしまいます。 -
江間公園から車で2分。
北条寺にやってきました。 -
入場料 500円×2名
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入ってみましょう。
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北条義時が創建した寺です。
義時の子である安千代丸が大蛇に襲われ命を失った時、北條寺を建立したとのこと。 -
さあお邪魔します。
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お邪魔します。
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見事でした。
撮影禁止だったので、HPよりお借りしました。
鎌倉極楽寺にあったものを北条政子が北條寺に奉納した仏像です。
綺麗なお顔で迫力がありました。 -
木造阿弥陀如来像
これも撮影禁止でしたので、HPよりお借りしました。
時代的に北条義時が仏像に関わった可能性があり、貴重な作例とのことです。
知的なお顔でした。 -
これは牡丹鳥獣文繍帳。
これも撮影禁止でしたのでHPよりお借りしました。
北条政子が中国で制作されたこの繍帳を寄進したと伝えられています。
それだけ古い刺繍ですから貴重です。
暗ーい部屋で拝見しました。 -
これもHPよりお借りしました。
暗い中でしたが、綺麗でしたよ~ -
北条義時夫妻の墓に向かいます。
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北条寺の敷地内にある義時山を登っていくと、
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お墓がありました。
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右が北条義時の墓。
左が後妻である佐伯氏の娘の墓です。
八重ではありません。 -
このお寺、普段は月に100人であった参拝者が、NHKの大河ドラマである「鎌倉殿の13人」の放映が始まったら、月に3千人になったそうです。
主人公のお寺ですもんね~
すごいですね~~
小栗旬も参拝に訪れたのかな~? -
お邪魔しました~
これより今晩の宿泊先である伊東に向かいます。
つづく。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- エヌエヌさん 2022/07/02 10:46:28
- こんにちは!
- nichiさん
伊豆の国市へようこそいらっしゃいました。
自分でも行っていないところばかりで興味深く拝見しました。
読んでる最中の頭の中は鎌倉殿の13人のOP曲が絶えず駆け巡っておりました。(*^▽^*)
義時のお墓に月3000人とは驚きました。
願成就院も今度行って見ようと思います。
- nichiさん からの返信 2022/07/03 06:50:08
- Re: こんにちは!
- エヌエヌさん
おはようございます。
定年退職後の再雇用で悠々自適な私と現役バリバリで多忙なアラ還のツガイでございます。
韮山にお邪魔いたしました。
鎌倉殿の13人
面白いですよね~
今までの常識を覆すような話の展開、、三谷ワールドを楽しんでおります。
鎌倉の大河ドラマ館は伊豆韮山より規模も大きくもっと混んでました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
-
- picotabiさん 2022/06/30 08:14:53
- 3000人!?
- nichiさん おはようございます。
もうーーー運慶作の像が気になって。
わしは酒は飲まんのじゃ の場面のやつですね。見てみたいなぁ
でもドラマの影響で混雑必至なのはわかっているので手がだせません。
3000人ですかー 雨の日とか空いてそうなときに行ってみたい。
ワタシが読んだ頼朝の本では、頼朝は完全に政子の尻に敷かれてたので
ドラマではわりと小池栄子が従順に演技してるので意外でした。
尻に敷かれた頼朝が見たかった笑
でも頼朝が亡くなった回では 小四郎の亡くなったお兄さんの思いが成就されたーと
しみじみ思いました。やっぱり北条がのしあがるために頼朝は利用された? と。
次の回からはドロドロになりそうで怖いけど楽しみでもあります。
- nichiさん からの返信 2022/06/30 13:49:11
- RE: 3000人!?
- picotabiさん
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
> もうーーー運慶作の像が気になって
→これ、絶対にご自分の目でご覧になるべきです。
すごい迫力です。
宜しければ、これ、ご覧ください。
↓ ↓ ↓
https://ganjoujuin.jp/
> わしは酒は飲まんのじゃ の場面のやつですね。見てみたいなぁ
→そうそう、それです! TVは金ぴかだったけど。
> でもドラマの影響で混雑必至なのはわかっているので手がだせません。
> 3000人ですかー 雨の日とか空いてそうなときに行ってみたい。
→鎌倉の大河ドラマ館は入場に暫く待つぐらいの大混雑でしたが、伊豆韮山の大河ドラマ館は混んでいてもそれほどでもないですよ。
> ワタシが読んだ頼朝の本では、頼朝は完全に政子の尻に敷かれてたので
> ドラマではわりと小池栄子が従順に演技してるので意外でした。
> 尻に敷かれた頼朝が見たかった笑
→そうですよね? 大泉洋を尻に敷く小池栄子、情けない顔の大泉洋。を想定してました。
> でも頼朝が亡くなった回では 小四郎の亡くなったお兄さんの思いが成就されたーと
> しみじみ思いました。やっぱり北条がのしあがるために頼朝は利用された? と。
> 次の回からはドロドロになりそうで怖いけど楽しみでもあります。
→そうですよね。これから北条義時のしたたかさが出てきて、政子も手腕を発揮するでしょう。ドラマの展開が楽しみですね。
やっぱり三谷幸喜ワールドは面白いな〜
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