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あれは、釧路だったと思う。<br />汽車の中で、新聞紙を広げて食べた。駅前大通りで、茹で上がったばかりのカニがリヤカーに積まれていたからだ。関西生まれの私は、驚いた。北海道は、こんなふうに売られていることが普通なんだ。おやつを買う値段なんだ。<br /><br />行き交う人の賑わいと、汽車の連結近くに乗り込んだ事しか覚えていない。遠い夏の日。<br />今はもう、初めての地に行く気持ち。

霧笛の似合う町  釧路

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2022/05/18 - 2022/05/21

335位(同エリア1372件中)

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mom K

mom Kさん

あれは、釧路だったと思う。
汽車の中で、新聞紙を広げて食べた。駅前大通りで、茹で上がったばかりのカニがリヤカーに積まれていたからだ。関西生まれの私は、驚いた。北海道は、こんなふうに売られていることが普通なんだ。おやつを買う値段なんだ。

行き交う人の賑わいと、汽車の連結近くに乗り込んだ事しか覚えていない。遠い夏の日。
今はもう、初めての地に行く気持ち。

旅行の満足度
5.0
観光
4.0
ホテル
4.5
グルメ
5.0
  • 空港のお迎え看板が、か・ん・づ・め!<br />驚き、立ち止まる。<br /><br />小布施のYHで教えてもらった月桃印の鯖がない。<br />どうして。<br />鮭缶が二つもあるのに・・そうか、いわゆる「押し」というものなのですね。

    空港のお迎え看板が、か・ん・づ・め!
    驚き、立ち止まる。

    小布施のYHで教えてもらった月桃印の鯖がない。
    どうして。
    鮭缶が二つもあるのに・・そうか、いわゆる「押し」というものなのですね。

  • 北の大地到着。気温計で実感。<br />なんだかうれしくてパチリ。

    北の大地到着。気温計で実感。
    なんだかうれしくてパチリ。

  • ホテルに荷物を預け、釧路駅に行く。

    ホテルに荷物を預け、釧路駅に行く。

  • 明日の花咲線、どうなっているか。<br />・・・駅名が格調高いなあ、北海道・・・<br /><br />8時18分発にしよう。 

    明日の花咲線、どうなっているか。
    ・・・駅名が格調高いなあ、北海道・・・

    8時18分発にしよう。 

  • きょろきょろしながら、駅に向かっていた時、広い道路の反対側から見つけていた。<br />古書店。字体もいいなあと思っていた。<br /><br />早速戻る。<br />ドキドキわくわく。

    きょろきょろしながら、駅に向かっていた時、広い道路の反対側から見つけていた。
    古書店。字体もいいなあと思っていた。

    早速戻る。
    ドキドキわくわく。

  • BGMはクラシック<br />誰もおられない?<br />

    BGMはクラシック
    誰もおられない?

  • うわああ 釧路を選んでよかったあ。<br />奥の方へ進みかけたら、(右の本の山の後ろ)店主がパソコンに向かっていた。声をかける。

    うわああ 釧路を選んでよかったあ。
    奥の方へ進みかけたら、(右の本の山の後ろ)店主がパソコンに向かっていた。声をかける。

  • 背表紙を見るだけでぞくぞく。<br />そんなラインナップに、本の並び。<br />この人の隣が、この人!?うーん。<br />家永三郎全集。私には到底たどり着けない域。

    背表紙を見るだけでぞくぞく。
    そんなラインナップに、本の並び。
    この人の隣が、この人!?うーん。
    家永三郎全集。私には到底たどり着けない域。

  • ここには、絶対また来る。旅中読み終え、置いてくれば、また持てる。自分に言い聞かせる。だから、厳選2冊にとどめた。<br /><br />店主は、チェロが似合う風貌だったなあ。もしかしたら・・・

    ここには、絶対また来る。旅中読み終え、置いてくれば、また持てる。自分に言い聞かせる。だから、厳選2冊にとどめた。

    店主は、チェロが似合う風貌だったなあ。もしかしたら・・・

  • 一夜明けて。<br /><br />東方の北国の朝は、早い。<br />町が目を覚ましていない時間に飛びだす。

    一夜明けて。

    東方の北国の朝は、早い。
    町が目を覚ましていない時間に飛びだす。

  • 釧路川河口なのか。<br />海は、まだ先なのですね。<br />だから、水面、まっ平。<br /><br />対岸には、根室から戻ってきたら行こう。

    釧路川河口なのか。
    海は、まだ先なのですね。
    だから、水面、まっ平。

    対岸には、根室から戻ってきたら行こう。

  • この霧に、長い橋に・・・こちらが町側のプロムナードで・・・<br />ポルト・・・サンディマン・・・アズレージョ・・・

    この霧に、長い橋に・・・こちらが町側のプロムナードで・・・
    ポルト・・・サンディマン・・・アズレージョ・・・

  • <三日後><br />戻ってきました、釧路川。

    <三日後>
    戻ってきました、釧路川。

  • この幣舞橋の始まりにある観光案内所を訪れる。<br />このようなところは、閉まる時間は案外早いので、急ぎ足で向かった。外観も場所も、交番?と初日、目に留めてはいた。<br /><br />係の人は、随分年配に見える。立っておられた。<br /><br />先客は、二人の若い男女。テーブルを囲んでお話ししていたような雰囲気。<br />女性が、「○○さんは、松浦武四郎さんのこの町の会長さんなんですよ。」と、パフレットを手にした私の背に声を掛けてくれる。一瞬戸惑ったが、三人のお顔を見て、お仲間にお誘いと判断。<br />「厚岸でお会いしました。6度の北海道探索のうち三度も厚岸と知ったばかりなんです。」(厚岸郷土館で入手のホカホカ知識)<br />そこから、会長さん、名刺はくださるわ、毎年の松阪詣でのお話が始まるわ、釧路に記念碑を設置したお話やあれよあれよの展開。私は「はあー」としか言えない。<br /><br />女性が「どこから」と私に尋ねてくれた。そうすると、「”あけぼの”にぜひ行ってください。ね。」と、お連れの男性にも促す。♀「美味しいです。絶対。」「ここから歩いて行けますか。」♀「行けます。すぐそこです。ね。」とまた、男性を見やる。楽しい方だ。「夕食に、行きます。」と私は、応えた。<br /><br />

    この幣舞橋の始まりにある観光案内所を訪れる。
    このようなところは、閉まる時間は案外早いので、急ぎ足で向かった。外観も場所も、交番?と初日、目に留めてはいた。

    係の人は、随分年配に見える。立っておられた。

    先客は、二人の若い男女。テーブルを囲んでお話ししていたような雰囲気。
    女性が、「○○さんは、松浦武四郎さんのこの町の会長さんなんですよ。」と、パフレットを手にした私の背に声を掛けてくれる。一瞬戸惑ったが、三人のお顔を見て、お仲間にお誘いと判断。
    「厚岸でお会いしました。6度の北海道探索のうち三度も厚岸と知ったばかりなんです。」(厚岸郷土館で入手のホカホカ知識)
    そこから、会長さん、名刺はくださるわ、毎年の松阪詣でのお話が始まるわ、釧路に記念碑を設置したお話やあれよあれよの展開。私は「はあー」としか言えない。

    女性が「どこから」と私に尋ねてくれた。そうすると、「”あけぼの”にぜひ行ってください。ね。」と、お連れの男性にも促す。♀「美味しいです。絶対。」「ここから歩いて行けますか。」♀「行けます。すぐそこです。ね。」とまた、男性を見やる。楽しい方だ。「夕食に、行きます。」と私は、応えた。

  • まだ、案内所でのお話が頭の中で続いている。<br />そう、あれは、ゆんたくだった。沖縄のみなさん、<br />喜ばれるだろうなあ。北海道もおんなじですよ。

    まだ、案内所でのお話が頭の中で続いている。
    そう、あれは、ゆんたくだった。沖縄のみなさん、
    喜ばれるだろうなあ。北海道もおんなじですよ。

  • トンネルの電灯も港町風情。<br />町の文化度が、ここかしこに。

    トンネルの電灯も港町風情。
    町の文化度が、ここかしこに。

  • 幣舞橋。私は、心で「へいまいばし」と呼んでいたら、「ぬさまいばし」と今<br />知った。<br />1889年、木造私設橋がはじまり。流されては作り直すこと4度。5代目が永久橋、<br />1929年。戦前である。<br />現在の橋は、1976年完成、6代目。次は・・・。私は生きてはいないけれど、<br />この橋にはできるだけ長生きをしてほしい。まだ46歳、貫禄が足りません。<br />私、惚れ惚れとまではいかないな。<br />300年後が風格でしょうか。

    幣舞橋。私は、心で「へいまいばし」と呼んでいたら、「ぬさまいばし」と今
    知った。
    1889年、木造私設橋がはじまり。流されては作り直すこと4度。5代目が永久橋、
    1929年。戦前である。
    現在の橋は、1976年完成、6代目。次は・・・。私は生きてはいないけれど、
    この橋にはできるだけ長生きをしてほしい。まだ46歳、貫禄が足りません。
    私、惚れ惚れとまではいかないな。
    300年後が風格でしょうか。

  • ようやくこの街で船のそば。

    ようやくこの街で船のそば。

  • 向こう岸が、着いた日にお散歩して、こちら側を眺めた、MOOとやら。

    向こう岸が、着いた日にお散歩して、こちら側を眺めた、MOOとやら。

  • よく手入れされている。<br />命かけるお仕事の相棒。並々ならぬ大事さ、船主の愛情を感じる。

    よく手入れされている。
    命かけるお仕事の相棒。並々ならぬ大事さ、船主の愛情を感じる。

  • 遠くから一見、税関所かなにかと<br />思ったら、元新聞社!<br />カフェ!!

    遠くから一見、税関所かなにかと
    思ったら、元新聞社!
    カフェ!!

  • 最高のひととき到来

    最高のひととき到来

  • 先ほどの案内所のお話を書き留める。<br />パンフレットを開く。<br />「あけぼの」は、おすすめ店、宣伝店に掲載無し。<br />期待高まる。<br />私一人。<br />こちらの閉店時間の少し前に出て、ゆっくり「あけぼの」に向かおう。

    先ほどの案内所のお話を書き留める。
    パンフレットを開く。
    「あけぼの」は、おすすめ店、宣伝店に掲載無し。
    期待高まる。
    私一人。
    こちらの閉店時間の少し前に出て、ゆっくり「あけぼの」に向かおう。

  • 末広町飲食街エリアに初めて足を踏み入れ、ぐるぐるぐるぐる。学生さんのような二人連れに尋ねたら、わざわざスマホを取り出し、「ここですよ。あの建物を曲がって・・・すぐみたいです。」と、手元と向こうの両方を指し示してくれる。釧路の人の親切、二乗三乗にいただく。<br /><br />よい時間に着いた。ちょうど暖簾をだしているところでした。

    末広町飲食街エリアに初めて足を踏み入れ、ぐるぐるぐるぐる。学生さんのような二人連れに尋ねたら、わざわざスマホを取り出し、「ここですよ。あの建物を曲がって・・・すぐみたいです。」と、手元と向こうの両方を指し示してくれる。釧路の人の親切、二乗三乗にいただく。

    よい時間に着いた。ちょうど暖簾をだしているところでした。

  • 「ご予約は?」と聞かれたけれど、お一人様なので、なんなくカウンターの端、<br />恰好の席をしつらえてもらえた。<br /><br />何がなくても、なすびです。

    「ご予約は?」と聞かれたけれど、お一人様なので、なんなくカウンターの端、
    恰好の席をしつらえてもらえた。

    何がなくても、なすびです。

  • 和商市場の大将が言っていた。「釧路は、秋刀魚や鮭、ホッケが有名だけど、鯖も最高なんですよ。」と自慢していたことを思い出す。店頭の開き干し鯖の見事なこと、大きさ、肉厚、照り、お値段。納得。<br />ここで、食べなきゃ。それでなくても私は、「鯖命」

    和商市場の大将が言っていた。「釧路は、秋刀魚や鮭、ホッケが有名だけど、鯖も最高なんですよ。」と自慢していたことを思い出す。店頭の開き干し鯖の見事なこと、大きさ、肉厚、照り、お値段。納得。
    ここで、食べなきゃ。それでなくても私は、「鯖命」

  • 生ビール片手でも私は、ご飯派。<br />おにぎり、普通の三こ分は、ありそう。<br />はい「曙関」

    生ビール片手でも私は、ご飯派。
    おにぎり、普通の三こ分は、ありそう。
    はい「曙関」

  • 頭上短冊のコメントで目に付いた。<br />大根おでんのてんぷら。<br />・・・・<br />申し上げることは、ございません。

    頭上短冊のコメントで目に付いた。
    大根おでんのてんぷら。
    ・・・・
    申し上げることは、ございません。

  • さて、メインディッシュは、即決で選ばない。衝動で選ばない。お腹も落ち着いている。初物三人衆を食い入るように見つめ、脳内映像で考える。<br />ダメだ。無理だ。メインデッシュを迎えるおなかにならない。振り切って断念。<br /><br />時刻はおそらく5時半。来客は、予約でない場合、断られ続けている。すでに満席。

    さて、メインディッシュは、即決で選ばない。衝動で選ばない。お腹も落ち着いている。初物三人衆を食い入るように見つめ、脳内映像で考える。
    ダメだ。無理だ。メインデッシュを迎えるおなかにならない。振り切って断念。

    時刻はおそらく5時半。来客は、予約でない場合、断られ続けている。すでに満席。

  • 泣いてしまいそう。<br />おいしすぎるよう。<br />デミグラスではない!ソースはシチュー!<br />熱々の大ご馳走。ゆうくりゆっくり。時々、ぐび(サッポロクラシック)。<br /><br />お一人様来客。店員さん、登場。予約ではないと彼女。そちらを振り返り、私は、「もうすぐ出ますから。」と応える。<br />お勤め帰りのようなデキル風情の女性に、<br />「酪恵舎チーズのデミチーズメンチカツ!」と、お節介やの私はすれ違いざまにささやいた。<br /><br />

    泣いてしまいそう。
    おいしすぎるよう。
    デミグラスではない!ソースはシチュー!
    熱々の大ご馳走。ゆうくりゆっくり。時々、ぐび(サッポロクラシック)。

    お一人様来客。店員さん、登場。予約ではないと彼女。そちらを振り返り、私は、「もうすぐ出ますから。」と応える。
    お勤め帰りのようなデキル風情の女性に、
    「酪恵舎チーズのデミチーズメンチカツ!」と、お節介やの私はすれ違いざまにささやいた。

  • 角で、お店をふりかえる。<br /><br />この街に、1か月暮らす。<br />本気で考え始める。<br />「かわしま古書店」と「あけぼの」攻略は、<br />私の頭と胃では、それでも足りないかもしれない。<br />恐るべし、釧路。

    角で、お店をふりかえる。

    この街に、1か月暮らす。
    本気で考え始める。
    「かわしま古書店」と「あけぼの」攻略は、
    私の頭と胃では、それでも足りないかもしれない。
    恐るべし、釧路。

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