2016/11/06 - 2016/11/10
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2016年夏、イギリスのEU離脱が決まった。
この歴史的な時期のイギリスはどうなっているのか、自分の目で見たくなり、ロンドンへ飛んだときの旅行記 最終回。
あれから約6年経った2022年6月、エリザベス女王陛下の在位70年:プラチナジュビリーのお祝いが開催された。
ロンドンへの旅を懐かしく振り返るいいきっかけとなった。
-
帰国する前夜、荷造りをしながらテレビを観ていたら、アメリカ大統領選の特別番組が始まった。
え?ここイギリスだよね?
自分のロンドンからの帰国は、偶然にも
2016年のアメリカ大統領選(トランプ氏VSクリントン氏)
のまさにその「運命の日」と重なっていたのである。 -
時差の関係で、イギリスでは一晩中アメリカ大統領選について放送されていた。
アメリカの存在がイギリスにとってどれだけ大きいか、イギリスで思い知るとは。
ロンドンの朝が近づいてきた頃、トランプ候補がやや優勢に。
そして自分が完全に目覚めた頃には、トランプ候補とクリントン候補の差は、もう埋められないんじゃないかというほど開いていた。
泊まっていた民泊の主人は、
「アメリカ大統領選を見てたから起きるのが遅くなった」
と言いながら、朝食を出してくれた。
2人で、
「トランプ候補が大統領になったら、世界はどうなると思う?」
などと話しながら食べた。
カタコト英語でも、現地の人とそんな話ができるときにイギリスに来られたことは、すごいタイミング。 -
ロンドンを発つこの朝、外はかなりの雨。
加えて、この時期の朝は、コートを着てちょうどいいくらいの寒さ。
滞在中、何回も乗った地下鉄は、昨日と同じように通勤電車のような混み具合。
今日の自分はもうロンドン中心部には行かず、逆方向のヒースロー空港へ。
さよなら、ロンドンの人たち。 -
ロンドンの地下鉄のうち、ピカデリー線は地下深くを走っている。
そのため、ホームに降りるだけでもかなりの段がある駅も。
まるで、東京駅の京葉線のよう。
エスカレーターやエレベーターが見つからず、なんとか自力でスーツケースをピカデリー線ホームまで運ぶ。
さて、ヒースロー空港行きの地下鉄は、ターミナル1・2・3行きというのは何本か来たものの、目的のターミナル5行きはなかなか表示されない。
空港に行けるのか?
不安になって、駅の係員に尋ねてみる。
すると係員は、「あと5本くらいで来るよ」と教えてくれた。
ロンドンの地下鉄は2016年当時11路線あり、さらに近年もう1路線増えた。
東京の地下もすごいが、ロンドンもどんな地下してんねん。 -
自分のロンドンの相棒は、この交通カード:オイスターカード。
このカードで、ロンドン市内のバスや地下鉄に何回も乗った。
このカード、Suicaのように予めチャージし、改札にタッチすればOK。
日本と違うのは、
・時間帯によって料金が変わること
・エリア内均一料金であること(駅ごとに料金が変わらない)
・ある程度の金額までいくと、それ以上チャージがひかれることなく、実質乗り放題のようになること
である。(2016年現在)
帰国する日、ヒースロー空港で地下鉄を降りた後、カードに残ったチャージ分を係員のいるカウンターで返金してもらった。
カードは返却されず。 -
宿出発から約1時間ほどで、ヒースロー空港に到着。
チェックインフロアを目指す。
機械でチェックインはできたが、その後荷物預けカウンターに行ったら、
「早すぎます。出発2時間前にもう一度に来てください」
と言われた。
ここは巨大空港:ヒースロー、致し方ない。
結局、重いスーツケースを転がしながら、1つ大事な予定をこなす羽目に。ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
-
もう1つの大事な予定とは?
「ロンドンでも飛行機を見たい、撮りたい!」
空港の外から、飛行機の離発着ができるスポットがあることを事前に調べていたので、最後の予定に入れておいたのだ。
そのスポットであるヒースロー アカデミーという施設へ向かうバスに無事乗車。
しかし、なかなかバス車内の案内表示に
「Next Stop : Heathrow Academy(次の停車はヒースロー アカデミー)」
と表示されない。
そこで、停車中運転手に
「ヒースロー アカデミーはどこですか?」
と尋ねたら、
「とっくに過ぎたよ」
と言われた。
うわっ、最後の最後にやってもうた! -
バスを降り、スーツケースを引きずりながら、反対方向へ向かうバスに乗り直す。
運転手にメモを見せ、
「ここに着いたら教えてくれませんか?」
と伝える。
運転手さん、頼む!と凝視していたら、
2・3個目の停留所で、運転手が「降りなよ」のような合図をしてくれた。
そして、そこにヒースロー アカデミーはあった!
つ、着けたぁ~。
運転手さんに感謝。
ここの駐車場に、屋根つきの飛行機観察スポットがある。
駐車場・道路を挟んで、写真のように真正面を飛行機が次々と離陸していくのが見られる。 -
ヒースロー空港は、飛行機が滑走路から離れたときには次の機が滑走路に進入して準備しているという過密さ。
自己計測で、45秒くらいの間隔だったときもあった。
世界屈指の大空港:ヒースローはヤバい。 -
巨大機:エアバス380が浮いたー!
-
気がつくと、スーツ姿の男性もそばで飛行機の動画を撮っていた。
ここは飛行機撮影の名所みたいなもの。
海外では、日本のようにどこでも自由に飛行機を撮影できるとは限らないよう。
カメラを出すだけでも、黒色で武器のように見えるためか、警察が来る国もあるとか。
そう考えると、ちゃんと飛行機見学用の場所を確保しているイギリスは、さすがスポッティングの本場と言える。 -
イギリス最後の予定を無事果たし、再びヒースロー空港に戻ってきた。
今度は荷物預かりを受けてもらえた。
11月のヒースロー空港には、既にクリスマスツリーが。
2022年のヒースロー空港では、係員不足のため空港がスーツケースで溢れているとか、そのせいでフライトがキャンセルになったとか、発着便を抑制するように各航空会社にお願いしているとか、
聞いたことがないようなニュースがいくつも流れてきて、びっくり。 -
続いてセキュリティーチェックへ。
ここでは、4人分ぐらいの荷物を同時にエックス線にかけて調べている。
近年、日本の伊丹空港などでも似たようなシステムになっているが、当時からそういうものを取り入れていたヒースローは、さすが大空港。
そして、イギリスは出国審査がなかった。
ヒースローでは、おびただしい数の便があって、出発便のモニターで探すのにも目を凝らさないと分からない。
さらに、成田行きのゲートは、出発の1時間前になっても「Show gate number later(後で表示)」と表示されていた。
チェックインカウンターで予め聞いていたゲートに、早めに到着。
だが、ゲートにはなぜか便名や成田行きという表示がなかなか出ず、本当に日本に帰れるのか不安になってくる。
乗る20分くらい前になって、英語でアナウンスが。
「まずファーストや配慮が必要なお客さんからだよな」
と思い、待っていた。
だが、アナウンスはその1回だけで、日本語のアナウンスはもちろんなく、あと10分でゲートがしまる時刻に。
念のため自分は列に並んだ。
同じく列に並んだ日本人女性が、
「これ成田行きですよね?並んでいいんですよね?」
と聞いてきた。
「最後まで 油断大敵 ヒースロー」 -
帰りの飛行機も、イギリスの航空会社:British Airwaysで。
飛行機までのボーディングブリッジがとてつもなく長かった。
飛行機まで、100mくらいブリッジを歩いただろうか。
歩いて曲がって歩いて曲がって、後ろの人が見えないくらいだった。
ところで、自分が飛行機撮影をし、ヒースロー空港にいる間に、世界が動いていた。
ゲートにあるテレビモニターでは、
「Trump elected(トランプ氏が当選)」
というニュースがずっと流れていた。
トランプ候補が次期大統領に決定したとのこと。
それをイギリスで見ている自分。
なんて日だ! -
離陸時間になったころ、
「荷物の預け間違いがあった。今荷物を探して飛行機から降ろしているので、出発が遅れる。」
というアナウンスが。
ヒースローは、British Airwaysだけでターミナルを3棟も使っているほど巨大。
日本なら、成田と羽田を合わせたくらいの規模とでも言おうか。
結局、離陸は50分遅れに。
ちなみに、イギリス入国税とヒースロー利用料で、当時のレートで日本円にして¥18000くらいかかった。
イギリスは、そう易々と来られる国でないことは、ここからも分かった。 -
離陸はスムーズだった。
さよなら、イギリス。
帰国便は夜を追いかけていくため、離陸したら空は夕暮れに。
帰りは、デンマークやフィンランドをかすめ、ロシア サンクトペテルブルク上空に。
行きはノルウェーのフィヨルドの上を飛んだが、帰りはロシアを横断する航路を飛ぶようだ。
ウクライナ侵攻までは、当たり前のようなルートだったのに。
世界ってずっと同じままじゃないんだな。 -
機内食の時間がやってきた。
旅行記 第1弾の往路のフライトではビーフを選択。
しかし、もう一方のフィッシュを選んだらどんなメニューだったのか、実は気になっていた。
空での後悔は、空でしか挽回できない。
CAさんがついにやってきた!
「チキンかベジタリアン、どちらになさいますか?」
…ベジタリアンってなんだー!
しかもチキンだったらご飯付きだった!
痛恨の極みである。
隣の人の白米がとてもうらやましかった。
それにしても、British Airwaysの機内食は異常に熱い。
触れないほど熱々の物が出される。 -
日本で帰宅するための体力を温存するべく、しばし寝る。
次に地図を見たとき、飛行機はロシアのバイカル湖の北を飛んでいた。 -
「もうすぐシベリアを抜けちゃうで」
という頃になって、ようやく朝食が出された。
なんと朝食に選択肢が。
いわゆるイングリッシュブレックファーストが出されるようなので、ソーセージの方を選択。
ソーセージもベーコンもおいしく、このチョイスは正解だった。
外はみるみる朝になっていく。 -
飛行機が福島上空にさしかかった頃、機長のアナウンスが。
着陸に何か問題でもあるのかと思って聞いていたら、
「皆様、機体右手に富士山がご覧になれます。」
だって。
自分は太平洋側の座席だったので見られなかったが、機長、粋だねぇ。
外国人クルーにとっても富士山は、
「誰かに教えたくなる美しさ」
なんだと分かった。 -
EU離脱決定の年のロンドン訪問、
イギリス国内はもっと混沌としているかと思っていた。
しかし、自分が行ったこのときはデモ行進を1回見たのみで、街を見渡しても一旦落ち着いている様子に見えた。
本当に混乱していくのは、離脱期日が迫ったこの後、2020年にかけてだった。
1つ挙げるとすれば、自分が行ったこのとき、EU離脱決定の影響でイギリスの通貨:ポンドが下落したため、旅行客としては助かった。
プラチナジュビリーをきっかけに振り返ったロンドン、
EU離脱が済んだ現在、またコロナやウクライナ侵攻後の現在はどうなっているのか、また行ってみたくなってきた。
ここまで旅行記にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました!
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